宮城県七ヶ浜町報告【第240報】常総市・七ヶ浜町交流バスツアー

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局 郷古です。ご報告が遅れておりまして、すみません。

去る8月3日~5日に「常総市・七ヶ浜町交流バスツアー」を七ヶ浜町にて行いました。
茨城県常総市は平成27年9月に発生した「関東・東北豪雨水害」により甚大な被害を受けた地域です。現在は全国・全世界からの応援もあり日常生活が戻りつつありますが、被災を受けてまだ1年も経っておらず、住民の心の傷が癒えない現状もあります。
豪雨水害時、RSYは栗田(RSY代表理事)が代表を務める「震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)」のメンバーである茨城県の地元NPO法人の「茨城NPOセンター・コモンズ」からの支援要請を受け、現地で支援活動を行い、避難所が閉じられた後も、陶器市など(様子はコチラ)を通して、支援・交流を続けてきました。
今回は「茨城NPOセンター・コモンズ」のご協力を頂き、常総市の子どもたち含めた16名を七ヶ浜町に招き、東日本大震災から5年を迎えた七ヶ浜町の今を知ってもらえれば、と防災を学ぶバスツアーを行いました。

常総市と七ヶ浜町は遠い・・・・!
バスで東北自動車道を6時間揺られながら、常総市の皆さんは七ヶ浜町に来てくれました!

到着後は七ヶ浜町の住民の皆さんに協力を頂き、歓迎の「夕涼み交流会」を開きました。
最初に常総市と七ヶ浜町の子どもたちから、自分たちの住んでいる町を紹介してもらいました。

常総市紹介七ヶ浜町紹介

次に七ヶ浜町民有志で作った「七ヶ浜は大震災の時、どんなことがあったのか?」がよく分かる防災紙芝居「あの日のぼく。七ヶ浜の3,11」を上演。

常総市・七ヶ浜町 夕涼み交流会防災紙芝居「あの日のぼく 七ヶ浜の3.11」

七ヶ浜ボランティア友の会、松ヶ浜地区の喫茶店「ももか」、松ヶ浜地区町営住宅の有志、傾聴ボランティアサークル「レインボー」、七ヶ浜婦人と暮らしを考える会、かんなぎ町内会の皆さん約40名程にご協力頂き、流しそうめん、手づくりピザ、冷やしきゅうり、射的ブース、クイズ大会、ビンゴ大会を行いました。

常総・七ヶ浜夕涼み交流会射的コーナー流しそうめん
常総市、七ヶ浜町の住民合わせて約100名以上が参加をされ、大いに盛り上がりました。

 

翌日は七ヶ浜町の住民の皆さんにお話しを伺う、「町内ぐるっとツアー」から始まります。
七ヶ浜漁業組合では、漁協が建っている花渕地区は被災の時にどんなことが起きて、その時はどうしたのか、又、現在の漁はどれくらい復旧しているかなどを自分たちから質問をして、答えを熱心にメモ取っていました。
七ヶ浜国際村では、避難所になった時、どんなことが大切だったのか、又、高台移転を含めた町の復興状況を説明して頂きました。

漁協にて町内ツアー(国際村から高台移転地を望む)

お勉強の時間の後は、お待ちかねの七ヶ浜菖蒲田海水浴場での海水浴!

準備運動菖蒲田海水浴場砂遊び
前日の交流会に参加した七ヶ浜の子どもたちも一緒に海で遊びます。
なんといっても、菖蒲田海水浴場がOPENするのは震災後初!
今年は誰しもが待ちわびた記念すべき’’夏’’なのです。 (詳しくはコチラ
「一緒に砂山を作ろう!」と常総チームと七ヶ浜チームが一緒に遊ぶ姿も!

 

その後は、今年の2月にOPENしたばかりの、七ヶ浜町うみの駅「七のや」にて海鮮バーベキュー!
これもまた、七ヶ浜の子どもたちと合同です。疲れた身体に美味しいご飯で満腹・・・・!
海鮮焼き・食べ放題という夢のプラン
バーベキュー帰りには常総の子と七ヶ浜の子がハイタッチしてお別れを惜しんでいました。
お互い過ごした時間は短かったけど、特別な時間を過ごして歩み寄れたようです。

 

最後は松島観光!
七ヶ浜町は日本三景「松島」の景観の一部を成しています。代ヶ崎浜にある多聞山は有名ですが・・・せっかく七ヶ浜町まできたのだから!とお隣の松島町に足を運んでもらいました。

松島観光2松島観光3

本当につめこみのスケジュールで参加者は疲れたはずなのですが、それを厭わず、全てに参加してくれた皆さんに感謝です。
帰りのバス出発前にサプライズで常総と七ヶ浜の子たちみんなで撮った写真で作ったキーホルダーを渡しました。「今度は常総に遊びに来てね!」 そんな嬉しい言葉をかけてもらい、バスを見送りました。ともあれ、怪我なく、無事で、喜んでもらえたことにホッとしています。
集合写真集合写真(海)
今回の企画に協力頂き、更に引率としてスタッフとしてこの交流バスツアーを支えてもらった「茨城NPOセンター・コモンズ」の皆さん、ありがとうございました!
こういった被災地間での交流や震災教訓の学びの場の形成はこの先とても大事です。
バスツアーの参加者の皆さんが自分たちの住んでいる町で「防災とは?」や「地域とは?」など考える機会になれれば良いと思います。
これからもRSYは常総市及び七ヶ浜町を応援していきます!
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【ツアー参加者の声】
・七ヶ浜町は道がきれいで、津波が来てないと思っていたけど、実は高い津波がきて大変で、全部直したということを聞けた。
(常総:小学生)

・漁業を再開する為にいろいろな人の手が必要だったこと、各地からの募金で建物や船が買えたことなど大変な思いをしたと同時に、人の繋がりが広がったこと、など震災を経て体験したことで大切なことに気付くことが出来たと思います。常総市、七ヶ浜町、もっともっといい町にしていきたいです。
(常総:中学生)

