【第2報】九州北部豪雨報告

皆様

お世話になります。RSY浦野です。
早速ですが、震災がつなぐ全国ネットワークから大分県へ派遣しているスタッフより、現地レポートが届いておりますのでご報告します。

【竹田市】
○報告者
・Yさん(被災地NGO協慟センタースタッフ/7月14日~22日活動)
※活動内容:災害ボランティアセンターの運営サポート、足湯ボランティア体制づくり
・Mさん(大分大学学生・RSYボランティアスタッフ/7月14日~15日活動)
※活動内容:災害ボランティアセンターの運営サポート■竹田市被害状況
住宅被害(15日、15時現在)
・全壊:21件、半壊:24件、裏山(前・横)土砂崩れ:49件
・床上浸水:106件、床下浸水:62件
人的被害(15日、15時現在)
・死者:1名、行方不明者:1名、負傷者:3名
住民避難状況(15日、18時現在)
・31世帯、67名
・避難所は4か所に設置

■ライフライン
(断水状況)
・水源地の送水管が流され、配水池へ水が送れない状況です。現在のところ復旧の
めどは立っていません。竹田市災害ボランティアセンターのある、竹田市総合運動場
での水の供給は、最後になる予定で三週間は断水が続く様子です。
・断水地域:竹田の一部、豊岡の一部、玉来全域、荻

■竹田市災害ボランティアセンター(15日よりオープン、報告は16日までの活動について)
・竹田市災害ボランティアセンターでは立ち上げ初日、ボラセン運営(ニーズ調査、マッチ
ング、物資や資機材の手配)に手いっぱいで、現場で活動するボランティアへの対応が手
薄になっていました。そのためボランティアから「水や資機材を持って現場を回って欲しい」
との要望がありました。
・現在、受けたニーズのほとんどがドロ掻きや家の清掃でした。今後は足湯等で新たなニー
ズを掘りだす作業が必要になってくると思います。
ボランティアさんの道案内には民生委員の方が協力してくださっていますが、市内には何か
所も通行止め箇所があり、地元の人でもわからないところがある状況です。
・避難所には高齢者の方が多く、日中やることがない方が多いとのお話ですので福祉センター
(社協の建物)の避難所で足湯ボランティア活動ができないか調整中。できれば地元の高校生を巻き込んだ形での実施を考えています。道具については移動入浴車を利用してお湯を提供してもらえる可能性あり。

・全体的に人手が足りていないという所です。ボランティアさんも足りず、また、運営側のスタッ

フももっと増員があればという所です。今後は関西圏からのボランティアを中心に受け入れていこうという話もしています。

■被災された方々の様子
・被災した方のお宅にお伺いしましたが、かなり疲れが出ている様子。自治会長さんなどは、
自分の家は後回しにしてという方もいて、そういったところへ入っていく必要性を感じます。
・避難所でもかなりストレスがたまっていて、心のケアが必要ではという声も出ていました。
・通行止め箇所が解除されたところもあり、今まで行けていなかった集落などに入っていくこと
ができるようになってきています。まだニーズとしては上がってきていませんが、これからどん
どん上がってくるのではという予想をしています