「ボランティアきずな館」閉所にあたって

「ボランティアきずな館」閉所にあたって

特定非営利活動法人レスキューストックヤード
代表理事 栗田暢之

今から7年前の2006年1月28日、七ヶ浜町国際村ホールにて、同町社協主催の「災害ボランティアセミナー」で講師としてお招きいただきました。帰り際にご案内いただきました多聞山から見下ろした松島の限りなく碧く、きらきらと輝く海はまさに絶景でした。時は経て2013年3月11日、東日本大震災七ヶ浜町追悼式に、犠牲となられた方々に献花をさせていただきました。7年前の出会いから、社協が当法人の賛助会員になっていただいたことがご縁となり、震災以降2年の日々をともに歩ませていただいた節目の日は、奇しくも同じホールでの哀悼となりました。
本日閉所する「ボランティアきずな館」は、日本財団様と近藤産興株式会社様、その他有縁の多くの方々のご支援・ご協力を得て4月23日より開所し、名古屋から延べ3000人のボランティアバスを受け入れ、また延べ8000人のボランティアの宿舎として活用されました。そして多くの町民の皆様にも足を運んでいただき、ともに語らい、ともに涙し、ともに笑いながら、こころとこころが交わる支援活動の拠点となりました。きずな館でのこうした取り組みは一区切りとなりますが、それは決して支援の終焉を意味するものではなく、ずっと応援したい気持ちに何ら変わりはありません。それは、震災直後の渡辺町長との面談の際、「美しい七つの浜を取り戻したい。ぜひ応援していただきたい。」という約束を今後も微力ながらしっかり果たしたいと願っているからです。
追悼式の帰り際に見た海は、まるで何事もなかったかのように、以前と変わらずきらきらと輝いていました。あとはここに住民自身がしっかりと立ち、海に負けない輝きを一人ひとりが取り戻していただけることを願わずにはいられません。
これまでご支援いただきましたすべての皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。そして今後も七ヶ浜、東日本大震災の被災地の真の復興が遂げられますよう、引き続きご支援・ご協力をお願いいたします。