宮城県七ヶ浜町報告【第206報】月刊つぶやき@七ヶ浜[第26号](2015年8月1日~8月31日)

皆さま
いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。
七ヶ浜町の仮設住宅集会場で定期的に開催している足湯や
日々の活動を通して聴ける住民の声『つぶやき』からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。
2015年9月11日で震災から4年6ヶ月が経過しました。
復旧から復興へ、そして町作りへと刻々と歩みを進める七ヶ浜町。
震災をきっかけに被災地に引っ越すボランティアさんというテレビ番組を見たけど、七ヶ浜にもそういう人たちいてもいいはずだよなぁ。
七ヶ浜は自然豊かで、雪も少なく、夏も風があって涼しい。住むには最適だよ!」
という声を聴きました。人口流出は他地域と比べれば緩やかではある七ヶ浜町ですが、少子高齢化は止まりません。
又、仕事のメインとなる第一次産業の後継者不足や子育てしやすい環境や福祉事業の充実・改善が必要との声もあります。
現在、地区ごとに分かれ町作りのための住民を交えた意見交換会を役場主催で行うなど復興への街づくりが町の最重要テーマとなっています
街づくりに励む七ヶ浜町のみなさまを、引き続きサポートさせて頂きたいと思っています。

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〇仮設は畳だったけど、県営住宅に移ったら床がフローリングで足が疲れる・・・。
新しい地区に行くから、ご近所さんとの付き合いもこれからしてかないとダメだね。
(30代:女性)


〇熱中症がこの仮設から2人も出たから、体調管理はしっかりしないとね。
仮設は風が抜けなくて暑いんだ。特に台所はモヤモヤする。換気扇回しても変わんないんだわ。
(60代:女性)


〇私、一人で何でもやるのね。家に誰もいないから。
隣り町の病院に行ってるけど、こっからタクシーで片道1800円。往復だと馬鹿になんねっちゃ。お金すぐなくなるのさ。
この前は下痢で大変だった。こっち(仮設)に来てから4回目だ。
しょっちゅうではないけど、やっぱり環境が合わないのかねぇ。公営住宅に移るのは来年1月かなぁ。
(70代:女性)


〇テレビが友達なの(笑)
あと畑でキュウリ、ナス、トマトを作っているの。こんなことも無い限り外に出ないから。こっち(仮設)来てから調子が悪くてね・・・。いろんなところが痛くてね。
浜にいた時(仮設に入る前)はクーラー/扇風機なんてつけたこと無かった。
浜風が入ってくるからね。
(80代:女性)


〇最初は社協さんとか訪問しにきてくれたけど、今はさっぱりだよ。
お客さんも誰も来ないから私から出かけてくんだ。車ないとどこにも行けないけどね。
(60代:女性)
※仮設から引越しされて公営住宅に入居された方


〇お友達が仮設から公営住宅に移ったがこういう機会(足湯)がないとしか集会所に来れなくなってしまったのよ。
あなた方がこうやって足湯をしてにきてくれるとみんなに会えるし、気持ちいい気分にもなれる。いつもありがとうね。
(70代:女性)


〇集会所使う人もどんどん減ってきたな。みんな移転してくんだ。俺も11月には行く。いろいろ世話になったな。
でも、まだ仮設にいっからよ。来月も再来月も来てくれよ。
(80代:男性)