「アレルギーっ子への支援を考える勉強会」開催いたしました

皆さま
お世話になっております。
5月28日(金)「アレルギーっ子への支援を考える勉強会」を開催いたしました
講師:アレルギー支援ネットワーク 事務局長 中西氏
   レスキューストックヤード 浦野
当日は、18人の方にご参加していただきました。
まず、中西氏からは、アレルギー症状についてや、その原因、事例などの基礎知識を学びました。症状を引き起こしやすい食物を学び、また、それらの表示義務を知り、まず「知る」ということの大切さを教えていただきました。また、アレルギー反応の自例をお話しいただきました。アレルギー症状の例として、じんましんや呼吸困難、稀に死にいたることもあるアナフィラキシーショック症状が、2リットルの水にたった1滴アレルギーを引き起こす成分が入っているだけでも引き起こされるという怖さを学び、これは参加者の方も驚きがあったようです。100528.jpg
浦野からは、アレルギーのある子どもの災害が発生してからの避難所での暮らしを追った冊子「アレルギーっ子にやさしい防災」に沿って説明がありました。避難所生活を体験されたアレルギーっ子の母親の、炊き出しでの際、何の食材が使われているかわからないため、結局何も食べられなかった、という体験談が挙げられました。これは、食材や調味料を表記するなどの配慮があれば、安心して食べられたとのことでした。また、不衛生な環境が、アトピーやぜんそくなどを悪化させたという話もありました。この改善策として、配膳台を配って食べこぼしを防止したり、暑い、寒いにかかわらず換気をすることがあります。これらの事は誰にでもできる配慮です。避難所生活の中で、周囲の人たちが、こうしたアレルギーっ子の問題を知り、必要な配慮に気づき、実践しようと声を掛け合う事が大切だと学びました。
当日参加者からは、「講師の分かりやすい説明で、アレルギーの問題を身近に考えることができた」、また「アレルギーの問題は見た目からは分かりにくいため、もっと一般的な問題として考えて行くべきだ」との声が上がり、アレルギーについての知識を深めることがまず大切だと感じました。
尚、勉強会で使用した冊子、「地域のみんなで考えよう!アレルギーっ子にやさ
しい防災」は、ご希望の方に送料のみのご負担で無料配布致します(お一人10冊
まで)。ただし無くなり次第配布は終了となります。
また、下記からダウンロードもできますのでご利用下さい。
http://rsy-nagoya.com/rsy/allergy%20textbook.pdf

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NPO法人アレルギー支援ネットワーク HP
http://www.alle-net.com
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「アレルギーっ子への支援を考える勉強会」の報告書ができました。
下記ダウンロードしてご覧ください。
不定期学習会報告書