0712長野県南木曽町支援報告【第1報】

皆様
RSY事務局です。
RSYではかねてから繋がりのある名古屋、三遠南信、恵那・中津川のネットワークとの連携も視野に入れ、大雨の影響で大きな被害を受けている長野県南木曽町への支援活動を始めました。

昨日は、地元社協からの要請のもと、RSY高木がボランティア活動資器材をお届けにあがりました。

本日は、引き続き高木が滞在すると共に、RSYボラカーにて「なごや災害ボランティア連絡会」より有志5名が現地入りしております。

今後復旧のピークは月曜日以降の1~2週間と考えられ、特に平日の継続的なボランティア確保が大きな課題になるだろうと思われます。
また、今日のニュースでは250世帯が断水中とのこと。泥かきはボランティアが始めているが、水が出ないうちは、食器洗浄などの細かい作業が頼めないという状況も想像できます。床上床下浸水の家屋数は少ないですが、それに惑わされないようにしなければと思います。

また、そろそろ住民の方々の疲れのピークが現れる頃です。
泥かきの合間に一息つけたり、ゆっくり直後の体験や今の不安をお話しできる束の間の時間も、頑張り続ける心と体を支えるにはとても大切。こんな空間を提供できるのも、ボランティアの大きな役割だと感じます。

以下、高木から届いた報告です。

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高木です。

<被災状況について>

・ニュース報道されている河川の左岸、右岸が集中的に被災している

全壊・・・6棟(住宅5、非住宅1)
半壊・・・8棟(住宅6、非住宅2)
一部損壊・・・7棟(住宅4、非住宅3)
※床上浸水・・・6棟(住宅5、非住宅1)
※床下浸水・・・7棟(住宅6、非住宅1)
ボラセンは、※印をボランティア対応の対象としている
・避難勧告が12日(土)8:30に解除されたため、自宅に戻る住民が多数
・一部地域で断水が起こっている。町が対応し、給水車が地区ごとに入った
住民が水を分けてくれないかとボラセンを訪れる場面もあり、対応。
<ボランティアセンターについて>
▼運営
・近隣の木曽郡内(大桑村、木祖村など)の社協から各社協約2名の応援。
・長野県社協から2名の応援。郡社協から2名の応援。全体で14名程で運営している。
・地元社協は、14日(月)より通常業務も再開のため、現在の人手が一部そちらへ割かれる予定。
・活動時間は、10時~12時、13時~15時の計4時間。
▼ニーズ
・12日(土)午前に被災地域へのボラセン開設の案内を配布。
・電話にて受付か、各地区の区長が安否確認も含めニーズを集めており、それをボラセンへあげる体制を取っている
・ニーズは、泥出しが主。活動後のボランティアに話を聞くと、家屋前の道路の泥かきが主だった。
・14時より、役場職員及び県社協職員で、被災宅へ個別訪問しニーズ聞き取りを実施。新規ニーズは8件。

▼ボランティア受入
・12日(土)は、町内だけに制限。
・13日(日)からは、近隣市町村へ範囲を拡大(近隣市町村=郡内・中津川市内)。
・平日も去ることながら、そもそものボランティア不足に陥らないか懸念。

▼資器材/物資
・充足している模様。必要に応じて買うなどの対応をしている。
・土が固くなっており、剣スコ・クワなどの需要が高い。
・物資提供は飲料がほとんど。水だけで200ケースほどあるとのこと。
個別のお伺い時や断水地域もあるため上手く活用できないか。

▼活動地までの移動
・ボラセンから活動地域までは車移動。約7分。
・12日(土)は10人乗りワゴン2台で資器材と共にピストン。
・13日(日)以降は、近隣社協が車両を持ち込み、ボランティア移動にあてる
・地元に運転や道案内、車両提供してくれる人やグループはいないか提案。検討するとの返事。

 

<12日の活動件数>

・ニーズ:11件
・活動:6件(終了:1件・継続:5件)
・活動人数:のべ60人(近隣及び地元学生)
・役場の聞取りで、新規ニーズが8件あがった。
・13日(日)のボランティア必要数は、全ニーズ対応して100名前後の見込み地元からのボランティア予定が10人。外部からは未カウントのため不明とのこと。