皆様
浦野です。お疲れ様です。
現地入りしている神奈川・加納氏より報告が届きましたのでお知らせ致します。
[2007.7.30現在]
■避難所の活動
[課題と対応]
・昼間の避難所内にはほとんど人がいなくなっている状況。働きに出たり、家屋の片
付けに行っているとのこと。残っている高齢者は、退屈なのかずっと横になって寝て
いる状態で、廃用症候群(※)が危惧される。
※廃用症候群(はいようしょうこうぐん)とは、安静状態が長期に続く事によって起
こる心身のさまざまな低下等を指す。例えば、筋肉萎縮・間接拘縮・床ずれ・便秘・
失禁など。
月別アーカイブ: 2007年7月
新潟県中越沖地震[第13報]
皆様
浦野です。お疲れ様です。
29日まで現地で活動されていた宇田川氏より報告が届きましたのでお知らせ致しま
す。また、現在は神奈川・加納氏が引き継いでおり、(8月1日まで)本日からRS
Y・松田が再び現地入りします。(8月2日まで)
尚、スタッフの引継ぎ等の関係で、活動報告が遅れましたことを深くお詫び致しま
す。
新潟県中越沖地震[第12報]
皆様
浦野です。お疲れ様です。
現地入りしております神奈川・宇田川氏より現地報告が入りましたので、以下の通り
お知らせ致します。尚、宇田川氏は明日夜に神奈川に戻り、同じく神奈川・加納祐一
氏が8月1日までその活動を引き継ぎます。宇田川さんお疲れ様でした。
※尚、震つなメールには宇田川さん個人から報告が既に入っておりますが、事務局で
ヒヤリングした内容も含めて改めてご報告致しますことをご了承下さい。
【ご報告】うるうるパック無事現地に到着しました
皆様
お疲れ様です。RSY@浦野です。
昨日、名古屋を出発しました「うるうるパック」1500セットが、本日午前8時、予定
通り、無事刈羽村災害ボランティアセンターに到着致したというご連絡を頂きまし
た。
活動に関わってくださった皆さんお一人お一人の気持ちが、被災地を支えるボラン
ティアさんの手によって被災された皆さんに届き、少しでも日々の不安を軽減してい
ける一助になることを切に願います。
新潟県中越沖地震[第11報]
皆様
浦野です。お疲れ様です。
現地入りしております松田が一旦名古屋に戻りました。遅くなりましたが、7.26(木)現在のご報告を致します。
また、松田と入れ替わりで昨日午後より活動を引きついだ、神奈川・宇田川氏より本日7.27(金)現在の報告が届きましたので、あわせてお知らせ致します。
□7月26日(木)の活動 松田報告
■避難所内の活動
[課題と対応]
・今日の移動茶の間で初めて熱いお茶を出したところ、「熱いお茶が出るのなら」と喜ばれる高齢者が沢山いらした。また、参加者のなかには「コーヒーもあったらいいなあ」という声が聞かれた。熱い飲み物に対するニーズは高いようだ。また、お茶の用意があることで人が自然に集まってくるのではないかという報告もあった。
→お茶会だけでなく、各避難所にも急須、湯のみを置けないか検討した。置くことは可能だが、健康状態、季節を考えると、その衛生をどう保つかが課題。お茶会の食器に関してはボラセンスタッフが持ち帰って洗っているが、避難所ではまだお湯がでないところも多いのでどうするか話し合う。またお茶請けにお菓子より漬物が喜ばれる様子。
・お茶会と一緒に足湯を開いた。合わせて多くの人に来ていただこうと目論んでいたが、どうやら足湯は一日の疲れがたまる夕方にするほうがいいようだ。
・今日の育児ルーム(カンガルーム)にはボランティアの保育士さんにいていただいた。育児ルームが開かれていることを周知してほしいという声が役場に寄せられた。
→「預かる場所ではありませんが、○日と○日には保育士がいます」という広報を流す予定でいる。
中越沖地震・刈羽村へうるうるパック発送
皆さま
お疲れ様です。RSY事務局・清野です。
中越沖地震発生から、1週間あまりが過ぎました。被災地・柏崎、刈羽村などでは、不自由な生活を強いられ、暑さなどで体調を崩される方も出ています。
しかし、ボランティアの力、住民の方々の踏ん張りで、少しずつ支えあいの輪が広がって、この過酷な避難生活を送っておられます。
