【第10報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について(10月26日)

みなさま

RSY事務局です。関東・東北豪雨水害に対し、RSY兼震つな事務局からは、引き続
き茨城県常総市へのスタッフ派遣を継続しています。

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茨城県常総市での活動報告

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 ▼茨城NPOセンターコモンズ運営サポート(報告:松山)
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○NPO連絡会議の実施
茨城NPOセンターコモンズのよびかけで毎日コモンズ事務所で実施。現在までに70
団体が参加し、「炊き出し・イベント・リラクゼーション」「移動支援」「行政・法律・制度」
「片付け、清掃、ボラセン」「避難所」とカテゴリーを分け、それぞれの動きを報告。課
題や相談を共有し、翌日の活動方針を検討しています。
○行政機関との連絡調整
常総市の災害対策本部会議、災害支援情報共有会議(県・県社協・市・市社協・外部
支援者らが出席)に出席。NPO連絡会議の情報や提案を伝え、様々な課題の改善を
呼びかけています。
○juntos(ジュントス)運営サポート
コモンズの災害対応部門として設置されたジュントスの運営全般をサポートしていま
す。日本NPOセンターを介して派遣されたNPOスタッフらと共に、外国人向けの広報
誌の発行、ボランティアコーディネートなどを行っています。

 

▼避難所チームの活動(報告:浦野)
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震つな加盟団体である被災地NGO恊働センターや、災害ボランティア活動支援プロ
ジェクト会議(支援P)らと協力し、『避難所チーム』として活動を継続中。10月上旬に
市外避難所が閉鎖され、市内2箇所に統合されたのを機に、一番大きな避難所であ
る「あすなろの里」を中心に、環境整備、福祉避難スペース設置準備、共同スペース
「足湯・喫茶コーナー」の運営などを行っています。
季節が変わり、寒さ・インフルエンザ対策に加え、生活不活発病の防止、先の生活の
見通しが立たない不安感や憤りの軽減、住民自治活動づくりなど課題は山積です。
しかし、身体機能の低下や健康被害の兆候があった方々は、トイレが近く温かい畳の
部屋に設置された福祉避難スペースへ移ったことで、体調の改善が見られました。ま
た、足湯や喫茶活動がきっかけとなり、住民が自由に共同スペースでお茶のみをす
るようにもなりました。外部支援者の介入によって少しずつ改善に繋がっている点も
あります。
▼RSY・震つなネットワークを介して現地入りした方、又は活動予定の方
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○10月12日~15日/足湯
岡田さん(災害ボランティアコーディネーターなごや・看護師)
○10月13日~15日/足湯
椿さん(災害ボランティアコーディネーターなごや)
○10月18日~19日/避難所環境整備・要援護者の状況把握と支援機関との共有
佐々木さん(RSY専門職アドバイザー・愛知医科大学准教授・看護師)
○10月10日~16日、19日~22日/避難所環境整備・要援護者の状況把握と支援
機関との共有
加藤さん(災害ボランティアコーディネーターなごや・看護師)

○10月24日~25日/足湯
北村さん(元・中越防災安全推進機構スタッフ)

○10月28日/女性支援
浅野さん(減災と男女共同参画研修推進センター)

○10月31日/外国人支援
鶴木さん(認定NPO法人難民支援協会(JAR))

○11月1日or3日/喫茶(予定)
港北区災害ボランティア連絡会

○11月3日/災害VCでの作業系ボラ
安城市役所・職員ボランティア(30名程度)

尚、浦野は10日~16日の現地入りの後、一度名古屋に戻っていますが、27日(火)
に再び現地入りし、市内小規模避難所の現状把握、福祉避難スペースの運営状況
の確認等に努めます。
▼佐々木さんレポートより
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(住民の声)
・今のところ生活に不自由はない。妻は糖尿病と脳梗塞を発症し、4年程前から医師
に入浴時に浴槽につかることを止められているので、シャワーのみ。調子を見て暖か
い時間帯に自分で身体を拭いている。今は、子ども・孫たちが住まいを考えてくれて
いるので、帰れるのを待っている。夫は難聴のため、日中の人がいない時間帯でない
と語れないけど、何とか元気でいることが大事だと思っている。(妻)(90代・ご夫妻)
・東日本大震災の被害で家が壊れたけどやっと建て直した。そうしたら今度は水に浸
かった。いやになる。でも、こんな話を聴いてくれてありがとうね。
・なんか楽しみないかなぁ。楽しそうな企画があるみたいだけど、そのまで行く手段が
ないんだよなぁ。
★佐々木所感
戦争体験を語り、仕事体験・夫婦のこれまでの歴史を語り、その後にやっと被災体験
を語って下さった。足湯がある時は参加を促すが、足湯に参加されない方に対しても
「被災体験を語りたい」という思いを持った方がいる。本人のペースでじっくりゆっくり
話ができる機会が必要だと感じた。
また、高血圧を訴える方も多く、深呼吸する時間を作ることや、日々の体調管理のた
めに決まった時間に血圧を測ることなどを助言。だんだん寒くなると体が動きにくくな
るため、ストレッチや体のほぐし方を伝えた。
また、手洗いやインフルエンザ等の感染症予防のために、ペーパータオル,アルコー
ルの場所や置き方を変更し、効果的に、安全に使用できるように配慮した。住民に伝
えたい情報については、目につきやすいところにはり紙をするなど、住民と一緒に考
えながら改善を行った。

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募金活動

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▼現在までに、1,576,895円のご寄付を頂いております。
ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました!

