宮城県七ヶ浜町報告【第251報】月刊つぶやき@七ヶ浜[第41号](2016年11月1日~11月30日)

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。
宮城県七ヶ浜町の住民の声「つぶやき」2016年11月号をお伝えします。
「つぶやき」からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。
2016年12月11日で震災から5年9ヶ月が経過しました。

RSYでは4月14日に発生した熊本地震において熊本県御船町を中心に支援活動を行っております。
詳しくは都度更新される支援活動報告をご覧ください。
———————————————————————————————————————–
七ヶ浜町は11月22日(火)に発生した福島県沖地震で被害を受けました。
人的被害や建物倒壊などはありませんでしたが、松ヶ浜地区等に40cm~50㎝の津波が上がり、漁具や倉庫が破損するなど情報を得ました。
朝6時頃の地震と共に、すぐ防災無線が鳴り、避難勧告が出されました。
役場や地区毎に区長や役員さんがすぐに避難所を開設、沿岸部の皆さんはすぐに避難をされてきました。
この地震が起きる1ヵ月以内に各地区ごとに避難訓練を行っていたこともあり、開設・避難もスムーズに行われたことは『3.11』の経験もあってのことだと思います。
しかし、「あの時のことがよみがえり、とても怖い。高台に在る家にいるより友達と避難所に行ったほうがいいと思った。」とそんな声も上がりました。思った以上に心の傷が深いことがうかがえます。
当日のお昼過ぎには避難指示も解除、現在は余震も収まり、いつもの七ヶ浜に戻っています。
「3.11」以降、備蓄食品や防災グッズをそろえる方がとても増えたと聞きます。
七ヶ浜町住民の日頃の防災意識の高さが、今回の地震での対応・行動に表れていました。
沿岸部に支援拠点を置く災害救援NPOとして、緊急時の対応もしっかり行っていきます。
———————————————————————————————————————–
○仮設商店街壊さないで、残したらよかったって今になって思うね。集会所でも、貸しスペースでもなんでも使えたはずなのに。ある町議員さんもそう言ってくれて、他の議員さんに相談したみたいだけど、ダメだったみたい。七ヶ浜の中心部ってどこなんだろうね。やっぱりスーパーがあるあたり?休憩できる東屋でもいいんだけどあったらいいね。
(60代:女性)

 

○今年はボッケ(町の特産魚)があんまり獲れないんだ。毎年食べるんだけど、今年は食べれなかった。
そのかわり、ワタリガニがたくさん獲れた。七ヶ浜はカニでも有名になれるくらい獲れるんだけど、あんまり宣伝してないのがもったいないね。
(40代:女性)

 

○11月22日の地震で七ヶ浜町内にも津波があがったところもあったみたいだね。満潮の時間と重なってたから来ちゃったんだね。
私は沿岸部じゃなくて高台に住んでるから、3.11の時の津波もみたことないんだ。沿岸部の人たちは怖かっただろうね。
(40代:女性)

 

○寒くなって、散歩している人もあんまり見かけなくなった。私はそんな人のお家に行って、お茶してるんだよ。
おせっかいかも知れないけど、高齢者は特に心配なんだ。
(60代:男性)

 

○震災前にラーメン屋をやってて今は辞めちゃったけど、やっぱりみんなから言われるんだよね。「あんたのラーメンが食べたい」って。
この前、みんなでお昼ごはんで炒飯作ったんだけど、みんなのお昼ごはんくらいならラーメン作れるかな。今度手伝ってね。
(80代:女性)

 

○あっという間に12月だな。今年の一番海苔も出来たぞ。この時期から年明けずっと海苔養殖は忙しいんだ。この前の津波で少しイカダがくずれたけど大丈夫だった。今度、俺が作った海苔食わせっからな。待ってろよ。
(70代:男性)

○今年の七ヶ浜は海開きとか海の駅が増えたとか仮設解体とか、景色がかなり変わったな。
でも、堤防の工事とかはまだ終わんないな。ガードレールとか、ひしゃげたままのところもあるし、いつ直るんだろうな。
(60代:男性)

宮城県七ヶ浜町報告【第247報】月刊つぶやき@七ヶ浜[第39号](2016年9月1日~9月30日)

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。
宮城県七ヶ浜町の住民の声「つぶやき」2016年9月号をお伝えします。
「つぶやき」からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。
2016年10月11日で震災から5年7ヶ月が経過しました。

RSYでは4月14日に発生した熊本地震において熊本県御船町を中心に支援活動を行っております。
詳しくは都度更新される支援活動報告をご覧ください。
———————————————————————————————————————–
現在七ヶ浜町には約10世帯が防災集団移転地での住宅完成や公営住宅入居を待っており、未だ仮設住宅での生活を余儀なくされています。

七ヶ浜町の仮設住宅の入居期限は2017年3月末までの予定です。住宅復興・仮設住宅からの完全移転が間もなくということになります。

最初に仮設住宅から防災集団移転に引っ越した方は2014年の11月でしたので、引っ越す時期を比べると「丸2年」の時間差があります。
『(町営住宅にできつつあるコミュニティに)入り込むのがなかなか勇気がいる。みんなと一緒に移転した方が良かったかもしれない』と聞きました。
移転の兆しが見えて安心する反面、高台へ移転するのが周りより遅れ、移転後のコミュニティに入り込めるかが不安なのです。
その声から、溝を埋めるための「コミュニティ再生の支援」
社会福祉協議会や町の政策にRSYも協力させていただき、毎週、町営住宅を回り、避難所/仮設住宅からの繋がりを活かして活動に当たっています。
どの地区の出身でも、どんな年代でも助けあえる関係、各地区毎に合った自治会運営ができるようサポートしていきます。

———————————————————————————————————————–

○俺のいる高台移転地区もほとんどのみんなが引っ越してきて揃ったんだ。
夏にやった親睦会も成功してさ。いよいよここで過ごしていくんだって思ったね。
近くにお店が無いのが大変だけど、車がない人は乗り合いで買物に行ったりしているよ。
(60代:男性)

 

○町営住宅の人たちは入居説明会とかで会ってたけど、町営住宅周辺に住んでいる人たちとはまったく面識がない。そこれからここにずっと住んでいくから仲良くしなきゃとは思うんだけどね。
(60代:女性)

 

○この前、町営住宅集会所で地元の中学生が芋煮会のボランティアに来てくれたんだ。一緒にご飯食べて楽しかったよ。
友だちの孫も居て、いろいろお話ししたよ。この町営住宅には子どもたちが少ないからねえ。
(70代:女性)

