宮城県七ヶ浜町報告【第68報】吊るし雛を作ろう!

皆様
いつもお世話になっております。きずな館 郷古です。
先日2月23日(木)に毎月一度行なっている七ヶ浜町子ども支援プログラムの「つながる遊び庭こどもアートしちがはま」の2月のイベント企画、「吊るし雛を作ろう!」が七ヶ浜町子育て支援センターで開催されました。
当日は生憎の雨・・・、平日ということもあり、参加者の大半は未就学のお子さんをお連れのお母さん方です。参加者の数は伸び悩むと思われましたが、イベントが始まってみるとなんと参加者は約90名!今回の広報は子育て支援センターの定期広報誌だけで、イベントのチラシなどは配布していなかったのですが・・・こんなに参加していただけるとは企画側もとても嬉しいですね!
今回は東北学院大学から8名と関西学院大学から1名の合計9名のお兄さん、お姉さんがボランティアとしてお手伝いとして来てくれました。地元東北の大学生が「東北の復興は地元の自分たちから!」という熱い思いを語ってくれていたのと、前から七ヶ浜には毎週のように来ていた学生さんたちだったので今回のイベントでのお手伝いを頼みました。
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イベント開始時間の10:00からさっそく、未来予想図実行委員会の清野静香さんが先生となり、お母さんとお子さんを学生さんがサポートしながら一緒に吊るし雛作りをしました。座卓を10個出しても足りない!大賑わいの会場となりました。
この時点でじっとしていられない元気なお子さんが各々遊び始めました。お母さんも自分のお子さんがあっちこっち行っては吊るし雛作りに集中できません。そこはボランティアできてくれた学生さんたちが、「一緒に遊ぼうよ!」と手の差し伸べて子どもたちを預かり、お母さんが吊るし雛作りに集中できるような環境を作ってくれました。
今回の吊るし雛はお子さんでも作れるような安心安全の設計です。針や糸を使わず、紙やフェルト、ボンドだけで作れるような簡単だけど、とっても可愛い吊るし雛なのです。この設計のおかげでお子さんが「自分で作りたい!」といってくれたり、「材料を持ち帰って家でも作ります!」とお母さんが近所のみんなに作り方を広めたりするそうです。
何度も親子向けのイベントに来てくださっているラッシュジャパンさんがハンドマッサージの準備が整い、お母さんたちに癒しの空間を提供しました。9月にもラッシュジャパンさんが来て下さりハンドマッサージをお母さんたちに受けてもらったのですが、そこでの評判が良くて「ラッシュジャパンさんが今回も来る!」との情報を広報誌を出したところ予約が殺到!「吊るし雛作りも楽しみだったけど、これが今回のイベントで一番楽しみにしていたのはこれだったのよー」と声を多数いただいています。喜ぶ顔が子どもたちにも伝わってとてもいい雰囲気を作っていました。
吊るし雛を作る人たち、ハンドマッサージを受ける人たち、ゆっくりお話する人たちと3つにわかれてそれぞれ思い思いの時間を過ごしていただきました。これも学生さんたちがお子さん目の見える所で預かり、一緒に遊んでくれているからこそですね。あっという間に時間は過ぎてイベントの終わりの時間の12:00が近づいて来ました。
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ここでプレゼントタイム!長野県のNPOセンター法人 飯田ボランティア協会さんから頂いた七ヶ浜町の子どもたちにとタオルでつくった手のりサイズのわんこちゃん。通称「がんばるわんこ」をお子さん一人ひとりにプレゼントしました。手作りで一匹一匹顔が違うので、子どもたちはお母さんと一緒に「何色のわんちゃんがいいかなー?」と嬉しそうに選んでいました。相当気に入ったようでどこに行くのも手から離さない子、もらったあとに一緒にブランコに乗せて遊んでいる子もいました。
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ラッシュジャパンさんのハンドマッサージが好評で当日お母さんたち約40人が受け終わるまでイベントが続きました。当初の予定より30分オーバーしてしまいましたが、延長を会場の七ヶ浜町子育て支援センターの職員の皆さんも快く承諾してくださり「子どもたちがあんなにのびのびして、笑っているのは本当にいいことだね」、「また次回も声をかけてね、一緒にやりましょうね」と言って下さいました。
参加者であるお母さん方からは、「たくさんお兄さん、お姉さんたちがいて子どもたちも喜んでいて私もハンドマッサージでゆっくりできて良かったよー」、「これから暖かくなってくるから外で子どもたちを遊ばせたいね、また子どもたちと遊んでね」といってくださいました。
今回のように、参加者とスタッフと一緒に楽しい時間を共有できるイベントをこれからも開催していきます。
子供たちが元気なことはとても良いことで、この先の復興へ必ずつながっていきます。
「子どもたちの力」をこれからも発信していきたいです。
【主催】レスキューストックヤード、未来予想図実行委員会
【共催】七ヶ浜町子育て支援センター、ラッシュジャパン、東北学院大学

