新燃岳噴火災害について[第47報]

皆様
RSY事務局藤田です。
3月20日(日)の報告をさせていただきます。
本日は被災地NGO恊働センターの頼政良太さんと活動をいたしました。
なお、藤田は本日名古屋に戻りました。
今日は朝から雨模様。途中どしゃ降りと言ってもいいほどの雨が降った。
「こんなに雨が降って、土石流は大丈夫なんか。」と不安の声を聞く。
今日は連休ということもあり、いつもより多くのボランティアさんが参加された。
午前は、役員交代の話合いの場に地域の方が集まるとのことで、その場で足湯をさせていただいた。体験された方からは、「あ~、ポカポカする。」、「火山灰が目に入り炎症を起こした。今お医者さんにかかっている。」などという声。初めて足湯を行うボランティアさんからは、「緊張して、それが相手に伝わったのではないか。」、「人の肌に触れ、ありがとうと言われ、心が温かくなった。」という感想を聞いた。
また、一部お寺に残ったボランティアさんが、今日もお持ちいただいた大根を一つ一つ丁寧に洗う作業をされた。
午後からは、今まで徐灰作業や足湯で訪問させていただいた中で、気になるお宅を再訪問することになった。2班に分かれ、合計5軒のお宅に向かった。牛舎の地面の徐灰をさせていただいたご夫妻のお宅では、気になっていた屋根の灰について聞くと、「息子がやってくれたから大丈夫だよ。ありがとうね。」とのこと。また、高原ハートムさんのことをご紹介させていただいたご婦人宅では、「あれから大分楽になったよ。」と言ってくださった。
レポートにて何度もご紹介している通り、お話を伺った方の全員と言っていいほど、東北・関東大震災の被災者への思いをお話くださる。しかし、ここまで約2カ月の間、土石流の恐怖におびえながら、終わりの見えない灰の除去をやってきたという状況に、改善がみられたわけではない。もちろん、地域の方々の努力や様々なボランティアさんの手が入ったことと、最初に比べ噴火の感覚が長くなってきたことで、町が元のように戻りつつあり、被災された方の不安な気持ちや心
配ごとが軽減されたと感じる。しかし、今は落ち着いているように見えても、今後特に梅雨の時期は土石流の危険性が高まり、生命を脅かす事態になるかもしれない。そのような、また支援の手が必要となる時が来たときのために、今のうちから「助けて。」と言える、取り残される方がいないようにするための基盤を固めておく必要があると感じた。
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