みなさま
お世話になっております。RSY事務局です。
東日本大震災発生から4年を迎え、仮設住宅などでの避難生活を余儀なくされている方は、現段階においても23万4千人(昨年末現在・復興庁)に及んでいます。
今年度以降、この方々が順次高台移転や災害公営住宅に移られることになり、新たなつながりづくりが必要との現地からの声が聞かれます。今回、東日本大震災の被災地を対象に、企業等から提供頂いた生活用品等をパック化した「うるうるパック」をお届けすることになり、3月14日(土)に宮城県気仙沼市、石巻市、岩沼市、塩釜市、福島県新地町の5市町向けにパック化作業を行い、16日(月)に発送いたしました。
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▼うるうるパックとは?
うるうるパックとは、被災者が必要とする生活物資等を企業等から頂き、ボランティアがパック化した上で、被災地の災害ボランティアセンター等を通じて地元の自治会や民生委員らとともに「お見舞い品」として訪問配付する活動です。この取り組みは、単に被災者に物資を提供するということではなく、これまでの被災者支援の経験に基づく本当に必要な物資であるとともに、被災者一人ひとりが抱える暮らしの課題について直接お聞きすることができます。(過去にうるうるパックを配布した被災地:2005年長野水害、2007年新潟県中越沖地震、2011年東日本大震災、2013年伊豆大島)
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今回は2パターン用意し、宮城県気仙沼市、石巻市、岩沼市、塩釜市には、食器用洗剤・タオル・歯ブラシ・綿棒・ボールペン・シャンプー・コンディショナー・入浴剤・カードのセット、福島県新地町に食器用洗剤・タオル・歯ブラシ・綿棒・ボールペン・ヘアブラシ・コットン・手芸セット・カードのセットをお送りしました。午前10時から16時までの作業で延べ32名のボランティアさんに集まっていただき、計1632セットの「うるうるパック」を作成しました。
今回はRSYで新たに借りている「小牧倉庫」でパック化作業を行いました。普段からRSYと関わりのあるボランティアさんと、大口町社会福祉協議会、大口町にある団体「災害救援大口」、「D・サポート丹羽」の皆さまが参加してくださいました。
パック化作業は「食器用洗剤・タオル・歯ブラシ・綿棒・ボールペン」を入れるグループ、「シャンプー・コンディショナー・入浴剤」を入れるグループ、「ヘアブラシ、コットン、手芸セット」を入れるグループ、ダンボール箱の作成、整理をするグループに分かれて行いました。
今回は食器用洗剤をパックに入れており、液漏れ防止で袋を丸めてパック化を行いました。カードを袋に入れてしまうと曲がってしまうため、カードは別にしました。
今回は沢山の参加者に恵まれ、スムーズに作業を行うことができ、当初予定していた時間より早く終えることができました。ご協力頂いた皆さま、ありがとうございました。「うるうるパック」は今後も東日本大震災の被災地域へ届ける予定です。次回の日程が決まり次第お知らせいたしますので、皆さまのご協力お待ちしております。よろしくお願いいたします。
今回発送した個数の詳細は以下の通りです。
・宮城県気仙沼市 200セット+予備5セット
・宮城県石巻市 200セット+予備5セット
・宮城県岩沼市 300セット+予備5セット
・宮城県塩釜市 300セット+予備5セット
・福島県新地町 600セット+予備12セット
計1600セット+予備32セット