宮城県七ヶ浜報告【第67報】 きずな工房 その2

皆さま
お世話になっております。七ヶ浜きずな館ボランティアの勝田です。
第66報に続いて、きずな工房の最新情報をお知らせします。
オープンから2ヶ月半。現在では利用者さんの登録は25名に増え、手作りを楽しみながら作業に励まれています。様々な団体からのお仕事の依頼も増えているんですよ!
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もうすぐひな祭りということで、1月末にはかわいい貝のお雛様『貝雛づくり』の公開講座がありました。
少しずつメンバーを増やしたいという理由から、月1回、外部講師を招いて誰でも参加できる公開講座を開こうということになったのです。
講座当日は16名の参加者が集まりとってもにぎやか♪ そしてこの公開講座をきっかけに9名もの方が新たにメンバーとして登録してくださいました☆
貝殻に色とりどりのちりめんを張り合わせて作るおひなさま。
出来上がった貝雛は現在ボランティアセンター販売されています!!
「誰のが一番に売れるかな~?」「売り切れちゃうといけないから、また早く作らなきゃ!」と大盛り上がりのきずな工房です☆
IMG_0579.JPG2月23日現在、合計31個を販売しました(^o^)/
つい先日には講座を担当してくださった講師の方が工房に遊びにきてくださいましたので、うれしい報告ができました♪♪
≪貝雛づくりに参加した工房メンバーさんのつぶやき≫
「だんだん寒くなってきて、家から出なくなっちゃったんだよね。ちょっとは動かなくちゃと思って参加したの」
「昔私も沢山着物持ってたのよ。こんな着物またきてみたいわぁ。みんな流されちゃったけどね。せめておひな様に着せて家に飾りたいと思って。」
「ここにきて、おしゃべりして、いい気分転換になるわ。何かに無心に打ち込める時間がいいのよね。明日も来ていいの?」
皆さんのそれぞれのペースを大切にしながら、ここでゆっくりこれからのことを考えたり、自分が作ったものが誰かの手に渡って喜ぶ顔を想い浮かべられる場所になったらたらいいですよね。
とにかく、「恐れずに勇気をもって踏みだそう」そして、「ゆっくりていねいに」これが、私たちの合言葉です。

宮城県七ヶ浜報告【第66報】 きずな工房 その1

皆さま。RSY石井です。
ボランティアきずな館と災害ボランティアセンターのすぐお隣に小さなプレハブが2棟あります。
12月12日(月)に共同工房「きずな工房」としてオープンした建物です。
きずな工房は厚生労省の絆再生事業で建設をされ、七ヶ浜町社会福祉協議会が運営しています。

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きずな工房は仮設住宅での引きこもり・孤立防止・生活不活発病の予防を目的に、居場所づくり・生きがいづくりの場となっています。

きずな工房の利用対象者は大規模半壊以上の被災をされた世帯で、仮設住宅のみでなく、アパートなど民間借上げ住宅や新たに家を購入して元々住んでいた地域から離れてしまった方々です。

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開所当日までに12名の方が利用者登録をし、手仕事を始めました。

きずな工房は月曜日から金曜日10:00-15:00開所して、その中で利用者は手芸・木工などの軽作業を行います。 7日にはプレオープンを行い、国際ソロプチミスト名古屋から「ふくろう作り講習会」を実施しました。

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これが初めての「ものづくり」で、裁縫道具をお渡しすると、

