皆さま
お世話になっております。
東日本大震災でRSYが支援を続けている宮城県七ヶ浜町に、災害ボランティアの滞在拠点となるプレハブ施設「ボランティアきずな館」が完成いたしました。
「日本財団ROADプロジェクト」との協働で、同財団の震災支援先としては岩手県遠野市に続き2カ所目となります。
プレハブは2階建てで、1階に事務室、2階に30畳の2部屋があり、最大50人が滞在できます。自炊施設もあるため、ボランティアが自分たちで炊き出しなどを行えます。
場所は同町の中心部にある、屋内ゲートボール施設に設けられた災害ボランティアセンターの目の前。今後、名古屋からの支援者は、町の方々と密接に連携を取りながらボランティア活動を展開することができます。
23日の開所式では、代表理事の栗田が「この施設を町内外のボランティアの活動拠点として、また被災された方々とボランティアの交流の場として活用して頂ければ。そして七ヶ浜町が再び美しい町を取り戻し、元気になるまで腰を据えて地域と付き合っていく覚悟でいる。」と挨拶しました。渡邊七ヶ浜町長、塩野社会福祉協議会副会長はいずれも「この場所を拠点に沢山のボランティアさんに応援してもらい、復興に向けて歩んでいきたい」とお話されました。
また、今回のボランティアきずな館設立にあたり、全面的なバックアップを頂いている日本財団ROADプロジェクトの青柳さんより、「東日本大震災の支援のために、日本財団へ全国から沢山の寄付金等が寄せれられている。自分たちの役割は、応援したいという人々と現地で活動する団体を結び付けること。この建物はそんな沢山の方々の想いや支援が形になったものであることを心にとどめて欲しい。今後この拠点が活用されて、被災地の復興に役立てて頂ければと思う。」という応援メッセージを頂きました。
早速、ボランティアきずな館の1階スペースを利用して、4月26日・28日の2日間で「お茶のみ喫茶」、30日には地元ボランティアの会議が開催される予定です。
被災された皆さんが、ホッと一息つきながら気軽に立ち寄れる空間となるよう、地元の方々と一緒に考えて行きたいと思います。(RSY浦野)