【第16報】西日本豪雨被害・北海道地震 RSYの支援活動(10月11日)

皆様
お世話になります。RSY事務局です。
RSYは西日本豪雨水害で被災した岐阜県関市、および北海道胆振東部地震で被災した厚真町、むかわ町、安平町への支援を継続しています。
以下報告です。
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▼西日本豪雨水害
岐阜県関市への支援について
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水害から3か月が経ち、住民は少しずつ落ち着いた生活を取り戻しつつあるかに見えます。しかし、床上浸水の被害が集中した地域では、「年内に何とか畳が入れられるとよいのだけど・・・」という声が聞かれます。関市では仮設住宅は建設されず、公営住宅へ住居を移した方は1名。被災された方の多くが、今も家を修繕しながらの不便な生活を続けています。
関市社協によると、先月4回運行したRSYボランティアバスをはじめ、多くのボランティアの協力を得て、作業系ニーズは残り5件。この間、頼もしくも地元のボランティア有志が『SEKIレンジャー』を発足。今後予測される畳搬入後の家具の搬入など、新たな作業系ニーズを含め、関市社協と連携して対応されるそうです。
一方で、RSYは生活支援ニーズへの対応を継続中。10月から11月にかけては、水害で一時的に中止されていた地区サロンや地域の復興行事を応援すべく、足湯や喫茶、陶器市などで盛り上げます。現在ボランティア募集中。ぜひご協力ください。
【今後のスケジュール】
1.10月17日(木)13:30~15:30/西彫サロン
・足湯&喫茶
・ボランティア募集人数:3名
2.10月27日(土)9:00~17:00/富野ふれあい文化祭
・足湯&喫茶
・ボランティア募集人数:3名
3.10月28日(日)
10:00~12:00/鳥屋市ふるさと大同窓会
13:30~15:30/本郷サロン
・鳥屋市/陶器市&足湯、本郷/足湯&喫茶
・ボランティア募集人数:2名
4.11月25日(日)時間調整中/ゆずまつり(上之保)
・陶器市&足湯
・ボランティア募集:3名
※ボランティア希望の方は、事前に
お名前/所属(あれば)/携帯電話番号
メールアドレス/希望日/送迎希望の有無
を事務局(info@rsy-nagoya.comまでお知らせ下さい。
足湯ボランティアは経験が無い方でも事前講習を行いますので安心してご応募下さい。
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▼北海道胆振東部地震
 厚真町・むかわ町・安平町
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10月7日~12日まで、RSY浦野・吉林を派遣(浦野は8日でOUT)し、足湯&喫茶ボランティア活動を中心に、避難所での生活支援に当たっています。
避難所から仮設住宅への移行期や、帰宅された方へのアフターフォローも含めて、息長く住民の方々が安心できる場づくりを継続したいと考えました。そこで、地元の支援団体に協力を呼びかけ、10月8日に『北海道足湯隊』が発足しました。
★北海道新聞(10月8日朝刊)関連記事
今後は週2~3日程度、被災3町内で取り組みを進めていけるよう、支援団体への足湯講座の開催や現場実践サポート、「つぶやき」の分析や共有方法の検討を行っていきます。
【北海道足湯隊メンバー(10月11日現在)】
・一般社団法人Wellbe Design(事務局)
・北海道NPOセンター
・札幌市立大学教員・学生有志
・真宗大谷派北海道教区災害支援ネットワーク「じゃがネット」
・北海道介護福祉士会
・モルモンヘルピングハンズ
・EPO北海道/北海道地方ESD活動支援センター
・とちぎボランティアネットワーク
・東北大学足湯隊
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足湯の「つぶやき」
