【第5報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支​援活動について(4月23日)

 みなさま

お世話になります。熊本県で活動を続ける、浦野・松永からの報告です。
▼松永の動き/西原村にて活動
—————————————————
地元社協と災害ボラセン開所に向けての打ち合わせ、開所にあたり、必要なボランティア活動資機材の調整を行いました。
■西原村
・来週中旬の災害ボランティアセンター(略称:ボラセン)開所を目指し準備を進めている。しかし、運営側の人員が不足している。
・福祉避難所で高齢者は「なにもすることがない」と口を揃え、話し相手・傾聴ボランティアが必要とされている。
・休校中で、避難所の子ども支援(遊び相手)のボランティアがニーズで出ている。
・ボラセンの情報はフェイスブックページにて随時更新。必要な資材等も
・日中は自宅の片づけに戻る被災者も多くなってきた。一方で、自宅に戻ることができない高齢者もいて、自宅の片づけができないことに今後の不安を感じている。
・村の水道本管の上に布田川断層が通っていて、大きな被害を受け入ていて、水道復旧の目途がたっていない。
・県外ナンバーの車両等、不審者情報が目立っていて、村民もかなり警戒している。

・応急危険度判定が本日よりスタートした。

▼浦野の動き/熊本市南区、宇城市を訪問
———————————————————
現時点で、避難所や被災者支援情報などがあまり上がっていない地域に入り、行政の災害対策本部、福祉課、保健センターへ情報収集を実施。いくつかの避難所を回り、状況確認を行った。
▼避難所の様子
・避難者数が多いため、一人当たりのスペースが狭く(毛布1枚分)、廊下にまで人があふれている。寝床は毛布を敷いただけで、ベッドやマットはこれから入る見込み。パーテーションがないので、着替え、授乳、おむつ交換が不便。食事はおにぎりとパンが中心だが、外部から炊き出しが入ることもある。宇城市では、保健師派遣チーム、災害派遣精神医療チーム(Dパット)、宮崎県看護協会などの専門職の派遣がはじまっている。福祉避難所はいくつか開設されているものの、一般避難所には、福祉避難スペースが設けられていることはほとんどない。
【住民の声】
・ここは自主避難所で、約30名が生活している。食事はアルファ米、カップラーメン、パンが中心で、近くの企業が毎日のように必要なものがないか聞き取りをしてくれている。保健師や看護師も毎日来て、血圧を測ってくれる。自治会役員で、食事の準備やトイレの水汲みなど行っているが、そろそろ限界。周辺地域を含めて、約200食の炊き出しを提供しているが、大分疲れてきたので、部落でボランティアを募り、サポートしてもらおうと考えている。ここはまだいいが、山の方の土鹿野(はしかの)という部落が心配。40世帯中、ほとんど倒壊被害を受けており、お年寄りばかり。部落の半数が「もうここには居られない」と地域を離れる決断をしているので、自治機能も落ちている。(南区/自治会長)
⇒南区で活動する他団体につなぎ、状況把握と支援にを行っていただくようお願いした。
・乳牛の酪農家。乳牛は毎日乳を搾らないと病気になってしまうので、余震の最中でも、地震で被害を受けた家畜小屋で乳を搾っていた。家は建ってはいるものの、とても住める状態ではない。危ないので、家の前のあずまやにブルーシートを張って、野宿をしている。お風呂には震災以降は入れていない。食事は近所の人が届けてくれるのでありがたい。1週間経って、だんだん疲れが出てきているように感じる。しんどい。(南区/80代・女性)
・とにかく保育園を早く再開してもらいたい。子どもがよく泣くようになった。仕事にも行けないし、なんだかもう八方ふさがりだ。(南区/40代・男性)
・毎日菓子パンとおにぎりで、普段は食べないものばかりで胃の具合が悪くなってしまった。畳の部屋に入れてもらえたが、イビキがうるさく、余震も重なりほとんど眠れていない。1回目の地震では、家で風呂にはいっていた。浴槽の風呂が半分ぐらいなくなるほど激しいゆれ。家は何とか住めそうだけど、一人で風呂にはいるのは怖いので、しばらく使えないと思う。病院に行ったら、脈拍が少し速めだった。もうここでの暮らしは限界。怖いけど、家に戻る。(宇城市/70代・女性)
・1歳半の子どもと避難した。家は住めそうだが、家の中に入ると子どもが怖がってなくようになった。ちょっとの音にも敏感に反応し、頻繁にだっこをせがむようにもなった。避難所では、子どもが落ち着かず動きまわるので追いかけるのが大変。周囲に迷惑をかけていないかとても気になる。でも子どもも子どもなりに、一生懸命頑張っている。大変ではあるけど、私は大丈夫。(宇城市/20代・女性)
▼寄付募集のお知らせ
————————————————————
活動支援金をお寄せいただくことは、
被災地の為に現地に行って活動するのと同様にとてもありがたいです。
大切に使わせて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します。


<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
https://kessai.canpan.info/org/rsy/donation/
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「カツドウキフ」とご記入ください。