宮城県七ヶ浜町報告【第40報】震災から半年、浜への誓い

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 お世話になっております。スタッフの関口です。
 宮城県七ヶ浜町での「復興まつり」の翌日は、震災発生からちょうど半年の節目でした。
 名古屋からバスで訪れたわれわれボランティア約40人はこの日の午前中、前日のまつりの会場にもなった「菖蒲田浜」の清掃活動に参加しました。
 これは日本サーフィン連盟が主催する「ビーチクリーンACT2011」の一環で、全国から100人を超えるボランティアが集まり、一緒に活動。大小の流木から発砲スチロールの破片や漁網まで、浜に流れ着いていたさまざまなものを片付けました。
 震災直後はがれきの山で近づけなかった浜も、すっきりときれいに。最後に全員で海に向かって黙祷し、記念写真も撮りました。
 ただ、堤防や隣接する海浜公園はまだ津波の傷跡が残り、本当の復興はこれからだと感じさせます。
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 その後、一行は町の中央公民館に移り、これまでの支援活動でお世話になった地元の方々7名を囲んで、この半年間のお話をあらためてうかがう交流会の場を設けました。
 地元の方々は震災直後の生々しい状況を再現し、つらく長い避難所や仮設住宅での生活について話してくださいました。
 ある方は津波で流された家の跡に残っていたという白黒写真を見せてくださいました。とても鮮やかなプリントが残っており、そこに映っている昔のお母さんの姿を指さして「これを見ればまだがんばれる」。
 またある方は、全国から駆けつけたボランティアに対しては「また来るからね、と言ってくれるたびに心に響く。あたたかい言葉だ」としみじみと語ってくださいました。
 最後に名古屋の皆さんが作ってくださった「輪っか和っか」をプレゼントして、お別れしました。
 今回は現地で2日間の本当に短い活動でしたが、今後もこの町の復興、浜の再生のためにお手伝いをしたいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。