・ 東北の復興の様子が自分の目で見れて良かった。
(常総:女性)

・普段食べている駄菓子を作っているところ(常総市)から、七ヶ浜町に来るとは思ってなかった。というか、言われてみないと作っているところとか見なかった。七ヶ浜でも作っている駄菓子があることも知った。今度は常総市に行ってみたい。
(七ヶ浜:小学生)

・七ヶ浜に住んでいても、「七のや」に行ったことなかった。交流企画ということで参加させてもらったが、七ヶ浜のこといろいろ教えてもらって、逆に勉強になった。子どもたちも良い機会になったと思う。
(七ヶ浜:女性)

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【主催】 認定NPO法人レスキューストックヤード
【協力】 認定NPO法人茨城NPOセンター・コモンズ
【後援】 七ヶ浜町、七ヶ浜町観光協会 

※この企画は全国・全世界からRSYに集まった「関東・東北豪雨水害支援活動基金」を使わせてもらい、実施しました。

 

2015年度被災地支援活動報告会を開催します

みなさま

レスキューストックヤード事務局です。

RSYでは、2015年度発生した災害における支援活動の報告会を行います。

4月のネパール地震の募金活動に始まり、

9月に発生した関東・東北豪雨災害では、多くの皆さまのご協力のもと、

ボランティア活動用資器材の貸出し、災害ボランティアセンターや地元NPOのサポート、

避難所の環境整備、炊き出し・足湯・サロン活動、「うるうるパック」の提供調整、

生活用品バザー、活動支援金の募金活動など、現地のニーズに応じて多岐にわたる活動を行いました。

私たちの活動の詳細をご報告し、広くみなさまに被災地の”今”をお伝えし、

今後の被災者支援について語り合う場としたいと思っております

是非ご参加ください。

日時:2016年2月23日(火) 19時~21時

場所:名古屋建設業協会 1階 大会議室

   名古屋市東区泉1-13-34

   地下鉄 久屋大通駅下車 1A出口より徒歩4分

  久屋大通駅からの徒歩の案内図

★ネットでの申し込みは【こちら】から

★メールでの申し込みは

件名を「2015年度被災地支援活動報告会」として、お名前、電話番号を明記の上

info@rsy-nagoya.comまで

★電話での申し込みは

052-253-7550まで(受付時間:平日の10時ー18時)

年末年始の事務所閉所のお知らせ

皆様
お世話になります。RSY事務局です。
年末年始に伴い、RSY事務所を下記の期間閉所させて頂きます。
ご不便をおかけ致しますが、何卒よろしくお願い致します。
本年も大きな災害の年となりました。
9月に発生した台風18号による被災地では、年末になって避難所生活から、
新生活に向けた準備段階に移りつつありますが、思うように進んでいなくて、将来への不安を訴える方々がいらっしゃいます。
RSYでは、少しでも支えとなれるよう、直接/間接の支援を継続しています。
元旦には、熱田神宮近辺で恒例の「元旦募金」も実施致します。
ボランティア、募金の協力、いずれも大歓迎ですので、引き続きご協力をお願い致します。
文末にご案内を添付致しますのでご覧ください。
それでは皆様もお風邪など召されぬよう、十分にご注意下さい。
本年も皆様のご支援・ご協力で多くの活動を実施することができました。スタッフ一同、心より感謝申し上げます。
来年も何卒よろしくお願い致します。
○名古屋事務局閉所期間
12月29日(火)~1月3日(日)
○七ヶ浜事務所閉所期間
12月28日(月)~1月4日(月)
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元旦募金
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・日時/2016年1月1日(金)①10:00~12:00②13:00~15:00
     両方参加、どちらかの時間帯、途中参加も大歓迎です。
・場所/熱田神宮東門入口前(名鉄/神宮前駅西口より徒歩1分)
・集合/基本は現地集合とします。
・内容/東日本大震災、関東・東北豪雨支援活動募金
・連絡先/090-5000-8386(RSY林)
参加を希望される方は、下記をRSY事務局(info@rsy-nagoya.com)までご連絡ください。
当日飛び込みも大歓迎ですが、ご一報いただけると幸いです。
①お名前:
②連絡先(できれば携帯電話):
③参加時間:10:00~12:00 / 13:00~15:00 / 両方参加
④参加人数(代表者が申込む場合):
※大雨・洪水・暴風・大雪いずれかの警報が出ていたら中止とします。
熱田神宮で新年のご挨拶ができることを心より楽しみにしております。
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募金・寄付振込先
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銀行・郵便で募金・寄付を賜ります。

●郵便振替
00800-3-126026
加入者:特定非営利活動法人レスキューストックヤード

●銀行振込
三菱東京UFJ銀行 本山支店/普通3505681
口座名義:特定非営利活動法人レスキューストックヤード

ゆうちょ銀行(銀行コード: 9900)
支店(名称: ゼロハチキュー  支店コード: 089)
口座番号: 当座 0126026
口座名義:特定非営利活動法人レスキューストックヤード

みなさまのご協力お待ちしております。よろしくお願いいたします。

常総市で陶器市を行いました

みなさま

 

レスキューストックヤード事務局です。

台風18号の影響で鬼怒川が氾濫し被災した市町では、

体育館などの一次避難所が12月上旬で全て閉じられ、メディアの報道も少なくなって

一段落したかに見えます。

けれども、被災者の生活が、元に戻っているわけではありません。

リフォーム中の自宅や新しい賃貸住宅での生活が始まったばかりの方が多い中、

新生活の必需品を手に入れるのがたいへんという声を聞き、

RSYでは、12月23日に、常総市で陶器市を行いました。

今回の陶器は、中部リサイクル運動市民の会からの物を中心に、

宇治市炭山、瑞浪市陶町からいただいたお皿、茶碗、小鉢などでした。

どんぶりが人気で、無くなってしまったのと、季節がらか、大皿も人気でした。

あいにく今にも雨が降りそうな寒空にも関わらず、

オープン前から大勢の方々が来られ、

茶碗や湯呑み、どんぶり、お盆やヤカンなどを買っていかれました。

  