「前はうちでよくお裁縫してたのよ。小物とかバッグとかいろいろとね。でも、全部流れちゃったわ。」

「こうやって手を動かしてるとボケ防止にもなるわね。」

というような声も聞こえました。

登録された方の中には、地元七ヶ浜を離れ、別の地域に引っ越しをされている方の顔も見ることができました。

 

このふくろうは利用者の方々へ作ってほしいという「お仕事」にもなりました。他にも、「ひょうご・まち・くらし研究所」から材料の提供を受けシジミの根付を作成したりもしています。遠く離れた地域の誰かが、このきずな工房で作られたものを手に取り、七ヶ浜を想う。そんな繋がりができればと考えています。

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≪きずな工房概要≫

 

工房開催日:毎週月曜日~金曜日(土日祝休み) 10:00~15:00

作業内容:裁縫の部・・・はぎれやタオルを使った小物、バック作りなど

     木工の部・・・ただ今準備中!

主催:七ヶ浜町社会福祉協議会

協力:七ヶ浜町、NPO法人レスキューストックヤード

【ご案内】LUSH(ラッシュジャパン)チャリティーソープ「しあわせの種まき」

みなさん
RSY事務局です。
近くを通ると「とってもいい匂い~♪」なラッシュのお店。ご存じの方もたくさんいらっしゃるかと思います。
実はラッシュさんとのつながりは2008年の四川大地震の支援活動にさかのぼります。RSYの「パンダタオルプロジェクト」はラッシュがおこなう「チャリティーポット」の助成金で行いました。
そして東日本大震災後は、とても早い段階からご寄付をいただいており、活動にご賛同いただいています。また、スタッフの方が七ヶ浜までラッシュの製品をお届けにきてくださり、ハンドマッサージなどのボランティア活動で私たちの活動とのコラボレーションといった新たな展開も生まれています。
そんなラッシュのスタッフさんたちは何といっても笑顔がとっても素敵!
今回、チャリティーソープ第3弾として「しあわせの種まき」を販売されるとのご連絡をいただきました。このソープは消費税を除く売り上げのすべてが東日本大震災の復興支援に取り組む団体の活動資金として寄付されます。詳細はこちらの添付をご覧ください
この商品の発売を機に、「マイショップチャリティー」を開始するとのこと。ラッシュ全店が自店の売り上げをどこの団体に寄付するか決めて販売を行うそうです。
以下の店舗が、寄付先にレスキューストックヤードを選んでくださいました!
北は仙台から南は熊本まで。名古屋市内の店舗もたくさん、ぜひ期間中にお邪魔したいと思います。
「マイショップチャリティー」実施期間は3月1日~3月31日の1ヶ月間です。
みなさん、3月になったらお店に行ってみましょう~!
LUSH キャナルシティ博多店
LUSH 名古屋パルコ店
LUSH mini 新宿メトロピア店
LUSH 名古屋 星ヶ丘テラス店
LUSH イオンモール熊本店
LUSHアスティ静岡店
LUSH 名古屋セントラルパーク店
LUSH イオンモール木曽川店
LUSH 仙台ロフト店
LUSH 泉パークタウン タピオ店
LUSH 名古屋ユニモール店
LUSH イオンモール岡崎店
LUSH mozo ワンダーシティ上小田井店
LUSH イオンモール新瑞橋店
LUSH 名古屋栄地下街店
LUSH 八重洲地下街店
かわいいヒマワリ型でおもわずほしくなります!
プレゼントにしても喜ばれそうですね。もうすぐホワイトデーですし…!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
 ○LUSHジャパンの公式ページはこちら
 ○LUSHのチャリティーポットとは?
 ○LUSHが 支援する団体はこちら
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宮城県七ヶ浜報告【第65報】 手作りチョコレート企画での再会☆