○個人の皆様:33名
○団体の皆様(敬称略)
うきうきうまい秋フェスタ実行委員会(兵庫県丹波市)
Thousands of Seeds of Joy
中部土木株式会社
名古屋市立名東高等学校 JRC部
玉龍寺
生活協同組合連合会アイチョイス
○街頭募金
名古屋SHAKE OUT
24時間チャリティマラソンin名城公園
RSYボランティアによる募金

▼引き続き、被災地支援活動募金にご協力ください!!
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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行っておりま
す。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資器材の
提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて炊き
出し、生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂き
ます。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください

嘱託職員募集(愛知県被災者支援センター)の​お知らせ

いつもお世話になっております。レスキューストックヤードです。

この度、年度途中ではありますが、スタッフを募集することとなりました。
以下、ご興味ある方はぜひご応募ください。
またお近くの方へのご紹介をお願いできれば、幸いです。

 

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 愛知県被災者支援センター担当職員 募集

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○募集人員: 1名

 

○業務内容:

東日本大震災により愛知県に避難されている方々に対する支援業務全般(避難者に対する市民等への理解促進のための事業や避難者への交流会等の企画・運営、その他事務作業全般)。

 

○応募条件:

・当法人の理念に共感し、被災者支援の分野に強い関心のある方

・大学卒業以上の学歴を有すること(関連分野での実務経験または大学院にて類似分野を専攻された方は優遇)

Word,Excel等を問題なく使用可能であること

・対人コミュニケーション能力の高い方

・性別・年齢不問
・即日、勤務可能な方

 

○勤務地:

愛知県被災者支援センター
住所:名古屋市中区三の丸 3丁目 2番 1号
愛知県東大手庁舎 1階

 

○勤務時間:平日9:30 ~ 18:00
( 土・日・祝・年末年始、その他当法人が指定する日は休み)

但し、休日にイベント等がある場合は平日の休暇となる場合があります。

 

○待遇:

嘱託職員

時給 1000(経験等によって応相談)

各種社会保険制度完備(勤務体系による)・交通費支給

 

○雇用期間:

採用日 から 2016331日 まで

 

○応募方法:

以下の書類をEメール、又は郵送にて下の宛先へ送信ください。

・履歴書(連絡先、経歴、資格など)

・職務経歴書

・志望動機(A41枚程度)

※履歴書には写真添付のこと。資格等については結果、獲得点数までご記入ください。

Eメールの場合、件名は「職員採用について」としていただきますようお願いいたします。

 

■募集期間:即日 から 採用者が決まるまで(概ね募集開始後1週間を目安)

 

○選考方法:

第一次選考:書類審査

第二次選考:面接

※選考は先着順で行います。

 
名古屋事務局 担当 浜田
〒461-0001
名古屋市東区泉1-13-34 名建協2F
TEL:052-253-7550 FAX:052-253-7552

Mail infoあrsy-nagoya.com

メール送信の場合は、あを@に替えてお送り下さい

【参加者募集】311県外避難者について考えようinあいち

みなさま
いつもお世話になっております。RSY事務局です。

 

2011年3月11日に発生した東日本大震災から4年7ヶ月が経過しています。
しかし、被災地域の復興にはまだまだ時間が必要と言われており、県外避難者の環境は避難元や避難先、
避難原因(地震、津波、原発事故)、家族の状況等によりますます複雑化、潜在化しています。
また、避難先の県・市町村によって行政から受けられる支援、民間支援団体等の有無や活動規模・
内容も異なるため、避難者の多種多様なニーズにそれぞれで対応するのは難しい状況です。

現在、東海4県には約2,800人避難されてきている方がいらっしゃいます。
避難してきたことを伏せている方もおり、更に多くの方がいらっしゃると推測されています。

RSYでは現在、東海地域の避難者支援状況を把握するため、各県の当事者団体・支援団体等の方々と一緒に
活動報告会を実施しています。9月6日には三重県で活動報告会を行い、約40名にご参加いただきました。
続いて、愛知県での活動報告会を10月30日(金)に実施させていただきます。

愛知県にいる避難者の方々の状況や活動を知り、それぞれの「できること」を持ち寄って支援の輪を広げましょう。

 

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311県外避難者について考えようinあいち
~避難者(移住/保養)の声・支援者の声~
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◆日時:10月30日(金)10:00~11:50(9:45~開場)
◆会場:TKPガーデンシティ名古屋新幹線口 5階
※愛知県名古屋市中村区椿町1-16
※「JR名古屋駅」太閤通口から徒歩1分、
「近鉄名古屋駅」「名鉄名古屋駅」「市営地下鉄名古屋駅」から徒歩5分
◆定員:60名
◆内容:
【当事者の活動について知って、できることを考えよう!】
〇愛知県内の当事者団体(個人)活動紹介
〇課題共有と意見交換
★閉会後、当事者同士および支援団体との懇親会も予定しています。
※時間:12:00~13:45(会費無料)

 

