【大募集】「うるうるパック」パック化作業

皆さま

お世話になっております。RSY事務局です。
8月に行ったパック化作業では、多くの方にご協力いただき、7市町村にうるうるパックを
発送することができました。本当にありがとうございました。
今回、御船町からうるうるパックの追加の依頼が入ったため、以下の日時でパック化作業ボランティアを10名程募集いたします。ご確認いただき、ご協力いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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▼うるうるパックとは?
被災者が必要とする生活物資等を企業等から頂き、ボランティアがパック化した上で、被災地の災害ボランティアセンター等を通じて地元の自治会や民生委員らとともに「お見舞い品」として訪問配付する活動です。この取り組みは、単に被災者に物資を提供するということではなく、これまでの被災者支援の経験に基づく本当に必要な物資であるとともに、被災者一人ひとりが抱える暮らしの課題について直接お聞きすることができます。(過去にうるうるパックを配布した被災地:2005年長野水害、2007年新潟県中越沖地震、2011年東日本大震災、2013年伊豆大島、2015年東日本大震災、2016年熊本地震、台風10号水害)
▼パック化・発送作業の詳細
●日時:10月10日(月)・23日(日)10:00~14:00
※簡単ではありますが、飲み物と軽食をご用意いたします。
●場所:RSY大口町倉庫(愛知県丹羽郡大口町秋田三丁目106
※現地のマップURLも参考にしてください→http://urx2.nu/hhGX
●集合:10:00に現地集合(現地駐車場有)、または9:00にRSY事務所集合
※事務所から車に同乗される方は、人員に限りがありますので早めにご連絡ください。
●内容:企業等から頂く生活用品のパック化(御船町など約1000セット)
▼ご協力いただける皆様へ
お手数ですが8日(土)の18時までに、件名を「うるうるパック化作業」と書き、info@rsy-nagoya.comまで
・お名前
・携帯電話の番号
・参加できる日にち(10日/23日/両日)
・集合場所(現地/RSY事務所)
をメールにてご連絡ください。
当日連絡先:090-5000-8386(RSY林)
よろしくお願いいたします。

宮城県七ヶ浜町報告【第245報】きずな号で七ヶ浜を学ぼう~第7弾魚釣りをしよう~

みなさまお世話になります、RSY七ヶ浜事務局槙島です。

海の近くに住む七ヶ浜の子ども達に「海を楽しい場所と感じてもらいたい」という想いから、漁師さんと一緒に海を体験できる企画として2015年春から年間4回 、菖蒲田浜漁港で釣りや海苔すき体験など、体験学習を中心に実施してきた「きずな号で七ヶ浜を学ぼう」の第7弾を先日9月17日(土)に実施しました。(過去の魚釣りの様子はこちらから→第1弾第2弾第3弾

第7弾えさつけえさつけ2

今回は20名の参加でそのうち半分が初参加!

「ずっと釣りしたかったんだよね」「友だちが楽しいって言ってたから申し込んだんだ」 と、常連チームがお友達を誘ってどんどんメンバーが増えています。

きずなハウスで集合して、みんな揃ったらきずな号で浜へ。菖蒲田浜漁港の小屋の前で漁師さんからお話を聞いたらさっそくスタートです!

針やえさのつけ方を教わって、初めての子達が苦戦している中、リピーターの子達はどんどん自分で準備をして、「つけられたらやっていいの?」と。そしてあっという間に「釣れたよー!」という声に漁師さんもビックリ。

初めての子達もなんとか餌をつけて、グループごとに分かれて釣れるのを待ちます。

初参加チーム初めて釣れた

「また釣れたよー」「あーここまで上がってきたのに逃げられたー」とお昼まで存分に釣りを楽しんで各グループごとに昼食を。自分たちで釣った魚もその場でから揚げにしていただきます!

そして漁師さんからサプライズ!1人1杯ずつワタリガニをご馳走になりました。

初めて食べる子もいれば、「お母さんから食べ方教わって、小さいときから自分で剥いて食べてるよ。こうやって足のところ折ればきれいに身が食べれる」となれた手つきで食べる子もいました。(さすが浜っこ!)

「食べ終わったらまた釣りしていいの?」という声も出るほどでしたが、今回は昼食が終わったら釣果発表!

3チーム全体では20匹ほど、今回はハゼがたくさん釣れました!

中にはコチを釣った子もいて「これが大きくなったら高く売れるんだよー」と漁師さんに言われ、「すごいの釣ったよ!」と喜んでいました。

カニコチが釣れたよ集合写真

昨年から始まり4回目となった今回。今年度の最初の釣りは雨天中止となってしまったため、今年度の釣り企画は初めてだったこともあり、いつも以上に楽しみに参加してくれました。

 

この企画を機に七ヶ浜の海に触れる回数が増え、「楽しかったから友だちも誘ってきたよー」と子ども達同士で海に触れる楽しさを伝え、この企画に参加する様子を見て、漁師さんも更に多くの子ども達に参加してもらうために「今度はもっとこうしたらいいんじゃないか」「いつも来てくれる子達に積極的に参加してもらえるように、初参加の子たちに教える係になってもらうのもいいかも。そしたらそれもまた子ども達の力になるしね」と、この企画をより良くするためにアイディアを出し、一緒に作り上げてくれています。