皆さま
いつもお世話になっております。引き続き、きずな館ボランティアの勝田です。
第64報のバレンタイン手作りチョコレート企画、実は私自身もこのイベントで、とてもうれしい再会がありました。
私が10月に七ヶ浜を訪れた際、きずな館の前で一人のおばぁちゃんに出会いました。
声をかけると「きずな館というのはここですか?」と、初めてお越しいただいたご様子。ふと見ると、手には「お歳暮うるうるパック」の申込書をお持ちでした。思わずうれしくなって「そうですよ!申込みありがとうございます!」と元気いっぱいにお応えしました。
ところが、その方は「本当にもらっていいんでしょうか?すみません」と、とても申し訳なさそうな表情だったのです…
申込書を受け取り、少しお話してみると、きずな館まで40分もかけて歩いてきてくださったとのことでしたので、「よかったら車で送ります」と申し出たのですが、「私はそんなことしてもらえるもんじゃないから・・・」と頑なに拒まれてしまいました。
では少しだけ・・・としばらく一緒に歩いていると、ご家族の具合が悪くて避難所にも長くいられず、ずっと被災した自宅に住んでいることや、お孫さんが大学に入学するのにお金がかかるので心配・・・と少しずつお話が始まり、「でも仮設住宅に住んでる身じゃないからね」と途中から目には涙が浮かんでいました。
「ここでいいから」と言われた別れ際。「また来てくださいね」と言うと、「私はいいの、いいの」と、去って行かれました。かける言葉も見つけられず、お名前すら聞くことができなったその方の涙がいつまでも忘れられませんでした。
その後RSYブログでお歳暮うるうるパックの配達が完了したことを知りました。
そしてバレンタイン手作りチョコレート企画の当日。
なんと…!二度とお会いすることができないと思っていたその方が、会場にいらしていたのです!!
びっくりして声をかけると、その方も私と会ったことを思い出してくださり、「あの時はありがとね~ あれから靴が届いてぴったりでね。家族みんなで喜んで。大事にとってあって、どっか出かける時に履いてくのよ~」「また会えるなんてね~本当にありがとう、ありがとう」と、またまた途中で涙が・・・
ステキな笑顔でチョコレート作りを楽しんでいる姿がとても印象的でした。
今日も相変わらず40分かけて歩いてきてくださったとのこと。「今日こそ送らせてください!」と申し出ましたが「今日は相棒ができたのよ。二人で歩いて帰るから~」と、この日会場でばったり会ったお友達と笑顔で帰って行かれました。
10月に見た涙。
そして多くの方が繋いでくださったおかげで見ることのできた この日の笑顔の涙…
この日の涙もまた、忘れられないものとなりました。
お歳暮うるうるパックに関わってくださった全ての方、地道に丁寧に案内を送り続けているきずな館スタッフの皆さんへ感謝の気持ちでいっぱいです。

宮城県七ヶ浜町報告【第64報】 手作りチョコレートを送りましょう♡

皆さま
お世話になっております。七ヶ浜きずな館ボランティアの勝田です。
先週はバレンタインでしたね♡ きずな館の男性陣は七ヶ浜のお母さま方、ちびっこ達から心のこもったチョコレートをいただき、とってもうれしそうでした!
女性陣は・・・チョコレートの用意などすっかり忘れ(笑)、こちらもちびっこ達からかわいらしい手作りの「友チョコ」をもらって大喜びでした(o^▽^o)
さて、バレンタイン直前の週末2月11日に行ったイベントは『バレンタイン手作りチョコレート企画 手作りチョコレートを送りましょう』!! 被災された方のうち、応急仮設住宅以外で生活している方々を対象に催されました。
当日はなんと8歳から70代という幅広い年代の方々が20名以上も集まってくださいました☆
応援に駆けつけてくださったあいち生協の皆さんのやさしい手ほどきの下、製菓用チョコレートを細かく刻んで、湯銭にかけて溶かし、ハートのカップに流し入れ・・・仕上げに色とりどりのトッピングをして出来上がりです♪IMG_0608.JPG
「チョコレート作ったのなんて初めて」「楽しいわね~」「子供がすごく上手でびっくり!」と、大人も子供も、初めて会う方同志も一緒になって協力し、ワイワイと賑やかに500個以上のチョコレートを作りました(*^o^*)/
片づけが終わるとホッと一息。お茶っこ飲んで、最後には全員での集合写真をパチリ!予定時間の2時間はあっという間に過ぎてしまいました☆
応急仮設住宅には比較的多くの支援が入りますが、アパートなどを借り上げて生活されていたり、被災した自宅の2階などに住み続けている在宅被災者の方々というのは、誰がどこにいるかという情報を掴みづらく、支援として「もの」も「ひと」も「情報」もなかなか届きません。
忘れられている、見捨てられている、私たちはいつも後回し・・・との不安を少しでも取り除けられるよう、また、別の町に住んでいる方々が地元七ヶ浜に足を運ぶきっかけとなり、同じ境遇の方々同士が出会う機会となってほしいと願い、7月以降、毎月1回のペースで在宅被災者向けのイベントを催しています。
これら在宅被災者の方々へは昨年末に七ヶ浜町と共同で「お歳暮うるうるパック」の配布も行いました。多くの方々の協力により、1件1件手渡しでお届けしたことで、新たに111世帯から、今後きずな館からのイベント情報などをお送りすることに同意を得ることができたのです。今回のイベントは、なんと今までの約2倍以上の世帯へ案内を送ることができました!
そのおかげで当日は、このようなイベントに初めて参加してくださった方、顔なじみの方に再会された方の笑顔を見ることができました☆
※「お歳暮うるうるパック」とは・・・「災害ボランティア活動支援プロジェクト会議」を通じて、企業から無償で提供された支援物資を被災者のニーズに合わせてパック化したものです。
 ・お歳暮お届け隊第1弾 報告はコチラ
 ・お歳暮お届け隊第2弾 報告はコチラ
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みんなで作ったチョコレートは参加していただいた方にお持ち帰りいただくのはもちろん、今回ご案内をしたけれど、この会場にお越しいただくことができなかった方々へ向け、愛知から届いた心のこもったメッセージカードと共にお送りました。
次回のイベントにはまた一人でも多く、足を運んでくださり、顔の見える仲間が増えますように、想いをこめて・・・

