宮城県七ヶ浜町報告【第77報】紀宝町の皆さんありがとうございました!

みなさま
RSY浦野です。
先日、七ヶ浜に昨年の台風12号・15号の影響で大きな被害を受けた、三重県紀宝町の皆さんから『感謝のミカンたわし』が届きました。
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これは、昨年11月に七ヶ浜の仮設住宅やボランティアきずな館を訪れる住民の皆さんのご協力を得て制作した、紀宝町応援グッズ『カエルちゃん人形』のお礼として届けられたものです。
※詳細は二番目の写真をクリック!
紀宝町より七ヶ浜へ(2月18日中日新聞).jpg
『ミカンたわし』は一つひとつ全て手作りで、心配して下さった皆さんへの感謝と「お互いに辛い時期を乗り越えていきましょう」というメッセージが込められているそうです。
昨日『ミカンたわし』を、RSYボラバス47陣22名と、きずな館に泊まっている個人ボランティアさん1名で、応急仮設住宅421戸にお届け致しました。
また午後からは、『カエルちゃん人形』を作成して下さった七ヶ浜の住民の皆さん12名をゲストにお迎えし、ボラバスチームとの交流会を開催しました。交流会の中では、紀宝町社会福祉協議会のHさんや、紀宝町の住民の方から頂いたお手紙を代読させて頂きました。
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それを聞いて微笑んだり、頷いたりと熱心に耳を傾けつつ、
「私は家が無事だったんで、何かお手伝いしたいとずっと思っていたけれど、何ができるかわからなかった。でも、こういう機会がもらえて、役に立ててうれしかった」
「家は流されてしまったけど、今まで沢山の方々に七ヶ浜を応援して頂いた分、恩返しのつもりでお人形づくりに参加した」
などのコメントをお聞かせ下さいました。
一部損壊でも修繕費に数百万円かかったというお話、ライフラインの寸断、物不足、余震への恐怖、ペットへの対応、ご近所での助け合いの様子など、今までの被災地とは違った角度からの3.11のエピソードを聞かせて頂きました。住民の方一人ひとりに、「あの日あの時」のエピソードがあり、私たちは、その一つひとつにまだまだ耳を傾けきれていないということを改めて感じました。
最後は、お互いに出会えたことへの感謝と記念にみんなで集合写真をパシャリ。
ミカンちゃんと一緒に、と~ってもいい表情を見せて下さいました。
「感謝のミカンたわし」。
その名の通り、紀宝町からのまごころが生み出してくれた「感謝の繋がり」が、ここにもまた育っています。