お世話になります。RSY飯田です。
昨年度に行いました「表札プロジェクト」。
仮設住宅に取り付けられた表札を見て「うちにもほしいわ~」という声から、
昨年度に引き続き、七ヶ浜町・向洋中学校の美術部の生徒さんに作成をお願いをしました。
そして現在、最終の配達を行なっています。
お届けをしていて思うのは、お名前だけしかお伝えしていないのに、そのご家族のことを知っていたかのような、イメージにピッタリの表札が多いこと。
受け取った方も大変気に入ったご様子で、思わず笑顔がこぼれます。
その中から、ご夫婦お2人暮らしの方をご紹介します。
震災後は息子さんのところに、ご夫婦でお世話になっていたそうですが、以前は別々に暮らしていたため、お互い気を遣ってしまって、
一緒に生活していることに申し訳なさを感じてしまったそうです。
「やっぱり元の2人の生活に戻りたい。」という思いもあり、空きとなった仮設住宅に入居することを決め、今年の2月に引っ越されました。
それに伴い表札のご依頼をいただき、今回お届けに行ってきました。
「まぁ~素敵!」と喜ばれた第一声と、その時の笑顔が忘れられません。
「みんな(仮設が)狭い狭いっていうけど、それなりに快適に生活させてもらってるよ。
全部流さたから物も少ないけど、少ないなりになんとか…ね」と、笑顔で顔を見合わせたお2人。
悲しみの中にも、ご夫婦2人で支え合って生きていこう。という、あたたかくて強い「きずな」を感じた瞬間に出逢いました。