お母さんたちが多かったですが、中にはご夫婦や親子で見えたり、

ご近所同士、「元気?」と声を掛けあう姿も見られました。

「やっぱり、お買い物って楽しいね」「年越しそばを入れるのにちょうどいい」

「お正月は、人が来るから、数の揃ったお椀が欲しかったの」という声もありました。

RSYのスタッフ、ボランティア合わせて7名が、てんてこ舞いの陶器市でしたが

ADRAジャパンの喫茶カーのコーヒーの振る舞いや

午後には、愛知から移動販売車炊き出し支援協議会の協力を得て、

おぎのやさんのクロワッサンたい焼きの提供も加わり、

ちょっとしたお茶の時間も提供できました。

当日の売上 78,350円は、事前のコーディネートをしてくださった

認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズに全額寄付いたしました。

今日お届けした陶器が、協力者の方々の真心と共に、

お正月の食卓を少しでも潤してくれればと思います。

活動寄付をして下さった方々にも、この場を借りて御礼申し上げます。

RSYは、今後とも必要なタイミングで必要とされる活動を続けていきますので、

どうか、みなさまのできるカタチで、ご協力ください。よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

【第12報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について(11月30日)

みなさま

本日、2007年3月25日に発生した能登半島地震の被災地、石川県穴水町より、まごころ一杯の「ホットちゃん」が常総市の皆さんの手に届けられました。

穴水町の皆さんは、能登半島地震でRSYが支援に入らせて頂いたことがご縁で、2008年岩手宮城内陸地震(栗原市)、2011年東日本大震災(七ヶ浜)など、RSYと繋がりのある様々な被災地とも交流を持ってくださっています。

今回は、茨城県出身の女性会会長と穴水町社協、ボラ連が町民に呼びかけ、なんと550枚もの「ホットちゃん」を届けて下さいました。

「ホットちゃん」とは、ベビードレスを象った手拭タオル。もともとは、被災地NGO恊働センター が行っている「まけないぞう」事業をモデルに、仮設住宅の被災者の方の生きがいづくりとして始められたものでした。それが今や、穴水町町民が一体となって取り組む、被災地復興支援活動として定着しつつあります。今回のお届けにも、被災地NGO恊働センタースタッフの皆さんには大変お世話になりました。

常総市の社会福祉協議会さん、避難所生活を送る住民の方々に「能登半島地震の際の恩返し。少しでも皆さんがホッと一息つける機会となれば」と声をかけつつ手渡しされる姿が印象的でした。

明日の午前で、あすなろの里避難所は閉鎖となり、自宅再建ができていない方は2次避難所に移ります。2次避難所は、市内の旅館やホテルを行政が借り上げ、3ヶ月間滞在できることになっているそうです。「今回で3回目の引越し。落ち着かないね」「2ヶ月間の避難所生活は長かった」など、様々な声が聞かれました。

その他の避難所は12月の1週目を目処に閉鎖されます。既に市外の公営住宅に転出された方もいますが、「周囲に知っている人が全然いなくてさみしい」という声も聞かれているそうです。

復興まで道半ば。お正月は自分の家で迎えたかった方も多かったことと思いますが、叶わず、慣れない場所での生活が、またこれから始まります。

RSYでは、地元NPOを通じて、12月23日に在宅に戻られた方、在宅被災者の方を対象に、陶器市を実施したいと考えており、現在準備中です。「家では生活できるものの、キッチンが直っておらず鍋ややかん、食器類が揃わない」という声を聞いたことがきっかけでした。

また、東京災害ボランティアネットワークが週2回開催している在宅被災者向けのサロン活動には、RSYが仲介役となり、セカンドハーベスト名古屋さんの協力を得て、「和菓子の万寿や」さんより大変おいしい和菓子をご提供頂いており、住民の方々にも大好評です。残りのホットちゃんも、この活動を通じて皆さんにお届けしたいと思います。

 

まだまだ続く常総市の生活再建へ、ご支援・ご協力の程をよろしくお願い致します。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

 <銀行振込>
 三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
 特定非営利活動法人レスキューストックヤード
お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください

 

【報告】福島県南会津町へ支援活動を行いました

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局郷古です。

当法人が事務局を務める震災がつなぐ全国ネットワークより「福島県南会津町ニュースには報道河川や道路の被害が大きく、情報収集をする必要がある」との情報があがったため、去る10月7日(水)に「平成27年9月関東・東北豪雨」で被災地となった福島県南会津町に支援活動を行いました。

蕎麦畑も大変な被害を受けた河川の氾濫により、道が崩れさっていた。

七ヶ浜町から事務局スタッフを含め6名で南会津町の現地の方々からお話しを伺ったり、現地を歩き情報収集した後、被害を受けた民間企業の部屋の清掃や泥かきなどを行いました。

水を吸って膨れ上がった土は泥となり、排水溝を塞いでいた七ヶ浜チーム6人と現地の皆さんで泥掻き!若い世代が頑張りました!至る所に泥が溜まっていました。泥も重たいのでバケツリレーも大変です。

現地の皆さんと協力をして約5時間、水を吸ってとても重くなった泥をと格闘し、排水溝の掃除を行いました。

 

 

今回の活動の中では得た情報を元に、私有地内に人力で対処しきれない土砂や流木がある宅、また行政による災害ゴミの受け入れが進んでいないため私有地内に泥・流木を集めたままのお宅が数件あったため、その様子や住民の声を南会津町社協へお伝えしました。
その後、災害ゴミの受け入れ等は社協より市へ相談して頂き、市より迅速に対応頂けるようになったとお聞きしました。
また私有地内の人力で対処できない土砂への対応も町が行うよう調整しているようで、町内・地域で解決できる見込みがあるため、RSYとしてスタッフ派遣等は行わず、必要に応じて後方支援等でもサポートしていきたいと考えています