 

○おもしろいことないのか?みんなやることないと、愚痴ばっかり言うんだ。
(50代:男性)

 

○一気に寒くなったな。もうファンヒーターを出してしまった。夜と明け方は寒くて目が覚めてしまうな。
この頃は日中と夜の気温差で体調崩している人が多いみたいだ。
(60代:男性)

 

○七ヶ浜に最近引っ越してきたんですけど、とってもいいところですね。
海の前にカフェもあるし、多聞山の公園も見晴らしが良い。子どもたち遊ばすのにも最適です。
しかも、若い人たちがいろいろイベントしているし、そういうの見てると嬉しいですよね。私もやりたくなる!
(30代:女性)

 

○仮設住宅建ってたグラウンドが来年には使えるようになるんだって。
いろんな町のイベントもそこで開催できるようになればいいね。
(30代:女性)

 

○こうして毎日、プールの前にボーちゃん焼き(※)を食べるのが好きなの!
明日も来るから焼いといてね!それを毎日楽しみにしてるんだから!
(小学生の女の子)
※きずなハウスで販売をしている町の観光キャラクターの型焼き

宮城県七ヶ浜町報告【第242報】月刊つぶやき@七ヶ浜[第38号](2016年8月1日~8月31日)

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。
宮城県七ヶ浜町の住民の声「つぶやき」2016年8月号をお伝えします。
「つぶやき」からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。
2016年9月11日で震災から5年6ヶ月が経過しました。

なお、RSYでは4月14日に発生した熊本地震において熊本県御船町を中心に、
台風10号おいては北海道南富良野町を中心に支援活動を行っております。

詳しくは都度更新される支援活動報告をご覧ください。
———————————————————————————————————————–
2016年8月は七ヶ浜にとっても、大きく風景が変わった月になりました。
10日間の海水浴場のOPEN、仮設住宅の解体が主な理由です。
延べ8万人以上のボランティアが関わったとされる『浜の復興』、町民とボランティアの願いが5年越しに叶いました。
シーズンは終わり、来年度のグランドオープンに向け、少しずつ動き出しています。

仮設住宅入居世帯も現在は約10戸になり、ほとんどの方が町営住宅や高台移転へ移転をされました。
全戸数の半分以上の仮設住宅が解体、今年度いっぱいで約9割が解体予定で、七ヶ浜にこの5年間当たり前のように建っていた『仮設住宅がある景色』が変わる年になります。
この様子はRSYの『今を伝えるブログ』で紹介しておりますので、是非ご覧ください。
———————————————————————————————————————–
○九州の次は北海道と岩手だね。もう災害はたくさんだよ。これからまた台風がくるんでしょ。
テレビでみるたび、「これから私たちと同じような体験をするんだろうな」って心が痛むよ。
(60代:女性)

 

○海水浴開催期間中の土日は車の渋滞が町外まで続いていたよ。町営住宅から町内のスーパーに行くのも、とっても大変だった。
来年は道が狭いから渋滞をどうするかが問題だね。
(30代:女性) ※災害公営住宅入居者

 

○7月はちょっと(仮設住宅が)残ってたけど、8月になって解体作業が進んでもただのグラウンドになっちゃった。
部屋とか道とかすごい狭かった記憶あるけど、この土地自体はすんごい広かったんだなって思う。
七ヶ浜はこういった土地があって良かったよ。
(60代:女性)

 

○町営住宅の近くに住んでいるんだけど、時々『町営住宅にお住まいの○○さんのお宅へ行きたいんですけど』って尋ねられるんだけど答えられないのよ。
昔は隣同士が誰だとかみーんな知ってたんだけど、町営住宅が建ってからはそういう情報は一切来ないし、私も仲良くしたいけどどうすればいいか分からなかった。
この頃、お茶会をやっているのを聞いて、参加してみたら町営の人たちがいっぱいいて、仲良くなれてよかった。
なんかあったら、助けてあげられるし、手伝いできるわー。
(70代:女性)

 

○仮設住宅に居る人は数件だけど、全員知っているわけではない。来年3月までだけどその間にも減っていくようだよ。
町内でも「もう仮設に入っている人いないんでしょ?」って聞くけど、実はいるんだよねぇ。
(50代:女性) ※災害公営住宅入居者

 

○地区避難所にもお茶会やカラオケも増えてきたけど、いつも同じ人ばかりで話題に飽きる時もある。
ときどき、隣りの地区や町外の人でも誰でもいいから混ざってくれると楽しいんだよね。
(60代:女性)

 

○8月8日からまた菖蒲田は遊泳禁止になったんだけど、町外の人たちで駐車場もビーチも賑わっている。
風が強い時は海も荒れてるから危ないんだけど、俺たち地元の漁師やライフセーバーじゃないとそういうのは分からないはず。
事件・事故なければいいけどよ。
※菖蒲田は海開きシーズン以外は遊泳禁止になっている
(70代:男性)

【第5報】台風10号被害に関わるRSYの支援活動について(9月9日)

