大雨に関する情報について [第11報]

皆さま
お世話になります。RSY浦野です。
山陽災害ボランティアセンターを拠点に活動している藤田からの24日(土)の報
告です。
被災地では、足湯ボランティアをはじめ、冷たいおしぼりや飲み物等をもって地
域を巡回する「おしぼり班」が新たに設けられ、地元ボランティア・社協・外部
支援者が連携し、一人ひとりに寄り添ったきめの細かい対応が展開されています。
上記のような地域ぐるみの協力体制が整い、地元主体の継続的な支援の見通しが
ある程度立っているということで、名古屋からのスタッフ派遣は今回で一旦終了
します。尚、藤田は本日の活動終了後、名古屋に戻ります。
今後は地元の意向に合わせて必要に応じ、外部支援者として可能な後方支援につ
いて検討・実施していく予定です。
■山陽災害ボランティアセンターの活動状況
・本日のボランティア受付 個人59名 団体16・162名 計221名
・本日の対応ニーズ 43件、完了40件、継続3件、翌日以降(日付指定ケース含
む)13件
※本日よりおしぼり班(ボラセンへ電話をかけてこられない方のニーズ聞き取り
や、被災者の心のケアが目的)、写真班を新たに設けた。
■藤田の動き
・足湯会場設営準備
・足湯チラシ配り
・出張足湯に同行(西下津地区、保健センター)
■被災地の様子
・瓦屋をはじめ、昨日に比べ様々な業者が現場に入っている様子が多く見受けら
れた。
・土曜日ということもあり、離れて暮らすご家族・親戚の応援があるお宅も多い。
・作業が段々と落ち着いてきたという声も多く聞かれる。
■現場で聞いた声
(50代女性)
家は壊すことになるからいいんだけど、物が多くてね。整理するのが大変。
(70代女性)
浸水でボイラーが壊れたからお風呂も使えなかったけど、今は入れるようになっ
たよ。
(70代女性)
ずっと休みなしだったから足がパンパン。
(80代男性)
被災当日は一気に水が入って来たけど、ひくのも早かった。プロパンガスの容器
が浮いた。
(50代女性)
カーテンについた泥が何度洗っても落ちない。
(50代女性)
足がむくみ、赤い腫れものができていたが、薬をもらってだいぶよくなった。
被害の大きかった商店街には小中学生がいる家が少なく、お年寄りが多い。ずっ
と熟睡できなかったけど、昨日はよく眠れた。
(50代男性)
一通り片付いたと思っても、家具の裏など細かい箇所をやりだすときりがない。
ボランティアさんが帰られた後も作業をやっている。日が昇ると暑いから、朝6
時~夕方6時頃まで行っている。
■感想
・清掃や片づけの最中のお宅も多いため、作業のキリがつかず、外に行く余裕が
ないとおっしゃるお宅もありますが、昨日・今日とチラシを配布した方の多く
は、足湯にいらっしゃり、「気持いい~。」「体が楽になった。」と満足して帰
られた様子。(2度お越しくださった方もいらっしゃいました。)足湯隊の訪れ
たタイミングがとてもよかったのではないかと感じました。
・久しぶりによく眠れたという声を、被災された方からもスタッフからも耳にし
ました。心情的にもだんだん落ち着いてきているように感じました。
・足湯について、25日は今日と同じ場所(商店街の一角にある屋外駐車場)を拠
点にし、中心市街地から少し離れた地域に出張で足湯ができるよう、足湯メン
バーと調整したいと思っています。また、地元の方に伝承できるような仕掛けが
できればと思っています。そのためには、ボランティアの学生を引率してきた先
生や社協の職員さんに実際に体験してもらい、よさを実感してもらえたらと思っ
ています。中心市街地以外の場所でも足湯を体験してもらえるよう、25日(日)
は出張足湯組を今日よりも充実させる予定です。