◆お申込み:
こちらからお申し込み下さい⇒【参加申し込みフォーム

※ 東日本大震災により避難または移住されてきている方は、避難元の市町村もお知らせください。
※ 託児をご希望される方は、10月26日(月)までにお子さまのお名前、年齢、性別をお知らせください。
※メール(info@rsy-nagoya.com)、FAX(052-253-7552)でもお申込み可能です。
【代表者氏名】【参加人数】【所属】【電話番号】【お住まいの市町村】をお知らせください。

◇主催/問合せ:認定特定非営利活動法人レスキューストックヤード
◇協力:愛知県被災者支援センター

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みなさまのご参加・ご協力、お待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

【第9報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について

みなさま

RSY事務局です。関東・東北豪雨水害に対し、RSY兼震つな事務局からは、引き続き茨城県常総市へのスタッフ派遣と栃木県と福島県南会津の情報共有を継続しています。

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茨城県常総市での活動報告

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▼茨城NPOセンターコモンズ運営サポート(報告:松山)
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・NPO連絡会議の実施
常総市内で活動しているNPO関係者らの情報交換のための会議。ピースボート、OPEN
Japan、JUNTOS、風組、元気村Phoenix、被災地NGO恊働センターなどが参加。コモンズを中心に、日本NPOセンターと震つなが運営をサポート。炊き出しの調整、在宅避難者へのニーズ対応、外国人支援等を中心に行っている。

1日1回の合同ミーティングでは、「炊き出し・イベント・リラクゼーション」「移動支援」「行政・法律・制度」「片付け、清掃、ボラセン」「避難所」とカテゴリーを分け、それぞれの動きを報告。課題や相談を共有し、翌日の活動方針を検討。

▼炊き出しチームの活動
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RSYカーに食材や鍋を積んで11日現地入りし、10月12日、北水海道駅前にて、夕食の時間に炊き出しを行いました。
スタッフは伊藤さん、小塚さん、下田さん(災害ボランティアコーディネーターなごや・なごや防災ボラネット)萩原さん(高浜市よりボランティア参加)浦野、森本、浜田(RSY)の7名
メニューは、ご飯、ウィンナー入り野菜スープ、漬け物、みかんで、250食を準備したが、9割以上が、17時からの1時間以内に配り終えてしまった。残りの1割は、「まだありますか?用事を済ませていたら、遅くなっちゃって」という人たちで、19:00近くまで断続的にあった。

(被災者の声)
・炊出しは助かります。電気水道は来るようになったが、炊事用器具がダメになって、息子のところで作ってもらっている。三陸の津波のTVを見て、「気の毒だな」と、他人ごとで見ていた。自分がこんなになるなんて・・・。(炊き出しチラシ配り先・60代女性)
・TVを見ていた。浸水の時ドンと畳が持ち上がってそれに気が付いた。慌てて腰痛で動くのが困難な妻を背負って2階へ上がった。(火事場のバカチカラだ、ハハハハ)炊出しをしてくれるのは有難い。必ず行くよ、女房の分ももらえるかな?(炊き出しチラシ配り先・80代男性)
・商売の材料も全部ダメになった。息子たちは他に避難している。今は2階で女房と生活しているが、ボランティアさんには「ありがとう」のことばしかない。その反対で、役所の対応には腹が立つ(炊き出しチラシ配り先・70代男性)
・三陸の津波と同じような状態だ。店は閉めるしかないうちらは清潔が売り物だから。機械も、最近の機械はコンピュータ化していて、水に浸かったらダメになる。昨日はバーベキューの炊き出しをいただいた。野菜はうれしいね。(70代・男性)
・外国人入居者を訪問。近所の方と話し中で、主旨を伝えてブラジル語のチラシを渡したら「アリガトウ」といわれた。
・今日、キッチンが入ったので、自宅にもどったけど、しょう油がない、しょう油差しがないの無い無い尽くし。炊き出しがあってよかった(30代・女性)
・ここまでは、知り合いが車で送ってくれたけど、帰りはどうしよう(帰りは、ボランティアが送って行った)(30代母親と子ども連れ)

▼お茶会・足湯活動
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「あすなろの里の作業棟」でお茶会を行いました。10数名の方が、お茶コーナーで、避難者どうしや私たちとのおしゃべりの機会となりました。
10月13日 10:00 〜 13:00(お茶会)14:00 〜16:00(足湯)
スタッフは伊藤さん、小塚さん、下田さん、岡田さん(災害ボランティアコーディネーターなごや・なごや防災ボラネット)萩原さん(高浜市よりボランティア参加)森本、徳田、浜田(RSY)の8名
※同作業棟では、お昼に長野県からのボランティアによる温かい天ぷらそばとりんごがふるまわれました。避難所の登録者数は180人ほどだが、昼間は、通勤/通学者はいないためか、高齢者が目立ちました。