【住民の声】

〇やっぱ若い力っていいね!おれたちなら一日掛かってもこうはいかないよ。ここらは高齢者しかいねーからなぁ。 遠い所から、来てくれてありがとうね。
(50代:男性)

〇ここ(泥かきしている場所)が仕事場なんですけど、この泥たちをどけて、機械を清掃しないと本来の仕事ができない。休みはありますけど毎日泥かきしていてまいっちゃいますよね。今月中には本来の仕事に戻りたいですね。
(20代:男性)

【第10報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について(10月26日)

みなさま

RSY事務局です。関東・東北豪雨水害に対し、RSY兼震つな事務局からは、引き続
き茨城県常総市へのスタッフ派遣を継続しています。

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茨城県常総市での活動報告

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 ▼茨城NPOセンターコモンズ運営サポート(報告:松山)
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○NPO連絡会議の実施
茨城NPOセンターコモンズのよびかけで毎日コモンズ事務所で実施。現在までに70
団体が参加し、「炊き出し・イベント・リラクゼーション」「移動支援」「行政・法律・制度」
「片付け、清掃、ボラセン」「避難所」とカテゴリーを分け、それぞれの動きを報告。課
題や相談を共有し、翌日の活動方針を検討しています。
○行政機関との連絡調整
常総市の災害対策本部会議、災害支援情報共有会議(県・県社協・市・市社協・外部
支援者らが出席)に出席。NPO連絡会議の情報や提案を伝え、様々な課題の改善を
呼びかけています。
○juntos(ジュントス)運営サポート
コモンズの災害対応部門として設置されたジュントスの運営全般をサポートしていま
す。日本NPOセンターを介して派遣されたNPOスタッフらと共に、外国人向けの広報
誌の発行、ボランティアコーディネートなどを行っています。

 

▼避難所チームの活動(報告:浦野)
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震つな加盟団体である被災地NGO恊働センターや、災害ボランティア活動支援プロ
ジェクト会議(支援P)らと協力し、『避難所チーム』として活動を継続中。10月上旬に
市外避難所が閉鎖され、市内2箇所に統合されたのを機に、一番大きな避難所であ
る「あすなろの里」を中心に、環境整備、福祉避難スペース設置準備、共同スペース
「足湯・喫茶コーナー」の運営などを行っています。
季節が変わり、寒さ・インフルエンザ対策に加え、生活不活発病の防止、先の生活の
見通しが立たない不安感や憤りの軽減、住民自治活動づくりなど課題は山積です。
しかし、身体機能の低下や健康被害の兆候があった方々は、トイレが近く温かい畳の
部屋に設置された福祉避難スペースへ移ったことで、体調の改善が見られました。ま
た、足湯や喫茶活動がきっかけとなり、住民が自由に共同スペースでお茶のみをす
るようにもなりました。外部支援者の介入によって少しずつ改善に繋がっている点も
あります。
▼RSY・震つなネットワークを介して現地入りした方、又は活動予定の方
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○10月12日~15日/足湯
岡田さん(災害ボランティアコーディネーターなごや・看護師)
○10月13日~15日/足湯
椿さん(災害ボランティアコーディネーターなごや)
○10月18日~19日/避難所環境整備・要援護者の状況把握と支援機関との共有
佐々木さん(RSY専門職アドバイザー・愛知医科大学准教授・看護師)
○10月10日~16日、19日~22日/避難所環境整備・要援護者の状況把握と支援
機関との共有
加藤さん(災害ボランティアコーディネーターなごや・看護師)

○10月24日~25日/足湯
北村さん(元・中越防災安全推進機構スタッフ)

○10月28日/女性支援
浅野さん(減災と男女共同参画研修推進センター)

○10月31日/外国人支援
鶴木さん(認定NPO法人難民支援協会(JAR))

○11月1日or3日/喫茶(予定)
港北区災害ボランティア連絡会

○11月3日/災害VCでの作業系ボラ
安城市役所・職員ボランティア(30名程度)

尚、浦野は10日~16日の現地入りの後、一度名古屋に戻っていますが、27日(火)
に再び現地入りし、市内小規模避難所の現状把握、福祉避難スペースの運営状況
の確認等に努めます。
▼佐々木さんレポートより
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(住民の声)
・今のところ生活に不自由はない。妻は糖尿病と脳梗塞を発症し、4年程前から医師
に入浴時に浴槽につかることを止められているので、シャワーのみ。調子を見て暖か
い時間帯に自分で身体を拭いている。今は、子ども・孫たちが住まいを考えてくれて
いるので、帰れるのを待っている。夫は難聴のため、日中の人がいない時間帯でない
と語れないけど、何とか元気でいることが大事だと思っている。(妻)(90代・ご夫妻)
・東日本大震災の被害で家が壊れたけどやっと建て直した。そうしたら今度は水に浸
かった。いやになる。でも、こんな話を聴いてくれてありがとうね。
・なんか楽しみないかなぁ。楽しそうな企画があるみたいだけど、そのまで行く手段が
ないんだよなぁ。
★佐々木所感
戦争体験を語り、仕事体験・夫婦のこれまでの歴史を語り、その後にやっと被災体験
を語って下さった。足湯がある時は参加を促すが、足湯に参加されない方に対しても
「被災体験を語りたい」という思いを持った方がいる。本人のペースでじっくりゆっくり
話ができる機会が必要だと感じた。
また、高血圧を訴える方も多く、深呼吸する時間を作ることや、日々の体調管理のた
めに決まった時間に血圧を測ることなどを助言。だんだん寒くなると体が動きにくくな
るため、ストレッチや体のほぐし方を伝えた。
また、手洗いやインフルエンザ等の感染症予防のために、ペーパータオル,アルコー
ルの場所や置き方を変更し、効果的に、安全に使用できるように配慮した。住民に伝
えたい情報については、目につきやすいところにはり紙をするなど、住民と一緒に考
えながら改善を行った。

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募金活動

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▼現在までに、1,576,895円のご寄付を頂いております。
ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました!

