宮城県七ヶ浜町報告【第90報】子どものチカラ。

皆様

お世話になっております。ボランティアきずな館 郷古です。

暖かくなり、子どもたちも天気がいい日は外で駆け回っています。
しかし、風が吹くととっても寒い!寒さに強い子たちですが、まだ上着は手放せませんね。

今回はそんな子どもたちが、4月22日に行われる月に一度の町のイベント
「七の市」にレスキューストックヤードのブースでお店を出すことになりました。
なぜ、そんな事になったのか・・・。
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私は毎月行われていたその「七の市」のイベントブースの内容を決めるために悩んでいました。
すると近くには遊びに来ていた子どもたちが・・・。
「あーでもないこーでもない」とぶつぶつ言っている私に
「こーすればいいんじゃないの?」と半ば呆れた顔でしたが、アドバイスしてくれたのです。

しかし・・・おもしろい。
助言は的を得ていました。
何を隠そう私が考えていたのは「子どもが楽しむのを前提とした」ブースなのです。
子どもたちを楽しませるブースには「子どもたちの目線」は必要なものでした。
子どもたちは、私が考えていた案にどんどん(遠慮なしに)アドバイスをくれました。
いつの間にか、私がアドバイスされる側に回っていたのは驚きました。
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その月の子供向けブースは大成功しました。
アドバイスをくれた子たちは当日に予定が入っていて、イベントには参加できなかったのですが、なんと・・・。
「ちゃんと先に予定を教えてくれていたらイベントの方に来て手伝ったのにさぁ?なんで言ってくれないのよ」
と後日語ってくれました。

ならば・・・すかさず
「それじゃ、来月は手伝ってもらおう。どうもにも俺だけでは難しいし、正直・・・君たちの案はおもしろい」
と言って協定は結ばれました。

週一回のミーティングを重ね、企画内容から準備物の買い出し、そして当日運営、片付けまで子どもたちが主体となってイベントに
子ども向けブース出店ボランティアスタッフとして参加をします。
お客さんにも楽しんでもらって、尚且つ自分たちも楽しもう!

そして、4月22日が間近に迫っています。
一緒にがんばろう!子どもたち!「子どもの考え、チカラ」を見せてやろうじゃないか!
私は本番がとても待ち遠しいです。

宮城県七ヶ浜町報告【第89報】寒中見舞いプロジェクト その後

お世話になっております。RSY飯田です。

ボランティアさん発案の、1月上旬に配布を行なった「寒中見舞いプロジェクト」。
寒中見舞いプロジェクト報告ブログはこちら

お返事を書いたとおっしゃる方もいらっしゃり、名古屋と七ヶ浜を結び、
「忘れていないよ」という想いを届けるプロジェクトは、報告会も含め、大成功でした。
ボランティアを含むご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございます。

その後、寒中見舞いのお返事のお返事が、きずな工房の大工のCさんの元に届き、
同じ方から2度もお手紙をいただくなんて…と、うれしそうにお手紙を見せてくださいました。

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1枚1枚が七ヶ浜町の方を笑顔にし、勇気づけていることと思います。
七ヶ浜や被災地に来れなくても、「忘れないこと」をきちんと伝えること。
それだけで、人のつながりを感じることができ、励みになっていることでしょう。

昨年度、私はボランティアとして、寒中見舞いプロジェクトに参加させていただきました。
その時のお手紙が、少しでも七ヶ浜の方の心をあたためることができていれば、幸いです。

宮城県七ヶ浜町報告【第88報】「七ヶ浜 RAINBOW project」第2弾!

お世話になっております。RSY飯田です。

きずな工房・裁縫の部 の今をお伝えします。

ブラザー工業さんからのミシンの寄贈をいただいてから、嬉しそうに裁縫をされているお母さんたち。
「ミシンは小さい時に学校で習ったから、みんなできるのよ」と話され、
それぞれのご家庭には、必ず1台のミシンがあったようです。

おしゃべりしていると、「全部流されたから…」という言葉を頻繁に耳にする現実に、
笑顔でいてくださるお母さんたちとのギャップに、何とも言えない気持ちになってしまいます。

現在、裁縫の部では「七ヶ浜 RAINBOW project」の第2段が進行中。
まだ詳しくはご紹介できませんが、美味しくてかわいい「復興スイーツ」と、
「カエルちゃんグッズ」をセットにして販売します。

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ご期待ください!

