2009年台風9号水害(兵庫県佐用町)【第5報】

RSYスタッフ柚原です。お世話になります。
8月17日の災害ボランティアセンターでの活動の様子を報告します。
まず、名古屋から現地入りしたボランティアさん2人は、それぞれ活動を引き継ぎ、Aさんは16日に、Bさんは17日に、名古屋へ帰りました。
常務理事浦野も17日午後に現地を離れました。私が浦野の後に久崎支部に入り18日まで活動を行います。
■各部署の内訳
○本部
ボランティア数229人/次の日へ持ち越しニーズ38件
○作用支部
ボランティア数235人/次の日へ持ち越しニーズ88件
○久崎支部
ボランティア数208人/次の日へ持ち越しニーズ32件
■明日以降の動向
○平日にボランティアバスの要請
○マスコミにボランティアが不足していることを周知


■災害ボランティアセンター久崎支部の報告
○本日は作用社会福祉協議会、大阪府社会福祉協議会、京都府社会福祉協議会、地元ボランティア、RSY柚原の9人体制で運営を行う。
○現地は連日好天気で気温も高く、ボランティアに熱中症に気をつけることの周知を徹底。
○ニーズに対し、ボランティアの数が全く足りず、当日のうちに派遣できなかったケースが多い。
○午前10時30分ころから、ボランティアがチラホラとしか来ず、ニーズは増えるが、派遣が全くできない状態。
○活動内容が、家の中の寝るスペースの確保から、周囲の環境を整える作業に変わりつつある。
○今日は、申し込みがあったニーズに対して、ボランティアの派遣をした。また、おせっかい隊として、現場を歩いて各お宅を周り、活動をしてもらった。
■柚原所感
○家によって、片付けのペースに差がでてきている。泥出しは終わりかけている家が少しずつあるなか、現場を周ってみると、まだ家の中の泥出しが終わっていないところもある。
○たくさんのボランティアを派遣できれば、片付けが終わりそうな家も、ボランティアが少ないため、派遣人数も限られ、片付けのスピードも遅くなり、悪循環。ボランティアが全く足りない。
○被災者の方は疲れのピークが来ているが、片付けが少しずつ進むことによって、笑顔が見える家もある。しかし、連日の片付けで、長靴をはいて活動するため、足が蒸れ、マメができ、立つことが大変な方がいる。
○着替えが足りなくなり、避難所に少し置いてある下着を取りに行くのもやっとといった老夫婦もいる。
○被災者の声を聞く、お話隊みたいなものができないか、スタッフと検討したい。また、被災者の声を多くの人に伝えることを、18日までに何かの形で実現させたい。
○道路の何カ所に、3メートルくらいの立て看板が立ててあり、『暑中お見舞い。ボランティアの方々、ほんとうにほんとうにありがとう。負けずにがんばろうな。感謝』と書いてあった。