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★むかわ町「四季の館」
震災から1か月が経ち、避難所に残っている方の三分の1は半壊以上の被害を受けている世帯。残りの方は一部損壊で、断続的な余震への恐怖、家の修繕の遅れなどで帰るに帰れない状況が続いています。
地元保健師が丁寧に状況を聞き取り、帰宅支援が必要な方には個別に対応していますが、心身の疲れや被災への憤り、不眠を訴える方が増えています。
「仕方ないよ・・・」とこぼす被災者の表情の裏には、やりきれない思いを抱えながらも、心の内を安心して吐き出せる場求める声が聞こえてくるようです。
この複雑な思いを、そばにいて、ひと時でも心を通わせながら受け止められるのは、ボランティアの存在以外に他ならないのかも知れません。
「声なき声」にとことん寄り添い、被災者一人ひとりを見つめ続けた故・黒田裕子さん(元阪神高齢者・障害者支援ネットワーク代表)は、『聴くということ』をこんな風に教えてくれました。
最後の一言まで聴くこと
語ることよりも聴くこと
するというよりもいること
話と話の間に感情を入れないこと(感情をいれるということは話と話の間で自分のせりふを考えているため)
北海道の多くの方々に、足湯を通じてこのマインドが受け継がれて行くことを願いつつ、これからも震つなメンバーと共に『北海道足湯隊』の活動を応援していきます。
(つぶやき)
・今は家に戻って生活しているけど、お風呂に入りにだけ来ている。本当は毎日入りたいけど、みんなに迷惑かけるから1日おきにしてる。地震の前はいきいきサロンという町の集まりに参加していて、みんなでご飯を食べて、それが楽しみだった…今はもうしばらくできないだろうね…(80代・女性)
地震で引き出しのものがバラバラでどこに何があるか分からない。もう家には住めない。でも、たまに家にいくの。掃除をするとかではなくて、家の中のものを見てるだけなんだけど・・・。ここに住めないってわかっててもあきらめきれないのよね(80代・女性)
・3日もたったようなご飯にカレーがかかって出てくる、よくあるんだ。(足湯は)初めて来たけど、やみつきになるね。もっと早く来ればよかった。また来るね。(70代・男性)
・家がつぶれたよ。前にお店やってきたけど、3年前に辞めたから、ちょっとは良かったさ(70代・男性)
・足湯はもう3回目。気持ちいいよね。今日やっと洗濯できたの。着替えはあったんだけど、洗濯する気になれなかったの。眠剤を飲んで、眠れるようになってきたの。夫はね、震災前に亡くなってるの。この足の傷は9歳の時、大きな鎌で切った痕なの。生死の境をさまよって、家族がお葬式の日程を話し合ってたくらい。でもこの傷を見ると、この時に比べたら「私はまだ大丈夫」って思えるの。ぽかぽかしてきたわ、今日は昼寝してもいいかしら。(50代・女性)
・地震の後に10キロ痩せたの。食べれなくて。前はね、1食ご飯茶碗3杯食べれてたのに。今はだいぶ食べれるようになったけれど、1食分は食べれないの。むかわはね、物価が高いから、買い物は苫小牧か、三重に住んでる娘のところに行ってるときは一緒に買い物してくるの。娘にも会えるしね。地震の後は一度、娘が会いに来てくれたの。私の家はこの近くの町営住宅で、半壊認定だったわ。(60代・女性)
北海道足湯隊への足湯レクチャー中
実践。「あったかーい」と大好評
喫茶コーナーのお抹茶も好評。じゃがネットさんのご厚意で、高級抹茶、茶筅、茶器、茶菓子を提供頂きました。スタッフのお茶の立て方を見かねて、被災者の方が参戦。「家にいた時はお友達にもふるまっていたのよ」と、背筋をピンと伸ばしておいしいお茶を立てて下さいました。「一杯頂くわ」と他の方も集まって、ちょっとした足湯コミュニティができました。
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▼RSY活動支援募金について(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【第15報】豪雨被害と北海道地震におけるRSYの支援活動について(10月2日)

