山口県豪雨水害支援 萩市『夏の思い出“縁日”』

みなさま

お世話になります。事務局松永です。

8月28日(水)に、萩市ボランティアセンター(旧奈古高校須佐分校)にて須佐・田万川の子ども達を対象に「夏の思い出“縁日”」が開催されました。

この縁日は、夏休みが始まったばかりの7月末に発災。その後、地域のイベントは中止になり、子ども達が悶々とした日々を過ごしている中、住民から「今回の水害で行事ごとが軒並み中止になってしまった。せめて子どもが楽しめる企画をやりたい」と声が上がりました。そこで、現地支援を行っている団体・個人が協力して子ども夏祭りイベント「夏の思い出“縁日”」を盛り上げることになりました。

 

天候にも恵まれ、未就学児から高校生までの子どもたち200名以上、そのご家族も合わせると300名近くの地域の方々が来場しました!

 

RSY事務所でパック化した文具セットを参加してくれた子ども達にお渡ししました!

※文具パック化作業の様子は→こちら

 

縁日では、飲食のブースと催し物のブースを準備しました。飲食ブースでは、綿菓子・ポップコーン・カレーライス・フライドポテト・かき氷・フランクフルト・フルーツポンチ・焼きそば。催し物では、ヨーヨー釣り・足湯・マジック・似顔絵・輪投げ・ビンゴなどがありました。これらは外部支援者から無償で提供されました!

 

 

レスキューストックヤードは、震災がつなぐ全国ネットワークとして、お手伝いさせて頂ました。

震災がつなぐ全国ネットワークでは、フルーツポンチ・ヨーヨー釣り・フランクフルト・文具セットや石鹸セットの提供しました!

子ども達に「フルーツポンチはいかがですかー?」と言うと「あとでたべる!このかき氷たべたあと、カレーライスたべて、フライドポテトたべて。あ、わたがしもあったなー。さいごにくるねー。」と楽しそうに飲食ブースを回っていました。

 

フルーツポンチ300食・フランクフルト300食・ヨーヨー釣り200個を準備しましたが、好評でなんと完売しました!

 

また萩市災害ボランティアセンターが、これまでの災害ボランティアセンターの活動の様子や自分の町で起こったこと等をスライドショーにして上映しました。地域の方々の真剣に見入る姿が印象的で、中には涙を流す方もいました。

 

今回は、須佐・田万川地区の約250名の子ども達を招待しました。その中で8割以上の子ども達が『夏の思い出“縁日”』に参加してくれました。夏休みの楽しいイベントが水害によって軒並み中止となったため、こういった楽しく遊べるイベントを待ち望んでいたことが伺えました。

 

山口県萩市では、仮設住宅40戸(3か所)を建設予定です。その内の1つは萩市ボラセンの敷地内に10数戸の仮設を建設するため、土台作り(整地・砂利引き等)が既に始まっていました。市は9月中旬から約30人態勢で、「復興局」を新設、被災者支援を通常業務から切り離し専門職員に担わせるとのこと。復興まで3年以上はかかるとしており、仮設入居後の個別ケアやコミュニティー作り等、今後も息の長い支援が必要になってきます。

 

 

○主催 萩市災害ボランティアセンター

○協力 震災がつなぐ全国ネットワーク(ADRA Japan・レスキューストックヤード・被災地NGO協働センター)・ピースボート災害ボランティアセンター・ひのきしん隊・ボーイスカウト・ピエロのPちゃん・公益財団法人シャンティ国際ボランティア会×山口県曹洞宗青年会・ジャパン・プラットフォーム・じょうじ亭

 

●メディア 山口テレビ 2013年8月28日19:16 県内ニュース

http://www.tys.co.jp/NewsDetails.aspx?CAT=News-Local

●萩市災害ボランティアセンターからの報告