宮城県七ヶ浜町報告【第19報】1週間の動き(まごころ表札)

皆さま
RSY浦野です。前回の表札プロジェクト(1日目)の報告から早1週間が経ちました。
この間も七ヶ浜町では、復興支援プログラムが少しずつ進んでいます。
まごころ表札づくり(2日目)
5月15日(日)、地元の向洋中学校の学生さんを中心に、町内外からのボランティア合わせて、約30名が参加しました。今回の目標である115所帯分まであと約40枚。遠く秋田や仙台からもボランティアさんが駆け付けてくれ、無事に完成しました。
作業後の振り返りでは、中学校、小学校の娘さん達と参加して下さった七ヶ浜在住のお母さんが「私たちは比較的被害が軽かったので、町のためにずっと何かしたいと思ってた。でもどうしたらいいか分からなかった。今回参加して、ささやかでも私たちにできることがあると分かった。周りのお母さんたちと相談して、やれることを考えてみたいと思います。」とおっしゃいました。
中学生達は、「表札を作って誰かの役に立つのはとてもうれしいです。沢山の想いをこめて作ったので、その気持ちが伝わったらいいと思います。これからもボランティアを沢山できたらいいなと思いました」「一つ一つに思いを込めて書くのは大変だったけど、とっても温かい気持ちで書くことができました。これからも誰かの役立つことを積極的に取り組んでいきたいと思いました」という感想を寄せて下さいました。
多くの人々の手を通して、いつくものまごころが込められた表札。作業をのぞきに来た被災者の方も「いいね!どんなのができるか楽しみだね」と表情もほころびます。
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この表札は5月28日頃、作業に参加してくれた中高生たちと一緒に、住民の皆さんにお届けする予定です。
今後は、第2回目を6月5日(土)~6日(日)、第3回目を25日(土)~26日(日)に実施します。またその他にも、向洋中学校の総合学習の一環として、1年生一人一人が残りの表札づくりに取り組む予定です。
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