宮城県七ヶ浜町報告【第87報】足湯~1年間を通じて~

皆さま

お世話になっております。

きずな館スタッフの清水です。
七ヶ浜町はまだ桜は咲いておらず、時々雪がちらついたりとまだまだ寒い日が続いています。そんな中、仮設住宅の集会所では子供が飛び回ったり、おばあちゃ んたちはお茶っこ(お茶のみ)をしたり、若ママさんたちの子供をしかる声が聞こえたりととても賑やかな場所となっています。ある赤ちゃんは夏に会った時は やっとハイハイができるようになってばかりだったのに、今では足湯のひしゃくを嬉しそうに2本持って集会所の中を歩き回っています。こういった、子供の成 長を見届けていけることも集会所にいるみんなの楽しみになっていたりするのかなと感じました。
2011年3月26日から足湯が始まり、この活動も1年が経ちました。
活動回数 150回、利用者 2166人、ボランティア1028人以上(2012/4/9現在)
これまで多くのボランティアさんと利用者さんのおかげで今日まで活動を続けることができ本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今では、東北学院大学の学生さ んに依頼をかけ、7月から継続的に活動を一緒に行っています。学生の中には初期からずっと参加してくれている人もいて、常にオレンジ色のパーカーを着て活 動していた学生は子供たちから”オレンジマン”と呼ばれて親しまれています。
初めて仮設住宅で活動した時は利用者の人数も少なく、すごく静かで住民のコミュニティーはなかなか出来ていませんでした。しかし、今では足湯友達というの も出来てきており、毎回来ている人の顔が見えないと「心配だけど足が悪いから、代わりに見てきてくれる?」といった声も多く聞くようになりました。毎週の ように足湯が行われてきた集会所では、足湯がないと「待ってたんだよ」「もうやらなくなったのかと思った」「あんだの名前忘れちゃったよわ!」と足湯を楽 しみに待ってくれる人も出てきて、本当に嬉しく思います。
今ではボランティアの数も減り、なかなか集会所に行けないという時もありました。久々に会ったお母さんから話を聞くと「イベントとか特別なことはしなくて いいから、とにかくここ(集会所)に来てほしい。何でボランティアさん来なくなっちゃったのかな~」とさみしいという声を聞きました。ボランティアさんの おかげでがれきなどはなくなり町はきれいになりましたが、これだけで復興は終わりではありません。目に見えない心の支援はこれからが大切になってくると思 います。1年が経った今でも、被災者の心に刻まれた悲しみは消えることはありません。そのような人々が一歩でも前に進めるように、私たちボランティアがポ ンっと背中を押してあげる、住民の人のパイプ役となり人々をつなげることがこれからは必要となってきます。足湯ボランティアはこれからも継続的に活動して いきます。機会があれば参加してみてください!老若男女問わず、誰でも参加できます。
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*最後に最新のつぶやきを少し紹介したいと思います。

・東北の人は元気でしょう。いつまでもくよくよしていてもしょうがないからね。命が助かったんだから。とにかく前に前に進むしかないよ。(70代 女性)

・最初は引きこもってばかりいた。今、この仮設にいる人は皆、国際村にいた人が多い。その頃から少しずつ出るようになった。今日みたいに天気のいい 日は家の窓を全部あけて、空気を入れ替える、それだけでも違う。家の中にいてテレビを見てるだけじゃダメ。右手の親指の関節が曲がらないことがあるが、風 呂に入ったりしているときはなるべく動かす、すると少しは動く。(50代 女性)

・1年や2年じゃ、変わらんからなあ…。ずっと仮設住宅に住み続ける。(70代 男性)

・足湯は楽しみにしているけど、次いつやるのか中にしか書いていないから閉まっていると見られないので、建物の外に書いてほしい…。日中働いて いる人は中に入って見られないし、通りがかった時に見られるようにポスターとかビラを張ってほしい。仮設の天井が結露してしずくがぽたぽた落ちてくる。壁 にしか断熱材が入ってないのかもしれない。職場の人に仮設に住んでいる人がいないからあまり言うと嫌がられるので、もう何も言わないことにしている。 (40代 女性)