宮城県七ヶ浜町報告【第64報】 手作りチョコレートを送りましょう笙。

皆さま
お世話になっております。七ヶ浜きずな館ボランティアの勝田です。
先週はバレンタインでしたね笙。 きずな館の男性陣は七ヶ浜のお母さま方、ちびっこ達から心のこもったチョコレートをいただき、とってもうれしそうでした!
女性陣は・・・チョコレートの用意などすっかり忘れ(笑)、こちらもちびっこ達からかわいらしい手作りの「友チョコ」をもらって大喜びでした(o^▽^o)
さて、バレンタイン直前の週末2月11日に行ったイベントは『バレンタイン手作りチョコレート企画 手作りチョコレートを送りましょう』!! 被災された方のうち、応急仮設住宅以外で生活している方々を対象に催されました。
当日はなんと8歳から70代という幅広い年代の方々が20名以上も集まってくださいました☆
応援に駆けつけてくださったあいち生協の皆さんのやさしい手ほどきの下、製菓用チョコレートを細かく刻んで、湯銭にかけて溶かし、ハートのカップに流し入れ・・・仕上げに色とりどりのトッピングをして出来上がりです♪IMG_0608.JPG
「チョコレート作ったのなんて初めて」「楽しいわね~」「子供がすごく上手でびっくり!」と、大人も子供も、初めて会う方同志も一緒になって協力し、ワイワイと賑やかに500個以上のチョコレートを作りました(*^o^*)/
片づけが終わるとホッと一息。お茶っこ飲んで、最後には全員での集合写真をパチリ!予定時間の2時間はあっという間に過ぎてしまいました☆
応急仮設住宅には比較的多くの支援が入りますが、アパートなどを借り上げて生活されていたり、被災した自宅の2階などに住み続けている在宅被災者の方々というのは、誰がどこにいるかという情報を掴みづらく、支援として「もの」も「ひと」も「情報」もなかなか届きません。
忘れられている、見捨てられている、私たちはいつも後回し・・・との不安を少しでも取り除けられるよう、また、別の町に住んでいる方々が地元七ヶ浜に足を運ぶきっかけとなり、同じ境遇の方々同士が出会う機会となってほしいと願い、7月以降、毎月1回のペースで在宅被災者向けのイベントを催しています。
これら在宅被災者の方々へは昨年末に七ヶ浜町と共同で「お歳暮うるうるパック」の配布も行いました。多くの方々の協力により、1件1件手渡しでお届けしたことで、新たに111世帯から、今後きずな館からのイベント情報などをお送りすることに同意を得ることができたのです。今回のイベントは、なんと今までの約2倍以上の世帯へ案内を送ることができました!
そのおかげで当日は、このようなイベントに初めて参加してくださった方、顔なじみの方に再会された方の笑顔を見ることができました☆
※「お歳暮うるうるパック」とは・・・「災害ボランティア活動支援プロジェクト会議」を通じて、企業から無償で提供された支援物資を被災者のニーズに合わせてパック化したものです。
 ・お歳暮お届け隊第1弾 報告はコチラ
 ・お歳暮お届け隊第2弾 報告はコチラ
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みんなで作ったチョコレートは参加していただいた方にお持ち帰りいただくのはもちろん、今回ご案内をしたけれど、この会場にお越しいただくことができなかった方々へ向け、愛知から届いた心のこもったメッセージカードと共にお送りました。
次回のイベントにはまた一人でも多く、足を運んでくださり、顔の見える仲間が増えますように、想いをこめて・・・

