宮城県七ヶ浜町報告【第250報】世代間交流企画きずな食堂@菖蒲田浜

みなさま、いつもお世話になっております。

RSY七ヶ浜事務局です。

ご報告の順序が前後してしまいましたが、去る10月30日(日)に菖蒲田浜地区避難所にてきずな食堂を開催しました。

このきずな食堂は、地域内の支え合いの場作りの事業として、世代間交流を柱として、大人と子どもが一緒になって一つの事に取り組むこと企画です。食事会をメインに軽運動やレクリエーションと取り入れ、世代問わず普段から声を掛け合えるような仲なってもらおうというのが狙いです。
(第一回目の松ヶ浜地区の様子はコチラ!!!)

 

今回のメニューは豚汁とマツタケご飯。(マツタケのお吸い物とエリンギを使った主婦のアイディア!)

菖蒲田の子供会のお母さんたち、公営住宅のおばちゃんたちで野菜の下準備。

そして子ども達もこんにゃくをちぎったり、きのこをさいたり、一緒に準備をしました。

菖蒲田きずな食堂

ご飯が炊けるまで、子ども達とおばあちゃんたちと一緒にゲームをしました。

3グループに分かれてボールを運ぶゲームです。隣の人に渡すには加減をしないとボールが飛んでいってしまうので慎重に慎重に運びます。

おばあちゃんたちも「あらー難しいごだー」といいながらも子ども達に挟まれて楽しそうな様子。

「はい、そこやり直しー」とお母さんたちに審判になってもらって、ズルをしていないか厳しくチェック。仲間同士も応援しながら、ヒートアップ。簡単なゲームですが、お年寄りの方と一緒にやることで、加減をしたり、考えたり、声をかけたり、コミュニケーションを取りながらやることができるので、とても盛り上がりました。

菖蒲田きずな食堂2

そしてご飯も炊けたころにちょうどお腹もすいてきてご飯の時間です。

「ご飯はこぶの手伝ってくれる人?」と声をかけるとみんな率先して炊飯器のところに並び、運んでくれました。

菖蒲田きずな食堂3

豚汁もおぼんにのせて丁寧に運びます。小さい子たちはお箸を並べたり、できることをみんなそれぞれ手伝ってくれました。

座席もゲームのときのようにおばあちゃんたちの間に子ども達が入って一緒にいただきます。

「こうやって作ってもらってごちそうになると一段とおいしいね」と喜んでくださる方、いつもはなかなかイベントに出てこない方も、子ども達がうちまで声かけに来てくれたから、と出てきて参加してくださった方もいました。

 

普段地域で顔を合わせていても、世代が違うとなかなか一緒にご飯を食べたり、お茶を飲んだりすることはありませんが、、お年寄りは子ども達のためにと張り切ってご飯を作ったり、子ども達はおばあちゃんたちのためにとお手伝いをしたり、この企画を通して地域に愛着が湧いたり、地域の行事などに関わるきっかけとなるようサポートしていきます。

《参加者の声》

・こうやってみんなで食事の手伝いをしたりすると楽しくて家でもやりたいっていうのよね。やっぱりそういう気持ちにさせることが大事なんだよね。(40代女性)

・子ども達がおいしそうに食べてくれると嬉しいね。いつもは一人で自分のためだけに作るからつい手を抜いて簡単なものしか作らないけど。またやるときはいつでも声かけてね(70代女性)