(被災者の声)
・私は関西出身で、縁あってここに来たがこんな目にあうなんて思いもよらなかった。あすなろに来るまで2回引っ越した。ここは施設は良いけれど、食堂もお風呂も時間の制約が厳しくて優しくない。
・こんな経験は初めて。子どもを守らなきゃという意識が強くて気が張っていたがこういう「喫茶」サロンはうれしい。ボランティアさんは、よそから来てくれた方々なので話しやすい。1年生でも、この水害でしっかりしてきたなと感じることがある。私に弱音を吐かない。周りの人やマスコミは、「誰が悪い」「何が原因」と、責任追及みたいなことをしているが、みんな一生懸命やっているよ。この水害のお蔭?で、絶対に会えない方とも会えた。天皇陛下と美智子さまにもお会いできた。陛下の優しさには感動した。「さだまさし」と「泉谷しげる」が来て、元気をくれた。(30代母親)
・ここでお茶会は続けてほしいね。1ヶ月間、こういった場所が無かったからさ。食堂なんてさ、おしゃべりする時間もなく、時間がきたら閉めるからね。(70代女性・避難所)
みんなこうやって話をできる場があることは嬉しいと思っているね。ストレスがさ、すごく溜まっているんだ。最初は行政に、「こうしてくれませんか?」という言葉遣いだったのに、今ではみんな溜まって、罵倒のようになっているんだ。私たちでも嬉しいのに、年寄りの人たちはもっと嬉しいだろうね。
(30代女性・避難所)
・決壊した水はあっという間に、家の中に入ってきて、何も持って逃げられなかった。印鑑だけ、泥の中から出てきた。洗ったら使えそうだね。
(70代女性・避難所)
・平屋の家に住んでいて、全部流されちゃった。大家さんは、もう家を取り壊す予定だから、次行くとこの検討がつかないよね。
(70代女性・避難所)
・足湯、昨日もやってもらって気持ちいい。温泉で足湯とかあるけど、これは全然違っている。ありがとう。家は床上1mまで水がきていて、片付けも中々進まない。避難する時持ってきたのはこのバッグだけ。
(50代男性・避難所)

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南会津町の状況 (報告:松永)

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民間レベルで活動するOさんと南会津町社協より聞き取りを行いました。
以下、いままでの不安な点だった私有地内の土砂出しなどについては町独自の予算で対応するとのことでした。そのため、高齢者独居宅内の流木・土砂出し・災害ゴミ撤去等の片づけも行政委託の業者が行ってくれる予定だそうです。

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募金活動

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▼被災地支援活動募金にご協力ください!!

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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行っております。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資器材の提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて炊き出し、生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂きます。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。

 

宮城県七ヶ浜町報告【第210報】きずな工房名古屋ツアー

みなさま

お世話になります、RSY七ヶ浜事務局です。

先日9月25日(木)26日にきずな工房利用者さん5名と共に、きずな工房への運営支援へご協力頂いた方々へのお礼のごあいさつに、名古屋を訪れました。

みなさん久しぶりの遠出に少しの不安とたくさんの期待を胸に、七ヶ浜を出発しました。

名古屋到着後、RSY名古屋事務局へ立ち寄り、その後、国際ソロプチミスト名古屋のみなさんが待つやばとんへ。

「元気だった?変わりはない?」と久しぶりの再会に自然と笑顔に・・・自立再建や公営住宅への引越しについてなどそれぞれ近況報告をしながらお食事を。

国際ソロプチミスト名古屋の皆さんと交流会

そしてお土産は工房で作ったうさぎの置物に七ヶ浜自慢の海苔をお渡しして・・・

限られた時間でしたが、思い出話に近況報告と最後までおはなしが弾んだ食事会でした。

やばとんにてやばとんにて

名残惜しくも次の再会を願いながらお別れをして、工房商品の販売、工房商品とお菓子のコラボ商品も販売していただいていたフィレンツェさんへ。

フィレンツェ小島社長とナックプランニング平石さんとお茶会

おいしいケーキをいただきながら、置いていただいていた様子や新聞記事を見せていただきながらおはなしをして・・・来月はみなさんで来七予定、「じゃあまたすぐ会えるのね、その時にまた」とフィレンツェさんを後にしました。

そして1日目最後の訪問先はミシンをご支援してくださったブラザー工業さん。

最新のミシンについて説明をブラザー工業さん訪問

「最初は手縫いしかできなかったんだけど、工房に来るようになってミシン使えるようになったんです、本当にありがとうございました」と直接感謝の気持ちを伝えることができました。

到着から休むことなく、たくさんの訪問を終えてお腹をすかせ・・・名古屋にきたらやはりひつまぶし!ということで工房で使用する機材のご支援、商品の販売等たくさんお世話になったあいち生協の方々とご一緒して“あつた蓬莱軒”へ。

おいしいひつまぶしを食べながら、おはなしをしていると「その時お邪魔したの僕です!」という偶然の再会もあったりしてお互いに驚きながらも大盛り上がり。

「あの時はたくさんいたからわからなかったけど、もう覚えたからまた遊びに来てね」

きずな工房で販売していた商品の話にもなり、「どんどんクオリティーがあがってますよね、いつも楽しみにしてるんです」とのお言葉にみなさん「やだーなんだか恥ずかしいね」と笑顔がこぼれました。

あつた蓬莱軒

企業訪問の合間に熱田神宮、2日目には名古屋城やテレビ塔へ。

テレビ塔では普段見られないところも見せていただいたり、展望台からはとてもいい眺めで名古屋が一望できました!

