岩瀬です。
もう8月も終わりです。一ヶ月前と比べたら少し涼しくなってきたような気がします。連日、地震の起こった被災地の報告をしているというのに、こちらのブログは長い間があいてしまいました。
さて、レスキューの近況報告です。
先日、8月25、26日にはレスキューの事務所がありお世話になっている東山学区の夏祭りがありました。4年前から、レスキューは子供向けのゲームの出店を出しています。毎年たくさんの子どもが来てくれるそうです。少しずつ少しずづ時間絵をかけてレスキューのことを知ってもらったり、信頼関係を築いているようです。もちろん、私自身は今回初めて参加でした。
今回の東山学区の夏祭りには、当日2日間と準備を合わせて約15名のボランティアさんに参加していただけました。
当日はもちろん、事前の準備、休日朝早くから、テントややぐらの設営を一緒にしてくださった方もいました。夜遅くまで準備や片づけを一緒にしてくださいました。多くの方々にご協力いただき、感謝感謝です。
今回の出店は「アニマルボーリング」という名称で、ペットボトルに動物の絵を描いて(ボランティアさんがかわいい絵を描いてくれました!)ピンに見立てました。ボールは「普通だと面白くないよね」ということで、ガムテープをコロコロ転がしました。倒れたピンの数が多いほど、景品のお菓子は多くもらえます。景品を目当てにたくさんの子が何回もチャレンジしてくれました。
力強そうな男の子が「こんなの簡単だよ?」と言いつつあまり倒れなかったり、かわいらし?い女の子がドカーンとストライクを出したり・・・先のよめないボーリングに、時々悲しい顔をする子供もいれば、親子・ボランティアさん共に思わず笑ってしまう場面も多々ありました。そんな様子を見て、私も思わず笑顔になりました。
やはり楽しそうにしていると、子供だけでなく大人も「ここは何をしているの??」「ボーリング?考えたねぇ」など、様子を見に来たり声をかけてくださいました。こういうことをきっかけに、少しずつ関係をつくっていくのかな、と思いました。
しかし、たくさんの人が寄ってきたことは万歳ですが、一緒に盆踊りしたり自分から積極的に他の店を回ったりはあまりできなかったのが残念です。
祭りの目的は、店を出すことではなくて地域の方にとってもレスキューにとっても、「楽しく交流」が目的なんだよな、と改めて考えました。参加するって、案外難しいですね。
また一つ、勉強できました。
月別アーカイブ: 2007年8月
新潟県中越沖地震[第35報]
皆さま
清野です。お疲れ様です。27日?28日に刈羽で活動をされた、神奈川県立保健福祉大学院生の加納祐一さんと中越復興市民会議スタッフへのヒアリングを元に、現地の状況を報告させていただきます。
■28日のボラセンの状況(加納さんからのヒアリング)
・ボラセンは、9/2に縮小し、3日から社協の敷地内にプレハブを設置して移動する予定になっている。
・28日は、雨が降ってボランティアは、30人程度と少なかった。活動中に雨が降ったので集会所に、ボランティアが待機する事態となった。
・今、現地で行われている活動は、引越しの手伝いのほか、訪問活動が多い。仮設住宅を中心に廻って、住民の声を拾うことが目的。
・住民は、仮設住宅に入居してまもないため、仮設や自宅の片付けに追われ、まだ、集会所にお茶を飲みに来る感じではないようだ。
■寄り添いプロジェクト
・RSY松田と同行し、A地区・区長さんへの挨拶
区長さん、非常に好意的に対応してくださった。A地区は、30から40世帯くらいの地域。景色のきれいな田舎といった感じで、住民の皆さんは、近所の家の状況を良く知っておられる。地域の繋がりが強い印象。丁寧に地域をまわり、住民の方の声を拾いたい。訪問するところは、基本的には、 区長さんから見守りの依頼のあったお宅中心に行う予定。
新潟県中越沖地震[第 34 報]
皆さま
清野です。お疲れ様です。昨日刈羽ボラセンで活動しました松田からの報告をお知らせいたします。
今日、明日(28日)と神奈川県立保健福祉大学院生の加納祐一さんが現地入りしています。その後浦野が29日から31日まで入ります。加納さんは、その後9月2日より、約1ヶ月間現地入りするとのことです。[2007.8.27現在]
■ボラセンの活動