・若い頃は北洋漁船で遠くまで行ってた。アラスカとかロシアとか、カニを獲りに行くと半年は帰ってこなかったな。毎日カニばかり、カニみそなんて海に捨てたよ。マグロもとった。今度はいつ来るの?桜の咲くころにおいでよ。(70代 男性)

・弟がねー、お姉ちゃんとゲームの取り合いでケンカするのー。1台しかないから。でもねー、私は見てる方が好きなの。だって全然できないし。弟バレンタインにチョコ2つもらったんだよー。モテモテでしょ?(10代 女の子)

・ 最初はこんなところに出られなかった。おじいちゃんは流されて、自分も一緒に流されればよかったと思っていた。今娘と孫と暮らしている。一緒にいれて良かった。あんたも私のように長生きできるようにしっかり握手しよう。(80代 女性)

宮城県七ヶ浜町報告【第86報】響く工具の音

お世話になっております。RSY飯田です。

ついにスタートしました、きずな工房「木工の部」。
開所時間の10:00から、毎日工具の音が工房に響いています。

何を作っているのかとのぞいてみると、あっという間に工具箱が2つ完成。
準備の時間があったにもかかわらず、1時間程度でした。さすがです。

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その翌日、お隣の裁縫の部のお母さんたちが日向ぼっこできるように、
3人がけのベンチを作ってくれました。

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「次は作業台がほしいなぁ」と、大工のCさんも張り切っています。
また、先日看板作りのお手伝いをさせていただいた、はまぎく児童館さんから、
「看板がきれいになったから、ポストも作ってくれないかしら?」とご依頼をいただいています。
はまぎく児童館看板作りのブログはこちら

なんだか忙しくなりそうな予感です。

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宮城県七ヶ浜町報告【第85報】住民の声

皆様
いつもお世話になっております。ボランティアきずな館 郷古です。
震災から一年が経ちましたが、それに伴い新たな悩みもでてきています。
住民の方々に心境の変化もあります。
ここ最近、私が聞いた住民の声、「つぶやき」をお伝えしたいと思います。
●一年経って最近やっと家をリフォームできたんだよ。一階だけ水を被ってさ、大規模半壊だったから俺んとこはリフォームできたんだけど、浜の近くの人は大 変だわな。リフォームするには壊れすぎてる。建てるのにも、取り壊すのにもお金がかかるからなぁ。悪い気もするけど、そこは仕方のないよねぇ。(50代男 性)

●家直ったんだよー。一度泊まりに来てね。でもね、なんだかねぇ、もう一年経っているのにあそこ(被災したご自宅)に行くと具合悪くなるんだよ。家が直っても、住めなんじゃ意味ないからね。一週間に一回というペースで泊まって身体を慣らしていくよ。(50代女性)

●一年経って、おかげさまで家を新しく建てて住んでいるんだよ。食べ物もあって、水もでる、電気もつく。当たり前の生活だけどなんか居心地が悪い。 体調も良くはない。何でなんだろうね。松林(防災林であった)が津波でやられて海が近く感じる。津波を見ているからそんなこと言うんだけど、これは(津波 を)見たものにしか分からないよ。心の中からは絶対に消えないよ。(50代男性)

●近所の人とさ、おしゃべりするとすごく楽しいんだけどさ、私が話したことが尾ひれがついて街中を回るんだよね。本当はそんな事してないのに、周り から変な目で見られるんだよ。それが何回かあってね、嫌になってしまったんだよ。だからこそボランティアさんは七ヶ浜の人ではない分、噂は広まらないしす ごく聞いてくれるから助かってるよ。何にもない町だけど、また来てくれると嬉しいねぇ。(50代女性)

●本当にいい事はないよ。この震災にいい事はない。家もやられたし、身体も悪くした。お金もないし、命だけあるみたいなもんだよ。でも、こうやって こんなことを聞いてくれて、一緒にいてやってくれる(瓦礫の撤去や、お茶のみなど)あんたみたいな人と出会えたのは嬉しいことかな。(60代男性)
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一年経った今、ボランティアは何のためにいるということを考えされられます。無造作に置いてある瓦礫を見ると気が滅入ります。それを撤去する活動は必ず必要です。しかし、瓦礫撤去をして「きれいになったー帰ろう!」ではもったいないのです。
ボランティアの依頼をした住民の方は、「せっかく来て、綺麗にしてくれたのに顔も見ないで・・・帰ってしまった。お礼を言いたかったねぇ。」と言っています。