【募集を締め切りました】宮城県七ヶ浜町支援ボランティア( 3/9-12)3.11東日本大震災から1年

※申込受付を締め切らせていただきました。
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皆さま
 いつもお世話になっております。RSY事務局です。
 このたびの東日本大震災におきまして、当法人が名古屋からの支援を続けている宮城県七ヶ浜町を拠点にボランティア活動をしていただける方を、下記の要領で募集いたします。
●3.11東日本大震災から1年●
昨年の3月11日東日本を襲った大災害に多くの尊い命が犠牲となりました。
今現在においても大勢の方々が仮設住宅など厳しい現実を前に頑張っています。
当法人が支援を続けている宮城県七ヶ浜町にも4万人のボランティアが訪れました。
発災より1年。追悼を現地で過ごしたい方を募集します。
※3月10日は七ヶ浜町ボランティアセンターの活動に参加しますが、11日は地元の意向によりボラセンの活動は行いません。
また、同日、東北大学で「1万のつながりを ~311から未来へ~」というイベントが開催されます。RSYでも七ヶ浜での1年間の活動を振り返るとともに、ボランティアの横のつながりづくりの場として参加します。当日はボランティアとして、体験型や参加型のブースを設置し、出展者と来場者がつながり、1人1人にあった活動の形を見つけてもらおうという企画を考えています。
1.活動期間
2012年3月9日(金)~3月12日(月)
※事前打ち合わせを2月27日(月)18:30~名古屋の事務局で行います。申込時のフォームで参加可否をお選びください。こちらの打ち合わせに参加できる方を優先させる場合がありますので、ご了承ください。
2.申込締切(定員に達し次第、締め切らせていただく場合があります)
2月27日(月)正午
3.募集人員
40名程度
(3日目:11日の活動内容が2種類あります。申込時のフォームでお選びください。偏りによっては、先に申し込んだ方より他の方を優先する場合がございますのでご了承ください。)
4.応募条件
以下の6つの条件を満たす方
(1) 心身ともに健康な方
 ※20歳未満のかたは保護者による参加承諾書の提出をお願いします。(高校生以上に限る)
(2) お風呂に入れないなどの不自由にも耐えられる方
(3) 事前に出発資料をすべて読んでいただける方(出発当日、印刷したものを持参してください。)
資料はこちらです。http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2012/01/rsy-5.html
※内容は随時更新しています。以前参加していただいた方もご確認ください。七ヶ浜レポートは必読です。
(4) 出発場所(当法人事務所:名古屋市東区泉1-13-34 名古屋建設業協会2階)に当日18:50までに来られる方
(5) 帰着後にアンケートにご協力いただける方(今後の活動に役立てます)
(6) 自らの意思で活動に参加し、仲間とともに被災された方々の立場に立って行動ができる方
5.参加費(出発日・受付時にお支払いいただきます)
 一般:15,000円
 RSY会員または学生:10,000円
※今回のバス参加を期にRSY会員に入会をご希望の方は20,000円で会員申し込み
(今年度の年会費)&ボランティアバスへご参加いただくことができます。
よろしくご検討ください。(通常:年会費10,000円・正会員・賛助会員ともに)
※次回以降の参加は会員料金でご参加いただけます。(今年度)
※夜行となるため、大型バスを利用します。これまでのボランティアバスよりも参加費が高くなりますが、七ヶ浜への週末直行バスとなりますので、ご理解ください。
6.保険
 お住まいの市町村の社会福祉協議会で「ボランティア保険」(地震や津波によるケガも補償する「天災プラン」BかCを推奨)の加入手続きをしてください。
掛金は自己負担(地域によって違いますが300円~1000円ほど)。
※初めてRSYのボランティアバスに参加される方は加入証明を出発日の受付でご提示ください。ご持参いただいていない方は加入の有無を問わず参加をお断り します。
※RSYの七ヶ浜行きボランティアバスに参加されたことのある方はご持参いただかなくても結構です。
7.申し込み方法
 以下のメールフォームからのお申し込みに限ります。※応募者多数の場合は抽選をさせていただきます。あらかじめご了承ください。
8.日程と活動内容
 1日目 18:50 当法人事務所集合、受付
     19:00 事務所内でミーティング
     20:00ごろ 事務所前をバスで出発
     8:00ごろ 七ヶ浜到着予定
     ※夜または朝の食事は道中のSAで各自でおすませください
 2日目 午前:七ヶ浜町ボランティアセンターでの活動に参加
     午後:「たべさいんプロジェクト」メンバーとの交流会
     「たべさいんプロジェクト」についての詳細はこちらのブログ記事をご覧ください。
     
