中越・ KOBE 足湯隊 レポート 3

みなさまのご支援によって、能登半島地震救援としていち早く被災地に赴き、被災者の傍に寄り添う活動に参加して無事帰ってこられた「中越・KOBE 足湯隊」神戸大学学生震災救援隊の益本さんの活動レポートが届きましたので紹介します。ご支援、ほんとにありがとうございます。今後もしばらく足湯は継続しますのでよろしくお願いします。
 益本さんのレポートを、事務局で数回に分けさせて頂きました。
「中越・KOBE足湯隊」3月30、31日活動レポート1
                           益本禎朗
30日早朝、被災地の輪島市門前町に入る。倒壊した家屋や屋根にブルーシートが貼られている家屋が目につき、報道等で聞くよりも、被害は大きいように思えた。被害調査がまだ十分に行われていないためだろう。8時過ぎ、避難所になっている門前西小学校に入る。門前西小学校体育館には、鹿磯地区と六郎木地区の方たちが入られており、約200名の方々が避難されていたが、集落ごと、または集落内の班ごとにかたまっており、昼食も班ごとに取りにいくなど、避難所内でもコミュニティが強く活きているように思えた。
避難所の西小学校では、10時縲鰀12時まで足湯を行った。体育館の真ん中という目立つ場所で足湯が行えたためか、大変多くの方に足湯に興味を持っていただき、足湯の席が空くことは終わりまでなかった。評判はよく、僕が話をしていたおばあちゃんからは「あんた達、私の孫くらいの年だけど、孫にもこんなうれしいことされたことないわ」とありがたい言葉もいただいた。足湯を通じてお話を聞いた人の中には、避難所ではうるさくて眠れず黄紙(危険度判定・要注意)の家で寝ているという方もおり、避難所生活のしんどさを感じた。また足湯中、多くの報道陣に囲まれ、避難所の方たちは足湯の感想などをやたらと求められていたが、すでに慣れた様子で受け答えされていたのも印象的だった