そこで、被災地および周辺の地元の方々による被災者への訪問活動や声かけ・聞き取り活動に対する応援の一助として、「うるうるパック」をお届けする企画を、能登半島地震・熊本豪雨に続き、進行させています。
つきましては、商品のパック化、梱包等の作業をお手伝いいただけるボランティアさんを募集させていただきます。
以下は現段階での計画です。種々準備には全力を尽くしますが、今後若干の変更があるかもしれません。急なお願いとは存じますが、趣旨をお汲み取りいただき、ご協力くださいますようお願い申し上げます。
■日時・募集人員
【パック化・梱包】募集人員:10名程度
7月26日(木)10:00縲鰀17:00
27日(金)10:00縲鰀15:00
(進捗状況により終了時間が前後する場合があります)
当日緊急連絡先:岩瀬( 090-5634-2193 )
■場所
名古屋建設業協会
住所:〒461-0001 名古屋市東区泉一丁目13番地34号
http://www.meikenkyou.or.jp/meiken5/index.html
公共交通機関でおこしください。
■服装
動きやすい服装でおいでください。
■「うるうるパック」内容品および発送先
タオル、ウェットティシュ、石鹸、お菓子、お見舞い文書等を袋にパック化、新潟県刈羽村へ1500セット
発送
■主催者:災害ボランティア活動支援プロジェクト会議
構成団体(順不同)
日本経団連1%クラブ、青森県社会福祉協議会・ボランティア・市民活動センター、神奈川県共同募金会、JPCom、シャンティ国際ボランティア会、全国社会福祉協議会、日本NPOセンター、福井県共同募金会、三井住友海上火災保険株式会社、レスキューストックヤード、有限会社コラボねっと、中央共同募金会
ご参加いただける方は以下にご記入の上、事務局までご返
信願います。FAXでも結構です。
*****************************ここから切り取り*****************************
お名前
連絡先(できれば携帯電話)
特記事項
(グループの方は人数、など)
新潟県中越沖地震[第10報]
皆様
浦野です。お疲れ様です。
現地入りしております松田より活動状況について昨日の活動報告が届きましたのでお
知らせいたします。(2007.7.25現在)
※尚、第9報は2007.7.24分でした。日付の訂正とお詫びを致します。
※松田は、震つなのメンバーである神奈川・宇田川氏にその役割を引き継ぎ、26日
(木)で一旦名古屋に戻ります。尚、宇田川氏は26日(木)縲鰀29日(日)まで入りま
す。
また、ここでご報告している活動は、地元社会福祉協議会と共に、今回刈羽村災害ボ
ランティアセンターを中心的にサポートしている「中越復興市民会議」の方々の今ま
での経験智と、精力的な活動展開の下支えのもとにあります。
震つな・RSYとしても、みなさんの地域を思う「地元主体」とう気持ちや、一人ひ
とりの被災者の方々と丁寧に向かい合って支援を届けて行こうという「被災者本意」
の姿勢を学びつつ、皆さんと共に息の長い活動を行っていきたいと思います。
新潟県中越沖地震[第9報]
皆様
浦野です。お疲れ様です。
現地入りしております松田より活動状況について昨日の活動報告が届きましたのでお知らせいたします。
■避難所での活動
○移動茶の間+足湯隊(高野山足湯隊)
・地元ボランティア(友の会)による移動茶の間を開催した。友の会の方は茶の間だけでなく避難所の中を積極的に回り話の輪ができていた。被災者の方も顔見知りになったせいか、先週よりも積極的に話をされていた。
・今日の茶の間は真言宗の僧侶の方々を中心に結成された「高野山足湯隊」と一緒に行った。そのため、茶の間に来なかった人も、足湯の後にお茶を飲んでいかれたりした。
○課題と対応
・トイレの使用マナーが悪いという声があった。
→こども班の遊びの活動のなかで、きれいな使用を呼びかけるポスターをみんなで作成する事にした。(各班同士の連携ができた)