そして子ども達だけでなく、保護者の方も海に触れ、漁師さんと繋がりができ、「七ヶ浜で獲れるものをこうやって身近に食べられるのはいいよね」と、海の町で暮らすということを改めて考える機会になっているようでした。

これからも海を身近に感じ、体験したこの町の素晴らしさやおもしろさが一人ひとりの中に残るような時間を漁師さんや参加者の方と一緒に作っていきたいと思っています。

 

【参加者の声】

・でかいハゼを釣ることができました。今回は2匹しかつれなかったけど、師匠がカニやカレイを準備してくれたので、昼食はとてもおいしかったです。1匹大物が釣れたので嬉しかったです。次回の釣りでは3匹は釣りたいです。(小6男子・2回目)

・大きなハゼとカニがとれて嬉しかった。きずな号のイベントで釣りをしたことはたくさんあったので釣りにも慣れてきました。七ヶ浜の魚はおいしいのでまた食べたいと思いました。(小6男子・3回目)

・今回釣りをして漁師の人の大変さなどがわかりました。私は1匹もつれなかったけど、とっても楽しかったです。みんなが釣った魚はとってもおいしかったです。(小6女子・初参加)

【保護者の声】

・こうやって色々企画をやってもらって、お世話になった皆様のおかげで子ども達も私も心が温まります。ありがとう。(小5男子母)

・みんなで揚げたての魚のからあげやゆでたてのカニをいただいたことがおいしくて楽しかったです。家族ではよく釣りに行きますが、仲の良い友だちと一緒に釣りをする機会はなかなかないので、子ども達が楽しそうでした。(小6男子、小3女子母)

【第36報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(9月14日~9月22日)

みなさま
平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。
この間、台風16号が九州地方を通過し、熊本県への被害も懸念されましたが、今のところ大きな被害には至っていないとのことでひとまずホッとしています。
しかし一方で、鹿児島、宮崎、大分県などで被害が出ており、RSYは、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)や震災がつなぐ全国ネットワークを経由して、各方面から情報収集しています。とにかく、これ以上被害が拡大しないことを祈るばかりです。
さて、御船町には、RSYと繋がりを持って下さったボランティア団体・個人の皆さんが、随時支援に駆けつけて下さっています。仮設住宅の皆さんとの昼食会やお茶会、復興まつりへのお手伝い、全壊家屋からの貴重品の取り出しなど、活動内容も様々です。
また、御船事務所「かたらんな交流館」や、集会場・談話室で使う備品の寄付など、後方支援にご協力くださる企業さんもあります。多くの皆さんに支えられ、御船町の活動も6ヶ月目を迎えることができました。
今も、避難所となっているスポーツセンターでは、約90名が避難所生活を送っています。
また、応急仮設住宅は21箇所・437世帯、みなし仮設住宅は241世帯が入居予定で、応急仮設住宅への全世帯入居完了までには、あと2ヶ月程度かかる見込みです。(現在までに建設・入居が完了している応急仮設住宅は15箇所)
RSYは当初の活動期間を延長し、年内中は専従スタッフを継続して配置することと致しました。
引き続き、皆様のご支援をよろしくお願い致します。
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▼9/17 陶器市&RSYカフェを開催しました
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大分大学から8名の学生がボランティアに駆けつけてくれました。震災直後、避難所で足湯や子どもの遊び相手になってくれた学生が、今も継続して足を運んでくれています。当日は、陶器市の売り子さんや、路上での呼び込み、カフェでの来客対応など大活躍。住民の皆さんとの交流を深めました。
今回は戸別訪問もかねて、現在建設・入居している15箇所の応急仮設住宅全てにチラシを配布しました。応急仮設住宅や交流館近くの住民の方々、果ては山都町や熊本市内からも足を運んでくださり、合わせて約60名が来館しました。
カフェスペースはさながら、避難所の同窓会のようで、当時のメンバーが顔を合わせながら、思い出話や、最近の暮らしぶりなどの話題に花を咲かせていました。また、飲食店の方や在宅で避難されている方の中には、「柄が揃った食器があるのが嬉しい」と、数十枚も購入下さいました。どれも1つ10円~50円程度で販売しているので、買い物でストレス発散にもなったようです。
山間の地区からは遠いため、移動手段が無く買いに来られない方もいらっしゃいます。10月から11月にかけて、巡回型の陶器市の開催も勧めていきます。
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▼池田活版印刷所の引越し手伝いをしました
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今も現役の印刷所として営業している「池田活版印刷所」は、明治23年(1890年)創業。今年で125年目を迎えます。現在も昔ながらの組版の技法で印刷注文を受けつけています。建物は伝統工法の木造建築で、歴史的にもとても価値があります。その古風で味わい深い佇まいは、御船川に多くの船が着岸し、沢山の酒蔵があり賑わっていたというかつての町の風情を感じさせます
今回の地震で倒壊は免れたものの、今後も事業を継続することを見据え、建物の修復工事をすることになりました。これまでも、多くのボランティアさんが、地震で棚が倒れ、散乱した中から鉛でできた何万文字という活字を、整理して元の棚に戻すという精密な作業を、お手伝いしてきました。RSYもささやかながらご支援しています。
こんな日頃の繋がりから、気楽に頼みごとができる関係ができたのか、印刷所からスタッフへ「活字の箱が10キロもあって持てないので移動させるのを手伝って欲しい」というヘルプの電話が入り、力持ちスタッフ浦中がお手伝いに行きました。中西・浦中共に、オリジナルの名刺も作ったとのこと。事業が再開したら、ぜひここでスタッフ全員の名刺を作りたいと思います。皆さんもどうぞ!
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▼仮設住宅入居者説明会
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9月15日滝川応急仮設住宅、9月22日南木倉仮設住宅の入居者説明会で、仮設住宅の住まい方の説明についてお話しました。また、あったか味噌汁プロジェクトで集った、お椀&お箸セットを配布しました。
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▼仮設住宅談話室に備品を提供しました
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談話室・集会場は、全部で11箇所に建つ予定ですが、順番に建設されている関係で、今稼動しているのは2箇所。この度、新たに5箇所がオープンすることになりました。長机・座卓・パイプ椅子はRSYから寄贈し、調理道具や裁縫・工具セットは、生活協同組合連合会アイチョイス様からご寄贈頂いています。既に稼動している2箇所では、サロンや昼食会などが開催されていて、備品も活躍中。
私たちはこれまでの被災地で、「○○がしたい!」とせっかく声が上がっても、道具の調達に時間がかかりすぎて、住民のやる気がそがれてしまう場面を沢山みてきました。今回は皆さんのご協力で、タイミングを逃さずこのような支援を行うことができ、町役場や住民の方々にもとても喜んで頂いています。
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▼住民の声
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・こないだお椀ばもろたよね?大事につかっとります。いつもご苦労様です。まだ御船には来られると?やっと涼しくなってきたばってん、気を付けて回ってね。(かたらんな交流館のチラシを見て)ここはたまに通るけん、今度寄らせてもらうね。(80代女性)
・仮設に来てからぐっすり眠れるよ。避難所では夜中に何度も起きよったもん。隣も避難所で一緒だった知ってる人ばかりだから、安心して生活できるよ。(スタッフの)顔見れて安心したよ!(80代男性)