○個人の皆様:33名
○団体の皆様(敬称略)
うきうきうまい秋フェスタ実行委員会(兵庫県丹波市)
Thousands of Seeds of Joy
中部土木株式会社
名古屋市立名東高等学校 JRC部
玉龍寺
生活協同組合連合会アイチョイス
○街頭募金
名古屋SHAKE OUT
24時間チャリティマラソンin名城公園
RSYボランティアによる募金

▼引き続き、被災地支援活動募金にご協力ください!!
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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行っておりま
す。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資器材の
提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて炊き
出し、生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂き
ます。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください

【第9報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について

みなさま

RSY事務局です。関東・東北豪雨水害に対し、RSY兼震つな事務局からは、引き続き茨城県常総市へのスタッフ派遣と栃木県と福島県南会津の情報共有を継続しています。

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茨城県常総市での活動報告

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▼茨城NPOセンターコモンズ運営サポート(報告:松山)
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・NPO連絡会議の実施
常総市内で活動しているNPO関係者らの情報交換のための会議。ピースボート、OPEN
Japan、JUNTOS、風組、元気村Phoenix、被災地NGO恊働センターなどが参加。コモンズを中心に、日本NPOセンターと震つなが運営をサポート。炊き出しの調整、在宅避難者へのニーズ対応、外国人支援等を中心に行っている。

1日1回の合同ミーティングでは、「炊き出し・イベント・リラクゼーション」「移動支援」「行政・法律・制度」「片付け、清掃、ボラセン」「避難所」とカテゴリーを分け、それぞれの動きを報告。課題や相談を共有し、翌日の活動方針を検討。

▼炊き出しチームの活動
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RSYカーに食材や鍋を積んで11日現地入りし、10月12日、北水海道駅前にて、夕食の時間に炊き出しを行いました。
スタッフは伊藤さん、小塚さん、下田さん(災害ボランティアコーディネーターなごや・なごや防災ボラネット)萩原さん(高浜市よりボランティア参加)浦野、森本、浜田(RSY)の7名
メニューは、ご飯、ウィンナー入り野菜スープ、漬け物、みかんで、250食を準備したが、9割以上が、17時からの1時間以内に配り終えてしまった。残りの1割は、「まだありますか?用事を済ませていたら、遅くなっちゃって」という人たちで、19:00近くまで断続的にあった。

(被災者の声)
・炊出しは助かります。電気水道は来るようになったが、炊事用器具がダメになって、息子のところで作ってもらっている。三陸の津波のTVを見て、「気の毒だな」と、他人ごとで見ていた。自分がこんなになるなんて・・・。(炊き出しチラシ配り先・60代女性)
・TVを見ていた。浸水の時ドンと畳が持ち上がってそれに気が付いた。慌てて腰痛で動くのが困難な妻を背負って2階へ上がった。(火事場のバカチカラだ、ハハハハ)炊出しをしてくれるのは有難い。必ず行くよ、女房の分ももらえるかな?(炊き出しチラシ配り先・80代男性)
・商売の材料も全部ダメになった。息子たちは他に避難している。今は2階で女房と生活しているが、ボランティアさんには「ありがとう」のことばしかない。その反対で、役所の対応には腹が立つ(炊き出しチラシ配り先・70代男性)
・三陸の津波と同じような状態だ。店は閉めるしかないうちらは清潔が売り物だから。機械も、最近の機械はコンピュータ化していて、水に浸かったらダメになる。昨日はバーベキューの炊き出しをいただいた。野菜はうれしいね。(70代・男性)
・外国人入居者を訪問。近所の方と話し中で、主旨を伝えてブラジル語のチラシを渡したら「アリガトウ」といわれた。
・今日、キッチンが入ったので、自宅にもどったけど、しょう油がない、しょう油差しがないの無い無い尽くし。炊き出しがあってよかった(30代・女性)
・ここまでは、知り合いが車で送ってくれたけど、帰りはどうしよう(帰りは、ボランティアが送って行った)(30代母親と子ども連れ)

▼お茶会・足湯活動
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「あすなろの里の作業棟」でお茶会を行いました。10数名の方が、お茶コーナーで、避難者どうしや私たちとのおしゃべりの機会となりました。
10月13日 10:00 〜 13:00(お茶会)14:00 〜16:00(足湯)
スタッフは伊藤さん、小塚さん、下田さん、岡田さん(災害ボランティアコーディネーターなごや・なごや防災ボラネット)萩原さん(高浜市よりボランティア参加)森本、徳田、浜田(RSY)の8名
※同作業棟では、お昼に長野県からのボランティアによる温かい天ぷらそばとりんごがふるまわれました。避難所の登録者数は180人ほどだが、昼間は、通勤/通学者はいないためか、高齢者が目立ちました。