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは、西日本豪雨水害・岐阜県関市・広島県坂町、北海道胆振東部地震の支援活動を継続しています。
以下北海道の支援報告です。
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▼北海道胆振東部地震
 厚真町・むかわ町・安平町
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震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)加盟団体の認定NPO法人とちぎボランティアネットワークと連携し、9月24日~30日まで、栗田・浦野・吉林が入れ替わりで現地入りしました。被災3町の指定・自主避難所での足湯&お茶会を主軸に、長期化する避難生活の中でホッと一息つける場づくりを行いました。また、被災された方々の「つぶやき」は、随時地元の災害ボランティアセンターや行政、支援団体らと共有し、具体的な課題解決や、息の長い支援に繋がるようサポートしています。
つぶやきから、指定・自主避難所の待遇の違いや、今だ断水が続く地域の生活の疲れ、余震や避難所生活の長期化による心身のストレスの高まりが読み取れます。そんな中、足湯は「先の楽しみの一つ」になっているようで、回数を重ねるごとにボランティアと住民、または住民同士が顔見知りになり、新たな出会いに喜びを見出したり、本音をお話し下さる方も増えています。
3町の仮設住宅入居見込みは10月末。避難所生活はあと1か月程度続くことになります。過去の被災地でも、足湯は仮設住宅や災害公営住宅移行期に、住民の方々から息長く親しまれてきたボランティアプログラムでした。
それだけに、地元のお寺や大学、介護福祉士会やNPOの方々も興味を持って下さっています。そこで、10月6日、札幌の「一般社団法人一般社団法人Wellbe Design」主催で、第1回目の「北海道足湯チームミーティング」を開催することになりました。
RSYは、震つなにも協力を得つつ、企画・運営をサポートします。
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【厚真町】
▼厚真中央小学校(指定)
(概要)
避難者は70名前後。犠牲者が多かった吉野地区の住民が多いため、心労が高まっている。
(足湯実施日)
9月27日、29日
(つぶやき)
・とにかく一瞬の揺れだった。ぐっすり家で寝てたんだけど、縦に一気に揺れてそれはもう怖かった。悪魔が来たと思った。家はそこら中ヒビが入って大変だよ。今から21:30まで仕事。ここから通ってる。(60代・男性)
・うちは100年以上続く神社で、鳥居も家も全部壊れた。だから全部立て直しです。将来は実家を継ぐので、来年から東京の大学に通いながら、神主の勉強をすることになってます。でも東京も南海トラフとか言ってますよねぇ。10月に試験だけど、あんまりはかどってない。でも避難所の中に勉強部屋は作ってもらいました。ここには小学校低学年の子どもが6人いるんで、遊び相手してる。この間ボランティアさんが来た時に、マッキーで顔に落書きしたりして結構ひどいことやってた。でも、こんな歳であんな目に合うなんて思ってなかった。一瞬だったけど本当に怖かった。10mの鳥居が壊れるなんて。山も崩れて、自分が生まれてから見てきた風景が一瞬で変わって、なんかもう・・・。なんて言ったらいいか分からない。でもすごい不思議なんだけど、家族全員怪我なく無事だった。命が助かっただけでもよかったと思わなきゃって思います。(18歳・男性)
・今日ね、EXILEが(避難所に)来るんだけどね。会いたくないの、ファンだし、ファンクラブにも入っているんだけど。弱っている私を見せたくないの。強がり言っちゃうのさ。(40~50代・女性)
・地震の時に娘が神奈川からすぐに飛んできてくれたの。ありがたいね。ここはお父さんが死んでからずっと1人で暮らしてきた。孫や子どもが遊びに来て、バーベキューなんかやってね。息子が空いている部屋があるから来いって言うけど絶対行かないの。私の友達も子どものところに行っても、みんな戻ってきたもの。やっぱり年取って都会に行ったらだめだ。(80代・女性)
▼ルーラルマナビィハウス(自主)
約100名が被災し、自宅で避難生活。自主避難所ため生活環境、食事、物資など行政支援が手薄。「取り残され感」が高い。地割れや地盤沈下がひどく、住宅再建に向けてどのような対応をすればよいのか分からないという声多数。災害ボラセンからボランティア派遣はされており、ニーズ件数は5~6件と落ち着いてきている。試験通水中。