・台風はこちらに来なくて良かったけど、鹿児島や四国にいる知り合いが心配でね。夜中じゅうテレビを見てましたよ。(40代女性)

・やっと談話室が使えるとね?仮設は昼間暇してる高齢者ばかりで外出もされんから、ここでみんなでお話できると良かね~。避難所のカフェの人も遊びに来るって言よらしたけん、早く鍵の管理を決めんとね!(60代女性)

・さっきもらったお椀とお箸、可愛いのが入ってて子供たちが喜んでました!家からは持って来れんからほんと助かりました。(30代女性)

・陶器市みんな楽しみにしとるよ。ほんとに10円でいいの?この辺の人は良いお皿が割れてしまって、バラバラの残った皿ばかり使ってるんよ。私も最後に残った物でいいから少し買わせてもらうね。(60代女性)

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▼コラム:Yさんのエピソード
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Yさんは、瓦礫の中から見つけ出されたお位牌をじっと見つめながら、「妻のが一番に出てきたですたい。泥もほとんど付かんで」とつぶやきました。
今年10月に3回忌を迎えようとしている奥様のお位牌が、5ヶ月ぶりにようやく取り出せたのです。Yさんは80歳を過ぎ、障がいのある息子さんと二人暮らし。今回の地震で自宅は全壊しました。2箇所の避難所で4ヶ月あまりの避難生活を送った後、1ヶ月程前にようやく仮設住宅に入居。その間、毎日のように全壊した自宅付近を訪れては、掃除をしたり、畑仕事に精を出していました。
私たちとYさんとの出会いは、私たちがまだ御船町に来たばかりの4月。集落の被害状況を確認しようと、地域を巡回していた時、「俺らのことよりも、Y さん親子が心配で。様子を見に行ってやって欲しい」というご近所の方からの要望で公民館を訪れ、Yさん親子に出会いました。
家の損傷度合いを考えるとお二人が無傷で外に出られたことが奇跡と言ってよいぐらいでした。Yさんは「妻が守ってくれたんだと思う。でも、逃げるのに精一杯で、位牌も何一つ取り出せなくて・・・」その時につぶやいた言葉が心にずっと残っていました。毎朝お仏壇をお参りすることを日課に、生活が営まれていたであろう姿が目に浮かびました。
建築の専門家の方など何人かの方に見て頂いたものの、「危険性が高く難しい」という回答。程なくして公費解体が決まりましたが、Yさんからは、いつ作業が始まるのか目処は立っていないという話を聞きました。そこで、益城町にベースを置き、プロボノを活かしつつ、倒壊家屋からの貴重品取り出し等の支援を行っている「DRT JAPAN」のKさんに相談したところ、翌日に重機を持って駆けつけて下さいました。安全性を確認しながら一番効率的な取り出し方法を考え、1時間あまりで全ての位牌と金庫が取り出されました
Yさんは、奇跡的にほとんど痛みの無かった奥様とYさんの娘さん、両親の位牌と仏様を手にしながら、「よかった・・本当にありがとうございました」と、目に涙を一杯ためてお礼の言葉を口にされました。
私はこの時、ネットワークの持つ力をかみしめました。今回の熊本地震では、ニーズは見つけても自分たちに技術がなく、ブルーシート張りや貴重品の取り出し、宅地の再生など、手が出せない事例が多々あって、歯がゆい思いをしています。
でも、Kさんの団体のように特殊技能を持った専門職の方々が積極的に被災地に関わって下さることで、解決の範囲は確実に広がるということを教えて頂きました。だからこそ、平時にこのようなことを話し合える機会と繋がりが大きな意味を持つことを改めて感じました。(浦野)
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▼活動支援金募集
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皆様からお預かりした大切な寄付金は、上記のように、避難所・応急仮設住宅の環境改善、孤立・孤独死の防止のためのサロンや食事会、足湯ボランティアの開催、ボランティアバスの運行など、復興の町づくりに繋がる活動に役立っています。
<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【お知らせ】台風16号接近のため本日15:30よりRSY事務所閉所