皆様
RSY事務局です。
台風10号の影響で被災した北海道地方に、事務局次長の松永を派遣し、南富良野町災害ボランティアセンター(VC)を中心に支援活動を続けています。
被災地は、水害発生から1週間が経ち、住民・支援者の疲れもピークに達しており、これから迫る温帯低気圧の影響を心配して、不安感や恐怖心も増幅しています。
それと共に、これまでの被災地同様、床下の消毒や、被災後泥だらけになった家財道具の処分方法などが大きな課題となっています。
また、今回初めての被災ということもあり、丁寧なニーズ調査や、家屋の被害状況に応じて、適切・安全に作業を進められる現場リーダーも不足しています。さらに、住民の遠慮や気兼ねの気持ちも強く、個別訪問でようやく「助けて!」の声を上げてくださるケースも多数あり、ニーズは日に日に増えています。
松永は、南富良野町災害ボランティアセンター(VC)の運営サポートを中心に、可能な限り町中を歩き、被災者の声に耳を傾けながら、現状把握に努めています。また、この先想定される課題について、社協・行政らと情報を共有し、具体的な対応策を検討しています。
毎日150名~200名のボランティアが活動していますが、住民の疲れやニーズ件数・作業量から、ボランティアの数もまだまだ足りません。
以下、松永からの報告です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(南富良野町の被害状況)
・ラフティング等の自然体験が町の観光資源。今回の台風10号の被害で河川が損壊し、観光への影響が懸念されている。
・農家の被害も大きく、収穫時期であったじゃがいも、人参等が流されている。本来であれば農機で収穫可能だが、じゃがいも畑に水が流れ込み、畝が変化したため、一つ一つ手作業で収穫している。とうきび(とうもろこし)の収穫を手伝ってほしいとの声も上がっている。
・公営住宅、教職員住宅について、行政による工事が入っている。床板を剥がしているので、泥出しをボランティアでやってほしいと依頼あり。現時点で10戸×10名で100のボランティアが必要。
(生活に関する支援)
・町の医療機関の復旧:概ね9日より再開
・水道料金の免除:床上浸水宅は全額、床下浸水は半額免除。9月分~12月分まで適応できるよう検討中。
・炊き出しは住民向け、ボランティア向け共に毎日のようにボランティアの申し出あり。
(住民の様子)
・洗い物をしていると手が震える、雨が降ると気になって川を見に行く方、子どもたちの赤ちゃん返り等も出てきている@落合地区。
・ここより被害が大きいところを手伝ってくれと遠慮がちな住民が多い。
・災害から一週間経ち、住民もかなり疲弊している。一旦ボランティアは断ったが、「疲れ出てないですか?ボランティアが手伝いますよ」との話に、「自分たちでやれると思ったけど、終わらない。手伝って欲しい」とボランティア依頼が増えている。
・夫が心臓病で、私は腰が悪い。老夫婦では片づけが進まない。ボランティアに助けられている。ご飯はカップラーメンをよく食べている。今日からご飯を炊くんだ。(70代女性)
【山畔の被災状況】
  
【落合地区の被害状況】
  

宮城県七ヶ浜町報告【第236報】月間つぶやき@七ヶ浜[第37号](2016年7月1日~7月31日)

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。
宮城県七ヶ浜町の住民の声「つぶやき」2016年7月号をお伝えします。
「つぶやき」からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。
2016年8月11日で震災から5年5ヶ月が経過しました。

RSYでは4月14日に発生した熊本地震において、熊本県御船町を中心に支援活動を行っております。
詳しくは都度更新される支援活動報告をご覧ください。
———————————————————————————————————————–
熊本地震発生から間もなく4ヶ月が経過しようとしています。
七ヶ浜町では8月8日(月)に名古屋のボランティアさんが住民の皆さんに呼びかけを行い『熊本を応援しよう!』
とドレスタオル作り交流会が行われました。
『七ヶ浜町から熊本のために何かしたい!』と考える町営住宅入居者を始め七ヶ浜住民の皆さん約40名が集まりました。
作ったタオルは名古屋のボランティアさんが熊本の仮設住宅入居者に届けてくれるということもあり、
皆さんは約100個のドレスタオルを作り、「あの時助けてもらった恩返しだ」とボランティアさんへ託しました。
参加した町営住宅入居者の女性は「何かしたいと思っていたが、なかなか動けなかった。声を掛けてもらって嬉しい。やっとあの時の恩返しができたという感じで嬉しい。熊本の人たちも大変だけど頑張ってほしい。」と話していました。
ちょっとした手助けでできることが広がります。
私たちもその大切な気持ちに寄り添いながら、七ヶ浜の活動を続けていきます。
———————————————————————————————————————–

○7月から仮設住宅の解体が始まったな。昨日みたら俺が5年住まわせてもらった仮設が跡形もなく壊されてたよ。本当にお世話になったんだ。あの仮設には。
(70代:男性)

 

○菖蒲田海水浴場が海開きして七ヶ浜も少しは復興したってのを見てもらったのかな。来年はもっと復興が進んでいることを願うよ。
(50代:女性)

 

○震災の最初に比べてイベントが減ったでしょ?だから小さなイベントでもやるって聞いた時は行きたいって思っちゃうよ。
普段通りに戻ってきたって言えばそうなんだろうけどね。
(60代:女性)

 

○今年の夏は七ヶ浜もすごく暑いね!今は新しい家に引っ越したから良いけど、仮設住宅だったら(暑くて)ひどかったと思う。
そう考えると熊本の人たちは大変だ。今から仮設住宅でしょう。
(50代:女性)

 

○七ヶ浜って自然いっぱいあったけど、道路の工事とかで遊べるところが減っちゃったんだよね。今はきずなハウスがあるからいいけどさ。
(中学生の女の子)

 

○七ヶ浜のどの浜も海もきれいだね。海水浴のお客さんもたくさんきてくれて、すごく楽しいね!道が渋滞するのが大変だけど。
(30代:女性)

 

○七ヶ浜役場の人と愛知県からの派遣職員で来た人が結婚したんだよね。七ヶ浜に移住してくれるボランティアさんって多いのかな?
石巻とか気仙沼とかはニュースでみるんだけど。いいところだからみんな住めばいいのにねぇ。
(80代:女性)

【第26報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(7月20日~25日)