(足湯実施日)
9月26日、28日、30日
(つぶやき)
・生まれも育ちも北海道だけど、こんな大きな地震は初めて。子どものころに、「地震がきたら津波が来るから山へ逃げろ」と教わったから今は山の上に住んでいるけど、地割れがして家が壊れた。(60代・女性)
・まだ水が出ていないのがとても困っている。娘2人ともとても怯えていて、母親の自分が頑張ってきたけど、最近疲れが溜まっているのかしら?疲れが抜けない。生理痛がひどくて辛いし、衛生面も気になる。(30代・女性)
・地震の時はベッドと壁に腕を挟まれた。焦ったけどすぐに抜けたし怪我はなかった。今日も午後に震度1の余震があってビクッとしてしまった。揺れにはとても敏感になっている。抹茶、おいしかったです。マナビィは結局応急危険度判定がまだ来ていないので自己責任で使っているという感じ。テントでは限界と感じ、役場に確認してほしいと頼んだが、手が回らない様子。食事は自分が繋がりのあるボランティアが作ったり、他の避難所で残ったものを集めたり、差し入れを持ってきてくれたりしている。役場に食事や物資を取りにいったが「自治会には渡せないルール。個人で取りに来た場合のみ渡す」の一点張り。断水が続いてるし、100人もの被災者が集中しているのだから、職員を置くなどの対応をしてもらえるといいのだが。地盤沈下や地割れなど大きな被害が出ているから、この土地を離れる人も増えると思う。せっかく地域コミュニティがうまく機能しかけていたのに、もうコミュニティ自体なくなるかも知れない。(40代・男性)
・もう疲れ切った。手や足がしびれてきて。夜3時になると毎日必ず目が覚めるの。その時胸がキューっと痛くて苦しくなって。最近頭が全然回らなくなってきた。家の庭にものすごく大きな地割れができていてね。地面も30㎝ぐらい下がって。どうやって直せばいいの?家の中もひっちゃかめっちゃかだった。あの時、「ドーン、ガガガガガガーッ」っていうものすごい大きな音がしてね。緊急時のために懐中電灯は枕もとにおいておいたけど、どっかに行ってしまった。ガラスが割れて散乱してるのも分かったから、お父さんに「靴もってきて!」って頼んで。寝室の家具は2段重ねの上が落ちた。あそこでお父さん寝てたら大けがしてたね。テレビも吹っ飛んだ。ファックスのコードはちぎれるし、照明は天井にブラブラぶつかって壊れるし。本当に怖かった。家の中が少し傾いてるの。断水はまだ続いてる。最初はトイレの水は池から組んでた。もうそれだけでものすごく疲れた。これから私たちどうなっちゃうのかしら。やることが多すぎて何から手を付けていいか分からない。立ち止まるともう動けなくなるような気がして。でもお話し聞いてもらえて、少し心が軽くなった気がします。ありがとう。(70代・女性)
・最近、お腹が空かなくて。地震前はもっと食事の量が多かったのに。なんだろうなぁ。やっぱ地震の後、なんかどっかおかしいよね(体調がおかしい)。夜も今までぐっすり寝れてたのに、3回は目が覚めるもんね。でも子ども達は眠れてるみたい、地震のときも熟睡してたし。逆に私が揺れに驚いて叫んで、起きたんだよ。だから地震の時のこと、あの子たちはあんま覚えてない。地震で冷蔵庫もダメになったから、(地震後)2~3日は冷蔵庫の中に残った高いお肉とかで庭でバーベキューしたの。家族でお祭りみたいに。余計子どもたちは覚えてないかもね。でも、近所の〇〇さん家の子どもは昼間でも家に入れないんだって。怖くて、入るの嫌がるから、夜は避難所通ってるんだって。(30代・女性)
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【むかわ町】四季の館(指定)
むわか地区を中心に、避難者数は90名前後。家屋被害で自宅に戻れない方は40名前後の見込み。「四季の館」は10月末を目途に閉所予定。以降は、仮設住宅(25棟)や長期避難施設(むかわ町町民会館を予定)に居住の見通し。不足分の仮設住宅完成は11月末頃になると思われるため、長期避難所の生活は11月末まで続くかも知れない。日中避難所にいるのは十数名。
(足湯実施日)
9月24日、26日、28日、30日
(足湯のつぶやき抜粋)
・食べるのも、寝るのも今は大丈夫だけど、家がぐちゃぐちゃ。夫も入院していて、家を整理する人もいない。(80代・女性)
・地震の時、自分は一番奥にある部屋に寝ていたので、家から逃げられなくて押しつぶされると思ったよ。でもね、孫が大きな声で叫んでくれて、なんとか頑張って逃げた。でももうあの家には帰れないな。(80代・女性)