みなさま

RSY事務局です。
台風16号が東海地方に接近しているため、本日は15時30分をもって名古屋事務局を閉所致します。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。(明日は平常どおり開所予定です)
緊急のご連絡がある場合は、下記までお問合せ下さい。
・常務理事・浦野(090-8731-0014)
・事務局長・浜田(090-5106-8559)
東海地方は午後から夜にかけて激しく降ることが予測されていますので、お近くにお住まいの皆さんは早めの移動を心がけ、不要な外出等はお控えください。
また、ベランダや玄関先にある小物類は室内へ移動させ、土地が低く浸水が心配な場所にお家がある場合は、土のうや水のうを玄関口に積むなどして備えましょう。停電になる恐れもあるので、懐中電灯やバッテリーなどのチェックも忘れずにお済ませください。近くにお一人住まいの方や、家族だけではすぐに逃げられない方がいる場合は、声をかけ注意喚起をしましょう。近くに頼れる人がいるということが、大きな安心感に繋がります。
宮崎や高知県、三重県でも河川の氾濫等が心配されています。
周辺地域の皆様も、何卒お気をつけ下さい。

宮城県七ヶ浜町報告【第244報】きずな号宿泊企画~朝日町へ行こう8/7.8~

 

みなさま、いつもお世話になっております、RSY七ヶ浜事務局です。

昨年大好評だった朝日町宿泊企画!

今年は朝日町に着いてすぐに川へ!朝日町の夏の一大イベントである渓流まつりに参加してきました。ヤマメなどの川魚が放され、捕まえた魚はその場で食べられるというお祭り。

「ほら!そこそこ!そっち行ったよ!」と声をかけますが、動きがすばやく逃げられます。みんなで作戦を考えて追い込んで捕まえるなど、協力しながら楽しみました。

0807渓流まつり0807渓流まつり

思いっきり遊んだ後は、すぐ近くのハチミツの森キャンドルさんで蜜蝋キャンドル作り。去年も参加した子達はすっかり慣れた手つきでバージョンアップしたキャンドルを作っていました。「ママ、こういうの好きなんだよね。もうすぐ誕生日だし、プレゼントにしよう。」という素敵な声も!作った一つに火を灯して空気神社でキャンドルナイト。

0807キャンドル作り蜜蝋キャンドル作り0807_キャンドルナイト

空気神社とは…古来、万物を生成する根源は五行(木火土金水)であるとされており、この5つの働きを包容し、この世に生きるものの生命を保持、形成を促すのが空気である。その空気の恩恵を忘れないように、と空気を奉った神社で、四季折々の自然を映し出す鏡があります。

そんな空気神社でキャンドルに明かりを灯すと、自分たちの姿が鏡に映り、いつも賑やかな子ども達も穏やかに灯りを眺めていました。キャンドルの火を消してみると満点の星空と、うわうわと飛んできた蛍が映りこみ、とても幻想的な空間でした。

2日目は早起きして朝ごはん作りから。みんなで手分けして、調理から後片付けまで。

朝ごはんを済ませたらミツバチ博士の安藤さんと朝の散歩。

0808山歩き

山の中の中を歩きながら「これは漆です。この葉っぱを見たら要注意!かゆくなるからね!」「こういう葉っぱは笛にもなるんだよ」と、今まで知らなかったことに子ども達は「あ、漆があるから気をつけて!」と声をかけたり、散歩が終わるまで笛を吹いて歩いたり。そして散歩はミツバチ観察で締めくくり。

ミツバチ

ミツバチの巣をみせてもらって、蜂蜜を巣からスプーンですくって食べさせてもらったり、貴重な経験ばかり。いつもと違う山の楽しみを知ったようでした。

 みんなで火をつけてBBQ0808BBQ

最後はBBQ!自分たちで火をつけて、野菜も切って、最後はおなかいっぱいになるまでスイカを食べて大満足。しっかり楽しんだ後は皆で一番印象に残ったこと、今度はこんなことをしたい、等それぞれ絵を添えながら振り返りを。

振り返り最後にみんなで

《参加者の声》

・川遊びや森歩きなどを通して朝日町のいろいろなことを学びました。(漆という木は触るとかゆくなる、オスの蜂には針がないから刺さないなど)次は朝日町で有名だと聞いていたリンゴについても学びたいです。(小6男子)

・川では魚を捕まえて楽しくて、キャンドル作りでは思うようにできなくて大変で、蜂蜜をなめて甘すぎて苦く感じました。次回は川で魚釣りをしてみたいです。(小6男子)

