感謝祭

長患いだった風邪を大方撃退することができ、今日からようやくいつも通りの生活に戻りました。ご心配頂いた皆さま、ありがとうございました。
ブログもやっと再開です。
しかし、今回の風邪は本当に長かった。
約1週間、ほとんど部屋から出ずにいたら、季節が秋から冬に変わっていてびっくり。
DCの冬はとにかく寒く、1月~3月はマイナス0℃を切るらしいので、寒がりの私は今から寒波の到来に恐れおののいております。
さて、もうすっかり過去のこととなりましたが、去る11月25日(木)は感謝祭(Thanksgiving Day)でした。
これは、アメリカとカナダの祝日の一つで、アメリカでは全米が休日となるナショナルホリデーとして位置づけられており、毎年11月の第4木曜日がその日に当たります。
この日は、遠方に住む家族や友人が大集合して、盛大な食事会が行われます。語学学校の先生いわく、「感謝祭は自分にとって1年のうちでもっとも大切な行事。身近な人たちへの感謝と絆をより深める日。クリスマスよりも、ニューイヤーよりも重要なんだ」とのこと。そんなアメリカ文化の一大行事に参加してきました。
私には、今回の渡米にあたり、足を向けて寝られない程お世話になっている大切な友人夫妻がいます。彼らはメリーランド州に住んでいるため、普段は少し離れていますが、現地での私の一番の心の支えとなっている方々です。
今回は、ご主人のご実家に2泊3日でお世話になりました。
さすが、盛大な食事会というだけあって、当日集まったのは、ご主人のご両親、お姉さん家族、ご両親の友人など15名。
日本でいうお正月かお盆を過ごしているかのようでした。
さて、感謝祭の朝は台所から聞こえるお料理の音で目覚めます。
朝早くから、家族総出で夕食の準備に取り掛かるのです。
私も非力ながらお手伝いさせて頂きました。
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サラダ、スープ、マッシュポテト、ソース各種、デザートのかぼちゃ・なし・りんごのパイ・・・沢山の料理が次々と作られていきます。そして最後にメインの七面鳥が登場。
2時間以上巨大オーブンで焼き続け、こんがり見るからにおいしそうな七面鳥を家の主が
切り分け、盛り付けます。フォークとナイフを使い、手術さながらに解体していく姿を見て、思わず主に「ドクター!」と叫ぶ私。そして主は私に「ナース、メス!」と叫び、無事に手術・・・いや、盛り付け作業は終了しました。
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食卓もキャンドルと秋をモチーフにしたオーナメントできれいに飾られ、「これぞアメリカ!」と心の中で呟きました。
お祈りをして、いよいよ実食。
どれもこれも、素晴らしくおいしいお料理でした。
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家族みんなで食卓を取り囲み、友人のご両親もとてもうれしそう。
1年に一度、家族や友人たちとの「絆」を再確認し、互いに感謝し合うという、とても大切な日であることがよくわかりました。同時に、日本の家族や友人の顔が重なり、少しセンチメンタルな気持ちにもなりました。
最後に、私のアメリカの家族を紹介します。
友人ファミリーです。彼らと出会ってかれこれ13年。
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私にとっての感謝祭は、彼らとの縁と絆を再確認し、感謝するためのものだったかも知れません。