災害ボラの予備知識
災害ボランティアへの参加をこれから検討されてようとしている方に、知って頂きたい事項をまとめました。
災害ボランティアの服装、携帯品
機関誌「あるある」55号の表紙に、現地でボランティアセンターや避難所など、泥かきといったハードな作業以外の活動をする時に役立つ服装、携帯品を1枚の絵でまとめました。
クリックすると拡大してご覧頂けます。
災害ボランティア 基本のキ
災害ボランティアとして被災地に入るにあたり、以下のようなことに注意しましょう!
- 食事・宿泊場所
- 基本的には、食事・宿泊場所は用意されません。自分自身で手配するようにしましょう。食費・宿泊費は自己負担になります。
- 交通手段
- 被災地に駆け付ける際の交通手段は自分で確保するようにしましょう。交通費は自己負担になります。緊急車輌や災害復旧作業の妨げにならないよう、極力マイカーでの乗り入れは控えましょう。
- 心構え
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- 危険を予測する
必ずどんな危険があるか、自分なりに最大限に危険予測をして関わりましょう。
- 「がんばって」
被災者はすでに極限までがんばっています。この言葉は極力使わないようにしましょう。
- 笑顔を忘れない
ボランティアが無理して眉間にしわを寄せていたら、見てる方はもっと疲れるし、気をつかいます。笑顔がつくれなくなったら、どんなに仕事があると思っても被災地を出ましょう。でないと逆に迷惑になります。
- 「そうですね」
お話を聞く時は否定せず聞き続けましょう。心の苦しみを言葉に出すだけで気持ちが軽くなり、被災者の方のストレス軽減になります。
- 「いまどんな気持ちだろうか」
常に被災者の気持ちと状況を考えながら行動しましょう。
- こども
子どもは親がぴりぴりしているので、大人よりもストレスを溜め込んでいる場合があります。子どもたちと思う存分遊び、話をたくさん聞き、ぎゅーっと抱きしめてあげましょう。
- 大きく物事を見る
一日のうちに必ず一歩はなれたところから全体を客観的に見る時間を持ちましょう。
- ボランティアは行政のように平等でなくていい
平等に拘りすぎると動けなくなります。不平等過ぎない範囲で臨機応変に活動しましょう。
- 危険を予測する
水害ボランティア作業マニュアル
水害でボランティア作業を行うためのノウハウが盛りだくさん。作業をする格好から、あると便利な道具まで必見の1枚です。
作業時の心構えも重要です。
- 被災された方の気持ちやペースにあわせよう
- お話をたっぷり聞こう
- 真剣さと笑顔を織り交ぜて
- 塩分と休憩はしっかりとろう
水害ボランティア作業マニュアル (2P)PDFドキュメント
ボランティアがきたぞう!!考えたぞう!!
KOBEの検証シリーズ:「ボランティア」編
被災地には、どういう課題があり、どのような視点が必要かなどを、様々な被災地での支援を通して学んだこと、伝えるべきことなどを、個人ボランティアとして参加する側、ボランティアを受け入れる側の両方の視点からまとめた冊子です。
RSYで販売していたものですが、販売を完了しました。
下記より一部抜粋でご覧頂けます。
第1章 〜ボランティア編〜
個人ボランティアとして参加した青年マッキーが見た救援活動の実情を通して、
これからのボランティアの課題を考えています。
- STORY 1 行くべきか、行けるのか
- STORY 2 思いと現実のズレ
- STORY 3 善意のかたち
- STORY 4 混乱の中で
- STORY 5 応えられないのか
- STORY 6 被災者なんだから
- STORY 7 わたしがいないとだめ
- STORY 8 蒸かし器と弁当
- STORY 9 思いやりと想像力
- STORY 10 被災者よりも
- STORY 11 自立とは
- STORY 12 ボランティアという生き方
第2章〜ボランティア・コーディネーター編〜
女性コーディネーター・ミッチーの体験から、団体としての災害支援のあり方を探っています。
- STORY 1 突如!災害!出動!
- STORY 2 ボランティアセンターの立ち上げ
- STORY 3 際限ない被災者からの要望
- STORY 4 コーディネートの大変さ・重要性
- STORY 5 ボランティアのボランティア
- STORY 6 ニーズは変わる
- STORY 7 コーディネーターの涙
- STORY 8 ボランティアの心のケア
- STORY 9 非日常におちいるボランティア
- STORY 10 緊急救援から生活復興支援へ
- STORY 11 ネットワークの光と影
- STORY 12 いつ引くか
特別寄稿エッセイ「明日の災害ボランティアへ」(PDF)
いろいろな立場の方々から頂いた、以下のメッセージをお伝えしています。
- フットワークと自己責任
- 期待されている人 大丈夫ですか?
- ボランティア-被災者と行政を結ぶ市民活動への期待
- 災害ボランティアと共に働くかたち
- 私の三つ引タンスから
- 引き継ぎたい、人のあたたかさ
- 特技を活かした災害ボランティアをめざして
- 『防災は島原に学べ』と言われることが全国の方々へのお返し
- 阪神・淡路大震災に寄せて
- 私たち宗教教団の課題
- ネットワーク誕生と課題
- 災害を迎え撃つ、街づくりとは
- 教訓を活かしていくために
- これからの災害ボランティアへのメッセージ