朝日町には、七ヶ浜にはあまりいない虫がいたり、朝晩の寒暖差など、1泊2日という短い時間の中で、山と海の違いを肌で感じ、興味を持ち、「朝日町ではリンゴが有名だとわかったし、次はリンゴもぎもいいなー」と今後の期待も話してくれました。

昨年から続く朝日町との交流企画ですが、震災後からたくさんご支援してくださった朝日町の皆さまとの繋がりを絶やさず、今後も交流を続けたいと思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

【報告と御礼】広島県福山市からの資器材の搬入

みなさま

お世話になっております。RSY事務局です。
本日、6月に豪雨災害に見舞われた広島県福山市から
資器材が戻ってきました。
本日は、RSYのボランティア募集に応えてくださった1名と
急きょ名古屋建設業協会を通してお世話になっている中部土木(株)から

3名が来てくださいました。


一輪車19台は、一台ずつタイヤを外して、収納しました。
剣先スコップ、角型スコップ各100本、高圧洗浄機など
たくさんありましたが、総勢5人で2時間あまりで収納することができました。
次に必要とされるまで、倉庫内で眠ることとなります。
暑い中、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

【第35報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(9月9日~13日)

みなさま
平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。
RSYは、震災がつなぐ全国ネットワーク会員であり、2007年新潟県中越地震などで共に活動した、中原弘之氏(建築総合コンサルティング「おうちの相談屋本舗」主宰)のご協力を得て、御船町社会福祉協議会と共に、住宅再建勉強会を開催しました。
2日間に渡り4箇所で開催したところ、とても多くの方が参加して下さいました。報告にはその時の感想も載せていますが、り災証明書の全壊/半壊の判定に納得がいかず、2度、3度と再申請されている方や、震災で大幅に狂ってしまった人生設計に、ぶつけどころのない憤りと苛立ちを抱える方など、大きな悩みや不安を抱えながらも、今後の生活再建に向けて必死に歩みを進めようとする姿が浮かび上がっています。
中原氏はこれらの声に丁寧に耳を傾け、必要に応じて自宅まで出向き、適切なアドバイスをして下さっています。お金もかかり、すぐには解決しない課題ばかりですが、自分の疑問が一つずつ解消され、これからやるべきことや考えるべきことが少しはっきりしたことで、ホッとした表情を見せる住民も多くいらっしゃいました。
今後も、「あったか味噌汁プロジェクト」や陶器市などを通じた仮設住宅、集落への巡回を続け、住民の声に応えられるような支援プログラムを実施していきます。
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▼被災者の声(住宅再建相談会)
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・建物の損壊判定になんで築年数は考慮されとらんとね?(70代女性)
・わたしは1次判定で半壊、2次でも半壊、でも納得できんで3人大工にみてもらったとよ。保険屋にも見てもらったと。そしたら「これは全壊ですよ」って全員いわなすったと。役場に行って「点数を見せてくれ」っていってみせてもらったら、0.5足りんのですよ。それから近所ばまわって6軒ばかり見してもらいましたがうちがやっぱり一番ひどい。写真ばとって、家の写真と比較してうちのがひどかじゃなか?って役場に言いよりましたとよ。そうしたら3次で大規模半壊になったとです。自分が納得せんもんで見て回って、いろんな人に話ば聞いたとです。私も80になるとです。生きてあと5年。来年解体したらどうしよるか決めようと思うちょります。仮設ば2年住んで残り3年。家ば建てるべきか。跡取りがおらんけんなかなか考えがまとまらんとですたい。(80代男性)
・私のうちは1次も2次も大規模損壊。みなさんの話を聞いていて、私もそれで納得しているわけじゃないので3次を申請するか考えてみたい。(60代女性)
・なんでもう地震がくるとね?なんで熊本にば来たとね?台風には備えてガラスも飛散防止の高いのに変えたりしよったですよ。地震ば熊本に来るなんて、もう全然思うちょらんかったばってんね… 避難所でみんなでワイワイしとるときは楽しかですよ。よかですよ。でも家で一人で片づけをしてたり、夜ふと一人の時に「どぎゃんしたらよかか?」ってなんも考えられなくなるとですよ。 (60代女性)
・家は全壊。母の代からの大きな家で母の荷物や兄の荷物もあって、出しても置き場がないばってんそのままになっとるとですよ。とにかく荷物がいっぱいで片づけが大変。仮設にいられる2年の間に片付けられるのか。解体終わるのか、ほんに心配で心配で。(70代男性)
・仮設の談話室ができたら全入居者に声をかけて、話し合いをして町にまとまった意見ば出したいと考えちょります。(80代男性)
城南に住んでるんですけど今日は知り合いに教えてもらって図々しく来ました。御船はこういう支援があってうらやましい。熊本市は全然。なんにもないんです。なんにもしてくれない。娘も御船高校だったので御船にしょっちゅう遊びに来てるし。想いもあるんです。今日は本当にありがとうございました。(40代女性)
・り災証明と被災証明があるなんて今日初めて聞きました。よくわかりました。聞けて良かったです。(60代女性)
・いろいろ決めんといかんことがいーっぱいありますじゃろ。もう頭がいっぱいで。でもうちは男が引っ込み思案で出てこないけん、全部わたしがやらんといけんのですよ(笑)(60代女性)
・被災してから、わたしは半壊だー、家はここに建てるーってみんなに言うとるんですが、隣はどげんなっとっか、みんな言わんとですよ。全壊なら全壊の人同士で、半壊なら半壊の人同士で集まって話すことばあると思うとたいですばってん、みーんななんも言わんとですよ。それがなんだかずっと気になってね。(60代女性)
・明日は朝から部落の草刈り。たぶんこれが最後になるとたい、近所の人に挨拶ばせんといかんと思うちょる。もうあそこには住めんし、家ば建てられんよってね。だから、もうこの部落を離れます、2年後もどうなるかわかりませんって、最後になると思うからちゃんとご奉公して挨拶ばせんといかんね。(50代男性) 
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▼陶器市&RSYカフェ(かたらんな交流館)
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チラシ配布やかたらんな交流館のフェイスブック、