みなさま
平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。
7月20~25日までの活動報告です。
この間、栗田、浦野、松山、浜田も現地で活動しました。
—————————————————————————
▼熊本県域・熊本市の概況/報告:松永
—————————————————————————
●熊本県内で、13市町村70ヵ所、3,740名、益城町と南阿蘇村では1,000名を越える方々が現在も避難生活を続けています(7月25日/県発表)。
●熊本県・県社協と週2回行っている連携会議では、被災家屋の公費での解体について・仮設住宅等への支援体制づくり「地域支え合いセンター」・長期休暇を利用したボランティア受け入れと情報発信について等を議題として打ち合わせを行っています。中でも、公費解体については、ある自治体で被災家屋の解体を行う際に、「エアコン等の家電は事前に住民で搬出してほしい。」とされていました。解体する場合、半壊以上の住家で危険家屋となっていることが大半で、家電の取り出し等を被災者自身で対応することは難しく、また業者に依頼すると自己負担となるため、現場で混乱しているとの声が支援団体からありました。自治体毎でも制度に多少の違いがでています。そうした被災者に直結する課題に対して、連携会議を通して県と調整を続けています。
●熊本市では、避難所から応急仮設住宅への入居が進む中、入居者の交流の場・支援者の活動の場となる集会場の建設工事が進められていて、最初の建設された団地の集会場は既に完成しています。そのような移行期において、支援団体より、支援の方向性を団体同士ですり合わせを行いたいとの声が出ていて、定期的に行う支援団体の情報共有会議「ひごまる会議」で仮設住宅等への支援について検討していくよう調整しています。また仮設住宅等への支援については、県内共通の課題となるため、JVOADとしても県域で支援のすり合わせが必要になってくると考えています。
●7月23日(土)に「熊本地震被災地におけるこれからの復興への取り組み」と題したシンポジウムが行われ、JVOADも運営協力等を行いました(主催:くまもと災害ボランティアネットワーク設立実行委員会)。災害から三ヵ月が経過し、これまでの活動を振り返り、これからも続く復旧とその後の復興に向けて、継続した力を寄せ合う機会とするために本シンポジウムが開催され、当日は、230名を越える方々(行政・社協・NPO・ボランティア団体等)に参加頂き、県内外の支援団体の活動報告、また中越地震・東日本大震災での支援事例をもとに今後の支援に向けてのパネルディスカッション等が行われました。長期化する避難所生活・仮設住宅等での入居後の孤立・被災家屋のブルーシート対応など、山積する課題に対して、今後も息の長い支援が必要とされています。
—————————————————————————
▼御船町/報告:中西・浦中 第2次仮設入居者説明会
—————————————————————————
7月21日(木)に第2次仮設入居に向けた説明会に参加し、過去の事例をもとに、仮設住宅の住まい方の工夫について説明しました。17世帯が出席。中には一人暮らしの高齢者も数名いて、書類の確認や理解についていけない様子もあったため、RSYスタッフでサポートしました。手続きは説明会終了後、住民に整理券が渡され、その場で記入、提出できる仕組みとなっていました。「壁に穴をあけてはダメなのか?」「固定電話は引けるのか?」などの疑問や不安に、町の職員が丁寧に対応している姿が印象的でした。
また、入居者に大工さんがいたので、棚の取り付けを希望する方や、日曜大工が得意な地元ボランティア向けの講習会について相談しました。東京の団体からも、棚取り付けボランティアの申し出を受けているので、一緒に取り組みができるよう調整します。
「あったか味噌汁プロジェクト」のお椀とお箸セットは、説明会終了後に、住民の皆さん一人ひとりに手渡ししました。「娘が愛知におるけん身近に感じる」「20年愛知におったとよ。懐かしいねぇ。」「愛知から来てくれたボランティアさんに本当にきれいにしてもらってありがたかった。また会えたらお礼を言いたいんだけど、伝えておいてくださいね。」など、思い思いの心境をお話下さいました。
—————————————————————————
▼御船町:玉虫南組足湯
—————————————————————————
7月24日(日)、神戸大学足湯隊5名が御船町で活動しました。以前、足湯ボランティアに来てくれた学生さんが、「また御船に行きたい!」と手を上げてくれたのです。地元のSさんに事前のチラシ配布や当日の声かけを手伝って頂き、12名がお越しになりました。会場にはサロンスペースも作ったので、終始ゆったりとした時間の中、震災によってもたらされた生活の変化や不安など、思い思いの心の内を聞かせて下さいました。宮古島在住のRSY会員Sさんから送って頂いた新鮮なマンゴーをお出しすると、皆さんの表情もパッと明るくなって、さらに会話も弾みました。人との関わりや会話の機会を求めている方が多いことを改めて実感しました。
—————————————————————————
★住民の声
—————————————————————————
玉虫地区の仮設住宅は団地内の公園に建設中ですが、建設計画が全体的に遅れているので、入居の目処はまだ立っていません。
・お盆休み前に仮設のカギがもらえたら、帰省してくる子どもたちの寝る場所ができるけど、暑いだろうねぇ(40代・女性)
・家が壊れてしまったので孫が来にくくなって会えなくて寂しい(70代・男性)
・水が出なかったから、娘のところに1か月くらい避難していの。にぎやかだったけど、気も使うから疲れちゃった(70代・女性)
・6月にボランティアさん(碧海五市)が来てくれた時は、仕事で来られなかったから、今日は楽しみにしてたの(30代・女性)
・65歳まで郵便車の運転手をしていたよ。1日約8時間運転。引退後は家庭菜園をしてる。なす、キュウリ、オクラ…。孫がいて一番下は特に可愛い。地震はあまり怖くなかったが雨が怖かったね。(60代・男性)
・水が出なかったので、1ケ月間長女のもとでお世話になったの。孫が5人いる。昔病気をしたけど、今は元気にしているよ。その後、好きなことをして生きようと思って、車の免許をとったの。理髪店で働いていたから、今でも孫たちの散髪をしてる。人間、元気が一番やね。(70代・女性)
・前の足湯の時は仕事があって来れなかったから、今回はどんなものだろうと思ってきてみました。子どもの学校も、入学後2日しか通えなかったの。小学校の夏休みは、地震で短くなっているんです。
家は支援金をもらって建て替えようと思えば2年待ち、すぐ建て替えようと思えば自分でお金を払わないといけないんです。(30代・女性)
・昨日60年来の親友が亡くなったと電話があった。亡くなったのは少し前だったけど家族葬だったそうで、昨日知った。一度少し元気になった時に、一緒に釣りに行った。その後に悪化してモルヒネが打たれている中で電話やメールをくれた。無言の電話があった後、急いで病室に向かって、1時間半手を握り締めていた。あなたも一生つきあえる友人をつくりなさいね。たくさんじゃんくていい、1人でいい…(70代・男性)
・体を動かすのが好き。今回の地震が起こる前まで、エアロビクスをしていた。
兄が30代で無くなった時には、奥さんと子供の面倒をかわりばんこにしながら看取ったっけ。神戸の地震の時も大変だったでしょう?今回は火事も津波もなくて不幸中の幸いだった。でも雨で家が傾いた。水が溜まって海のようだった。(60代・女性)
益城や西原は被害が集中的に出ているので話題になりやすいけど、御船はところどころの被害なので取り上げられづらいよね。4月14日の地震に驚いて、落ち着いたかな、と思ったところで本震が来たからショックだった。2階の自分の部屋は、棚などが倒れてしまって入れないような状態だった。その後に雨が降って、土砂災害が起きたりしたから不安だった。(60代・女性)
・息子2人と娘1人いるよ。息子が彼女と結婚するなら、玉虫に二世帯住宅を建てるかもしれない。(ここに来るとき)山の中にパッと住宅が現れたでしょ?山を切り開いたからよく揺れたのかもしれないね。(40代・女性)
—————————————————————————
▼御船町:仮設住宅巡回
—————————————————————————
仮設住宅を回り、お箸・お椀のセットの配布をきっかけに個別訪問活動をしています。入居から1週間以上が経ち、生活のペースが少しつかめたという方もいますが、
やることがない」と、テレビの前でじっとしているお年寄りの姿も目立ちました。
現在は、保健師による定期巡回、地域包括支援センターとJRATによる手すり等の取り付けが進んでいます。また、介護が必要な方には、デイサービスやヘルパーなども入っているので、完全に孤立した状態ではありません。
しかし、7月末で保健師の派遣は終了するため、今後は民生委員、福祉委員、サロンボランティアらなど、地元で動ける方々との連携が急務の課題です。仮設住宅の見守りをする「地域支えあいセンター(行政が社協や民間に委託)」の本格稼動は冬頃の見通しです。その間に、孤立、引きこもり、孤独死を絶対に出さないよう、関係者が連携しながら、対応策を考えなければなりません。
—————————————————————————-
▼活動支援金募集
—————————————————————————-
皆様からお預かりした大切な寄付金は、避難所・応急仮設住宅の環境改善、孤立・孤独死の防止のためのサロンや食事会、足湯ボランティアの開催、ボランティアバスの運行など、復興の町づくりに繋がる活動に役立てます。
<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。

