足湯ってこんなカンジ!講習会開きました

 皆さま
 お世話になっております。
 私たちが東日本大震災の被災地で重点的に行っている「足湯」のボランティア活動について詳しく知っていただこうと、神戸から被災地NGO恊働センタースタッフの吉椿雅道さんを招いて8日夜と9日午前の2日間、「足湯ってこんなカンジ!講習会」を開きました。
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 吉椿さんは東洋医学を学んだ経験などを生かし、1995年の阪神・淡路大震災のときから被災地での足湯ボランティア活動を続けています。東日本大震災でも神戸からいち早く被災地に入り、山形・米沢や宮城・名取などを中心に支援活動を展開。3年前から続けている四川大地震の被災地支援と並行して活動を行っています。
 今回は当法人事務局が入る名古屋建設業協会の会議室で、実際にお湯やバケツを用意し、吉椿さんから足湯の仕方を手ほどきしていただきました。参加者はほとんど初心者でしたが、互いにマッサージをしたり、されたりすることで足湯の効能などを体で感じることができたようです。
 実習の後には災害ボランティアの意味や心構えなどについて講演し、足湯が「一人ひとりのつぶやき」を拾うことで「一人ひとりの復興」を実現する手段であることを強調。四川大地震で、崩れた煉瓦や材木も再利用しようとする村人の思いを聞き出しながら一つ一つの煉瓦を片付けていったのに、何も知らない軍が来てすべてを壊してしまった話などから、「まず被災者の文化や生活を知ることが大事」「一人ひとりの被災者が違うから、ボランティアもいろんな人がいていい。力は被災者の裡(うち)にある。それを引き出すのがボランティアの役割」などと説きました。
 参加者の中には今後、七ヶ浜へのボランティアバスに参加する予定の方も多く、「実際に体験できてよかった」「ボランティアの心得がわかった」といった声が聞かれました。
 ボランティア初心者、ボラバス参加者向けのこうした説明会などは随時開催していきます。7月16日(土)10:00~12:00には「集まれ!RSYボランティアvol.2>>申し込みフォーム」がありますので、ぜひご参加ください。