新燃岳噴火災害について[第 23 報]

皆様
RSY事務局大谷です。
本日2月24日(木)の報告をさせていただきます。
なお、柴田・大谷は本日をもって次の者に引継ぎ、栃木・名古屋に戻りました。
■活動内容
10:00~11:30 デイサービス みやま園にて足湯(約10人)
13:30~14:00 椎茸農園Fさん訪問
14:00~15:00 周辺調査(夏尾、御池周辺)
15:00~16:00 Mさん宅訪問(先遣隊が避難所で足湯をしていた際に初めのころから参加してくださっていたご家族)
■状況
・昨日の雨はやみ、灰が砂利のようになっている。
・新燃岳 夕方に2回噴火(夕方は外に出ていたが、噴火の音もなかったため気付かないほどだった。ニュースで知る)
■見たこと
・夏尾のあたりには、軽石がたくさん転がっていた。大きいものだと4~5センチの軽石があった。瀬田尾で見せていただいた尖った黒い噴石に比べ、丸く、ごつごつして軽い噴石。灰の粒子は、今まで見てきた地区の中でも一番粗い。
■聞いたこと
<みやま園にて(90代女性)>
・噴火しているとき、雷が見えて怖かった。
<椎茸農園Fさん(70代女性)
・椎茸は、急にぽっと出来るものじゃないからね。原木を切ることからやって、椎茸ができるのに3年はかかる。
・干し椎茸の色が違う。もっときれいな色だもんね。見たらわかる。
・今年は豊作になるはずだった。
・椎茸を採るのにもコツがある。素人にはできないよ。
<夏尾周辺 道路にて(70代女性)>
・軽石が飛んできて、窓ガラスが割れた。
<Mさん(50代女性)>
・(山野草を育てていらっしゃる)避難所から帰ってきて、やる気力がなくなってしまった。


<Mさん(50代男性)>
・夏尾のあたりの土石流が心配。
■気付いたこと、感じたこと
・3日間デイサービスで高齢者の足湯をさせていただき、30人ほどとお話をさせていただいたが、みなさん家の灰の除去はご家族にやってもらったとおっしゃっていた。
ボランティアを派遣してもらったなどの話はなかった。
・農業支援について、引き続き傾聴しながらやっていきたいと思った。収穫に打撃があり、精神的にもかなりつらい中仕事をしていらっしゃる。お話をうかがう中から、出来ることを見つけていきたい。
※この報告書に対するご意見・ご要望をお聞かせください。活動の参考にさせていただき、それに対して、何らかのアクションを取りたいと考えています。
※ボランティア活動支援金にご協力ください!
郵便振替00920-7-75997「震災がつなぐ全国ネットワーク」
通信欄に「新燃岳噴火災害」とご記入ください。