住民の方々はボランティアさんを求めています。何をして欲しいというわけでもなく、会ってお話ししたいのです。
七ヶ浜に来たボランティアさんと会って、話をして、仲良くなって・・・お手紙や電話で交流をしている人たちを何人も見ています。
住民の方々はボランティアさんとの交流は「嬉しいし、楽しい」とのことだそうです。これからもボランティアと地元の方々の交流の場を増やしていきたいです。

宮城県七ヶ浜町報告【第84報】きずな工房・木工の部スタート!

お世話になっております。RSY飯田です。

生きがいづくりの場・きずな工房の「木工の部」がついにスタートしました!

きずな工房のブログはこちら

この中心となる方が、台風12・15号の被害を受けた紀宝町へ届けた「カエルちゃん人形」の
メッセージキーホルダーの作成や、七の市商店街の看板の取付けのアイディアをくださった、大工のCさん。

カエルちゃん人形についてはこちら

Cさんには以前から、「木工の部」のオープンのお手伝いをお願いしていたのですが、
もともとお身体が弱いことや震災のストレスで、体調を崩されていていました。

4月になってあたたかくなってきた頃、気持ちも体調も上向きかな?と思い会いに行くと、
お元気そうな様子で「そろそろ始めるかな。」とお声をいただきました。

そして今週から、一緒に工具や備品のお買物に行き、「木工の部」がスタートしました。
また、工房で使用する木材は、黒川森林組合さんからご提供していただきました。
この木材も、Cさんの回復を心待ちにしていたことでしょう。
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にぎやかな毎日を過ごしている「裁縫の部」の
お母さんたちに続き、お父さんたちが集い、
ワクワクする時間を過ごす「木工の部」を、
どうぞよろしくお願いします。

 

宮城県七ヶ浜町報告【第83報】つぶやき

お世話になっております。RSY飯田です。
最近の地元の方の声をご紹介します。

●俺の家は、自宅の2階だけが残ったんだ。3月末にボランティアさんに掃除をお願いして、大勢で来てくれたんだけど、ゴミじゃないもの捨てたり、飼料を庭 にまかれてしまったりと大変だったのさ。それから家はそのままになってしまったんだ。まだ修理するか壊すか決めてないんだけど、片付ける気になれないまま 冬が来て…冬寒いから、ボランティアさんにお願いするのも申し訳なくてね…1年たって暖かくなったら、泥かきからお願いしてみようと思ってる。今 度は数人でいいから、一緒に話をしながら掃除したいな。先のことはわかんないけど、猫や鳥が入ってくるからガラスは新しくしたし、できたらまたここに住み たいんだ。(きずな館にて・60代男性)
●今仮設に住んでるんだけど、夏頃までは、引きこもって家から出れなかったり、何にも手につかなかった時期もあるんだけど、いろんな人の応援があって「こ のままではいけないなー」と思えるようになったのよ。今では、畑をしたり、ぞうきんを縫ってお小遣いを稼いだりしてるの。それに、知らなかった地元の人と お友達になれたり、遠くから来てくれるボランティアさんと知り合えたりして、大変だったけど嫌なことばっかりじゃないなーって。いいこともいっぱいあった の!本当にみなさんのおかげ。だから、これからは自分の足で歩いていきたいし、恩返しもしなきゃね。
(仮設住宅にて・70代女性)

●(菖蒲田浜前、基礎しかないご自宅を指さして)ここうちなの。毎日こうして見に来てる。子どもも一緒に来て、散らばってる玄関のタイルで絵を書いたりし て遊ぶの。雨が降った次の日は、物が見つかることも多いのよ。ここは庭なんだけどね、いろんな花の芽が出てきてて…咲くのが楽しみ。最近(敷地内に) ゴミを置いていく人がいるの。しかも隠すように見えない所に置いて。何もないけど、うちはゴミ置き場じゃないんだから。。(菖蒲田浜にて・50代女性)

