皆様
お世話になります。RSY浦野です。
RSYでは震災がつなぐ全国ネットワークをはじめ、当団体と繋がりのある支援団体
の皆様と協働し、土砂災害が発生した兵庫県丹波市(8月16日発生)と、広島市(8
月19日発生)にて支援活動を展開しております。
▼スタッフ体制について
(丹波市)
市島町前山地区の断水地域を中心に9月一杯まで炊き出し支援を継続する予定
です。9月15日~16日にはRSYより浦野・岡田、震つなより松田が現地入りしまし
た。また、18日~19日にも浦野・松田が再び現地に入ります。
(広島市)
ひろしまNPOセンターからの要請のもと、9月8日よりRSY松永と震つな松山が現
地入りしています。それぞれ、安佐北区災害ボランティアセンターと広島市災害ボ
ランティア本部でのサポートを中心に、漏れ・抜け・落ち・ムラの無い支援を目指し
て、活動団体の詳細な活動状況や住民ニーズの取りまとめを行っています。
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兵庫県丹波市水害支援報告
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【旧市島町の被害状況】
・全壊17、大規模半壊8、半壊36
・床上浸水98、床下浸水321
※被害のひどかった前山・美和地区では、200世帯の断水が続いていたが、今週
末には復旧の目処が立ち、39世帯122人が公営住宅へ入居している。
(丹波新聞より)
※非家屋も入れると、合計1,408件が被害を受けている。また、産業の中心である
農地や農業用水設備、山林被害も大きな被害を受けており、元来抱えていた後継
者問題も影響し、「この災害を機に農地を手放そうか・・・」という声も出ている。
【災害ボランティアセンターの様子】
平日は約200名、土日は約500名が活動。9月16日までにのべ13,860人のボラン
ティアが活動。(ボラセンが仲介したボランティアのみ集計)
6日までに全体の75%で泥かきがほぼ終了したものの、25%が残っているため、引
き続き個別訪問によるニーズ調査を実施。発災から3週間経ってようやく「やっぱり
自分たちだけでは無理。手伝って欲しい」と訴えてきた住民もいた。また、家主が不
在で全く手付かずの家屋も数件あった。このような取りこぼしが無いよう、きめ細か
い個別訪問を継続していく。
泥かきが終わった家は、時間をかけて床下の乾燥を行っており、畳が入るまであと
2週間以上はかかると思われる。その間、住民は町営住宅や親戚の家、家の2階に
居を構えており、心身の疲れも大きい。
9月17日より生活復興を応援する「丹波市復興支援ボランティアセンター」を開設。
旧市島町竹田地区・前山地区・美和地区に設置。各センターには行政・社協職員
が配置され、地元ボランティアやNPOとの連携のもと運営していく。地区ボランティ
アによる友愛訪問もスタートさせる。(地元社協より)
開設日時:9月17日(水)8:30~
開設場所:丹波市社会福祉協議会 市島支所
(丹波市市島町上田448-1)
電話番号:0795-85-2750
FAX番号:0795-85-2751
【地域での活動】
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ひたなぼっこカフェ・無料ミニ喫茶
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(炊き出しの様子)
9月11日(木)は曹洞宗ボランティアが、天ぷらうどんとかやくごはんを振る舞い、
120食が完売。
9月16日(火)は、曹洞宗ボランティア(1名)、地元主婦(7名)、まごころネット(6
名)、RSY(2名)、災害ボランティアネットワーク鈴鹿(4名)との合同チームで、大根
と鶏肉の煮物・三陸わかめときゅうりの酢の物、ごはん、ぜんざいを振舞った。(わか
めは仮設店舗七の市商店街の佐藤鮮魚店さんから購入しました)
150食はほぼ完売。カフェの喫茶スペースは一時満員になる程の盛況ぶりだった。
炊き出し場所まで少し距離のある谷上地区には個別訪問にて40人分を配達。「1~
2日前からようやく水が出るようになったがまだ濁っていて飲めない。調理ができな
いのでとても助かる」「炊き出しのお知らせは聞いていたが、少し遠いのと集落が違
うので遠慮してしまう。届けてもらえてありがたかった」などの声を頂いた。
(住民の声)
・前山はほぼ100%が田んぼを持っているが、多くが兼業農家。今回の災害で農業
用水が壊れ、水が引けなくなった。稲刈りはできても来年の作付けは無理だと思
う。先祖代々受け継いた田んぼなので、なんとかやりくりしてきたが、後継もいない
状況で再生させても維持するのは難しいだろう。農地を有効活用して、公園にした
り、町おこしに繋がる資源にできないか考えている。(70代・男性)
・柱の3分の2まで土砂が埋まったが、ボランティアさんたちの力ですっかりきれいに
なった。今は消石灰をまき、ひたすら乾燥させている。家財道具が入るまでには数
ヶ月はかかるかも。サッシや床など細かいところの作業が終わらない。何度拭いて
もきれいにならず嫌気がさす。家の補修、上下水や配電のやり直し、家財道具の購
入など、これからはとにかくお金がかかる。行政からどの程度支援を受けられるの
か。あとどのぐらい住むかもわからない家にどこまでお金をかければよいか。現実
問題が目の前に立ちはだかっている。(70代・男性)
・今は町営住宅に入居して、日中は自宅の掃除をしている。自宅にいるときに天候
が悪くなると恐怖を感じるし、町営住宅に戻ると家が心配で落ち着かない。結局ど