【第25報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(7月14日~19日)

みなさま
平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。現地スタッフからの14~19日までの活動報告です。
———————————————————————————–
▼熊本県域・熊本市の概況(報告:松永 JVOADの活動)
———————————————————————————-
●熊本県では7月19日現在で、15市町村89ヵ所、4,027名が現在も避難生活を続けています。
●熊本市では、JVOAD(担当:松永)が事務局として行う「熊本市・市社協・NPO等連携会議」を週2回で開催しています。仮設住宅の建設やみなし仮設住宅入居が進む中、現在約25ヵ所ある避難所の集約・解消が進んでいて、8月中旬までには市内3区で避難所解消の予定となっています。その中でも、みなし仮設住宅の鍵渡しが終わらず、8月下旬まで避難所に残らざるを得ない方もいます。そうした方へ、5区の集約避難所や二次避難所(ホテル・旅館等)での対応についての議論されています。市連携会議では、「避難所」・「仮設住宅等」でテーマを分けて開催していましたが、避難所から仮設住宅等への移行期となっていることもあり、今後は1本化し開催する予定で調整しています。
●熊本市で、市内で活動する支援団体の情報共有会議として、毎週土曜日に「ひごまる会議」の開催を、「市民活動支援センター・あいぽーと」が行い、その開催サポートも行っています。ひごまる会議は、7月16日(土)で第5回目が開催され、毎回15団体30名程度が参加されています。会で、支援団体の顔合わせや、市連携会議での情報共有、また避難所支援のスケジュール調整等も行っています。支援団体の中でも、移行期を迎え、参加団体から仮設住宅支援への方向性等のすり合わせを行いたいとの声も出ています。東日本大震災での支援経験・事例等を地元団体等へ伝えて行ければと思っています。
●同様に週2回、県・県社協・NPO等連携会議の開催も行っています。地域支え合いセンターの設置・公費解体・仮設住宅集会所の環境整備等が議題となっています。仮設住宅等の支援体制の基盤となる地域支え合いセンター(東北では仮設住宅サポートセンター等の名称)は予算面で国との調整もあり、体制ができるのは秋頃となりそうです。センターができるまで間の支援やその調整窓口について検討しています。
—————————————————————————–
▼御船町の概況(報告:中西・浦中)
—————————————————————————–
御船町:避難所・避難者数(7月20日現在)
————————————————————————
・全壊家屋777棟 半壊1,391棟 一部損壊3,706
・避難勧告139世帯(347名) 避難指示108世帯(308名)
・避難者218名/避難所4箇所(スポーツセンター・カルチャーセンター・福祉施設2箇所)
・罹災証明2次調査→御船町40%程度が依頼。
★RSY御船事務所「かたらんな交流館」オープン
————————————————————————
7月5日にオープンした『かたらんな交流館』。「かたらんな」とは、地元の方言で、『一緒に』とか『語る』という意味合いがあります。この場所に多くの人々が集い、将来を話し合ったり、励ましあったり、ボランティアと町民が交流を深める場所となって欲しいと願いを込めました。中西・浦中が常駐し、毎日のように住民の方々が顔を覗かせてくれています。
(住民の声)
・今度いく。行ってもよかね?(50代・男性)
・レスキューさん、辺田見のあっこにプレハブ建てたばいね。うちは、あの上にあるけん、あれ?何ができると?あれ?レスキューさんのプレハブだって(笑)今度寄らせてもらうけん、お茶飲ませてね。(30代・女性)
・ここ何かな~って毎日思って通ってた。そしたら今日私の描いた絵がある!って。あっ!って思った。いつもここにいると?ずっといると?今度来てもよかね?(16歳・女性)
★避難所への支援
————————————————————————
19日、災害ボランティアネット九州支部の皆さん12名が、スポーツセンターにて茶話会を開催して下さいました。お抹茶と工作、牛乳パックでかご作り・折り紙コマなどが用意され、多くの住民が参加しました。ものづくりに没頭したり、ボランティアとの交流を深める姿も見られ、大盛況。とにかく皆さんが楽しんでいる姿が印象的でした。
 
★仮設住宅への支援
————————————————————————
●民生委員定例会に出席しました
福祉課からの要請で、中西が民生委員定例会に出席しました。会議では、町から、被害概要が共有されたほか、一人の対象者に対し、移転前と移転後の地域の民生委員で、情報共有や見守り活動を早急に進める必要性があると伝えられました。また、中西は、仮設の居住環境や、既に入居している住民の様子、RSYの活動を紹介。仮設住宅の見守り機関として町が委託する『地域支えあいセンター』は9月以降から稼動の見通しのため、間を繋ぐべく、共に協力しながら住民の暮らしを支えていくことを確認しました。
●第2次仮設入居者説明会順次開催
第2次仮設入居に向けた説明会が7月14日(木)から開催されています。住民の方からは、「仮設住宅の見取り図(設計図)だけでは想像がつかず、持っていくものや置き場所が考えられない」といった声があがっており、不安や疑問を少しでも解消してもらうため、入居に向けての準備ができるよう、RSYスタッフが時間をもらい、写真と共に紹介しています。
また、「あったか味噌汁プロジェクト」の第二弾セットも9日から手渡ししています。
 