○25日に行われたバザーの様子のヒアリング
・お祭りのようでずいぶん賑わっていた。
・沢山の人が来た。やはりせとものはどの家でも不足しているらしく、物が持ち込まれたそばからなくなっていった。
○ボランティア団体ユニベールによる仮設住宅個別訪問。(本日まで)
・明日は一般ボランティア10名+新潟市社協で仮設集会場でのお茶の準備、支援パックの配布(残り37戸)を行う。
○ぴかぴか隊の学童・集会場での遊びサポート。
(本日まで。9月からは毎週土曜日)
・本日まで集会場のお茶の準備はピカピカ隊で行う。明日からは仮設班で引き継ぐ。
■老人会友愛活動部の活動報告(8/23ボランティア活動報告会にて)
○これまでの活動
・老人会メンバーの訪問を8月に予定していた。→この1日で中止。
・9月?10月は老人会活動を中止とのこと。12月から活動再開。
○感想
・自宅にボランティアと共にきた、自分の担当の民生委員さんの顔を見て涙が出るほど嬉しかった。→地元の方がボランティアに入ると安心だった。
・自宅も被害を受け、避難所にいたがその際はボランティアにお世話になった。
新潟県中越沖地震[第33報]
皆さま
清野です。お疲れ様です。昨日に引き続き、23日の活動報告会での地元ボランティア団体の活動報告および寄り添いプロジェクトにて拾った住民の声を、配信いたします。
当初27日?29日に松田が入ることになっていましたが、急遽27日のみとなり、27?28日に神奈川県立保健福祉大学院生の加納祐一さん、29日? 31日浦野が入る予定となっております。
■民生委員
○これまでの活動内容(8/23活動報告会にて)
・地震後2日かけて安否確認を行った。
・ボランティアセンターから提供されたみかんを担当の高齢者に配った。
・訪問先のお宅までボランティアを道案内した。(梅干隊などの活動を通じて)
○感想
・ボランティアで来た若い人と一緒にみかん配りをした。皆さんの熱意などを感じ、感心し、たまげた。
・ボランティアセンターでは、ボランティアの案内うれしかった。一緒に活動してきた。
・復興したら恩返しがしたい。
・送迎をして御礼を言われて嬉しかった。
・自宅も被害を受けた。部落を回ったり、安否確認をした。
・これからが大変(特に高齢者)。大型スーパープラント閉店。バスもない・・・。
新潟県中越沖地震[第32報]
清野です。お疲れ様です。
23日の活動報告会での地元ボランティア団体の活動報告および寄り添いプロジェクトにて拾った住民の声を、配信いたします。
現在、浦野は名古屋に戻っておりますが、27日(月)縲鰀29日(水)松田、29日縲鰀 31日浦野が入る予定となっております。
■ボランティア友の会
○これまでの活動内容(8/23活動報告会にて)
・ボランティアセンター開設後、避難所周り
・困りごと相談、お茶会の開催
在宅の方への朝食配達開始(8月縲怐j
→8月20日で終了
新潟県中越沖地震[第31報]
皆さま
清野です。お疲れ様です。刈羽ボラセンにて活動中の浦野より、報告が入りましたので、配信いたします。
尚、本日で寺本・浦野は名古屋に戻り、25日 26日はこちらのスタッフはいなくなりますが、27日(月)?29日(水)松田、29日? 31日浦野が入る予定です。[2007.8.23現在]
■ボランティア活動状況
・県内:41名、県外:47名、合計:88名
・ニーズ件数:22件
■23日の寄り添いプロジェクト
○ボランティア活動報告会の実施
15:30よりこれまで活動してきた地元刈羽村のボランティア団体、民生委員の方々などのお集まりいただき、これまでの活動の情報交換会を行いました。それぞれの団体でどんな活動をしてきたのか、またどんなことを感じているのか、などなどのお話をお伺いしながら、これからの活動についての意見交換を行いました。
参加者はそれぞれ、ボランティア友の会より10名、老人会から5名、民生委員から各地区からのご参加で10名、さらに地元刈羽村社協から3名など、総勢40名でのボランティア報告会を開催いたしました。
1. 刈羽村・品田村長挨拶
「自宅の車を出そうと思っても、シャッターが開かずに、バイクで役場まで向かいました。これまで、中越沖地震ではたくさんのボランティアにお世話になりました。この刈羽村では前回の中越地震では忘れ去られた地域ではあったけれど、今回の中越沖地震では多くのボランティアが駆け付けてくれて、大きな力になってくれています。」