名古屋城テレビ塔テレビ塔をバックに・・・

震災後4年半の間、たくさんの方にご支援いただき、出会いがあり、こうやって今も繋がっていられること、そして今回訪問して再会ができたことを利用者さんたちはとても喜んでいらっしゃいました。

お疲れが出ていないだろうかとの心配していた私たちをよそに、ツアー後翌日から元気に工房へ訪れていました。

そして今年度で閉所となりますが、みなさん工房へ通うことが楽しみで、日々それぞれのペースで活動されていますので今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

【参加者の声】

・色々落ち着いたからやっと出かける気分になった。まさか名古屋にこれると思ってなかったし、お世話になった人たちに久しぶりに会えて、改めてお礼が言えてよかった。(60代女性)

・まさか2回も家に来たことがある方と再会できるとはねー。辛いことはもちろんたくさんあったけど、こういうご縁で出会えたことは嬉しいよね。(70代女性)

・私最初はミシン使えなかったんだけどね、工房行くようになってできるようになったんだよー。
今ではカバンも作れるようになったし、楽しいんだー。(70代女性)

【第8報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について(10月12日)

みなさま

RSY事務局です。茨城・栃木・宮城3県で発生した水害に対し、RSY兼震つな事務局からは、茨城県常総市・栃木県鹿沼市へスタッフを派遣しています。

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茨城県常総市での活動報告

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▼茨城NPOセンターコモンズ運営サポート(報告:松山)
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・NPO連絡会議の実施
常総市内で活動しているNPO関係者らの情報交換のための会議。ピースボート、OPEN Japan、JUNTOS、風組、元気村Phoenix、被災地NGO恊働センターなどが参加。コモンズを中心に、日本NPOセンターと震つなが運営をサポート。炊き出しの調整、在宅避難者へのニーズ対応、外国人支援等を中心に行っている。

1日1回の合同ミーティングでは、「炊き出し・イベント・リラクゼーション」「移動支援」「行政・法律・制度」「片付け、清掃、ボラセン」「避難所」とカテゴリーを分け、それぞれの動きを報告。課題や相談を共有し、翌日の活動方針を検討。
(被災者の様子)
・在宅避難者へ食事支給が終了したため、炊き出しメニューにご飯物の希望がでている。
・発災後一ヶ月近く経っているが、ダンボールを敷いて寝ている高齢夫婦がいた。
・ゴミ回収も柔軟な対応がされない。産業廃棄物は回収されなかったが市が対応に着手することに。冷蔵庫、タンスなども回収可。石膏ボード、断熱材などは産廃(有料)扱い。
・石膏ボードなどは黒カビが生えてきているのに、大工さん待ちで11月以降まで予約待ちの状態。健康面が心配される。

 

▼避難所チームの活動
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10月7日(水)に浦野が現地入りし、震つな加盟団体である「被災地恊働NGOセンター」や「災害ボランティア支援プロジェクト会議(支援P)」らと協力し、避難所チームとして避難所統合に向けた受入準備、環境改善のための対策を検討。

10月10日(土)夕方~16日(金)まで、名古屋より以下の専門ボランティアと共に現地入りし、支援活動を行うこととなった。
・加藤(RSYボラ・看護師)
・岡田(名古屋みどり災害ボランティアネットワーク代表・看護師)
・椿(RSYボラ・冊子「避難所の知恵袋」検討委員)
・浦野(RSY・社会福祉士)
※事務局サポートとして、震つなスタッフ・徳田も同行

■避難所の概要:10月10日現在
・避難所数:市内7箇所、市外4箇所
・避難者数:日本人383名、外国人25名、合計408名
※10日より、市内2箇所(石毛総合体育館、あすなろの里)への統合に向けて、市外4箇所から住民の移動が始まっている。近いうちに市内の避難所も上記2箇所に集約される見込み。
■避難所の様子
(あすなろの里)
・普段は合宿や保養のための宿泊施設として機能。広い敷地に宿泊棟、作業棟、研修等、体育館などがあり、バリアフリーのトイレや浴室も設置されている。宿泊棟は8畳の個室が複数あるため、初期の避難者が優先的に利用。後から来た避難者は相部屋の調整不足で満室となったため、畳や空調設備のない板張りの研修棟、体育館で生活している。11日現在では、約200名が生活。

・日中は保健師が1人~2名で巡回。夜間は県外からの派遣看護師2名が日替わりで常駐。看護師派遣は16日までとされており、継続できないか市が県へ要請中。

・食事は施設調理師が3食を提供。
※他の避難所では、1ヶ月以上も経つにも係らず、いまだ弁当や地域への食材提供はなく、おにぎりと菓子パンが主流。栄養不足や便秘や持病の悪化などの健康被害が深刻な問題となっている。しかし、側からは「避難所での食の質を上げることは自立の妨げになる」という見解もあり、改善の兆しがない。現状の緊急性を訴えると共に、外部支援者で結成された「NPO連絡会議」にて、炊き出しボランティアの派遣調整を行っている。

■避難所チームの活動
・居住環境の悪い研修棟・体育館に、障がい者や高齢者が多く見られる。また、喘息、肝炎、糖尿病などの持病がある方もいるが、寒さ対策や衛生、布団の導入、段差解消など行政側ではほとんど手が打てておらず、住民一人ひとりの詳細名簿すら整っていない。

