能登半島地震【第28報】

皆様
RSY事務局の松田です。お疲れ様です。4月29日より穴水町災害対策ボランティア現地本部で活動している浦野より現地の報告が入りましたのでお知らせいたします。
(2007.4.29縲鰀30現在)
○現在までのボランティアセンターの活動
■仮設住宅応援パック
・仮設住宅へ入居される方々の新生活を応援したいという気持ちを込めて、ボラ連を中心に「仮設住宅応援パック」の呼びかけを実施。トイレットペーパー、カレンダー、石鹸など10点以上の種類の品物がそれぞれ45世帯分集まり、4月29日(日)午前中、地元婦人会7縲鰀8名でパック化作業を行った。
・また、穴水町ボランティア連絡協議会の所属グループと手書きのメッセージが書かれたカードも添えられた。
■「頑張ろう穴水・元気アピール大会」の実施
・4月27日(金)、避難所となっているキャッスル真名井にて、避難所の元気付け企画として実施。健康クラブに所属する地元ボランティア約15名が、にぎやかな衣装に身を包み、詩吟や踊り、歌を披露し、被災された方約15名の方々と楽しいひと時を過ごした。


■カギの受け渡しに伴う行政からの提供品の配布
・4月30日(月)、午前・午後で仮設住宅への入居者全員に対してカギの受け渡しが実施された。実際に引越し作業を行えるのは5月1日以降。地元・県内企業より寄付されたお茶碗セット(茶碗・おわん・はし・平皿・マグカップ・湯のみなど一人1セットずつ配布)と布団セット(敷布団・掛け布団・マットレスなど一式を1世帯1セットずつ)をボランティアで各戸に配布した。
○入居にあたって心配されること(ボランティアの意見)
・オール電化の調理器をきちんと使いこなせるのかが一番気がかりである。行政からの一度の説明ではおそらく理解できない可能性が高い。電気系統のトラブルなども多発する可能性がある。
・ワンルームがとても狭いので、ベッドを入れてしまったら居室が一杯になってしまう可能性が高い。高齢者などは確実に住みにくくなる可能性がある。
■引越し作業準備
・4月30日は、引越しニーズとボランティアの振り分けを実施した。穴水町ではだいたい5月1日縲鰀6日の間で19件のボランティアの申し込みがあり、ライオンズクラブ、グラウンドゴルフクラブ、ロータリークラブ、北電、野球協会、能登町民協、穴水高校、老人会、婦人会、他ボラ連所属団体など総勢約200名の方々がボランティアとして活動する。また、5月1日には、県外からは中京女子大学の学生6名が地元学童の子どもたちに対し、人形劇などのお楽しみ会を開催する。
・5月2日、穴水高校生徒60名が活動するが、地元木材店の協力を得て、各戸配布用に手作り表札を作成する。表札は既存に設置されているものがあるが、同じ造りの住宅であるため、すぐに自分の家だと分かるように目印になるような物が何か必要なのではないか、という意見が上がりこの企画が提案された。
■仮設住宅でのボランティア活動今後の予定
○足湯マッサージとお茶会の実施
・目的:住民の皆さんが今後集える場所として談話室が設置された。たたみ14畳のスペースにキッチンとトイレが設置されている。談話室の存在の周知や、住民同士がお互いに気軽に顔を合わせられるきっかけづくりとして企画された。
【第1弾】
・日時:5月5日(土)15:00縲鰀16:30ごろまで
・担当:グループ325(避難所訪問ボランティア)・神戸大学学生震災救援隊
【第2弾】
・日時:5月6日(日)10:00縲鰀12:00
・担当:神戸大学学生震災救援隊
【第3弾】
・日時:5月7日(月)縲鰀9日(水)
・担当:真言宗応援チーム(地元のお寺である医王院が今後は活動を継続する予定)
○第2回ボランティア連絡協議会 能登半島地震緊急会議の実施
・今後の仮設住宅での継続的な支援の実施と、在宅で生活する被災者のサポートを中心として、ボラ連で役割分担をしながら支援できる体制づくりのための話し合いを連休明けに実施する予定。