(被災者の声)
・私は関西出身で、縁あってここに来たがこんな目にあうなんて思いもよらなかった。あすなろに来るまで2回引っ越した。ここは施設は良いけれど、食堂もお風呂も時間の制約が厳しくて優しくない。
・こんな経験は初めて。子どもを守らなきゃという意識が強くて気が張っていたがこういう「喫茶」サロンはうれしい。ボランティアさんは、よそから来てくれた方々なので話しやすい。1年生でも、この水害でしっかりしてきたなと感じることがある。私に弱音を吐かない。周りの人やマスコミは、「誰が悪い」「何が原因」と、責任追及みたいなことをしているが、みんな一生懸命やっているよ。この水害のお蔭?で、絶対に会えない方とも会えた。天皇陛下と美智子さまにもお会いできた。陛下の優しさには感動した。「さだまさし」と「泉谷しげる」が来て、元気をくれた。(30代母親)
・ここでお茶会は続けてほしいね。1ヶ月間、こういった場所が無かったからさ。食堂なんてさ、おしゃべりする時間もなく、時間がきたら閉めるからね。(70代女性・避難所)
みんなこうやって話をできる場があることは嬉しいと思っているね。ストレスがさ、すごく溜まっているんだ。最初は行政に、「こうしてくれませんか?」という言葉遣いだったのに、今ではみんな溜まって、罵倒のようになっているんだ。私たちでも嬉しいのに、年寄りの人たちはもっと嬉しいだろうね。
(30代女性・避難所)
・決壊した水はあっという間に、家の中に入ってきて、何も持って逃げられなかった。印鑑だけ、泥の中から出てきた。洗ったら使えそうだね。
(70代女性・避難所)
・平屋の家に住んでいて、全部流されちゃった。大家さんは、もう家を取り壊す予定だから、次行くとこの検討がつかないよね。
(70代女性・避難所)
・足湯、昨日もやってもらって気持ちいい。温泉で足湯とかあるけど、これは全然違っている。ありがとう。家は床上1mまで水がきていて、片付けも中々進まない。避難する時持ってきたのはこのバッグだけ。
(50代男性・避難所)

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南会津町の状況 (報告:松永)

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民間レベルで活動するOさんと南会津町社協より聞き取りを行いました。
以下、いままでの不安な点だった私有地内の土砂出しなどについては町独自の予算で対応するとのことでした。そのため、高齢者独居宅内の流木・土砂出し・災害ゴミ撤去等の片づけも行政委託の業者が行ってくれる予定だそうです。

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募金活動

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▼被災地支援活動募金にご協力ください!!

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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行っております。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資器材の提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて炊き出し、生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂きます。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。

 

【第8報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について(10月12日)

みなさま

RSY事務局です。茨城・栃木・宮城3県で発生した水害に対し、RSY兼震つな事務局からは、茨城県常総市・栃木県鹿沼市へスタッフを派遣しています。

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茨城県常総市での活動報告

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▼茨城NPOセンターコモンズ運営サポート(報告:松山)
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・NPO連絡会議の実施
常総市内で活動しているNPO関係者らの情報交換のための会議。ピースボート、OPEN Japan、JUNTOS、風組、元気村Phoenix、被災地NGO恊働センターなどが参加。コモンズを中心に、日本NPOセンターと震つなが運営をサポート。炊き出しの調整、在宅避難者へのニーズ対応、外国人支援等を中心に行っている。

1日1回の合同ミーティングでは、「炊き出し・イベント・リラクゼーション」「移動支援」「行政・法律・制度」「片付け、清掃、ボラセン」「避難所」とカテゴリーを分け、それぞれの動きを報告。課題や相談を共有し、翌日の活動方針を検討。
(被災者の様子)
・在宅避難者へ食事支給が終了したため、炊き出しメニューにご飯物の希望がでている。
・発災後一ヶ月近く経っているが、ダンボールを敷いて寝ている高齢夫婦がいた。
・ゴミ回収も柔軟な対応がされない。産業廃棄物は回収されなかったが市が対応に着手することに。冷蔵庫、タンスなども回収可。石膏ボード、断熱材などは産廃(有料)扱い。
・石膏ボードなどは黒カビが生えてきているのに、大工さん待ちで11月以降まで予約待ちの状態。健康面が心配される。

 

▼避難所チームの活動
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10月7日(水)に浦野が現地入りし、震つな加盟団体である「被災地恊働NGOセンター」や「災害ボランティア支援プロジェクト会議(支援P)」らと協力し、避難所チームとして避難所統合に向けた受入準備、環境改善のための対策を検討。

10月10日(土)夕方~16日(金)まで、名古屋より以下の専門ボランティアと共に現地入りし、支援活動を行うこととなった。
・加藤(RSYボラ・看護師)
・岡田(名古屋みどり災害ボランティアネットワーク代表・看護師)
・椿(RSYボラ・冊子「避難所の知恵袋」検討委員)
・浦野(RSY・社会福祉士)
※事務局サポートとして、震つなスタッフ・徳田も同行

■避難所の概要:10月10日現在
・避難所数:市内7箇所、市外4箇所
・避難者数:日本人383名、外国人25名、合計408名
※10日より、市内2箇所(石毛総合体育館、あすなろの里)への統合に向けて、市外4箇所から住民の移動が始まっている。近いうちに市内の避難所も上記2箇所に集約される見込み。
■避難所の様子
(あすなろの里)
・普段は合宿や保養のための宿泊施設として機能。広い敷地に宿泊棟、作業棟、研修等、体育館などがあり、バリアフリーのトイレや浴室も設置されている。宿泊棟は8畳の個室が複数あるため、初期の避難者が優先的に利用。後から来た避難者は相部屋の調整不足で満室となったため、畳や空調設備のない板張りの研修棟、体育館で生活している。11日現在では、約200名が生活。

・日中は保健師が1人~2名で巡回。夜間は県外からの派遣看護師2名が日替わりで常駐。看護師派遣は16日までとされており、継続できないか市が県へ要請中。

・食事は施設調理師が3食を提供。
※他の避難所では、1ヶ月以上も経つにも係らず、いまだ弁当や地域への食材提供はなく、おにぎりと菓子パンが主流。栄養不足や便秘や持病の悪化などの健康被害が深刻な問題となっている。しかし、側からは「避難所での食の質を上げることは自立の妨げになる」という見解もあり、改善の兆しがない。現状の緊急性を訴えると共に、外部支援者で結成された「NPO連絡会議」にて、炊き出しボランティアの派遣調整を行っている。

■避難所チームの活動
・居住環境の悪い研修棟・体育館に、障がい者や高齢者が多く見られる。また、喘息、肝炎、糖尿病などの持病がある方もいるが、寒さ対策や衛生、布団の導入、段差解消など行政側ではほとんど手が打てておらず、住民一人ひとりの詳細名簿すら整っていない。