・避難所チームとして、スロープや間仕切り、女性・男性用洗濯物干し場、ダンボールベッドやマット、衛生改善(マスク・手指消毒の整備)を実施。巡回保健師・看護師らと情報共有し、避難所内の住宅マップづくり、リスクの高い方への見守りや和室への移動が必要な方々の絞り込み作業を行っている。また、市長の呼びかけにより、施設管理者、社会福祉課、外部支援者らが集められ、早急な福祉避難スペース設置、一般避難スペースの環境改善の必要性を改めて確認。行政と市民セクターとの協力体制づくりに向けた意思確認の場が設けられた。

・この話し合いを経て、48畳の和室にようやく福祉避難スペースを設置することが決定。開設準備を行い、12日より住民を受け入れ、外部支援者も泊まりでサポートすることとなった。

■住民の声
(80代・男性)
・はい。名刺あげるよ。でも、ここに書いている住所にはもう帰ることがないけどね。へへへ、大丈夫。もう過ぎたことだからさ。水を飲まないと痰が溜まって大変だし、水を飲んだらすぐにトイレに行きたくなっちゃう。俺が仕切りを高くしないのは、まわりの顔を見たいからさ。だって、ここの生活寂しいんだよ。避難所生活は、共同生活だから揉め事は起こさず、だんまりきめておくのが利口なんだ。

(50代・男性)
・自分たちの部屋も仕切りがほしいな。年頃の女の子が2人いるんだ。

(60代・男性)
・以前は運送業してたから、常に体を動かしてた。でもここにきたらやることもねぇしな。生活のリズムがくるっちゃって、食欲もわかないよ。でも薬だと思って食べなきゃ健康でいられないし、仕方ねぇなぁ。

(70代・男性・脳梗塞マヒ)
・とにかく自分で意識して体を動かさないと、どんどん動けなくなっていくのが分かる。お花ないのかな?前に物資でもらった花を部屋に飾ったら、少し気分が晴れた。アロママッサージもよかったね。ちょっと変わったことがないと、気持ちも晴れない。一日ここにいても時間をもてあますよ。

(80代・男性)
・昨日は夜騒がしくて、全く寝ることができなかったよ。一気に話をしたら落ち着いたけど、疲れちゃった。ありがとうって言葉はいいな。一番気持ちを素直に伝えられる。ありがとう。

(70代・男性)
・前の避難所にいた頃は、天国だったよ。ご飯食べ放題・飲み物飲み放題だし、空調も効いていく分かよかったし。天国から地獄にきちゃったな。地獄から天国にいくのだったら良かったのに。
他にも、寒さを訴える声多数。また、ストレスや不満のはけ口もないので、住民同士のけんかも発生。12日午後より足湯とお茶のみ場を設置し、日中活動の場作りを積極的に行っていく。
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栃木県鹿沼市での活動報告(報告:松永)

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▼鹿沼市災害ボランティアセンターでの活動状況
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・町別床上床下浸水家屋件数(9月30日現在のデータ)
(町全体)床上392件 床下390件

・鹿沼市災害ボランティアセンターは10月9日(金)をもって現体制を一区切りし、12日(月・祝)より生活相談窓口を設置。今週から週末ボランティアセンターとして運営していくこととなった。

・10月4日(日)に、鹿沼市社協、一般ボランティアと共に個別訪問を行い、取りこぼし世帯がないか確認。自治会長からのヒアリングで河川氾濫からの浸水が主だった西鹿沼で、浸水エリアから遠く離れた場所で貯水池が溢れ床上浸水したお宅(高齢ひとり暮らし世帯)を発見するも、家族で片づけが終わり、畳も入れたと。その他、取りこぼし世帯は見つからなかった。

・以上のことから、松永は4日の活動終了後に一旦七ヶ浜に戻り、以降は、現地の要望に応じて断続的にボラセンサポートを行う。月末は被災者お見舞いパック「うるうるパック」の配布が予定されているため、現地入りする予定。
▼南会津町での活動
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被害小規模のため、災害救助法の適応ならず、支援から取りこぼされていた地域を発見。10月7日(水)、に地元NPOの依頼で土砂崩れの被害を受けた事業所・製材所の清掃・泥だし作業を行った。RSYより七ヶ浜事務局スタッフ(松永・郷古・槙島)を派遣。東北学院大学の学生含め6名で対応した。

■住民の声(きこりの店の職員より)

・1日でも終わらないと思ったが、こんなに早く作業が終わるとは・・・。自分たちだけではどうにもならなかった。本当にありがとう。
・こうやって若い人達が来てくれると心強いし嬉しい。

■今後の対応
震つな加盟団体である、特定NPO法人とちぎボランティアネットワークが、10月11日(日)~12日(月・祝)に各10名程度でボランティア派遣することが決定。
地元NPO・社協・自治会らと連携し、事業所周辺の高齢者宅の2件も作業に入り、活動を行う。
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募金活動

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▼被災地支援活動募金にご協力ください!!
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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行
っております。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資器材の提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて炊き出し、生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂きます。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「カツドウキフ」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

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今後のスタッフの動き

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(松山)常総市・茨城NPOセンターコモンズのサポートを継続。
(浦野・徳田)10日~16日まで避難所チームとして常総市入り。
(栗田)10月13日~14日まで県・市・外部支援者らと今後の支援方針について確認・検討するため常総市入り。
(森本・浜田)10月11日~13日まで、炊き出し支援(RSYボラ、名古屋各区防災ボラと連携)のため常総市入り。
(林)エコバッグなど、被災地で必要となった物資の移送手配
(松永・郷古・槙島)七ヶ浜での募金活動の実施