口コミ等での広報効果もあり、在宅避難をされている方も交流館に立ち寄って下さるようになりました。常設の陶器市も人気で、お皿や湯のみなどを吟味しながら、「お客さん用のが全部割れちゃったのよね」と、まとまった数を購入される方もいます。「今度うちの地区で陶器市やってくれたら、みんなすごく喜ぶわ!」と企画を提案して下さる声も。この時期、皆さんに喜ばれる支援プログラムだと改めて実感しました。次回のかたらんな交流館での『陶器市&RSYカフェ』は、9月17日(土)を予定しています。

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▼活動支援金募集
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皆様からお預かりした大切な寄付金は、上記のように、避難所・応急仮設住宅の環境改善、孤立・孤独死の防止のためのサロンや食事会、足湯ボランティアの開催、ボランティアバスの運行など、復興の町づくりに繋がる活動に役立っています。
<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【参加者募集】311県外避難者について考えようinしずおか

みなさま
いつもお世話になっております。RSY事務局です。

 

東日本大震災から5年半が経過しました。
東海4県には未だに約2,600人の県外避難者の方々がいらっしゃいます。
避難元や避難先、避難原因(地震、津波、原発事故)、家族関係などにより様々に
異なる避難者の状況は、時間の経過とともにますます見えにくく複雑になっています。
そして、その実態は世間の方々にはあまり知られていません。

そこでRSYは、タケダ・赤い羽根広域避難者支援プログラムの助成金を受け、
県外避難者の現状を知り、今後の支援について考える集いを東海各県で主催しています。

静岡県での開催を以下の通り予定しております。県外避難者の「今」を知り、
それぞれの「できること」を持ち寄って支援の輪を広げましょう。是非ご参加ください。

 


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311県外避難者について考えようinしずおか
~避難者(移住/保養)の声・支援者の声~
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◆日時:10月2日(日)12:30~15:30(12:15~開場)
◆会場:ALWFロッキーセンター
※静岡市葵区黒金町 5-1 静岡県勤労者総合会館3階
※JR静岡駅北口から徒歩7分
◆定員:80名
◆内容:
【第1部:避難者の現状や支援について知ろう!】
〇「避難者・移住者の声」を聞く
発表者:東日本大震災により静岡県に来られた当事者の方
〇静岡県内の各支援団体活動紹介
【第2部:できることを考えよう!】
〇課題共有と意見交換

 

◆お申込み:
こちらからお申し込み下さい⇒【参加申し込みフォーム

※ 東日本大震災により避難または移住されてきている方は、避難元の市町村もお知らせください。
※ 託児をご希望される方は、9月25日(日)までにお子さまのお名前、年齢、性別をお知らせください。
※メール(info@rsy-nagoya.com)、FAX(052-253-7552)でもお申込み可能です。
【代表者氏名】【参加人数】【所属】【電話番号】【お住まいの市町村】をお知らせください。

◇問合せ:認定NPO法人レスキューストックヤード

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みなさまのご参加・ご協力、お待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

【第34報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(9月6日~8日)

みなさま

平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。
中西・浦中の現地スタッフと共に、常務理事・浦野も熊本に通っています。


RSY御船事務所「かたらんな交流館」には、この1ヶ月で100名を越す来訪者がありました。「かたらんな」という名前の通り、地域の方々や町外から来たボランティア同士が語り合う、交流拠点として賑わってきています。これまで、九州地方はもちろんのこと、RSYと繋がる愛知、三重、福島、岩手など、全国各地から多くの方々が駆けつけて下さっています。また、住民の中には、毎日用事は無くとも、スタッフの顔を見に来てくれる方、町の歴史や仮設、自宅での暮らしぶりなどを丁寧に教えてくれる方、「地域でこんなことやりたいから協力して!」と相談に訪れる方もいます。

一方、スポーツセンターの避難者数は100名を切りました。応急仮設住宅の建設が進み、転居される方も増えてきたのです。しかし入居は抽選で決まるため、希望の場所に応募しても落選が続き、気を落としていらっしゃる方もいます。住宅の建設完了は10月までずれ込む可能性も出てきました。この間、心身の体調を崩したり、再建への遅れを気にして不安をもらす方も多く、運営されている熊本YMCAさんが親身に見守り、相談に乗っています。RSYも、事情があって一人や家族では転居までの準備が難しい方に対しては、ご本人が望む方法を一緒に考え、行政や社協らと相談しながら個別支援を行っています。