・23日夕方から新しく避難所に入ってこられた人がいる。(実際いくつかの避難所の入所者数が増えている。)理由はまだよくわからない。(親戚の家等から戻ってきた?)→機会があれば新しく入所した方とお話をする予定。
・R避難所(最大の避難所)に育児ルーム(お母さんと子どもが一緒に遊べる部屋。授乳室付き。)ができた。誰でも利用可能で、特に自宅にいるお母さんに来てもらいたいので、明日村の広報(放送)で案内をする予定。
・お母さん方には、ボランティアが来ているから一緒に遊びに加われるという人と、ボランティアがいるから子供を預けて片づけができるという両方のタイプがいる。
・お年寄りも子どもと接する機会があるといいので、明日はコマやお手玉などの昔のおもちゃを持ち込んでみる。(ただし、子どもがうるさいと思っているお年よりもいる。)
新潟県中越沖地震[第8報]
皆様
浦野です。お疲れ様です。
現地入りしております松田からの報告をもとに、事務局で取りまとめたものをレポートします。(2007.7.23現在)
[ボランティアセンターでの活動の様子]
■住民主体の活動
○ボランティア「友の会」移動茶の間
・地元ボランティア「友の会」が移動茶の間ボランティアを順調に継続中。回数を重ねる度に、被災された方の小さな変化に気づくようになったり、会話が深まるにつれ、ご本人も今まで我慢していたことを、少しずつボランティアに話せるようになるという関係が育ちつつある。早い段階からの住民の方の介入により、ご本人が安心できる環境が整い、本当に必要なニーズを拾って支援が届けられる仕組みが少しずつ整ってきた。
○避難所での子どもによるボランティア活動
・避難所こども班の積極的な動きもあり、被災した子どもが、避難所内の掃除、炊き出しの配膳、足湯などのお手伝いも始めている。
・掃除の時間も決め、同じ取り組みを続けていく事を子供達が望んでおり、メーリングリストを作って情報共有するなど、継続的な活動に向けて本人たちも主体的になって関わろうという雰囲気が見て取れる。
・地元の大学生(夏休みで帰省)や高校生がこどもボランティア活動の中心的役割を担っている。
・村内には小学校も中学校もひとつだけで、子どもはみな同窓生のため、「高校生から幼稚園児まで皆で遊ぶことができる」(地元っ子談)とのこと。
(浦野主観)
・住民の中には、自らが被災者でありながらも「できることがあればみんなのために何かしたい」という思いを持った方が必ずいる。その思いを掘り起こし、具体的な活動につなげることで、その人が本来持っている「生きる力」やその地域の本来持っている「復興への意欲・踏ん張り」も一緒に引き出されていくのではないかと思う。災害ボランティアセンターには、早い段階から、このような地域の芽をいち早く見つけ、その力を信じて一緒に育て、支えていくという視点を取り入れるということが重要なのではないかと感じた。
・今後の課題として、これらの動きを一部の住民だけのものにするのではなく、なるべく多くの人々と共有する機会が住民同士で必要だと思う。地元の社会福祉協議会などが中心となり、主たる地域資源(たとえば地元のサークル、民生委員、ライオンズクラブなど・・)が集まり、活動に関わった住民が状況報告を行い、全体で現在の被災者の状況、ボランティアの活動の様子など共有することで、「自分たちだけでなく一緒に考える仲間がいる」という安心感と、「できる人ができることをやろう、地元もがんばろう」というモチベーションの維持にもつながるのではないか。それが今後の継続的かつ多様な取り組みの展開につながっていくのではないかと思う。しかし、一方で被災家屋が多いことから、活動に参加していないことに引け目を感じたり、その人が攻められたりするようではいけないので、十分な配慮が必要だと思う。
新潟県中越沖地震[第7報]
浦野です。
本日名古屋に戻りました。
昨日の柏崎での活動とあわせてご報告致します。
1.7月21日(土)柏崎市に関する報告
>>浦野の動き
・柏崎市障害者レスパイト支援NPO「トライ・ネット」訪問
>>日常の活動
・重症心身、自閉症などの障害者約60名が登録。日常は、ヘルパー派遣、デイサービス、ショートステイなどを行っている。利用者、職員の安否確認は2日目に完了。
