台風19号の対応【長野市】について(10月18日)

みなさま
RSY事務局です。
現在、台風19号の被害を受けた長野県長野市に浦野・吉林を派遣し、支援活動を行っています。県のボランティア班や、長野市の教育委員会(避難所統括課)、長野NPOセンタースタッフと情報交換・調整をしながら、避難所の対応を中心に活動しています。スタッフは本日一旦名古屋に戻り、月曜日から再び現地入り予定。
市は罹災証明書の申請受付も開始。税務担当者が避難所を巡回し、申請に当たっての説明会を実施していました。
——————————
避難所の環境改善
——————————
【自主避難所の状況】
・最大2m程度浸水した集落の方々6世帯・17名が避難。
・1世帯は幼児のいる世帯、5世帯は70代~80代の高齢者。(幼児世帯は夜間子どもの声を気にして車中泊中。別室を専用として提供できないか公民館に打診中)
・市からは避難所として認識されているものの、指定避難所としては認められていないため、常駐の行政職員がおらず、物資も近隣避難所へ取りに行く等、必要最低限の支援が受けられていない。
・高齢者が多いこと、夜は11℃程度のため石油ストーブ利用を利用。安全対策として、地区の役員が24時間常駐。「早く指定避難所に指定し、行政職員を派遣して欲しい」と悲痛な表情で訴えあり。
・AMDA等の医療チーム、地域包括支援センターが巡回。食事はライオンズクラブが炊き出しをし、行政から提供される弁当に汁物をプラス。栄養面での配慮をしている。配膳は避難者らで対応。
・地区役員より、「千曲川流域の下水処理場の被害により、トイレをこのまま使い続けるといつ汚物が逆流してくるか分からない。」との相談あり。ポータブルトイレ「ラップポン」の設置などを検討中。
・夕食を食べながら雑談。寝床は座布団を3~4枚並べて敷布団にしている状況。「寝返りを打つとズレるのでよく眠れていない」という訴えあり。また、足やひざの悪い方もおり、「段ボールベッドを使ってみたい」という意向が確認できたので導入。
・ゴミ箱の改善、乾燥対策など衛生環境の整備が必要。
・移動手段の無い方、介護が必要な方は水害以来一度も入浴できていない。ウェットティッシュで身体を拭く程度。
【被災者のつぶやき】
・うちは2メートル近く、水に浸かったんだ。お父さんは大丈夫だったけど、私はボートで救助してもらったんだ。いざという時に自力で外に出るつもりで、タオルと何本も繋げてロープを作った。結局使わなかったけどね。年だからか、もうなるようになるしかないって思って、その時は冷静でいられた。でも全部流されちゃった。とにかく疲れた。(70代・女性)
・家はもうくちゃくちゃ。これからどうしたらいいもんか。膝が弱いから、畳に直接座るのはおっかない。家ではずっと椅子だったから。段ボールベッドね、立ち上がりが少しは楽になるかしら。(70代・女性)
・一緒に晩御飯?いいよ。食べていきな、お弁当も余ってるからさ。俺はしっかり噛んで、時間をかけて食べるけど、こっち(奥さん)は早食い。合わないんだよ、俺たち。こんなんでも夫婦なんだよ。はぁ、まさか避難していて、若い人とおしゃべりできるなんて。新鮮で、うれしかったよ。もう泊っていきなよ。明日も来てくれるかい?(70代・男性)
・一人暮らしをしてます。水害の時は水が来る前に班の人が声をかけてくれてね。それで避難できました。いつもは押し車を使って外出しているけど、それも流されちゃって。家中泥だらけだから、片付けにすごく時間がかかると思います。近くに娘がいるんで、病院は行けてる。でも土日しか動けないからねぇ。今は病院も水没してリハビリにも行けないから、トイレまで歩くのをリハビリと思って頑張ってます。いい距離なのよ。お風呂には入ってません。いつまでここにいられるのかしら。私は周りに迷惑をかけないように、行けと言われた場所に行くしかない。(80代・女性)
—————————————
RSY活動支援金街頭募金決定
ご協力お願いします!
—————————————
【日時】
・10月20日(日)
 午前の部 10:00~12:00
 午後の部 13:00~15:00
※行き帰りの荷物運び・募金額の集計もお手伝いいただけると有難いです。
【実施場所・その他】
・場所/名古屋駅ナナちゃん人形前
・集合時間
 午前の部:9:15にRSY事務所又は10:00までにナナちゃん人形前
 午後の部:13:00までにナナちゃん人形前
・内容/台風19号に関わる被災地支援活動募金
・連絡先/090-5000-8386(RSY林)
参加を希望される方は、下記をRSY事務局(info@rsy-nagoya.com)までご連絡ください。
当日飛び込みも大歓迎ですが、なるべく事前にご連絡いただけると幸いです。

①お名前:
②連絡先(できれば携帯電話):
③参加可能日時:
④参加人数(代表者が申込む場合):
※大雨・洪水・暴風・大雪いずれかの警報が出ていたら中止とします。

—————————————

▼RSY活動支援募金について
(随時受付中)
—————————–———–
この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログ
ラムのために活用致します。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。