・今回で3回目の足湯なの。最初は緊張したんだけど、気持ちよくてまた来たの。地震があったときに東京から孫たちが来て大変だった。ひどい目に遭わせてしまった。古い家だから玄関が開かなくなって、裏の勝手口から逃げたんだけど、パジャマで出て、毛布1枚かぶって。津波がくるんじゃないかと思って。お寺(願照寺・むかわ町二宮にある)の方まで歩いて行ったら道路に車がたくさん並んでいて、橋がだめになって進めないって。大変なことだと。今は寝る時だけこっちに来て、家とここと2~3回行ったり、来たりしてる。またこれお願いね。ありがたいね。(80代・女性)
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【安平町】
▼安平町民会館(指定)
避難者は70名前後。安平町で一番大きい避難所。家屋被害が大きく家に戻れない方多数。高齢者、中高生がいる子育て世帯、ペット世帯が混在。仮設住宅ができる10月末まで開所の見込み。
(足湯実施日)
9月25日、27日、29日
(つぶやき)
・腰が痛くってね。足も冷えてむくんでしまって。ほとほと疲れてきたよ。家はもう住めないからね。ぐちゃぐちゃ。タンスは折り重なって倒れてきたけど、何とか外に出れた。枕もとの懐中電灯はどっかに吹っ飛んでいってしまった。真っ暗な中どうやって避難したかも覚えてない。最近はあまり寝れないから睡眠薬をもらってます。また来てくれるの?楽しみにしてるね。(70代・女性)
・今日病院に行ってきたの。ここ(避難所)に来てから風邪を引いて。いつもの風邪の症状と違う気がして気になっていったの。いつもはこんなに喉は枯れないのよ。お薬と点滴を打ってもらった。この指輪はこの間家の片づけに行ってきて、見つかったものなの。小さな引き出しに指輪とかお父さんかもらった時計とか入ってたけど、地震で引き出しから飛び出て、ぐちゃぐちゃ。見つからなくて。この指輪は高価なモノじゃないけど、娘が海外旅行した時に贈ってくれたの。こういうのは値段じゃないね。見つかってよかったわ。まだまだ片付かないね。息子と「この家はもうだめだね」って話してるの。でもお父さんと土地を選んで、作ってきた家だから辛いな。お父さんは数年前に亡くなってるの。罹災証明だっけ?建築のことはよく分からないから、見てほしいね。この時期には自分で毛糸の靴下や手袋なんかを編んで、ストーブの点検をして、冬支度をするのよ。ここら辺の私くらいの年の人はみんなそうよ。今年はできないのね。ここにストーブなんて間に合わないと思うよ。(70代・女性)
・家はもうだめだから、千歳の方に引っ越ししようかと思ってるの。主人の入院先もそこだしね。この間ね、友達の家に物資を届けに行ってきたの。そしたら、あそこが痛い、ここか痛いって自分の話しかしないの。文句ばっかり言ってて。あげくに、「避難所にいる人は沢山物がもらえていいわね」って。腹が立ってもうその人と話したくなくなった。悔しくて涙が出そうだった。私は痛い、辛い、大変だって言ってても何も変わらないから、何とか明るくして自分を奮い立たせようとしてるのに。帯状疱疹だってすごく痛いけど、笑ってる間は痛みも忘れられると思って頑張ってるのに。普通の暮らしが送れている人にあんなこと言われて本当に悔しかった。(60代・女性)
・今回の地震で肩脱臼しちゃって痛いの。足には動脈瘤があって。できるだけ足を動かせと言われてるけど、動くと肩の方が痛むし、そうしたらいいのかしらね(笑)。さっき救急車で運ばれた人がいたの。ちょっと前まで話してたのに急に気分が悪いっていって。血を吐いたらしい。ストレスかなぁ。びっくりした。私ももう疲れちゃったなぁ。言っても仕方ないけど(笑)(60代・女性)
・主人、自分、早来の母と3人で避難している。午前中は早来の家の片づけ、午後は自分の家の片づけと、今までで一番働いた3週間だった。早来の母は今後もう住めないみたいで、今後のことも考えなければならない。(60代・女性)
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▼RSY活動支援募金について(随時受付中)
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【第14報】豪雨被害と北海道地震におけるRSYの支援活動について(9月26日)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

