沿革
レスキューストックヤードは、その前身である「震災から学ぶボランティアネットの会」を発展的に解消し、2002年3月にNPO法人として誕生しました。
そして2012年には、設立10周年記念誌「10年のあゆみ」を発刊しました。
以下は、その抜粋となります。
前身 : 震災から学ぶボランティアネットの会
阪神・淡路大震災が発生した1995年、大学の事務職員として学生を引き連れて神戸でボランティア活動をした栗田は、「震災を風化させてはいけない」との思いをもった東海地方の有志らと「震災から学ぶボランティアネットの会(通称・ネットの会)」を結成。これがRSYの前身の団体となりました。被災地への訪問や機関誌「LiFe(リフェ)」の月1回発行、不定期の学習会を開くなどしていたところ、2000年には地元・愛知で東海豪雨が発生。ネットの会事務局長だった栗田が愛知県庁内に設置された災害ボランティア本部に入り、本部長として行政や民間団体と協力しながらセンターの運営にかかわりました。
原点 : 「RSY構想」から法人化へ
阪神・淡路大震災や東海豪雨での経験から、ボランティアは災害が起こってからの活動だけでなく、平常時の備えにも力点を置くべきだという考えがはっきりしてきました。
そこで、人もモノもカネも「救援=レスキュー」のために「蓄える=ストック」「場所=ヤード」が必要だという「レスキューストックヤード構想」が生まれました。
これは同じく名古屋を拠点とする「中部リサイクル運動市民の会」とも連動し、平常時にリサイクル品として集めた物資を災害時に適切に被災地に届ける仕組みをつくるイメージでした。
この構想の実現とともに、増え始めていた講演会や防災マニュアル作成などの仕事を引き受けるため、ネットの会を発展的に解消し、2002年にNPO法人化したのがRSYなのです。
歩み :
2012年で10周年を迎えることができ、その活動を年表にしました。