また、自宅の修繕を検討している方々は、「どのぐらい費用がかかるのか?」「自分の年齢を考えると大掛かりな修繕は不要だが、どこまでの工事をやればいいか?」「修繕までに必要な手続きや段取りの仕方が分からない」などの悩みを抱えています。そこで、RSYと繋がりのある建築家にご協力頂き、9月11日~12日にかけて、仮設住宅談話室や災害ボランティアセンターにて、住宅再建に関する勉強会を開催する予定です。

鳥の目と虫の目の両方の視点で、被災された方々の不安を少しでも解消し、前向きな気持ちを応援していけるよう、今後も丁寧な支援を目指します。

9月6日~9月8日までの活動報告です。

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▼応急仮設住宅の戸別訪問を実施しています。
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御船町から社会福祉協議会へ委託が決まった「地域支えあいセンター」が10月1日からスタートします。センターは、在宅やみなし・応急仮設住宅で避難生活を送る方々の見守りを中心に
、孤独死や生活不活発病防止などを目的に設置されます。この機能が正式に動きだすまでもう少し。それまでの繋ぎ役として、RSYスタッフが、毎日応急仮設住宅の訪問活動を続けています。引越ししたばかりで、テレビの設定や鍵の閉め方、ゴミ捨てのルールなど、「ちょっとした困り事」があった時に気軽に声をかけて頂いています。避難所からの顔見知りの方も多く、あったか味噌汁プロジェクトでもRSYの存在を知って頂けた強みもあって、安心感に繋がっているようです。

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▼仮設住宅入居者説明会(甘木仮設)
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今回は、町の中でも大きな被害受けた「高木地区」にお住まいで、自宅で避難生活を送ってい8世帯が対象でした。スタッフも初めてお会いする方ばかりです。甘木仮設はこれまでのプレハブ仮設とは違って木造です。スタッフ中西が、事前に撮影した建物の写真を見せながら、部屋の大きさや家電の配置イメージ、収納方法の工夫などについて説明しました。また、あったか味噌汁プロジェクトのお椀とお箸セットも全世帯に手渡し、大変喜んで頂けました。在宅避難者は、これまで行政からの食事や生活物品、生活情報に関する支援が十分に行き届いていなかったこともあり、愛知からのプレゼントに笑顔を見せて下さいました。その後、震災当時の話やこれまでの生活の様子を堰を切ったようにお話下さる方もいました。現在までに、対象者の3分の2に当たる252戸(15箇所)の入居が完了しています。

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▼旧七滝中仮設・大交流会
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9月8日、福島県「桜の聖母短大」の先生と学生3名が、仮設住宅談話室での交流企画のボランティアとして来訪。福島地方の郷土料理「こづゆ」と「いかにんじん」を一緒に作り、食べながら互いの故郷の自慢話や、学校生活の話、これまでの人生の歴史など様々な会話が生まれました。「こづゆ」はきくらげや人参など、野菜一杯の優しいお汁。最後の味付けは、仮設に住む主婦の皆さんの意見が採用されました。同じ被災地同士、遠くからでも気にかけてくれているという気持ちが何より嬉しいと、住民の皆さんも終始笑顔でした。
  

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▼被災者の声(仮設住宅)
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・車がないので移動販売を利用したいと思ってるんだけど、まだ買ったことが無くて。来ていても音楽もならないし、よびにも来てくれないので来ているのを知らなくてこの前は買えなかったの。わたしは一人だから前から少ない量のを探して買ってたんだけど、なかなかなくて。個食パックがほしいといつも思ってます。(70代女性)

・うわぁー、懐かしかー(RSYスタッフを見て)。ちょっと会ってないだけなのに懐かしかね。うれしい。今日はなんできなさったと?仮設をまわってなさると?ようやく自分の空間ができてちょっとは落ち着いたとよ。家があるのは落ち着くね。いつもゆっくりしとる(笑) 昼間はひとりだけんね、こんな年でもなんだか気持ち悪くて居るときは鍵をかけとるとよ。夜はなんか知らん人がうろうろしとるけんね。またまわってきてね。ありがとう。(50代女性)

・よぉ、久しぶり。今日はなんで来たと?えっ俺に会いにきたと?(笑)さっきタクシーでコスモス(スーパー)まで行ってきたとよ。昼は、ほら。近所のセブンイレブンから弁当配達してもらっとる。平日だけな。土日はまぁあるもん食うちょる。そうめんゆでたりしとるよ。移動販売は生ものがなくて。刺身が食いたいな。(70代男性)

・うちはね、全壊。ここからすぐのとこに自宅がある。去年リフォームしたばかりで。瓦もぜーんぶ新しくしたばかり。それがよくなかったんだよね。重みでつぶれちゃった。瓦は一枚も落ちなかったのに家はぺっちゃんこ。御船町は600軒ぐらい解体予定だけど、うちは500番目。いつになるのかね~。ここ(仮設)は2年でしょ?その前に終わるかしらね?
(70代女性)

・毎日仮設をまわっていなさると?大変ね?どこからきていなさると?はぁー遠いところから本当にありがたいことねー。御船はどこが好き?白糸の滝は行ったと?あそこは益城かな?でもいいとこたくさんあるから帰るまでにぜひ見て行ってね。(60代女性)