(住民の声)
・仮設に入る前に見学会をしてほしい。そうしたら何が持っていけるかだいたい見当がつくと思うんだけど。(50代・女性)
・仮設の入居時に何かもらえるものがあるの?もらえるものがあるなら、買ってしまう前に先に知っときたい。もらえるのは非常にありがたい。(60代・女性)
・卵焼きがつくりたい。(60代・女性)
●生活協同組合連合会アイチョイス様から、集会場・談話室の備品提供を頂きました
町の仮設住宅には、1箇所の集会場(50戸に1つ)と6箇所の談話室(20戸に1つ)が順次建設されています。ただし、災害救助法で提供されるのは建物のみ。資材は町が自前で用意しなくてはなりません。そこで、お茶のみセット、簡易調理セット、モノづくりのための工具などをアイチョイスさんが寄付して下さいました。鍵の受け渡しは一番早いところでも、8月にずれ込む可能性があるそうですが、すぐに住民が集える場として使えるよう準備を進めていきます。
★集落支援
—————————————————————————
田代地区、七滝地区土砂崩れ現場巡回しました。度重なる雨で、道路わきの倒木、土砂崩れ、ガードレールの崩落などが多くの箇所で確認されています。住宅下がえぐられ宙に浮いている状態の場所もあります。また屋根全面ブルーシートを張られる住宅も増えているとのことです。豪雨後、新たに全壊家屋が増え、避難所へ移った方もいます。住民の皆さんは、梅雨が明けてほっとしている反面、これから迎える台風シーズンに不安を募らせています。
 
★住民の声
————————————————————————
※6月26日と28日に、避難所となっているスポーツセンタで足湯、玉虫住宅南集会場で、碧海5市ボランティアの皆さんによるサロン活動を行いました。
・御船に家を買って3年前くらいかな。数年前に隣の家が火事になって、それが落ち着いたと思ったら地震でしょ。孫たちは家に入りたくないって言って。ずっと避難所。俺だけひとり家に帰ってる。犬がいるからね。(60代・男性)
・足湯は何回かやったことあるよ。ここにいる人(足湯をしているほか2人)は、中学校が避難所になった時からの知り合い。今も仲良くしている。ぐっすり眠れるし、よく食べている。食べ過ぎて太ってしまって困っている。病気で食事制限しなくちゃいけないから。体調は悪くもないし、よくもない(笑)。自宅は危険区域に指定され、入ってはいけないことになっている。(50代・男性)
・2次審査を待っている。地震保険は「全壊」判定で、町の判定は「半壊」。納得いかない。町の対応も2次審査が終わってるところもあるのに、7月まで待ってと言われている。対応がおかしい!!(70代・女性)
・り災判定の3次審査待ち。自分は全壊と考えているが、「半壊」と判定されている。納得するまで判定してもらうつもり。避難所では健康のため、朝は1キロほど歩くようにしている。今月は初めて足湯に来たが気持ちよかった。(50代・男性)
・地震があってエコノミー症候群になった。高血圧もあり、血圧が下がらないとエコノミーの治療もできないといわれている。地震後、血圧もなかなか下がらなくなった。(70代・女性)
・帰るたびに家が傾いている。体育館でやっと寝られるようになっていたが、(スポーツセンターに移動して)また慣れるまで時間が必要。いろんなボランティアが来てくれている。前はネイルのボランティアもあった。本当にありがたい!(70代・女性)
・夜は眠れないですよ。消灯は10時だけど1時までじっと起きています。睡眠薬を毎晩飲んでいるけど効かない。来月仮設に入る。こっちより少し広くなるね。(70代・男性)
・中学校の避難所がよっぽどよかった。入り口にいたから、みんなに挨拶ができたから。学校に行ったら「いってらっしゃい」、帰ってきたら「お帰りなさい」といつも挨拶してた。(子どもたちは)私を園長先生と呼んでくれた。今のところはカーテンがあるからよくない。(70代・女性)
・今、母は特養の施設に入っている。本心で家が崩れた。もし母が居たら死んでいたでしょう。本当によかった。来月仮設に入るけど、食事は心配。今まで避難所で楽にしていて自分で作ると思うとめんどくさいなと思う。仮設に入るのにエアコンしかない。家電品がもっと設置されると思ったのにびっくりした。2年仮設にいられるというけどあっという間でしょう。どうしよう?家は半壊だったけど解体して新しい家を建てるつもり。(50代・女性)
・前の避難所の方がよかった。今のところにいるとカーテンで隠されていて気持ちが悪くなる。家が一部損壊だからお金がもらえない。6日前に腰を痛めて今仕事ができない。避難所で落ち着かないから仕事にもひびく。(50代・男性)
・娘がパニック障害のため、いつ発作が出るか心配。早くここを出たいが仮設に入っても落ち着いて生活できるのか不安。(年齢不明・女性)
・震災直後、妻が脳梗塞で入院。避難所から旅行などもあるがなににも参加する気がおこらない。(年齢不明・男性)
・男性はサロンにあまり来ないけど妻と一緒に来ました。人と話していると気持ちも落ち着くしね。家は柱も大丈夫だし、何ともなっていないが家具が壊れた。お隣さんが親切にしてくれるので助かっている。お隣さんは大事だと思う。(70代・男性)
・震災の時、主人は不在で一人で家にいたので心細く怖かった。家は壊れなかったが怖くて中に入れなかった。軽乗用車の中にいたがよく揺れるのでどうしたらよいか不安だった。隣の家の方が「うちの車は大きいし大勢でいると心強いからうちにおいで。」と言ってくれた。2回目(本震)の時は主人は一緒で心強かった。水に困った。水の大切さを身に染みて感じた。40日間毎日水汲みに通った。一人18ℓまで。もらうのに2時間半並んだ。自分より2~3人前で(給水車の)水が空っぽになることもあった。(60代・女性)
※その他
・避難所は暇なので、手芸やモノづくりをもっと習いたい(50代・女性)
・アイロン台とかアイロンが欲しい。アイロンかけたい(40代・女性)
・学校用の手提げ袋をとか、雑巾を作りたい仮設に入って集会所ができたらサロンを開きたい。開いたときに例えばクッション等ならすぐに作れるし、みんなが集まって話しながらやりたい。(50代・女性)
————————————————-
※仮設住宅には、あったか味噌汁プロジェクトの配布と見守りをかねて随時訪問しています。
・お椀とお箸をくださった方たちね。ありがとうございます。よろしく伝えてください(50代女性とその家族)
・よかとこ、ほんとうによかとこですたい。こんないい住宅に住ませてもらってほんにありがたい。感謝しとるですたい。押入れもあってね、広かたいね、着物ば持ってきてかけたらどうかと思っちょります。今までの暮らしを思うと涙が出るほどありがたい。(70代女性)
・とにかく昼間暑くてたまらんですたい。ほんに暑か。昨日の雨はすごかね。雷ば鳴ってすごかったたい。(50代男性)
————————————————————————
▼御船町からのお知らせ
————————————————————————
●吉無田高原「緑の村(町営キャンプ場)」と御船町恐竜博物館の再開が決定しました!
7月23日(土)より、吉無田高原「緑の村(町営キャンプ場)」、7月24日(日)より御船町恐竜博物館の再開が決定。少しずつではありますが、復興に向けて歩みを進めています。
———————————————————————
▼活動支援金募集
———————————————————————
いただいた寄付金は、あったかお味噌汁プロジェクトをはじめとした、被災者のみなさんが当たり前の「日常生活」を取り戻すために、活用いたします。
お椀やお箸の名古屋からの輸送代、サロン活動のための備品などに役立っています。ありがとうございます。
<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