 3日目 1.「1万のつながりを ~311から未来へ~」東北大学のイベントに参加します。ブース出展などを行います。 
     詳細はこちらをクリック
     2.七ヶ浜町にて自由行動
     
     
※昼食は自炊のほか、弁当注文や24時間営業のスーパーで食糧購入となります。
活動内容によっては全員分一緒に注文するなどとさせていただくかもしれませんので、あらかじめご了承ください。※地元の経済支援にもなりますのでご理解ください。
 3日目 20:00ごろ 七ヶ浜出発
 4日目 7:00ごろ 事務所前到着予定、解散
 ※道路状況により到着が遅れる場合がございます。
   
 ※きずな館での食事や掃除などは参加者が協力して行います。次の利用者が使いやすいように工夫を反映しながら行ってください
 
9.滞在場所
 〒985-0802 宮城県宮城郡七ヶ浜町吉田浜字野山5-9、屋内ゲートボール場スパーク七ヶ浜内「ボランティアきずな館」
・2階建てプレハブ/畳敷きの宿泊室あり(30畳2室、布団なし)/水道、電気、ガスあり(ただし余震によって止まる可能性あり)/風呂なし/台所あり(自炊になります)/洗濯機、乾燥機あり(1回それぞれ100円で利用できます。洗剤あり)
 ※すぐそばに公衆トイレあり
 ※お風呂はありませんので最終日に参加者で話し合いの上、スーパー銭湯などへ立ち寄りをするなどでご対応ください。
 ※徒歩20分ほどの範囲にヤマザキショップ(~21時)とSEIYU(24時間)あり
・きずな館利用の注意事項
※利用者の状況により2階宿泊部屋が手狭になることがあります。
10.必須の持ち物
 寝袋/着替え/防寒具(ずいぶんと冷え込みます。防寒対策は徹底してください。)/マスク/洗面用具/シャンプー/タオル/石鹸/外で活動しやすい服
※支援物資や食材などを積み込むことがありますので、荷物はできるだけコンパクトにまとめてください。紛失や盗難に対して当法人は責任を負えません。すべての荷物に名前を記入するなど自己管理を徹底してください。
★いままで七ヶ浜で活動されたことのある方、大大大歓迎です。
(初めての方でも、お申込みいただけます。)
■□■□——————————————————————–■□■□
これまでRSYのボランティアバスに乗って七ヶ浜で活動したボランティア数は…
751名 延べ2,484名(日×人)です。(1月末データ)

【ご案内】真宗大谷派名古屋別院主催・パネル展「東日本大震災の声」

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
昨年12月にRSYも協力させていただいた「福島と名古屋をむすぶ子ども会
in東別院」の報告を兼ねたパネル展「東日本大震災の声」が以下の日程で
開催されます。
ご案内を転送させていただきます。
日程にご都合つく方はぜひ会場に足をお運びください。
———————————
■パネル展 「東日本大震災の声」
日時:3月11日(日)~21日(水) 午前10時~午後4時
場所:ギャラリー東別院(東別院会館一階・東別院境内の建物です)
(最寄駅:地下鉄名城線・東別院・4番出口)
「福島と名古屋をむすぶ子ども会in東別院」での写真や子どもたちの絵のほか、
他の被災地で活動するボランティアの写真や言葉を展示します。
物品販売も行います。
詳細はこちらをご覧ください↓
http://www.ohigashi.net/gyouji_daisinsainokoe.htm
———————————
■昨年12月のRSYの活動についての報告はこちら↓
http://localhost/~hayashimasaki/wordpRSY/2011/12/-in-6.html

