子供を守る防災セミナーに参加し、危機管理対策アドバイザー国崎先生のお話を聞きました。本セミナーは、千種区の社会福祉協議会とレスキューが主催ということです。浦野さんからは「レスキューは講演に呼ばれることが多いから、講演の主催をすることは珍しいと」伺いました。
はじめに、私は国崎先生についての情報をほとんど知らずに参加しました。私は、先生のことをもっと年配で、失礼ながらも自分の経験を通して長年子どもの防災について研究している方だという勝手なイメージを持っていたので、初めてお会いしたときに、若くて小さな子どもを連れていた事、防災とは関係ない業界で働いていたことに驚きました。
私は防災に関するセミナー事態、初めての参加だったのでどのお話も新鮮でした。「一般の防災の本を見ても、女性や子供の視点から書かれているものは少ない。その本を読んでも、実際に子供を持つ母親が実践できないことがある。」というようなことを先生がおっしゃっていたことが印象的で、なるほどと感じました。例えば幼児を抱えて防災グッズ(?)も持って避難することは難しい。でも、避難しなければならない。何を優先しなければいけないのか、その場でとっさに考えなければいけないのかと思うと、想像しただけで辛く感じました。どうしたらいいのか考えると、やはり近所・近隣の人達の協力が必要だと思う。地域住民同士の結びつきがとても必要とされているように思いました。
子供や女性の以外の人たちに限らず、避難所での生活においても、日ごろからの近所づきあいの影響が関係すると思います。私が被災すると考えたとき、友達や家族が側にいることはもちろん安心できるし、近隣の人たちでも知り合いが側にいるだけで一人よりは安心するような気がします。
話は具体例を出したりシュミレーションをしたりと分かりやすく、もし今被災したら・・・もし子供がいたら・・・と考えさせられました。先生によると、日ごろから「今、この場所で地震が起きたらどう逃げるか、どうなるか」などを意識することが大切だそうです。私も意識してみようと思いました。
《アンケートを集計していて感じたこと》
セミナーには、男性も女性もあり、様々な立場の方々がお話を聞いていたと思う。参加した方々の顔を思い浮かべながらアンケートを見て、それぞれの立場(母親など)から自分なりに、主体的に感じたこと・考えたことが伝わってきた。本セミナーに参加して、みなさんがはじめて気づいたことや、新たな発見があったように思った。とても影響力のあるセミナーだと感じた。
アンケートを見て、私も「なるほど」と思うことが多々あり、もっと多くの方々の意見や感想も知りたいと思った。そのような機会も持つことができたらと思います。
月別アーカイブ: 2006年11月
研修生にっき 2
10月6日
防災活動をしている名古屋市の、ある学区に行きました。レスキューは、事業の一つとしてこの学区にかかわっており、今日はその学区でとても意欲的な方の所へ行くということで、浦野さんに同行させていただきました。防災活動をしていると聞き、私はとても防災活動に力を入れ、活動が進んでいる地区だとばかり思い込んでいました。確かに、訪問させていただいた方やその学区の1部の方はとても防災活動に熱心で、災害時要援護者の名簿を作成していました。しかし、その反面、地域では非協力的な方々もおり、うまく活動が進んでいない現状にありました。地域には、組織として区長さんや民生委員さんなどの役割があり、それぞれの仕事を持っているのでなかなか手が回らないようでした。防災に対する意識の格差を問題として抱えていました。
地域の中では、中心的な役割を持った方の影響力はとても大きいと思います。「やる気があれば何でもできる」と私は自分に言い聞かせることがあります。確かに、モチベーションを保つためにそう思うことは効果ありますが、地域や組織の中で何かしようとするときは、やる気に加えて、どうしたら皆がついてくるか、どうしたら関心を持ってもらえるか考えることが必要だと強く感じました。大学の講義ではなかなか学ぶことができない「地域」の深さを少し見入ることができたと思います。
また、浦野さんと同行する前に事務局で10月10日に行われる「子供の防災セミナー」の看板を作る作業を手伝わさせてもらいました。看板のような大きな印刷物はあまり作ったことがありませんでしたが、はじめは、「まあできるだろう」と仕事を請けました。しかし、実際どのようにレイアウトすればいいのか、とても戸惑い、やりかたを教えてもらうなど手間取ってしまい、同行する前に終わらせることができませんでした。小さいことかもしれませんが、簡単なパソコン操作もろくにできない自分を反省したと同時に、皆さんの仕事を増やしてしまったようで
研修生にっき 1
自己紹介
名前:岩瀬めぐみ
大学:日本福祉大学社会福祉学部保健福祉学科4年 二木立ゼミナール
出身:静岡県御殿場市
現在NGOやNPOのスタッフを養成するコミュニティカレッジ「Nたま研修」という研修を受けています。その研修の中でレスキューストックヤード(以下レスキュー)でインターンしています。
はじめに、レスキューについてほとんど知識のない私は,事務所に入り、広い部屋にあるたくさんの資料を見て何と無く仕事が大変そうだな、慌ただしそうだな、という印象を持ちました。また、正職員の方は三人だと聞き、多くの事業を三人で回しているのか…と正直驚きました。これから先、どれだけの人達と連携して仕事を進めているのかを見ていきたいと思います。
10月4日
初めてのインターン。清野さんから、「レスキューは何をするのか少しでもわかるように」と、防災に関する冊子を見せていただいたり「震つな(震災がつなぐネットワーク)」について教えていただきました。私は災害弱者と災害時要支援者という言葉について、違いはあるのか?と素朴な疑問を持っていた。冊子を見て、言い方は違うが同じ意味だ!と気付かされました。このように私はまだまだ勉強不足で、防災や災害のことは、知ってるようで知らないことがたくさんあると思います。そういったことや疑問に感じたことを少しずつ解消し、たくさんのことを吸収していきたいと思いました。
この日は、アルバイトの学生や、事務局長の浦野さんに出会いました。同じ学生でもレスキューに馴染んで仕事をこなすみなさんを見て、見習わなければと思いました。また、浦野さんは私と同様、大学時代に社会福祉を勉強しており、現在は福祉の視点で災害や防災に取り組んでいる方で、防災の講演に出かけているそうです。浦野さんのお話や活動に同行して、レスキューの活動をより知り、福祉分野の先輩としても勉強させていただけたらと思います。