みなさま
RSYが東日本大震災の復興支援として宮城県七ヶ浜町にて運営しております、
「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」にて『きずなハウス通信』VOL.18を、
発行いたしましたので、ご案内させていただきます。
七ヶ浜みんなの家『きずなハウス通信』VOL.18(PDF版はこちら)
○『菖蒲田浜地区ぼっけ汁祭り』が開催されました!
11月17日(土)、菖蒲田浜地区避難所にて『ぼっけ汁祭り』が開催されました。この祭りは、震災後、町にボランティアに来てくれた皆さんに、菖蒲田浜の漁師さんが御礼として「ぼっけ汁」を振る舞ったことから始まり、3年前から、地区の行事として開催されています。町の特産魚を使ったぼっけ汁の振る舞い、同じく菖蒲田にお店を持つ方による出店のほか、きずなハウスも「ぼっけのボーちゃん焼き」の販売等を行いました。
開催にあたっては、地区の子ども会の協力や、災害公営住宅をはじめ、菖蒲田地区全戸にチラシを配布したほか、当日は向洋中学校の生徒さんが各お宅にお招きに伺うなど、より多くの方に来場いただけるう工夫しました。これからも、震災後の新たなコミュニティづくりや地区が盛り上がるようなイベントを応援していきたいと思います。(『心の復興』事業として協力)
○被災地学習・交流日帰りバスツアー
11月18日(日)、宮城県南及び福島県相馬市を巡るバスツアーを催行しました。(NPO等の絆力を活かした復興・被災者支援事業として実施)
名取市では、『閖上の記憶』のガイドにより、震災当時中学1年生だった息子さんを津波で亡くされたお母さんから、お話を伺いました。仮設住宅での暮らしの後、再び閖上に戻り、家を建てた際、息子さんを想って子供部屋を用意したこと、好きだった週刊少年漫画雑誌を毎号買っていることなど、今でも大切に想われている気持ちが、ひしひしと伝わってきました。また今年4月に、新たに小中一貫校として開校した閖上小中学校そばには、この息子さんを含めた14人の生徒の名が刻まれた慰霊碑があり、訪れた人たちに撫でてもらえるよう、手で触れられる高さに造られ、将来、震災を知らない子供たちへの、伝承の役割を担っています。
山元町では、今後震災遺構として公開が予定されている旧中浜小学校などを巡り、地元で教員を務める阿部広力氏から当時のお話や現在の復興の様子を伺い、また、その息子さんで、震災後地元の復興のため、山元町に帰郷し、まちづくりの推進を図る活動をされている『ふらっとーほく』代表・阿部結悟氏からお話を伺いました。
また、震災による原発事故の影響が未だ残る福島県相馬市では、「原発ゼロ」を目指し、再生可能エネルギー100%達成に向け、市民レベルで取り組む「ふくしま市民発電」を訪れ、新妻理事長のお話を伺いました。フィールドワークでは、広大な土地に設置されたソーラーパネルを見て、原発に頼らない発電の普及拡大を実感した半面、沿岸部のため住宅を建てることを禁止されており、「ここはかつて、多くの人が住んでいた場所」、「故郷の風景はなくなってしまった」との新妻氏の言葉が印象に残りました。
このツアーを通じ、七ヶ浜町民が他地域での東日本大震災による被災状況や復興状況を知ることにより、お互いに刺激し合える関係づくりや、改めて自分たちの町の復興について考える出会いと学びの場となりました。
RSYの主な取組
11月
11月3日(土) 10:00~15:00
・第1回きずなネット研修会
きずなハウスの『七ヶ浜ファームガーデン』で採れる果実などで、保存食づくりや植物の管理について勉強会を行いました。秋晴れのなか、みんなで楽しく学び、かつ美味しくいただきました!
11月17日(土)11:00~14:00
・菖蒲田浜地区ぼっけ汁祭り
11月18日(日)8:00~17:30
・被災地学習・交流日帰りバスツアー
12月
12月8日(土) 13:00~15:30
・第2回きずなネット研修会
きずなネットを中心として、学びや活動の幅を広げる研修会の2回目!今回は講師をお招きして「伝わるチラシの作り方講座」。皆さんも想いが伝わる、素敵なチラシの作り方を学びませんか?参加申し込みはきずなハウスまで。
12月8日(土)、9日(日)
・安城市(愛知県)ボランティアによる手作りサロン開催
つまみ細工やミニX’masツリーなどの手作りサロンを松ヶ浜、代ヶ崎浜、菖蒲田浜にて開催。きずなハウスでは9日10時から開催します!是非ご参加ください!
12月16日(日)9:30~12:00
・花渕浜地区クリスマス交流会協力
七ヶ浜みんなの家きずなハウス
〒985-0802 宮城県宮城郡七ヶ浜町吉田浜字野山5-9 生涯学習センター敷地内
TEL:090-9020-5887/Mail:info@rsy-nagoya.com
運営:認定NPO法人レスキューストックヤード