RSYは、西日本豪雨水害・岐阜県関市、北海道胆振東部地震の避難生活支援を継続しています。

北海道は地震発生から明日で20日を迎えます。一部の地域を除き、ライフラインは復旧しつつありますが、家屋被害で家に住めない、家は大丈夫でも中の片付けが進まないなどの声が聞かれます。また、断続的な余震も続いていることから、「怖くて家に戻れない」と強いストレスを抱える方も少なくありません。RSYはそんな皆さんがホッと一息つける場づくり(足湯&お茶会)を、震つな加盟団体の認定NPO法人とちぎVネットワークと連携し、また現地のボランティア団体と共に実施ています。

以下、活動報告です。

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▼北海道むかわ町・厚真町・安平町

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9月24日~30日まで、栗田・浦野・吉林が入れ替わりで現地入りし、以下の取り組みを進めています。

1)避難所での足湯&お茶会

【むかわ町】
■実施日:9月24日(祝・月)13:00~15:00
■会場:四季の館(道の駅・避難所)
■参加者:10名
指定避難所となっている四季の館にて足湯とサロンを実施しました。数日前に避難所内に掲示していたチラシを見ていた何人かの方が待っていてくださいました。午前中には足湯の講習会を開き、RSYスタッフと東北大学の学生で、初めて足湯に参加するボランティアに向けて足湯講習を行いました。住民皆さんの昼食が少し落ち着いたころ、施設内放送から足湯の宣伝をしていただいたり、ボランティアで手分けして呼びかけに行き10名が利用されました。
また、足湯スペースに来るのが難しい方々向けに、出張型で足湯をしました。足湯を終えた後は、温かいコーヒーや、お寺から提供のおいしいお抹茶を囲み、個々の家の片づけ状況や避難生活の食事の話など、ゆったりとした時間を過ごしながら、ボランティアと交流して頂きました。
■被災者の声(足湯のつぶやきより)
・こんなに長く生きてきて初めてだ。何が起こったか分からなかった。隣の息子さんがここに連れてきてくれて、ありがたい。子どもは2人いるけど、札幌にいてすぐに来れなかった。家の中はぐちゃぐちゃになった。早く家に帰りたい。(80代/女性)
・家は半壊までもいかないくらいだけど、片付けをやっている。いる・いらないの仕分けが大変。今週、水・木が災害ゴミを出せる日なのでそれまでに何とか。(50代/男性)
・夫と二人暮らし。公営住宅だから、何が壊れてもお金は出ない。じゅうたんも何もかも新しくした。ここに来て10日も経つ。今まで血圧なんて高くなったことないのに、下の方が高くて…ストレスなんだねぇ。(70代/女性)
・タバコ吸ってたら足湯に誘われたから来てみた。(手が)こわばってるかな。確かに最近腕や肩が動かしにくいんだよね。歩いたりして運動するようにはしているんだけど。俺は今日でここ(避難所)を出て行くんだ。出た後はご飯をもらえなくなるんだって。すぐそこにスーパーあるし大丈夫かな…(80代/男性)
・今日足湯が来ると聞いて待っていた。家族は気晴らしに遠出している。いつもマッサージとか行っている。すごく気持ちいい。食べるもの、入浴には困っていない。ボランティアさんはすごく助かる。家に帰りたいけどすぐに帰れる状態じゃない。みんな果物が食べたいと言っている。(30代/女性)