・避難所チームとして、スロープや間仕切り、女性・男性用洗濯物干し場、ダンボールベッドやマット、衛生改善(マスク・手指消毒の整備)を実施。巡回保健師・看護師らと情報共有し、避難所内の住宅マップづくり、リスクの高い方への見守りや和室への移動が必要な方々の絞り込み作業を行っている。また、市長の呼びかけにより、施設管理者、社会福祉課、外部支援者らが集められ、早急な福祉避難スペース設置、一般避難スペースの環境改善の必要性を改めて確認。行政と市民セクターとの協力体制づくりに向けた意思確認の場が設けられた。

・この話し合いを経て、48畳の和室にようやく福祉避難スペースを設置することが決定。開設準備を行い、12日より住民を受け入れ、外部支援者も泊まりでサポートすることとなった。

■住民の声
(80代・男性)
・はい。名刺あげるよ。でも、ここに書いている住所にはもう帰ることがないけどね。へへへ、大丈夫。もう過ぎたことだからさ。水を飲まないと痰が溜まって大変だし、水を飲んだらすぐにトイレに行きたくなっちゃう。俺が仕切りを高くしないのは、まわりの顔を見たいからさ。だって、ここの生活寂しいんだよ。避難所生活は、共同生活だから揉め事は起こさず、だんまりきめておくのが利口なんだ。

(50代・男性)
・自分たちの部屋も仕切りがほしいな。年頃の女の子が2人いるんだ。

(60代・男性)
・以前は運送業してたから、常に体を動かしてた。でもここにきたらやることもねぇしな。生活のリズムがくるっちゃって、食欲もわかないよ。でも薬だと思って食べなきゃ健康でいられないし、仕方ねぇなぁ。

(70代・男性・脳梗塞マヒ)
・とにかく自分で意識して体を動かさないと、どんどん動けなくなっていくのが分かる。お花ないのかな?前に物資でもらった花を部屋に飾ったら、少し気分が晴れた。アロママッサージもよかったね。ちょっと変わったことがないと、気持ちも晴れない。一日ここにいても時間をもてあますよ。

(80代・男性)
・昨日は夜騒がしくて、全く寝ることができなかったよ。一気に話をしたら落ち着いたけど、疲れちゃった。ありがとうって言葉はいいな。一番気持ちを素直に伝えられる。ありがとう。

(70代・男性)
・前の避難所にいた頃は、天国だったよ。ご飯食べ放題・飲み物飲み放題だし、空調も効いていく分かよかったし。天国から地獄にきちゃったな。地獄から天国にいくのだったら良かったのに。
他にも、寒さを訴える声多数。また、ストレスや不満のはけ口もないので、住民同士のけんかも発生。12日午後より足湯とお茶のみ場を設置し、日中活動の場作りを積極的に行っていく。
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栃木県鹿沼市での活動報告(報告:松永)

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▼鹿沼市災害ボランティアセンターでの活動状況
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・町別床上床下浸水家屋件数(9月30日現在のデータ)
(町全体)床上392件 床下390件

・鹿沼市災害ボランティアセンターは10月9日(金)をもって現体制を一区切りし、12日(月・祝)より生活相談窓口を設置。今週から週末ボランティアセンターとして運営していくこととなった。

・10月4日(日)に、鹿沼市社協、一般ボランティアと共に個別訪問を行い、取りこぼし世帯がないか確認。自治会長からのヒアリングで河川氾濫からの浸水が主だった西鹿沼で、浸水エリアから遠く離れた場所で貯水池が溢れ床上浸水したお宅(高齢ひとり暮らし世帯)を発見するも、家族で片づけが終わり、畳も入れたと。その他、取りこぼし世帯は見つからなかった。

・以上のことから、松永は4日の活動終了後に一旦七ヶ浜に戻り、以降は、現地の要望に応じて断続的にボラセンサポートを行う。月末は被災者お見舞いパック「うるうるパック」の配布が予定されているため、現地入りする予定。
▼南会津町での活動
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被害小規模のため、災害救助法の適応ならず、支援から取りこぼされていた地域を発見。10月7日(水)、に地元NPOの依頼で土砂崩れの被害を受けた事業所・製材所の清掃・泥だし作業を行った。RSYより七ヶ浜事務局スタッフ(松永・郷古・槙島)を派遣。東北学院大学の学生含め6名で対応した。

■住民の声(きこりの店の職員より)

・1日でも終わらないと思ったが、こんなに早く作業が終わるとは・・・。自分たちだけではどうにもならなかった。本当にありがとう。
・こうやって若い人達が来てくれると心強いし嬉しい。

■今後の対応
震つな加盟団体である、特定NPO法人とちぎボランティアネットワークが、10月11日(日)~12日(月・祝)に各10名程度でボランティア派遣することが決定。
地元NPO・社協・自治会らと連携し、事業所周辺の高齢者宅の2件も作業に入り、活動を行う。
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募金活動

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▼被災地支援活動募金にご協力ください!!
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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行
っております。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資器材の提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて炊き出し、生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂きます。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。
<郵便振替>
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※通信欄に「カツドウキフ」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

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今後のスタッフの動き

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(松山)常総市・茨城NPOセンターコモンズのサポートを継続。
(浦野・徳田)10日~16日まで避難所チームとして常総市入り。
(栗田)10月13日~14日まで県・市・外部支援者らと今後の支援方針について確認・検討するため常総市入り。
(森本・浜田)10月11日~13日まで、炊き出し支援(RSYボラ、名古屋各区防災ボラと連携)のため常総市入り。
(林)エコバッグなど、被災地で必要となった物資の移送手配
(松永・郷古・槙島)七ヶ浜での募金活動の実施

【第7報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について(10月3日)