>>利用者の状況
・利用者の中には、避難所生活をしている方や、家の外で車で家族一緒に生活している方もいる。
施設の建物の被害は軽度だったため、避難所としての受け入れ可能であることを伝えるも、施設のマンパワー不足を気にして「迷惑はかけられない」と気兼ねする家族もいる。
また、当事者本人が家の方が落ち着くケースや親が本人と離れたくないというケースもある。
・電気、水道(一部)は開通。ガス、下水は不通。
・入浴は、特浴のある近隣の福祉関連施設が22日より使用可能となる情報あり。送迎サービスを行えば使用できる人もいるが、トライ・ネットの浴槽自体は被害を受けていないため、湯の確保さえできれば、使用可能となる。利用者のとっては使い慣れた施設の方が安心して使用できるだろう。
日本財団より入浴サービスカーを提供してもらうことが決定。月曜日に準備が整う。
・在宅で生活する障害者についても、お湯さえ確保できれば家で入浴ができるため、入浴カーの在宅への派遣も検討。同時に在宅へのマンパワー派遣も検討する。
>>柏崎市の要援護者対応
・要援護者対応の避難所として、旅館やホテルも開放されているようだが、場所が市外ということで、まず利用しようという障害者世帯は少ないだろう。(当事者の親の話)
・福祉避難所スペースも一部では開設されているようだが、障害者の姿はあまり見られない。
・家屋被害があるため、在宅での生活が困難な方に対しての居住場所の確保が大きな課題。村井案のように、自宅の庭などにテントやプレハブを設置して生活できる環境等を整える必要があると感じた。
>>トライ・ネットの支援体制
・NPO法人全国地域生活支援ネットワークの新潟県支部のコーディネートのもと、県内のネットワークの中で障害者生活支援の専門員をローテーションを組んで派遣する体制が整いつつある。
・課題としては、全体的なマンパワー不足解消のため、災害ボランティアセンターより2日縲鰀3日以上活動可能なボランティアを継続的に派遣して欲しいという希望あり。
施設対応者は、職員の指導のもとボランティアが対応し、在宅への派遣は外部の専門員が対応するという体制を整える予定。
[浦野の対応]
・施設の被害や、外部からの支援者(コーディネーター)の人件費等の経済支援について、「NPO法人ゆめ風基金」を紹介した。
・柏崎市ボランティアセンターへ定期的なボランティア派遣についての要請をつないだ。
・施設が業務多忙のため、災害ボランティアセンターより、1日1回施設のニーズ吸収のための人員派遣を依頼した。
・今のところ県内のネットワークで人的対応は可能ということだが、県外からの支援が必要となった場合は協力していくことで合意した。
○曹洞宗関係者による行茶から拾われた被災者の様子
※情報共有のため、柏崎市災害ボランティアセンターの許可を頂き掲載。
※7月22日代表米沢氏報告より抜粋。
◎被災者の声(2日間の行茶で直接聞いた事)
・自衛隊の風呂提供等、お風呂の案内が広域放送であるが、聞き逃すと分からない。
⇒紙面での案内や拡大した掲示文が必要(施設スタッフ・VCに報告済)
暑い事もあり、動くのが面倒で、家の片付けや風呂に行きたがらない人も。
・風呂に入ってないので、下着が欲しいの声も。
・あせもがひどくなり、とびひの子供(3歳)がいたが、7歳の兄にもうつっていて、
避難所に出入り。他の子への感染が心配。
・透析患者(週2回)が避難所に普通にいた。医療スタッフが知らない。
⇒医療スタッフはいるが、常駐ではなく巡回制で目が行き届いていない。
2件とも医療スタッフ・施設スタッフに直接伝え、VCにも報告書で連絡済。
・VCのチラシは避難所に届いているが、存在を知らない方が多数いた。
⇒貼っただけ、置いただけでは周知徹底出来ない。
来週は行茶時に配布&説明し、可能ならばニーズ聞取り。
・平常より地元の見守り活動に熱心な方がいた避難所では、
避難している中学生が胸に名前入りガムテープを貼り、臨時施設ボラとして活動。
弁当・おにぎりの運搬や片付け、午後のラジオ体操のデモ等、積極的に子供達と関わり、参画させ、避難所全体の雰囲気も明るく元気。