宮城県七ヶ浜町報告【第233報】月刊つぶやき@七ヶ浜[第36号](2016年6月1日~6月30日)

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。

宮城県七ヶ浜町の住民の声「つぶやき」2016年6月号をお伝えします。
「つぶやき」からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。
2016年7月11日で震災から5年4ヶ月が経過しました。

RSYでは4月14日に発生した熊本地震において、熊本県御船町を中心に支援活動を行っております。詳しくは都度更新される 支援活動報告をご覧ください。
———————————————————————————————————————–

震災の影響で運営を休止していた『七ヶ浜町-菖蒲田海水浴場]』が2016年7月29日より10日間限定でオープンします。
(なお、本格稼働は来年を目指しています)
海開きまであと3週間を切り、七ヶ浜町は大忙しです。去る7月9日(土)には町内外から300名以上が集まり、浜清掃も行いました。7月30日(土)は菖蒲田浜海水浴場復興感謝祭、花火大会も開催予定です。

 

「8万人のボランティアさんが居て、一生懸命浜清掃してくれたから、海水浴ができる」そんな声を多く耳にします。
ご都合つく皆さん!この夏、七ヶ浜町にお越しください!

———————————————————————————————————————–

○仮設店舗があった時、職場体験が仮設のラーメン屋さんだったから、いつも帰りきずなハウスに遊びに来てたんだよなー。懐かしい。大人になったときも、きずなハウスがあって欲しいなー。
(中学生:男子)

 

 

○夏が来くるな。今年は海開きもあるし、海水浴やバーベキューで浜の方は大賑わいだな。どうなるんだろうか、海水浴を手伝っていた浜の人たちは高齢化と高台移転で来れないと思う。ゴミとか駐車場で毎回必ずトラブルが起きるんだよな。事件、事故なければいいな。

(70代:男性)

 

○復興の工事が始まって、景色も変わって「ここどこだっけ?」って思う時があるよ。
地元の人なのにね、分からなくなる時があるんだよ。
(60代:女性)

 

○町民でも七ヶ浜町でイベントとかお店とか、何をやってるか分からないんだよね。
きずなハウスの中にある七ヶ浜町の情報掲示板があるから助かっているよ。
(40代:女性)

 

○町営住宅の集会所はないけど、毎日お茶のみしてるよ。私の家か、友達の家でね。
今年から一般公募で新しい人たちが町営住宅に入ってくるみたいな話が出たんだ。
どんな人がくるんだろうねぇ。
(60代:女性)

 

○私たちは早めに仮設を出て、息子のローンで家を買ったんだけど、新しい地域になじめなくてかなり苦労したんだよ。同じ部落の人たちと一緒に仮設にいれば良かったと思ったこともたくさんあったよ。あれから5年して、みんな町営住宅や高台移転して同じ部落の人たちで生活できてるのを聞いて羨ましいって思う時もあるんだよ。
(60代:女性)

 

○仮設住宅にはお世話になった。結局4年半にもお世話になったしな。
最後、解体する時は感謝の気持ちで見届けたいな。ここでのきずなはずっとだけどね。
(70代:男性)

 

宮城県七ヶ浜町報告【第230報】月刊つぶやき@七ヶ浜「第35号」(2016年5 月1日~5月31日)

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。

宮城県七ヶ浜町の住民の声「つぶやき」2016年5月号をお伝えします。
「つぶやき」からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。
2016年6月11日で震災から5年3ヶ月が経過しました。

又、RSYでは4月14日に発生した熊本地震において、熊本県御船町を中心に支援活動を行っております。詳しくは都度更新される 支援活動報告をご覧ください。
————————————————————————————————————————

今回は現在の災害公営住宅の集会所についてお話しさせて頂きます。
5か所ある災害公営住宅には1か所を除いて仮設住宅にあったような『集会所』がありません。それ故に人が集まる機会が減ってしまいました。
それでも部屋は仮設住宅より広いのが公営住宅です。各々、友だちを誘って、集まってお茶会を行っている様子をよく拝見します。
その中で、「自宅(公営住宅)でお茶のみをしているが、5人以上でやりたいときに、さすがに全員は入らない。避難所を使いたいけど、いつも空いている訳ではない。」という声がありました。
そこで、私たちは住民の皆さんと連携して、移動学び舎バス『きずな号』を使って、お茶会サロンを始めました(※きずな号についてはコチラ
きずな号は子どもたちの勉強場所として活用しておりますが、日中は子どもたちが学校へ行っているので使用しない時があります。 その時間を活用しようと『きずな号お茶会』が始まったのです。

災害公営住宅付近でのお茶会はRSY七ヶ浜事務局としても初の試みで、どれだけ人がくるんだろうと不安でしたが・・・蓋を開けてみると20人弱の皆さんが集まってお茶会に参加してくれました。

「しゃべったこともない人たちとも友達に慣れて、コミュニティが作れて良かった」
「家だと狭くて限られた人数しか呼べないけど、これならたくさん呼べる。」
「毎週この時間が楽しみなんだよ。一週間待ち遠しい」
など喜びの声が挙がり、私たちも住民の皆さん同士の顔つなぎが出来てホッとしています。

きずな号を活用したお茶会サロン天気のいい日は青空喫茶!男女問わずたくさんの方が参加!

