新燃岳噴火災害について[第 12 報]

皆様
RSY事務局加藤です。
2月13日、14日の活動をまとめて報告させていただきます。
来月3月13日(予定)の開催を調整している「被災地車座トーク」の開催の準備等で都城市・高原町に来られていた日本災害復興学会復興支援委員会の関係者が、私たちが高原でお世話になっているお寺さんを訪ねてこられました。お寺さんからは「在宅の高齢者の方への支援が心配」「先の見えない火山災害で長期戦に備えるためにはどうすればいいのか」「どうやって要望を行政に伝えたらいいのか」などの質問がなげかけられ、関係者のみなさんからは島原、有珠山、三宅島の経験談をまじえた話が伝えられた。来月の車座トークでも、住民のみなさんに「不安を与えすぎるでもなく、安心させるでもなく、でも、火山は恐いということを知ってもらいたい」との思いがあることが語られた。
お寺さんのネットワークの広さには驚くばかりである。今は私たちが行っている足湯の活動を今後一緒にやってくださる(将来的には中心となってくださるような)方を探している。一緒にミーティングをしながらも、坊守さんが次々とご自分の持つつながりの中で電話をかけているところだ。その何人かが夜の


避難所での足湯にも参加してくださった。中には普段から傾聴ボランティアをやっている方もいらっしゃる。たくさんのつながりを積極的に活かし、彼女の高原をなんとかしたい」という強い思いが人を動かしていると感じる。
14日は、いよいよ神戸から足湯隊5名が到着した。大分からも2名と一般ボランティア1名も到着し、計8名が活動に加わった。
今日は、これまで夜の避難所での足湯でお聴きし、MLでもお流ししているような「被災者のつぶやき」をまとめ、被災地NGO恊働センターの吉椿氏とともに高原町ボランティアセンターに提出した。「避難所にお茶のみ場のような憩いのスペースをつくったらどうだろうか」「自宅の灰降ろし作業だけでなく、地域の灰捨て場でお手伝いするボランティアを派遣したらどうか」などの提案をあげた。
そして本日は、大人数での夜の避難所での足湯(7日目)となりました。昨日より暖かいお茶を出し始めたことと、こちらの人数が多いこともあって、足湯後も残ってお話される方が増えた。今日は少し客観的に見て、被災者のみなさんと足湯隊の学生が笑顔で話している姿がとても印象に残っている。「足湯を楽しみにしている」の声もあり、ただの「よそもの」が身近な「よそもの」になってきている気がして、今後もこの活動を続けていきたいと感じている。
※ボランティア活動支援金にご協力ください!
郵便振替00920-7-75997「震災がつなぐ全国ネットワーク」
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