宮城県七ヶ浜町報告【第209報】月刊つぶやき@七ヶ浜[第27号](2015年9月1日~2015年9月30日)

皆さま
いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。

七ヶ浜町の仮設住宅集会場で定期的に開催している足湯や
日々の活動を通して聴ける住民の声『つぶやき』からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。
2015年10月11日で震災から4年7ヶ月が経過しました。

七ヶ浜町では町作りの一環として、住民地区懇談会を地区毎に一回ずつ、地区避難所や公民分館を開催しました。
町から現在の政策を説明、それに対して住民からの意見をもらい、反映させてより良いものにしていくための意見交換会です。。

懇談会の中では、「人口増加/定住化のために空き家を活用したらいいのでは?」、「公営住宅の近くにお店がないので、新規事業
者を誘致したらどうか、又は移動販売車を多くやれればいいのではないか」、「海水浴場のオープンはまだ先なのか」、「賑わいの
場がない。道の駅を作れないか」などなどこれからの七ヶ浜町のために熱心な皆さんの様々な意見が飛び交いました。
しかし、開催時間が平日夜19時からだったせいか若い世代の参加がほとんどありません。
とある参加者からは「これからの七ヶ浜を担う人たちの意見を尊重すべきではないのか、若いお母さん・お父さんと大学生、高校生
くらいを狙ったワークショップを開催すべきだ」ともありました。
一方、町の担当者からは「これから、こういった懇談会を重ねて、皆さんと一緒に町作りをしていきたい」とありました。

住民と行政の恊働とはよく耳にしますが、一部の人たちだけでなく幅広く声を集めることが重要だと思われます。私たちは『会議などの場では言い出せないけど、日常会話で出てくる 「つぶやき」 』を大切にしながらこれからの町作りをサポートし続けていきます。
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〇集会所での足湯は初めてなのよ。
A浜生まれのA浜育ち。今はB浜のみなし仮設アパートに住んでるの。
午前中は公営住宅の説明会だった。幼馴染がこの仮設に住んでいるから寄ったの。
4年半でやっと戻って来れるわー。
(60代:女性)
※みなし仮設住宅にお住まいの方で今年、公営住宅に入られる方
〇町営住宅へ引越し準備をしていたの。量も多いし、重いし2人じゃとても大変。
しかも町営住宅に移ってもトイレやおふろに窓がない。話を聞いてみていると、畳も固いし、本当に暮らしにくい。まだ、住む場所
を見てないからはっきりは分からないがエレベーターはついているらしい。
(60代:女性)
〇菖蒲田の公営住宅には集会所ができるのだけど、そこでも足湯やってもらえたらなと思っています。仮設住宅の集約化が行われる
けど、集約される人たちは自立再建されるされる方が多い。電灯・カーテンを自費で用意できないので移転できない年金暮らしの人
たちもおられる。この間、町長には伝えた。
(70代:男性)
〇隣の人がみんな(仮設を移転をして)いなくなってしまったから、夜1人でいる時、何かあったら大変なんだ。
(70代:女性)
〇足湯は久しぶり、避難所にいた頃はしょっちゅう行ったけど、再建は時間が合わなかった。
10月に(住宅の)鍵が渡されるけど、片付けが全然できていない。片付く気がしない。
11月になるのではないか。休みの日には子どもたちがいるし、そのために連休を 取るのは嫌だ。
引っ越しらしい、引っ越しはしたことがない。
(女性:30代)
〇今日は午前中役場で用事あって、そのまま来たんだ。最近は集会所に行くのが楽しくってね。 やっぱり、家にいると何も生まれな
いね。外に出て人とお話をして、たまに自分の悩みを言って。自分だけで考えててもしゃあないからね。
(女性:60代)
〇災害公営住宅に入る時に提出する書類が字が小さくてよ・・・・ぜんぜん見えないんだ。
なんて書いてあるのかすら分からん。俺みたいな見えないし、書けないしって人のための相談窓口みたいなのはないのかな。
あんたらしか頼む人いないからさ、いつもありがとうな。
(男性:60代)

 

【第7報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について(10月3日)

みなさま

RSY事務局です。茨城・栃木・宮城3県で発生した水害に対し、RSY兼震つな事務局
からは、茨城県常総市・栃木県鹿沼市へスタッフを派遣しています。

▼これまでの動き
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(松山)10日から「茨城NPOセンターコモンズ」の運営サポートを継続中。常総市で支
援活動を行っているNPO団体の情報交換会議(NPO連絡会議)の運営サポート。
(松永)11日から「鹿沼市災害ボランティアセンター」の運営サポートを継続中。また、
災害救助法が適応されなかった南会津町を視察、住民ニーズの把握、対応方法を調
整。
(栗田)9月29日、茨城県・常総市・NPO・内閣府との意見交換をセッティング。4者間
での協議の場の継続、避難所環境改善、災害公営住宅移行期に向けての住民サ
ポート、避難所・在宅で生活する要援護者の把握、在宅避難者への生活サポートの
必要性などについて話し合いを行った。