現在も毎週定例でお茶会を開催しています。
会話の中では「このお茶会メンバーで何かしたいね。」など結束力も生まれてきています。
今回のいいところは公営住宅だけではなく周辺地域の皆さんも参加して下さることです。
区長さんからの『「公営住宅入居者だけ」とか「被災者だけ」という括りから、「地区の皆さん」として『区』として少し広げて支援を続けて欲しい。』という声に寄り添いながら、次のフェーズの支援を考えていきたいと思っています。 

———————————————————————————————————————–
〇Aさん足腫れて、ひどそうだね。なんかあったとき声掛けれる関係を作れるためにこうして(お茶会)みんなで集まってるんだ。
(Aさんへ)買物とかひどいときはいつでも電話してね?代わりに買い物に行ってあげっからさ。
(60代:女性)※災害公営住宅入居者

 

〇昨日雨降っただろ?俺の畑にとっては最高だ。そして今日はすごいいい天気、最高だ。
育てるのが楽しみなんだ。
(70代:男性)※災害公営住宅入居者で、庭に自作で農園を作った方。

 

〇夜中仕事してるから、朝帰ってきてから寝てるんだ。
でも、お茶会(サロン活動)にはいくよ。
来なかったら、おばちゃんたち「今日はBさん来てないぞ!」って騒ぐからなー。
(60代:男性)※災害公営住宅入居者

 

〇何もすることがないから、自宅の前に農園を作ってみたんだ。何を植えようかなぁ。
(60代:男性)※災害公営住宅入居者

 

〇今までのボランティアセンターの職員さんが辞めて、新しい人たちになったから少しさびしいねぇ。連絡もとることもなくなったし、なにしてんだかなぁ。
(70代:男性)

 

〇この頃、(公営住宅の)集会所が少しずつ使われていて嬉しいんだけど、毎日同じ人が来てて、いわば占領してるみたいになってるんだよね。カラオケも週2回って決めてるんだけど、機械が置いてあると毎日つかっちゃうんだよな。カラオケが嫌な人もいるからさ。なかなか使い方が難しいな。
(70代:男性)

 

〇前居た仮設から引っ越して、きずなハウスの前の仮設に来ました。今までは話聞くだけで、きずなハウスに来たのは初めてだわ。仮設住宅も10軒ちょっとだから、防犯上やっぱり人の目につく、中央公民館の近くに引っ越して来れて良かった。今度からお隣さんね。よろしくね。
(70代:女性)
※きずなハウスは中央公民館の隣に在り、中央公民館前に仮設住宅に集約化が行われた。

〇私、津波で家を流されちゃって、ぬいぐるみとか全部無くなっちゃった。津波で大変だったけど、私は幼稚園の時だったからあんまり覚えてないんだよ。
(小学生の女の子)

宮城県七ヶ浜町報告【第229報】月刊つぶやき@七ヶ浜「第34号」(2016年4月1日~4月30日)

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。

宮城県七ヶ浜町の住民の声「つぶやき」2016年4月号をお伝えします。
「つぶやき」からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。
2016年5月11日で震災から5年2ヶ月が経過しました。

RSYでは4月14日に発生した熊本地震において、熊本県御船町を中心に活動を行っております。詳しくは都度更新される 支援活動報告をご覧ください。

その日は七ヶ浜町でもテレビで緊急地震速報が鳴り、特有の緊張感が 漂いました。
「地震速報の音が鳴るとあの時を思い出す・・・」そんな声が相次ぎました。
翌日から緊急対応における特番が組まれ、どのチャンネルを回しても熊本地震のことで、
「子どもたちも3.11のことを思い出すから、あんまり見せないようにしているんだ」という声も。
5年経った今でも、心に大きな傷が残っているのが分かります。

そんな中でも「熊本の皆さんも私たちと同じ苦しみを味わっているんだ。何かできることはないだろうか?」と七ヶ浜事務局に声を掛けてくれる皆さんがたくさんいます。
「熊本の皆さんも私たちと同じ怖い思いをしたと思う。でも、大丈夫。時間はかかるけど生活できるようになる。私たちもいろんな人たちの応援で頑張れた。がんばれ!熊本!」
という声も住民の皆さんから頂いています。
GW中に七ヶ浜町で行われたイベントにて、募金活動を住民の皆さんと一緒に行いました。
七ヶ浜事務局もきずなハウスで募金箱を設置を続け、、七ヶ浜の皆さんと一緒に熊本を応援し続けます!
七ヶ浜 熊本募金七ヶ浜 熊本募金

———————————————————————————————————————–
〇セールスは公営住宅に越してきてから何度も来たね。何回来たか分からないわ。嬉しい来客なんて無いよ
(60代:男性)※災害公営住宅入居者

 

〇毎日散歩はしてるんだけど、誰とも会わねぇよ。家ではテレビ見てるだけだからなぁ。
(60代:男性)※災害公営住宅入居者

 

〇自分の家ができた安心感でみんな太ったんだ。仮設の時はなんとなく緊張していたんだけど、今はのんびりできている。安心感からか、自分たちで動くことを忘れてしまったのか、震災前は自然と誰かしらの家に皆で集まれていたのに、今ではそうすることもなくなってしまった。
(60代:女性)※災害公営住宅入居者

 

〇何もすることがないから、自宅の前に農園を作ってみたんだ。何を植えようかなぁ。
(60代:男性)※災害公営住宅入居者

 

〇仮設住宅から仮設住宅に引っ越したよ。ついに仮設住宅生活も5年を迎えたね。最後に(仮設住宅を)出てく人になるかもねぇ。遊びにきてね。
(60代:女性)
※仮設住宅の統廃合により、自宅再建までの間は今まで住んでいた仮設住宅から別の仮設住宅へ移動しなくてはならない方々がいる。

 

〇九州は大変だ。RSYさんも大変じゃない?私たちが知っている(RSYスタッフ)2人が行ってるって思うと応援したくなるね。現場に行っているボランティアさんたちも余震とかあるし、気を付けて欲しいね。とりあえず、できることを・・・募金するね!
(60代:女性)

 

〇今年の夏の七ヶ浜はどうかなぁ。海水浴がオープンするし、海岸付近はすごく混むんだろうなぁ。事故とか事件とか起こらなければいいけどねぇ。海の家とか出るのかな?ぜんぜん情報が町内でも出回ってないんだよね。
(40代:女性)
※七ヶ浜は5年ぶりに海水浴場を10日間オープンする予定。