【報告】寒中見舞いプロジェクト報告会

みなさま
いつもお世話になっております。
寒中見舞いプロジェクト・報告会リーダーの丹羽です。
2月11日(土)に行われた寒中見舞いプロジェクト報告会のレポートをさせていただきます。
寒中見舞いプロジェクト報告会には一般を含め22名が参加しました。
まず冒頭、浦野常務理事よりあいさつの後、プロジェクトリーダーの細川氏より寒中見舞いプロジェクトの歩みの説明がありました。
発表資料はコチラ(リンク)
次に寒中見舞いプロジェクト運営メンバーの中から4組が活動報告をしました。
1班
寒中見舞いを受け取った人々の反応や集会所で行ったイベントの様子を中心に発表しました。
発表資料はコチラ(リンク) DSC_0496.jpg-s.jpg
2班
寒中見舞いのお届けの様子や集会所の様子、最近の七ヶ浜の様子、今後必要されるものを発表しました。
発表資料はコチラ(リンク)
DSC_0488.jpg-s.jpg
3班
山内さんが学校・社会福祉協議会などに呼びかけた様子・苦労した点・参加者を呼びかけた経緯などを発表しました。
発表資料はコチラ(リンク)
4班
下出さんの職場である小学校の寒中見舞いの取組の様子や七ヶ浜の小学校から返事があったことを説明しました。
七ヶ浜の方からのメッセージも発表しました。
発表資料はコチラ(リンク)
1班~4班は共通の課題として、集会所のイベントに男性や子供が少ないことや女性でも年齢層により来る人と来ない人の差のある状況をあげています。
活動発表の後は「寒中見舞いプロジェクトを踏まえてこれから何をしていく必要があるのか」というテーマで、
3つのグループに分かれてグループワークを行いました。
また、班ごとに発表をしました。
◆A班
○「仮設集会場に男性の姿がない」、「男性はされるよりもしたい」
⇒男性参加型のイベントを企画してみてはどうか
○趣味やスポーツのイベントを通じて地域の大人と子供が共に活動をする
⇒終わった後は大人だけでお酒の場を設けるなどして交流をはかる
○大切なのは男性に日常的に地域での場作りをするという事でもある
○一過性のイベントで終わるのではなく七ヶ浜のイベントとして現地の方も運営に携わってもらう
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◆B班
『立ち上がれ、七ヶ浜の男たち』
男性を対象とした企画です。
○七ヶ浜の男性の方々がボランティアに何をしてほしいのか、意見を集めるために目安箱を設置する。
○お酒とおつまみを置いて。誰でも飲みに来れるスペースを提供して、男性同士の交流を深めてもらう。
○野球やゴルフ、将棋や囲碁など自分の趣味を生かして地元の子供たちに教える
教室を開く。
以上のように課題である男性・こどものイベント参加を促した案となっている。
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◆C班
○「交流を継続する」「交流範囲を拡大させる」「顔の見えない関係から見える関係へ」
○「交流を継続する」→「Dream Letter Project」
⇒オーストラリアと日本を結んで手紙で交流する。
○「交流範囲を拡大させる」⇒音楽コンサート。集会所になかなか来ることができない
子供や男性の方が音楽であれば来やすくなるのでは。
○「顔の見えない関係から見える関係へ」→みんなで同じものを作る。
○みんなで同じものを作ることによってお互いの壁を壊す
⇒仮設住宅の隣同士でさえ未だに交流がない現状である
このグループワークで話し合った結果を土台にして、今後のプロジェクトをどう進めて、取り組んでいくのかみなさんで考える時間をもちたいと考えています。
どのような形になるかは今のところ決まっていませんが、今後も引き続きこのブログやtwitter、Facebookなどを通じてご案内します。