●家にいてもやることがなかったから、つまんなかったんだ。ご近所さんも遠くになってしまったし、外に出るっていっても何したらいいんだか。でも、ここへ 来れば大好きな裁縫ができるし、おしゃべりしながら笑って過ごせるし、毎日楽しいんだ。こんなに(布やミシンなど)支援してもらって申し訳なく思ってしま うけど、応援してくれてるんだーと思うとがんばんなきゃって背中押される気分。本当にありがたい。春になったら、みんなでお花見に行きたいね。この辺は、 君が丘公園の桜がキレイなのよ。(きずな工房にて・70代女性)

すっかり生活が変わってしまって、毎日をどうすごしたらいいか困ってしまうよ。できるだけ午前中は、買い物や友達に会ったり、出掛けるようにしてるけど、 お昼を食べてから夕方までの時間がつらいね…ここの仮設には友達がいないし、寒い時期は身体の調子が良くないから、家でじっとしてるだけになってしま う。自分でも何してんのかなーって思う時もあるけど、何もする気が起きないんだ。何で助かってしまったんだろって、今でも思うよ。
(仮設住宅にて・60代男性)
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震災から1年経ちましたが、劇的に状況が変化したわけではありません。
変化する環境や生活に振り回される中、苦難を乗り越えるために様々なご苦労をされています。

そんな中、たくさんの地元の方から聞く「ボランティアさんに感謝」という言葉。
また七ヶ浜の方は、ボランティアバスを通じ、名古屋から来てくれる方との交流を楽しみされています。

RSYでは今後もボランティアバスの運営を行なっていき、地元の方を応援するプログラムを計画していきます。

 

宮城県七ヶ浜町報告【第82報】心無いゴミ問題

いつもお世話になっております。RSY飯田です。

七ヶ浜では、つい先日まで雪の降る寒さでした。
やっと桜の開花が待ち遠しい、春の足音が近づいてきています。

気持ちの良い朝の日差しに誘われて、菖蒲田浜へ散歩へ行きました。
その時に目にしたのは…
枯れた雑草や残された家の基礎の影に隠すように置かれている”新しい”空き缶・ペットボトルなどのゴミ。
中には、ボランティアセンターで配布されている水のペットボトルもありました。

また浜付近では、多くの方に出逢います。
毎朝ご自宅があった場所に、何か見つかるかもしれない…と足を運んでいらっしゃる方、
仕事ができなくなり仮設住宅での生活で息が詰まるからと農業を始めた方、海を眺めに来ている方など。
気軽に挨拶をしてくださり、時にはポツリポツリとお話をされる方もいます。

津波が押し寄せた地域は、ヘドロやガラス混じりの土壌、流された生活用品、枯れた木や雑草が広がり、
片付いているように見えても、人の手が入らないとキレイにはならない現状です。
しかし、人の手で町が汚されている現実に、悲しみと怒りを覚え、残念でなりません。

その翌日、軍手とビニール袋を片手に、散歩ついでのゴミ拾いを行うことにしました。
最近はそんな心無いゴミ問題にも「負けてたまるか」といった気持ちになっています。
天候にも左右されますが、無理なく続けていけたら…と思っています。

ボランティアきずな館の利用について

こんにちは。はじめましてご挨拶をさせていただきます。
今年度より、きずな館のスタッフとなりました、飯田 礼子です。

発災からの1年は、七ヶ浜を中心とした被災各地でボランティア活動を続け、
名古屋では、事務局のお手伝いをさせていただきました。

これからは七ヶ浜町に滞在し、地元の方々や応援してくださる皆様と一緒に、
1歩づつ前に進んで行きたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

早速ですが、きずな館をご利用の皆さまにご連絡です。

きずな館利用時間等が変更となりました。
ご来館の際には、再度ご確認くださいますよう、お願い致します。
(ボランティアバスご利用の方は、活動スケジュールに準じます)

きずな館利用の注意事項_0501更新.pdf
—〇 きずな館利用案内 〇————————————————

●休館日:月・火

●宿泊不可日:日・月・火

●事務局 10:00~18:00まで

●宿泊受付:10:00~19:00まで

●開館時間:1F 共有スペース 7:30~20:00
1F 洗面・キッチン 7:30~21:00

●消灯時間:22:00

また、きずな館の清掃は、分担して行なっていただいています。
詳しい案内は、来館時にお伝えします。

きずな館 電話番号 022-355-7130
きずな館FAX番号 022-355-7131 <4/20追記>