・半身まひで遠くまで一人で移動できない。でも最近週に2回デイサービスに通えるようになった。送迎付きだから助かるよ。それ以外はここで過ごしている。たまに家族が家まで連れてってくれるよ。週1回ぐらいかな。自宅はもう住めないから、元の土地に小さい家でも建てて住もうと思ってる。それまでは、仮設住宅かな。体がなまるといけないから、自分で部屋を行ったり来たり歩いてる。でも目的無くひたすら歩くのもねぇ。。自分で動けないから、こうして地図を広げて想像力を働かせて、色んな場所に行った気になってるの。(60代/男性)
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実施日:9月24日(祝・月)16:30~17:30
会場:春日生活館(自主避難所)
参加者:7名
場所を移し、自主避難所となっている春日生活館にて、足湯とサロンを実施しました。住民の方々は、80歳以上の高齢者ばかりでしたが、女性を中心に避難所のキッチンを活用して、材料を持ち寄り、協力して料理作りをしていますが、その食事の準備の少し前のタイミングでした。始めは足湯に抵抗のあった方々も一人、また一人という風に参加が増え、少しずつリラックスした雰囲気に変わっていきました。
■被災者の声(足湯のつぶやきより)
・自宅はもう住めない。私だけ被害が大きかった。主人や息子が片付けてくれてるが、時間をかけてゆっくり整理したいものがあるのに、バンバン捨てられるからやるせない。食器、パッチワークの布、洋服など、自分にとっては大切に集めてきたものだけど、分かってもらえない。片付けは自分でやりたいから、そのままにしといてって言ってるの。震災から3日ぐらい経って気持ちが滅入りうつになりかけた。でもここで知っている人の顔を見ながら笑って過ごせたから元気でいられる。息子から「家に来い」と言われてるけど、住み慣れたこの場所を離れたくない。車で15分だけど、やっぱりこれまでと環境が変わる。みんなも「あんたがいなくなったら寂しい」って言ってくれる。私も同じ気持ち。足を悪くしてから立ったり座ったりが大変でねぇ。若い人たちと話すのはありがたいよ。ありがとうね。足のむくみがここ最近ひどくてだるいのよ。でも足湯のおかげで楽になったわ。(80代・女性)
・6日からここに来ている。家は近所なんだけどね。不便は特になかったけど。家の被害はお皿10枚ぐらいと他にも。人に触ってもらうことなんてないから気持ちいいね。腰が痛いってよくわかったね。しんどいの。(80代・女性)
・私は熱いお湯(お風呂)が好きなの。でも高血圧だし、背骨狭窄って名前だったかな、腰もよくなくて。今年の始めに腕の手術をしてから、手足の感覚(部分的)がないみたいなの。札幌の大きな病院に行けばいいのは分かってるけど、何か言われるんじゃないかと不安で。妹が車を出してくれるけど、自分も大変なのに甘えてばかりで、いくら身内でもこれ以上は頼めん。(少し時間が経って)あんた、手の感覚が(足湯)やってもらう前よりいいよ。足湯は自分でもやってみようかね。本当にありがとうね。(80代・女性)
【協力団体】
認定NPO法人とちぎボランティアネットワーク(会場調整、足湯・サロン備品提供)
東北大学課外・ボランティア活動支援センターSCRAMスタッフ(足湯レクチャー・足湯ボランティア、足湯備品提供)
札幌市立大学看護学部生(足湯ボランティア)
じゃがネット(足湯・サロン備品提供・足湯ボランティア)
室蘭工業大学の学生(足湯ボランティア)
※今後は、安平町・厚真町でも実施できるよう調整中。