みなさま

RSY事務局です。茨城・栃木・宮城3県で発生した水害に対し、RSY兼震つな事務局
からは、茨城県常総市・栃木県鹿沼市へスタッフを派遣しています。

▼これまでの動き
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(松山)10日から「茨城NPOセンターコモンズ」の運営サポートを継続中。常総市で支
援活動を行っているNPO団体の情報交換会議(NPO連絡会議)の運営サポート。
(松永)11日から「鹿沼市災害ボランティアセンター」の運営サポートを継続中。また、
災害救助法が適応されなかった南会津町を視察、住民ニーズの把握、対応方法を調
整。
(栗田)9月29日、茨城県・常総市・NPO・内閣府との意見交換をセッティング。4者間
での協議の場の継続、避難所環境改善、災害公営住宅移行期に向けての住民サ
ポート、避難所・在宅で生活する要援護者の把握、在宅避難者への生活サポートの
必要性などについて話し合いを行った。

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茨城県常総市での活動報告

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▼茨城NPOセンターコモンズ運営サポート(報告:松山)
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・NPO連絡会議の実施
常総市内で活動しているNPO関係者らの情報交換のための会議。ピースボート、
OPEN Japan、JUNTOS、風組、元気村Phoenix、被災地NGO恊働センターなどが
参加。コモンズを中心に、日本NPOセンターと震つなが運営をサポート。
・炊き出しの調整、在宅・避難所被災者への復興ローカル情報紙「JUNTOS」の発行
(日本語版・ポルトガル語版)、家屋の掃除等のニーズ対応、避難所対応などを行っ
ている。
(被災者の様子)
・カビ除去・予防についての問い合わせが多い
・避難所からの移動手段がないため、片付けに立ち会えない
・ゴミ回収のパッカー車が来ても分別できてないから回収進まない
・「土嚢を回収するから床張替えの契約着手金として110万円以上を振り込んだところ
で、連絡がつかなくなった(悪徳業者被害発生)
※上記の点について、連絡会議内で解決策・対応策を模索中
▼避難所チームの活動
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震つなの加盟団体であり、「避難所チーム」として活動されている、被災地NGO恊働セ
ンターの増島さんのレポートから一部を抜粋させて頂きました。
・床からベッドへ、間仕切り、寒さ 対策などを実施。
・段ボールベッドだけでは硬いので、腰の悪い高齢者にはエアーマットにて対応。
・避難所統合後、体育館に避難していた被災者があまりの寒さゆえに「私はここから生
きて出れるのか」と毎日のように訴えていた。これに対し、保健師、看護師、施設職員、
常総市社会福祉課などと連携し、ようやく畳敷きの部屋へ移動してもらえた。

(足湯での被災者の声)
「普段、シャワーは使わず湯船に浸るので、風呂に入った気がしない」
「むくみが取れない」
「昔の古傷が出てきた」
「うわ~気持ちいい、今日は幸せだ」

10月7日、10日~16日にかけて、浦野も「避難所チーム」として再び現地入りし、活動予
定です。

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栃木県鹿沼市での活動報告(報告:松永)

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▼鹿沼市災害ボランティアセンターでの活動状況
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(10月1日)
・V活動者数:73名(1団体15名/個人58名)
・役所・保健師チーム 85件巡回

(10月2日)
・V活動者数:93名(4団体54名 個人39名)
※3日(土)受け入れ見立て(8団体120名・個人130名/計250名)
・週末は宇都宮大学等の学生チームがうるうるパック配布予定

(活動状況)
・ボランティア数はシルバーウィーク後に減少。
・電話でのニーズ申請は徐々に落ち着きを見せているも、地域コーディネーターが、歩い
て声かけをすると「こっちを見てほしい。」「もっとここをやってほしかった」との声もあり、ニ
ーズが途切れることはない状態。
・今後は、10月9日を境に体制変更(移行後は週末ボラセン)となる。
・2014年度に土砂災害の被害を受けた、兵庫県丹波市社協がサポート。同社協次長より
「丹波市では体制変更後、ボランティアさんがガクッと減った。被災された方々の復興のペ
ースはそれぞれ違うこともあり、この頃にニーズが再び増えた。」とのコメントがあり、継続
的なボランティア募集の必要性など、新たな課題についてアドバイス頂いた。

▼南会津町への対応状況
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・被害概要:床上8件(南郷2、田島3、舘岩3)/床下44件(9/11時点)・行政と協議の結果、
災害VC未設置(住家被害が少なかったため)。
・被災直後は地元消防団総動員の上、活動しニーズはほとんど完了。また分団が地区毎
にニーズ調査も実施。
・舘岩は65歳以上が50%の高齢化率。消防団も高齢化。
・地元主体でできるところは、地域の助け合いの中で実施しており、体力的・人力的にやれ
ないニーズのみ残っている。
・地元NPOの工房も被災しており、震つなへ支援要請あり。
・地元の動きを最大限に尊重しつつ、自治会長らと協議の上、必要に応じて震つなネットワ
ークとして支援が入れられるよう調整中。

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募金活動

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▼これまでに活動寄付いただいた方々(9月25日現在、順不同、敬称略)
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・うきうきうまい秋フェスタ実行委員会様(2014年兵庫県丹波市被災地・地元支援グループ)
・TS-Joy様
・中部土木株式会社様
・個人(27名)
・街頭募金、イベント募金(延べ8カ所)
合計792,487円をいただきました。
本当にありがとうございました。
※個人のお名前の掲載は控えさせていただきました。
▼被災地支援活動募金にご協力ください!!
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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行
っております。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資
器材の提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて
炊き出し、生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂き
ます。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「カツドウキフ」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

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今後のスタッフの動き

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(松山)常総市・茨城NPOセンターコモンズのサポートを継続
(松永)10月3日~4日鹿沼市災害VCにて活動
(浦野)10月7日「避難所チーム」として常総市入り
※その後、10日~16日まで際現地入りできるよう調整中
(栗田)10月13日~14日 常総市入り
(森本・浜田・徳田)常総市での炊き出しのため調整中
(林) 継続的な街頭募金実施に向けた準備
(郷古・槙島)七ヶ浜での募金活動の実施