「たべさいん」プロジェクト
5月16日(月)、約200名の避難所となっている国際村で、おいしいお漬物をお配りしました。野菜は愛知県安城市の『榎前町ふれあい「えのき」』の皆さんが、取れたてのキュウリや大根などを提供して下さり、調理は地元のボランティア団体のお母さんたちが行いました。今後も週1回のペースでえのきさんからお野菜が届くことになっており、お母さんたちも俄然張り切っています。
今回は、きゅうりとだいこんのお漬物。避難所の各部屋を巡回しながら、「一つまみぐらいしかあたりませんが、たべさいん(召し上がれ)」とまごころ一杯のお漬物を手渡ししていきます。
「わ~、待ってたの!」「私はコレが好きなのよ。お漬物があればなんにもいらないの。家でもそうなの。本当にうれしい」と一瞬で花が咲いたように場が明るくなっていきます。どの部屋にも、必ず知り合いがいるといった状況で、ちょっとした情報交換の場にもなっています。地元の方の手から届けられ、地元の言葉で語り合うことで、「お隣さんへちょっとしたおすそわけ」という気楽な関係が生まれていました。
「あの笑顔がみれるだけで私たちは幸せ。これだからやめられないの~」と、満面の笑みでプロジェクトのお母さんたちが話します。これぞ、長くつらい避難所生活を下支えしている地域の力です。