新潟県中越沖地震[第12報]

皆様
浦野です。お疲れ様です。
現地入りしております神奈川・宇田川氏より現地報告が入りましたので、以下の通り
お知らせ致します。尚、宇田川氏は明日夜に神奈川に戻り、同じく神奈川・加納祐一
氏が8月1日までその活動を引き継ぎます。宇田川さんお疲れ様でした。
※尚、震つなメールには宇田川さん個人から報告が既に入っておりますが、事務局で
ヒヤリングした内容も含めて改めてご報告致しますことをご了承下さい。


■避難所内での活動
・2箇所福祉避難所が一箇所に統合。
・全社協・共同募金会などが、一般避難所への介護・看護等の専門職員配置に関する
調整のためボラセンを訪問。高齢者が多い避難所のため、積極的な健康管理や体調観
察、必要な介助等において専門職が支援出来る体制は絶対必要で、今後に期待した
い。
■地域での活動
・本日は土曜日ということもあり、300名近くのボランティアが参加。
・村内に4箇所のサテライトを作り、昨日までの梅干隊は、本日は、災害ボランティ
ア活動支援プロジェクト会議より提供された、被災地お見舞い品『うるうるパック
(※)』配布しながら、在宅の方々への声かけを行った。
・明日はボランティアバス5台が派遣される予定。
・豚汁800食を在宅の皆さんに提供し、皆さんに元気をわけ合いたいと計画中。今回
の地震で被災した、障害者の小規模作業所が作業の一環として作っている作物を、豚
汁の材料として使用する予定。
■宇田川所感
・このボラセンの特徴は、避難所班、ボランティア班、梅干し班、と分かれている事
です。普通はボランティア班1つで全体を統括し活動を振り分けますが、避難所班→
仮設、復興住宅対応、梅干し班→地域ご用聞き→地域復興への足掛かり造り、という
長期戦略に立ったセンター運営がなされている事です。そのため実際の活動場面では
連絡調整の不手際が見られる場面もありますが、全体としては重要な取り組み方とし
て評価すべきだと思います。
・小さな村のため(1500世帯、5000人)村職員も少なく、避難所運営は県職員に、ボ
ラセン運営は応援社協と中越復興市民会議が中心になっており、そのため市民会議の
メンバーは長岡からの往復の負担も有り、長期にわたる今後においてメンバーの疲労
が出ないか心配です。