みなさま
この度の台風18号から続いた大雨による、
栃木県、茨城県、宮城県の広範囲にわたり、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
奇しくも、9月11日は、東海豪雨災害から15年目の節目の年でした。
毎年「東海豪雨災害を語り継ぐ会」主催の追悼式には、スタッフが参列しております。
今年は、代表理事の栗田をはじめとし名古屋事務局のスタッフ全員が参加しました。
東海豪雨を語り継ぐ会の戸水さんは、
「昨日から、テレビの映像に、釘付けです。震えました。ずっと、語り続けてきたのに、
また、私たちと同じ被災者が出てしまった。悔しい気持ちです。忘れずに語り告ぐことの難しさをかみ締めています。
これからも、ずっと東海豪雨を語り継いでいきます。」
と話されました。
「スイセンの世話をしていると、『なぜ、ここにスイセンを植えているのですか』と
聞かれることがあります。それをきっかけに東海豪雨についてお話しできていいです。
また、伝え聞いた他の地の方が、球根を送ってくださることもあります。
遠い地で、私たちのことを忘れずにいてくださる方があることが、励みになります」とおっしゃっていました。
清須市長、中小田井自治会長も挨拶され、
「『自分だけは大丈夫と思っていた』と聞くと、被害を受けた者にしかわからない悔しさを感じます」「中学生以下にとっては生まれる前の災害であり、防災訓練への関心が薄れてきていることは、否めないがそれでも続けていくことが、大事と思っています」「最近、『堤防にひび割れがあったよ』と知らせてくれた住民がいたことがうれしかった」などと語られました。
被災者の気持ちと知恵から学び、伝えていくことは、何年経っても私たちの活動の原点です。
黙祷しながら、そのことを改めてかみ締めました。