・さびしかー。ひとりでずっと部屋におる。ほんにさびしかよ。また来てね。待っとるけんね。(80代女性)

・仮設を巡回してます。一人暮らしのお年寄りがちょっと心配。暑いから部屋に引きこもったままで。クーラーの温度が18度になっていて「寒い寒い」と長袖を着込んでいたりするの。「温度を上げればいいじゃない」と言っても、どうやってやるかわからないって。ちょっと認知みたいな症状も出ているみたい。認知予防の勉強会があるから、心配な人に声をかけて一緒に参加しようと思っているんです。(60代女性・地域住民)

・こういうの好きなんですよ(仮設住宅での収納の工夫)。だからここもあそこもきっちり測っていって。狭いけどいいでしょ?狭い狭い言ってもね、しょうがないから。私はこういう(インテリア)のが好きだけん、楽しむことにしたんです。楽しいですよ。今度は玄関にグリーンを飾ろうと思ってるんです。いいでしょ。(60代女性)

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▼活動支援金募集
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皆様からお預かりした大切な寄付金は、避難所・応急仮設住宅の環境改善、孤立・孤独死の防

止のためのサロンや食事会、足湯ボランティアの開催、ボランティアバスの運行など、復興の

町づくりに繋がる活動に役立てます。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
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三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

宮城県七ヶ浜町報告【第243報】きずな号で七ヶ浜を学ぼう第6弾七ヶ浜ってどんな町?③④⑤

みなさま、いつもお世話になります。七ヶ浜事務局槙島です。

 

2015年春から菖蒲田浜漁港で釣りや海苔すき体験など、体験学習を中心に実施してきた始まったきずな号で七ヶ浜を学ぼう。

2年目を迎える今年は七ヶ浜について学ぶ時間を、と~第6弾七ヶ浜ってどんな町?~を実施いたしました。

 

今回は単発ではなく、7月28.29日8月2.3日全4日(+自由参加で8月4日に海水浴)という行程でしたが、中学生6名、小学生13名が参加してくれました。

 

8/2(火)③みんなで発表練習

(前回は「七ヶ浜の特徴」「仕事」「歴史・文化」と3つのグループに分かれて調べ学習、調べてきたことをグループで共有しながらまとめました。前回の様子はコチラから!7/28①7/29②

この日は更に見やすいように書き加えて各グループで発表練習です。

きずな号第6弾③_歴史チームきずな号第6弾③_漁協チームきずな号第6弾③_特徴チーム

明日の本番に向けて、お互いの発表も見合って、「少し声が小さいから、もう少し大きい声ではっきり話したほうがいいよ」などとアドバイスもしながら、発表内容についても「ボッケが有名だけど、ヒラメが1位でボッケは11位だと初めて知って驚いた」「伊達家の別荘が昔あったなんて知らなかった」「震災で七ヶ浜の面積が小さくなったことに驚いた」自分たちの知らなかった七ヶ浜について一生懸命メモを取っていました。

 

そして3日間の準備を経て、ついに・・・8/3④常総市・七ヶ浜町交流夕涼み会にて発表!

(夕涼み交流会の様子はコチラから)

きずな号第6弾漁協チーム発表きずな号第6弾④発表

そして、向洋中学校Fプロジェクトのみなさんも七ヶ浜を紹介するなら有名な海苔のことを、と昨年防災学習でまとめた壁新聞を持って、発表をしてくれました。

きずな号第6弾③_向洋中

前日のアンケートに「今日はボソボソ声でしか発表できなかったから明日は大きな声で発表したいです。(小6男子)」と目標を立てこの発表に挑み、各グループ緊張しながらも、自分たちの学んだ七ヶ浜の魅力をしっかり伝えました。

 

4日間一生懸命七ヶ浜について勉強したので、最後にはお楽しみも。

今年は10日間のプレオープンでしたが、震災後初の海開きということで菖蒲田浜海水浴場へ行ってきました。(菖蒲田海水浴場海開き報告はコチラをご覧ください)

0805みんなでビーチフラッグ0805海水浴0805集合写真

今回は初めての調べ学習となりましたが、宮城県漁業共同組合様、七ヶ浜町歴史資料館様にご協力いただき、震災から5年経った今、当時は幼かった子ども達が小学生、中学生になり、当時の状況や現在の復興状況を含め、七ヶ浜の魅力について直接お話をうかがうことができました。

本当にありがとうございました。

これからも子ども達が「自分たちの暮らす七ヶ浜ってやっぱりいい町だよね。」と感じられるように、しっかり体験しながら学ぶことのできるきずな号企画を実施していきたいと思っております。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

【参加者の声】

・緊張したけど、ちゃんと発表できてよかった(小4男子)

・他のチームの発表を聞いて、震災で七ヶ浜の面積が小さくなったことや津波が来たところが昔は海で、埋め立てられたところだったことなど、知らなかったことがまだまだあったので知れてよかったです(中3女子)

・七ヶ浜に引っ越してきたので、まだまだ知らないことがたくさんだけど、今回参加してみてもっと七ヶ浜のことを知りたいと思ったし、小学生と一緒にやれたのもおもしろかったし、またこういう企画に参加したい(中2女子)

・菖蒲田海水浴場は東北で1番最初に開かれた海水浴場だと今回勉強して初めて知った。そこでみんなで遊べて楽しかった。(小5男子)