新潟県中越沖地震[第30報]
皆さま
清野です。お疲れ様です。昨日まで刈羽ボラセンにて活動しておりました松田より、報告が入りましたので、配信いたします。現在は、浦野が派遣されており、24日まで活動いたします。
[2007.8.22現在]
■ボラセンの状況
<全体>
・仮設のテントは明日午前中を持ってたたむ。
・刈羽村ボランティアセンターと名前を変え、復旧の作業ボランティアの機能を大幅縮小(随時受付、週末実施)、生活支援、復興支援は継続的に実施。
・避難所班の再編について案を作成。以下のように移行する見込み。
避難所班→生活支援班 と改称。
生活支援班は「仮設班」「在宅班」「こども班」の3つの小班で構成
<こども班>
・流しそうめんは延期だが日程は未定。そうめんは食べた。
・13時30分から道化師のショー。30人くらい参加し年齢を問わず大成功。
・明日は通常通りピカピカ隊の活動。(27日まで)
新潟県中越沖地震[第29報]
皆さま
清野です。お疲れ様です。刈羽ボラセンにて活動中の松田より、報告が入りましたので、配信いたします。松田は、本日までの活動となり、代わって浦野が、本日から24日まで活動いたします。
また、16日から18日まで、刈羽ボラセンで活動されたIさんにお話を聞くことが出来ました。現地報告の後に、掲載しますので、そちらもご覧ください。
[2007.8.21現在]
今日の活動
仮設住宅の方々への寄り添いについて:23日の青空市、25日のバザーの準備をする。
・ビラを仮設住宅に配布。
・地域向けに放送原稿を準備。
・瀬戸物市はひまわりおじさんの返事待ち。
在宅被災者への寄り添いについて:昨日の区長さん回りのまとめ、報告
・残りの区長さん回りは明日以降に実施
今後の予定
23日 仮設 10時から11時 青空市
13時半 村内ボランティア団体との打ち合わせ
25日 仮設 せともの市・バザー、足湯
来週中 地域 家の相談会(調整中)
ボランティア活動支援募金のお願い
皆さま
現在、震災がつなぐ全国ネットワーク(以下震つな)では、震つな各加盟団体、日本災害救援ボランティアネットワーク等と協働し、「寄り添いプロジェクト」として、刈羽村での活動を展開しております。
このプロジェクトは、ボランティア活動を通じて、被災された住民の方々と関わり、何気ない会話の中から、その方の思いや不安などの声を拾い、集められた声は、より住民本位の支援が出来るよう行政や支援機関にお届けするものです。
また、定期的にボランティアが関わることで「ひとりじゃないですよ」「応援しています」というメッセージを送り続け、復興への希望を持っていただきたいという思いがこめられています。
このプロジェクトを継続するためには、多くの皆様のご協力が不可欠です。ボランティアに参加してくださるほか、資金面でも支えてください。
支援を支援する募金に、皆様方のさらなるご協力をよろしくお願いいたします。
災害ボランティア活動支援募金
郵便振替口座:00920-7-75997
加入者名:震災がつなぐ全国ネットワーク
*通信欄に中越沖地震とご記入ください
新潟県中越沖地震[第28報]
皆さま
清野です。お疲れ様です。刈羽ボラセンにて活動中の松田より、報告が入りましたので、配信いたします。
[2007.8.20現在]
■ボラセンの状況
今日の活動
・在宅被災者への寄り添いについて:刈羽村社協の方とともに、区長さんまわり。6集落のうち、3地区再開決定、1地区目処立たず、2地区不在。
・仮設住宅の方々への寄り添いについて:23日の青空市、25日の瀬戸物市、バザーについての詳細を刈羽村社協の方々と詰める。ビラを21日(火)に配布。高野山足湯隊による足湯を瀬戸物市・バザーと同時に行う。(集会場和室)
・「友の会」メンバーとお茶のみ会の今後を打ち合わせ(渥美・戸口)
避難所にいた人達が仮設住宅のどこに行ったか、まだ把握できていない。当面は仮設集会所でお茶のみを継続したい、とのこと。
・仮設集会室の環境改善について、避難所班各グループと協議。
・中越復興市民会議スタッフSさんより、建築士による家の相談会の提案をいただく。明日、地区長さんに意向を確認することにする。