九州地方の水害対応について(9月7日)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
前回に引き続き、佐賀県武雄市での支援状況と共に、三重県北部を襲った水害についてもご報告します。

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三重県北部の大雨について
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9月4日~5日にかけて、記録的な大雨が三重県北部を襲い、各地で被害が報告されています。

主な被害は、四日市市、東員町、いなべ市、桑名市など。件数は少ないものの、各地域で床上・床下浸水等の被害が出ています。RSYは、地元の団体である『みえ防災市民会議』や『防災一座』と連携し、情報収集を行ってきました。

昨日、常務理事・浦野が、以前から講演会や防災マニュアルの作成等でつながりのあった東員町社会福祉協議会訪問。今後の支援について情報交換しました。

【東員町の被害状況と対応について】
・家屋被害数:約20件(うち半壊1件、床上2~3件、床下16~17件)
※川の泥水が流れ込んだので細かい砂が床上/下に入り込んだような状況(住民からの困りごと)
・水没した車の対応について心配する声が多い
・農地などに流れ着いた大量の藁(ゴミ)の処理

・消毒はどうしたらよいか
町が用意している消毒液の入手方法や使い方など(今後の対応)
・既に、社協が事務局を担う『とういん災害ささえあい委員会』が中心となり、町

内23の自治会長に聞き取り完了済
http://www.toinshakyo.or.jp/contents_detail.php?co=cat&frmId=2648&frmCd=49-9-0-0-0
・社協HPにて困りごと連絡の呼びかけチラシUP済
・特に被害の多かった中山地区自治会を中心に、自主防災会メンバーで土日に各戸訪問予定
※この際に、床下処理の必要性を注意喚起するチラシ(被災した時になど)を手渡しで配布。その後のニーズについては、社協で対応することとなった。(RSYの今後の対応)
社協に寄せられたニーズについては、『みえ防災市民会議』が、建築の専門家の派遣や、住民・ボランティアへのアドバイス等のが相談窓口を担当。RSYは必要に応じてこの動きをサポートしていきます。

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佐賀県武雄市への対応
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★『おもやいボランティアセンター』の設立
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佐賀県武雄市では、東禅寺さんはじめ、地元の支援者が中心となり、地域密着型の民営支援拠点『おもやいボランティアセンター』を立ち上げました。
そのきっかけとなった「武雄市情報共有会議(9月4日開催)」には、地元ボランティア団体と共に震つなメンバーも参加。当面は、被害のひどかった朝日町高橋地区を中心に、その後は順次、周辺地域にも活動場所を広げながら、長期的ニーズにも対応していける体制づくりに取り組まれています。本日は約250名のボランティアを受け入れ、支援に対応に当たっています。
▼災害後の生活を考える生活再建のためのミニ相談会
9月8日(日)朝日町高橋地区で相談会を行います。RSYは震つなメンバーとして、開催準備や炊き出し資材・食材費の提供で協力。
10:00~12:00、13:00~15:00の2部構成で、床下の効果的な消毒方法や、罹災証明書の説明などを行います。その他、昼食の振る舞いや、佐賀県弁護士会、佐賀県建築士会による個別相談もあり、きめの細かい対応に取り組まれます。

★名古屋からボランティア活動資器材の搬出
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『おもやいボランティアセンター』からの要請で、9月6日、名古屋から4トントラック1杯分のボランティア活動資器材を搬出しました。搬出作業には、RSYボランティア、市内防災ボランティア、中部土木株式会社様など約10名が参加。皆さんは、武雄の方々に想いを馳せつつ、汗だくで作業にあたりました。

本日昼頃現地に到着し、早速活動に活用頂いています。資器材の中には、炊き出しや足湯ボランティアセットも加え、相談会をはじめ、避難所・在宅避難者憩いの場づくりにも役立てて頂きます。お手伝い頂いたボランティアの皆様、本当にありがとうございました!

★RSYの今後の対応
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9月9日(月)~10日(火)に再び浦野を派遣。
震つなメンバーの、災害対応NPO・MFP代表・松山氏と共に、『おもやいボランティアセンター』のサポートや、これまで震つな事務局によせられた冊子「水害にあった時に」の申込者宅の訪問等を行います。

※お詫びと訂正
9月4日に発送した報告書の中で、代表理事栗田が、「佐賀市長を訪問し、今後の支援に関する意見交換をした」とありましたが、武雄市長の誤りでした。
訂正と共にお詫び致します。
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▼RSY活動支援募金について(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログ
ラムのために活用致します。

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