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茨城県常総市での活動報告

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▼茨城NPOセンターコモンズ運営サポート(報告:松山)
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・NPO連絡会議の実施
常総市内で活動しているNPO関係者らの情報交換のための会議。ピースボート、
OPEN Japan、JUNTOS、風組、元気村Phoenix、被災地NGO恊働センターなどが
参加。コモンズを中心に、日本NPOセンターと震つなが運営をサポート。
・炊き出しの調整、在宅・避難所被災者への復興ローカル情報紙「JUNTOS」の発行
(日本語版・ポルトガル語版)、家屋の掃除等のニーズ対応、避難所対応などを行っ
ている。
(被災者の様子)
・カビ除去・予防についての問い合わせが多い
・避難所からの移動手段がないため、片付けに立ち会えない
・ゴミ回収のパッカー車が来ても分別できてないから回収進まない
・「土嚢を回収するから床張替えの契約着手金として110万円以上を振り込んだところ
で、連絡がつかなくなった(悪徳業者被害発生)
※上記の点について、連絡会議内で解決策・対応策を模索中
▼避難所チームの活動
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震つなの加盟団体であり、「避難所チーム」として活動されている、被災地NGO恊働セ
ンターの増島さんのレポートから一部を抜粋させて頂きました。
・床からベッドへ、間仕切り、寒さ 対策などを実施。
・段ボールベッドだけでは硬いので、腰の悪い高齢者にはエアーマットにて対応。
・避難所統合後、体育館に避難していた被災者があまりの寒さゆえに「私はここから生
きて出れるのか」と毎日のように訴えていた。これに対し、保健師、看護師、施設職員、
常総市社会福祉課などと連携し、ようやく畳敷きの部屋へ移動してもらえた。

(足湯での被災者の声)
「普段、シャワーは使わず湯船に浸るので、風呂に入った気がしない」
「むくみが取れない」
「昔の古傷が出てきた」
「うわ~気持ちいい、今日は幸せだ」

10月7日、10日~16日にかけて、浦野も「避難所チーム」として再び現地入りし、活動予
定です。

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栃木県鹿沼市での活動報告(報告:松永)

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▼鹿沼市災害ボランティアセンターでの活動状況
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(10月1日)
・V活動者数:73名(1団体15名/個人58名)
・役所・保健師チーム 85件巡回

(10月2日)
・V活動者数:93名(4団体54名 個人39名)
※3日(土)受け入れ見立て(8団体120名・個人130名/計250名)
・週末は宇都宮大学等の学生チームがうるうるパック配布予定

(活動状況)
・ボランティア数はシルバーウィーク後に減少。
・電話でのニーズ申請は徐々に落ち着きを見せているも、地域コーディネーターが、歩い
て声かけをすると「こっちを見てほしい。」「もっとここをやってほしかった」との声もあり、ニ
ーズが途切れることはない状態。
・今後は、10月9日を境に体制変更(移行後は週末ボラセン)となる。
・2014年度に土砂災害の被害を受けた、兵庫県丹波市社協がサポート。同社協次長より
「丹波市では体制変更後、ボランティアさんがガクッと減った。被災された方々の復興のペ
ースはそれぞれ違うこともあり、この頃にニーズが再び増えた。」とのコメントがあり、継続
的なボランティア募集の必要性など、新たな課題についてアドバイス頂いた。

▼南会津町への対応状況
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・被害概要:床上8件(南郷2、田島3、舘岩3)/床下44件(9/11時点)・行政と協議の結果、
災害VC未設置(住家被害が少なかったため)。
・被災直後は地元消防団総動員の上、活動しニーズはほとんど完了。また分団が地区毎
にニーズ調査も実施。
・舘岩は65歳以上が50%の高齢化率。消防団も高齢化。
・地元主体でできるところは、地域の助け合いの中で実施しており、体力的・人力的にやれ
ないニーズのみ残っている。
・地元NPOの工房も被災しており、震つなへ支援要請あり。
・地元の動きを最大限に尊重しつつ、自治会長らと協議の上、必要に応じて震つなネットワ
ークとして支援が入れられるよう調整中。

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募金活動

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▼これまでに活動寄付いただいた方々(9月25日現在、順不同、敬称略)
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・うきうきうまい秋フェスタ実行委員会様(2014年兵庫県丹波市被災地・地元支援グループ)
・TS-Joy様
・中部土木株式会社様
・個人(27名)
・街頭募金、イベント募金(延べ8カ所)
合計792,487円をいただきました。
本当にありがとうございました。
※個人のお名前の掲載は控えさせていただきました。
▼被災地支援活動募金にご協力ください!!
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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行
っております。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資
器材の提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて
炊き出し、生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂き
ます。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「カツドウキフ」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

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今後のスタッフの動き

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(松山)常総市・茨城NPOセンターコモンズのサポートを継続
(松永)10月3日~4日鹿沼市災害VCにて活動
(浦野)10月7日「避難所チーム」として常総市入り
※その後、10日~16日まで際現地入りできるよう調整中
(栗田)10月13日~14日 常総市入り
(森本・浜田・徳田)常総市での炊き出しのため調整中
(林) 継続的な街頭募金実施に向けた準備
(郷古・槙島)七ヶ浜での募金活動の実施