6月19日に発生した能登半島沖の地震について

みなさま

お世話になります。
RSY事務局です。

6月19日(日)の午後3時ごろ、能登半島沖でM5.4の地震が発生しました。これに伴い、RSYは、2007年3月25日の能登半島地震の支援で繋がりのあった、石川県穴水町の社会福祉協議会、同町ボランティア連絡協議会、輪島市在住の方などを通じて、情報収集を進めてまいりました。

報道にもあったように、震源地となった珠洲市を中心に、神社の鳥居の倒壊や、お寺の墓石のズレ、家屋の散乱、ガラスの飛散などが散見されたようですが、いずれも局所的であることと、穴水町をはじめとしたその他の地域では特に被害の報告はないということで、スタッフ一同、ホッと胸をなでおろしたところです。

<地域の皆さんの声(6月19日~20日の聞き取りより)>
・珠洲市社協の担当者と連絡が取れました。社協事務所に向かう道中の見える範囲では、大きな被害は見当たらないものの、鳥居が崩れていたという報告がありました。(穴水町社協職員Hさん)
・大丈夫です。しかし、けっこうな揺れでしたから心配した人もいたと思います。町内で聞いた範囲では、被害はないみたいです。珠洲市の知り合いに連絡を取ったところ、棚の荷物などは落ちたようですが、家屋の被害はなかったようです。(穴水町ボランティア連絡協議会Tさん)

・輪島市や能登町では屋内散乱などはほとんどない様子です。珠洲市内は、屋内散乱は特に商店が酷いほか、道路の地割れなども発生しています。珠洲病院は、水道もガスも復旧しており、入院患者などへの影響はなくなった模様でした。(輪島市在住/病院勤務Kさん)

この地域では、昨年9月に発生した震度5弱を含め、直近1年半で150回以上の地震がが観測されています。今年は能登半島地震から15周年ということで、穴水町に代表理事・栗田が基調講演の講師として招かれ、今後の発生が心配される災害として、珠洲群発地震にも触れていました。
その中で紹介した、殻変動学の専門家・鷺谷威教授(名古屋大学減災連携研究センター)の下記のコメントを皆さんにも共有致します。
<珠洲群発地震について>
「能登半島の群発地震は2020年頃から続いており、現在も衰えていません。これは地震の多い日本列島でもかなり珍しい現象で、従来あまり注目されていなかった場所ということもあり、その原因が何なのか、今後どうなるかについて、専門家も首をかしげている状況です。活動開始以降、地震は場所を変えながら続いているように見え、ただ、全体としての活動は落ちていません。これまでのところマグニチュード5、震度5位が最大だったと思いますが、群発する中で一回り大きい地震が起きる可能性もありますので、当面(数ヶ月単位)は注意を続けて欲しいと思います。特に家具を固定する、寝る部屋の安全を確保する、といった点が重要と思います。」

今回の地震の影響も含め、今後しばらくは予断を許さない状況です。現地の皆さんには、改めてこれらの情報をお伝えしつつ、各自の備えにつなげて頂けるよう、働きかけていければと考えております。