こにいても落ち着ける状況はない。少し家から離れてカフェに行くのも気分転換に
なるかもね。(50代・女性)
・一人暮らし。自宅は大丈夫だったが納屋にたくさん土砂が入った。食事は配食サ
ービスを利用しているが、暖かい手作りの食事は嬉しいから、喜んで頂く。(80代・
男性)
・平日、若い人は仕事に行くので家に残っているのはお年寄りが多い。公民館に持
ってきてくれれば、私も一緒に配る。19日の宮城の漁師さんのかに汁がとても楽し
み。(70代・女性)
▼くらし相談コーナーを設置しました
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今回は地元工務店の棟梁と、日本災害復興学会より菅支援員が駆けつけて下さり、再建
に関する相談に応じて下さいました。相談者の方は、被災してから現在までに抱える不安
や当時の体験談などを一生懸命にお話くださいました。内容から、具体的なアドバスまで
には至りませんでしたが、不安の軽減には繋がったようです。このコーナーは19日も設置
します。
▼今後の予定
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19日(金)⇒担当:RSYボラ+七ヶ浜ボラ、地元の主婦グループ、
丹波市災害ボランティアネットまごころ(まごころネット)
・9月22日(月)・26日(金)⇒RSYより食材のみ提供し、地元の主婦グループらを
中心に調理・配膳予定
※炊き出しの食材調達や現地への配送に資金が必要です。文末の募金にぜひ
ご協力ください!
▼協力団体
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ひなたぼっこカフェ・宗福寺・全国曹洞宗青年会・曹洞宗兵庫第二宗務所青年会・
丹波市曹洞宗青年会円通会・市島町仏教会・丹波市災害ボランティアネットまごこ
ろ・七ヶ浜町ぼっけ倶楽部七友会・ボディヶ浜・全国災害復興学会・災害ボランティ
アネットワーク鈴鹿・安城七ヶ浜交流プロジェクト・震災がつなぐ全国ネットワーク
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広島市水害支援報告
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広島市社協とひろしまNPOセンター等が協働して、8月20日から「広島市災害ボラ
ンティア本部」を設置。安佐南区・安佐北区災害ボランティアセンターの運営支援
を行っている。
【広島市の被害状況】(広島市災害対策本部9月18日現在)
死者73人・負傷者44人・行方不明者1人
全壊 133 ・半壊 122 ・一部 174
床上浸水 1,300 ・床下浸水 2,811
【災害ボランティアセンター設置状況】
〇広島市災害ボランティア本部(ひろしまNPOセンターサポートとして松山派遣)
〇安佐南区災害VC/八木サテライト
・800~1000名のボランティア受け入れ
・家の中の土砂のかき出しや庭、周辺道路に堆積した土砂等の撤去を中心の作業
〇安佐北区災害VC(松永派遣)
・200~300名程度のボランティア受け入れ
・家の中の拭き掃除や消毒等の作業が中心の作業。2つの地域を司法書士,看護
師を中心とした支援チームが訪問して被災者の体調を確認したり、罹災証明書の
説明を行っている
(住民の様子)
・被災日の夜中、三時頃にゴロゴロ、カランカランと外から音がした。外を見ると道
が川になっていた。大きな岩や泥が家の前を流れた。
・毎日5時すぎには目が覚めてしまう。夜が眠れない。
・田畑の土砂出しのニーズが増加(市と協議)
・疲れからか、脳梗塞で倒れて入院されている住民がいる。
【広島市土砂災害NPO/NGO支援連絡会議】
被災エリアで活動している支援団体の活動状況を整理し、支援の漏れ・抜け・落
ち・ムラを軽減していくために、ひろしまNPOセンターが実施。県内外35~40団体
が参加。発災から約1ヶ月が経過しつつあり、土砂撤去から生活支援にフェーズ
が移ることが想定され、住民ニーズに沿った支援展開の検討が必要となっている。
これまでに2回開催し、今後は週1回程度開催できるよう検討中。
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お 礼
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▼災害ボランティアネットワーク鈴鹿さん
朝5時出発で、おぜんざいを振る舞いに駆けつけて下さいました。紀州の梅や干
物、鈴鹿一美味しいパン屋といわれる「MILK」さん提供の手作りパンなど、沢山
のおいしいお土産を持参下さいました。地元の皆さんからは「梅干は皆さんにと
ても喜ばれるわ」「鈴鹿からわざわざ来てもらって嬉しい」と大好評。「以前三重に
住んでいた」「鈴鹿サーキット知ってる!」など会話も弾み、交流も深まりました。
▼丹波市災害ボランティアネットまごころさん
炊き出しの強力な助っ人として大活躍してくださいました。包丁さばきやあえ物も手
際よく、さらにお互い知り合いの強みもあり、地元主婦チームと見事なチームワーク
で時間通りに調理が進みました。19日もお手伝いに来て下さいます。
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被災地支援活動募金にご協力ください!!
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<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「カツドウキフ」とご記入ください。
<クレジット>