【第7報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について(10月3日)

みなさま

RSY事務局です。茨城・栃木・宮城3県で発生した水害に対し、RSY兼震つな事務局
からは、茨城県常総市・栃木県鹿沼市へスタッフを派遣しています。

▼これまでの動き
———————————————————-

(松山)10日から「茨城NPOセンターコモンズ」の運営サポートを継続中。常総市で支
援活動を行っているNPO団体の情報交換会議(NPO連絡会議)の運営サポート。
(松永)11日から「鹿沼市災害ボランティアセンター」の運営サポートを継続中。また、
災害救助法が適応されなかった南会津町を視察、住民ニーズの把握、対応方法を調
整。
(栗田)9月29日、茨城県・常総市・NPO・内閣府との意見交換をセッティング。4者間
での協議の場の継続、避難所環境改善、災害公営住宅移行期に向けての住民サ
ポート、避難所・在宅で生活する要援護者の把握、在宅避難者への生活サポートの
必要性などについて話し合いを行った。

=======================================

茨城県常総市での活動報告

=======================================

▼茨城NPOセンターコモンズ運営サポート(報告:松山)
———————————————————————
・NPO連絡会議の実施
常総市内で活動しているNPO関係者らの情報交換のための会議。ピースボート、
OPEN Japan、JUNTOS、風組、元気村Phoenix、被災地NGO恊働センターなどが
参加。コモンズを中心に、日本NPOセンターと震つなが運営をサポート。
・炊き出しの調整、在宅・避難所被災者への復興ローカル情報紙「JUNTOS」の発行
(日本語版・ポルトガル語版)、家屋の掃除等のニーズ対応、避難所対応などを行っ
ている。
(被災者の様子)
・カビ除去・予防についての問い合わせが多い
・避難所からの移動手段がないため、片付けに立ち会えない
・ゴミ回収のパッカー車が来ても分別できてないから回収進まない
・「土嚢を回収するから床張替えの契約着手金として110万円以上を振り込んだところ
で、連絡がつかなくなった(悪徳業者被害発生)
※上記の点について、連絡会議内で解決策・対応策を模索中
▼避難所チームの活動
——————————————————————
震つなの加盟団体であり、「避難所チーム」として活動されている、被災地NGO恊働セ
ンターの増島さんのレポートから一部を抜粋させて頂きました。
・床からベッドへ、間仕切り、寒さ 対策などを実施。
・段ボールベッドだけでは硬いので、腰の悪い高齢者にはエアーマットにて対応。
・避難所統合後、体育館に避難していた被災者があまりの寒さゆえに「私はここから生
きて出れるのか」と毎日のように訴えていた。これに対し、保健師、看護師、施設職員、
常総市社会福祉課などと連携し、ようやく畳敷きの部屋へ移動してもらえた。

(足湯での被災者の声)
「普段、シャワーは使わず湯船に浸るので、風呂に入った気がしない」
「むくみが取れない」
「昔の古傷が出てきた」
「うわ~気持ちいい、今日は幸せだ」

10月7日、10日~16日にかけて、浦野も「避難所チーム」として再び現地入りし、活動予
定です。

==================================

栃木県鹿沼市での活動報告(報告:松永)

==================================

▼鹿沼市災害ボランティアセンターでの活動状況
————————————————————

(10月1日)
・V活動者数:73名(1団体15名/個人58名)
・役所・保健師チーム 85件巡回

(10月2日)
・V活動者数:93名(4団体54名 個人39名)
※3日(土)受け入れ見立て(8団体120名・個人130名/計250名)
・週末は宇都宮大学等の学生チームがうるうるパック配布予定

(活動状況)
・ボランティア数はシルバーウィーク後に減少。
・電話でのニーズ申請は徐々に落ち着きを見せているも、地域コーディネーターが、歩い
て声かけをすると「こっちを見てほしい。」「もっとここをやってほしかった」との声もあり、ニ
ーズが途切れることはない状態。
・今後は、10月9日を境に体制変更(移行後は週末ボラセン)となる。
・2014年度に土砂災害の被害を受けた、兵庫県丹波市社協がサポート。同社協次長より
「丹波市では体制変更後、ボランティアさんがガクッと減った。被災された方々の復興のペ
ースはそれぞれ違うこともあり、この頃にニーズが再び増えた。」とのコメントがあり、継続
的なボランティア募集の必要性など、新たな課題についてアドバイス頂いた。

▼南会津町への対応状況
—————————————————-

・被害概要:床上8件(南郷2、田島3、舘岩3)/床下44件(9/11時点)・行政と協議の結果、
災害VC未設置(住家被害が少なかったため)。
・被災直後は地元消防団総動員の上、活動しニーズはほとんど完了。また分団が地区毎
にニーズ調査も実施。
・舘岩は65歳以上が50%の高齢化率。消防団も高齢化。
・地元主体でできるところは、地域の助け合いの中で実施しており、体力的・人力的にやれ
ないニーズのみ残っている。
・地元NPOの工房も被災しており、震つなへ支援要請あり。
・地元の動きを最大限に尊重しつつ、自治会長らと協議の上、必要に応じて震つなネットワ
ークとして支援が入れられるよう調整中。

========================================

募金活動

========================================

▼これまでに活動寄付いただいた方々(9月25日現在、順不同、敬称略)
------------------------------
・うきうきうまい秋フェスタ実行委員会様(2014年兵庫県丹波市被災地・地元支援グループ)
・TS-Joy様
・中部土木株式会社様
・個人(27名)
・街頭募金、イベント募金(延べ8カ所)
合計792,487円をいただきました。
本当にありがとうございました。
※個人のお名前の掲載は控えさせていただきました。
▼被災地支援活動募金にご協力ください!!
————————————————————
RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行
っております。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資
器材の提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて
炊き出し、生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂き
ます。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「カツドウキフ」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

==============================================

今後のスタッフの動き

==============================================

(松山)常総市・茨城NPOセンターコモンズのサポートを継続
(松永)10月3日~4日鹿沼市災害VCにて活動
(浦野)10月7日「避難所チーム」として常総市入り
※その後、10日~16日まで際現地入りできるよう調整中
(栗田)10月13日~14日 常総市入り
(森本・浜田・徳田)常総市での炊き出しのため調整中
(林) 継続的な街頭募金実施に向けた準備
(郷古・槙島)七ヶ浜での募金活動の実施