【第6報】豪雨被害によるRSYの支​援活動について(7月21日)

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
以下、西日本豪雨水害の被災地支援に関する報告です。
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▼RSY代表理事・栗田の動き
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栗田は、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)代表
理事も兼務していることから、豪雨直後から東京との往復を繰り返し
ています。
今回の豪雨は、府県をまたぐ広域災害であるため、全体の過不足を調整
する機能が必要との認識から、内閣府・支援P・JVOADを事務局とする
「全国情報共有会議」を設立させ、被災地全体を俯瞰した後方支援活動
に奔走しています。
同会議では、「被災地でのボランティア活動を希望されている方々へ」
と題したボランティアメッセージの発信や、各府県からあげられるボラ
ンティアや運営支援者、資機材などの過不足の調整に取り組んでいます。
★「被災地でのボランティア活動を希望されている方々へ」
これからボランティア活動に参加しようとする方々へ、必要な事前準備
やお役立ち情報が沢山掲載されています。以下からダウンロードできま
す。
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▼岐阜県関市(報告:浦野)
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水害から2週間がたち、住民や支援者の疲れもピークに達しています。
今週末は、「家族だけでゆっくりしたい」という住民も多く、ボラン
ティアの動きをペースダウンし、来週からの新たな活動に向けて、
息と準備期間に充てています。
【関市災害ボランティアセンター】
泥かきや家財道具の運び出しのニーズが大方落ち着いてきたことから、
7月20日(金)で一般・個人ボランティアの受付を終了。引き続き、関
市社協が通常のボランティアセンターの受け皿で、個別ニーズ受付・ボ
ランティア派遣を継続。・今後の作業ニーズについては、ボランティア
の事前登録制度や団体への依頼で対応することを検討中。
・今週土日は、団体ボランティアが8件の積み残しニーズに対応。
★関市社協HP
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【RSYの来週以降の動き】
RSYは市社協からの依頼を受け、24日(火)市社協と地元内外のNPO
らで作業系ニーズ戦略会議に同席。その他、住宅再建や健康と暮らし、
心のサポートなど多様化する生活支援ニーズについても、引き続き民生
委員や福祉推進委員、保健師らと連携しながら対応を進めていきます。
●お家のミニ相談会の開催
・市の要請のもと、来週末に被害がひどかった富野、武儀、川合、
明ヶ島、鳥屋市のうち、希望する地区で「お家のミニ相談会」を開催
予定。主催は自治会。RSYは企画運営をサポート。
・『水害にあったときに』をもとに、今後数カ月に予測される課題、消
毒や床下の処理の必要性と方法、災害救助法および生活再建支援法の範
囲で受けらる支援などについて解説。弁護士および司法書士、建築の専
門家の同席のものと、住民の素朴な疑問にその場で答え、少しでも先の
見通しと安心感が得られるよう応援します。
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【住民の声(主に川合地区)】
・160㎝ぐらい浸水したんだよ。1階で93歳の母が寝ていてね。ベッドの
半分まで水が来た時に俺が抱えて助けたんだ。そん時、割れたガラスで足
を切ってしまって。きれいな水じゃないからさ。その後化膿しちゃって病
院に通ってる。飯は近所からお裾分けしてもらって食べてるよ。洗濯はコ
インランドリーを使ってる。この間近所の人が洗濯機を持って来てくれた
んだよ。家の修繕は保険がどれぐらい下りるか分からなかったから大工に
も頼んでなかったんだ。でも親類ということで様子を見に来てくれた。だ
からと言っていつ修理が始まるかは分からない。なんだかもう疲れてしま
ったよ。(60代・男性)
・床下がなかなか乾かなくて困ってる。完全に乾いてからでないと床板が
張れないよね。せめてコンパネでも敷けたら洗ったものを収めることや自
分たちの移動もしやすくなるんだけど。今度大工さんが来てくれることに
なって、これから見積をとるところ。でも多分、お盆までに畳は入れられ
ないんじゃないかしらね。トイレだけは生き残ったので助かった。1日中
片付けして、すぐ夜。そのあとお風呂に入りに行って、そこでやっと一息
つける。それから夕飯だけど、もう何も作る気になれないのよね。かとい
ってコンビニも本当につらい。この間ようやく電気釜を買って、ちょっと
だけ米を炊いて食べてみた。ホッとした。白い米と漬物とみそ汁。それだ
けで食べれるだけでうれしいのだけど。炊き出しも地域の人が1週間ぐらい
頑張ってやって下さった。ありがたかった。これからは自分たちでできる
ことはやらんとね。でもこうやって話していると気分転換できていいわ。
また来てね(60代・女性)
家の浸水の深さによって、もらえるお金が違うみたいだけど、床上になれ
ばみんな水回りや電気系統がやられるから、被害は一緒なのに。なんでそ
んな基準を作るのか。これから受けられる支援も、自分にはどれだけ適応
されるのか知りたい。行政にも相談窓口があるけど、疲れた体で市役所行
って色々聞いても、なかなか頭に入ってこない。家が遠い人は行けないし。
応急修理は8月5日まで申請するようにも言われてるけど、業者から見積取
るのは多分間に合わないと思う。市の人も柔軟に対応してくれるって言っ
てたけど、気ばかり焦るね。最近、物忘れがひどくなった。一つのことを
やって、違うことをすると前のことをすぐ忘れてしまったりね。頭がおか
しくなったのだろうかと思う。水害の前は、人前に出る時、たとえパチンコ
に行く時だってしっかり身なりを整えてからでなければ嫌だったのに、今は
もうくたくたで無精ひげも生えて髪の毛もクチャクチャだよ。自分の身なり
にかまってる余裕がないよ。こんなの本来の自分じゃないのにな。
(60代・男性)
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▼RSY活動支援募金について(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援
プログラムのために活用致します。
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三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

RSY事務局/浦野
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