2)避難所の環境改善に関わる調整
むかわ町「救護班」が毎日開催するミーティングに出席し、医療・保健の専門職と情報共有を行っています。RSYからは、足湯で住民の方々がお話しされた「つぶやき」の中から必要に応じて支援を検討し、具体的な対応に繋げています。

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▼岐阜県関市へのボランティアバス派遣(9/23、9/24)

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松山・浜田・林が同行しました。

9月23日(日)はボランティア21名が参加し、武儀ボランティアセンターで受付を済ませた後、二手に別れて上之保で旅館を営んでいるお宅と設備会社を営んでいるお宅に入り、床下の泥のかき出し、ブラッシング、土のう詰めを行いました。活動終了後は関市社協の方に富士市から届いたお茶の葉をお渡しし、その後発災直後の現地の様子やボランティアセンターの動きについてお話いただくことができました。

★参加したボランティアの声

・初めて被災地のボランティア活動に参加したが、1日だけでここまで疲れるとは思っていなかった。被災された方は7月から今日までこの生活を続けていたのだと思うと、とても大きな負担を背負っていたということが実感できた(20代/女性)

・職員の方の話を聞いて、復興までまだまだ時間がかかるということが分かった。今後も機会があれば現地へ行き活動したいと思った(50代/男性)

・初めて床下へ潜って作業したが、ほとんど身動きがとれない中での作業だったためとてもきつかったが、今日の活動が復興の一助となれば良いと感じました(50代/女性)

9月24日(月・祝)は17名のボランティアが参加し、前日と同じく武儀ボランティアセンターにて受付をし、午前中は川沿いのお宅の離れの床板材木運びだしと床下泥かき、土のう詰めを行いました。午後は、鳥屋市へ行く予定でしたが、直前の下見で大勢で作業するには、危険のあることがわかったため中止になりました。代わりに、上之保災害ボランティアセンターが開設されていた上之保老人福祉センターに立ち寄り、更にそのすぐ東側の川合地区の旧道を歩いて、復旧の様子を見学しました。偶然、後片付けをしていた被災者に、当夜、あっという間にはん濫したことなどお話いただきました。また、災害ボランティアセンター運営にかかわった方から、お話を聞くこともできました。

★参加したボランティアの声

・岐阜県の被害について、近隣県なのによく知らなかったです。マスコミの報道だけを頼りにせず、これからは、自分が見たことを回りに伝えたいです。(30代/女性)

・初めて被災地での活動に参加しました。服装は水害ボランティアのマニュアルで確認できたのですが、その他、あると便利な持ち物などは、反省しきりです。半日の作業だったのに、すごく疲れました。体力が必要ですね。地域の防災活動に生かしていきたいです。(30代/男性)

・作業については、現場リーダーにしっかり確認しないまま進めてしまって、やり直しになってしまったのは、反省点です。被災地のこと、ボランティアの活動については、もっと若い世代にも伝えていきたいです。(60代/女性)

・お話を聞いて災害ボランティアセンターの運営にとって、日頃の地域とのつながりが大切だということがよくわかりました。名古屋では、どうしたらいいか真剣に考えなければと思いました。(50代/男性)

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▼RSY活動支援募金について(随時受付中)

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