皆さま
月別アーカイブ: 2016年9月
宮城県七ヶ浜町報告【第245報】きずな号で七ヶ浜を学ぼう~第7弾魚釣りをしよう~
みなさまお世話になります、RSY七ヶ浜事務局槙島です。
海の近くに住む七ヶ浜の子ども達に「海を楽しい場所と感じてもらいたい」という想いから、漁師さんと一緒に海を体験できる企画として2015年春から年間4回 、菖蒲田浜漁港で釣りや海苔すき体験など、体験学習を中心に実施してきた「きずな号で七ヶ浜を学ぼう」の第7弾を先日9月17日(土)に実施しました。(過去の魚釣りの様子はこちらから→第1弾、第2弾、第3弾)
今回は20名の参加でそのうち半分が初参加!
「ずっと釣りしたかったんだよね」「友だちが楽しいって言ってたから申し込んだんだ」 と、常連チームがお友達を誘ってどんどんメンバーが増えています。
きずなハウスで集合して、みんな揃ったらきずな号で浜へ。菖蒲田浜漁港の小屋の前で漁師さんからお話を聞いたらさっそくスタートです!
針やえさのつけ方を教わって、初めての子達が苦戦している中、リピーターの子達はどんどん自分で準備をして、「つけられたらやっていいの?」と。そしてあっという間に「釣れたよー!」という声に漁師さんもビックリ。
初めての子達もなんとか餌をつけて、グループごとに分かれて釣れるのを待ちます。
「また釣れたよー」「あーここまで上がってきたのに逃げられたー」とお昼まで存分に釣りを楽しんで各グループごとに昼食を。自分たちで釣った魚もその場でから揚げにしていただきます!
そして漁師さんからサプライズ!1人1杯ずつワタリガニをご馳走になりました。
初めて食べる子もいれば、「お母さんから食べ方教わって、小さいときから自分で剥いて食べてるよ。こうやって足のところ折ればきれいに身が食べれる」となれた手つきで食べる子もいました。(さすが浜っこ!)
「食べ終わったらまた釣りしていいの?」という声も出るほどでしたが、今回は昼食が終わったら釣果発表!
3チーム全体では20匹ほど、今回はハゼがたくさん釣れました!
中にはコチを釣った子もいて「これが大きくなったら高く売れるんだよー」と漁師さんに言われ、「すごいの釣ったよ!」と喜んでいました。
昨年から始まり4回目となった今回。今年度の最初の釣りは雨天中止となってしまったため、今年度の釣り企画は初めてだったこともあり、いつも以上に楽しみに参加してくれました。
この企画を機に七ヶ浜の海に触れる回数が増え、「楽しかったから友だちも誘ってきたよー」と子ども達同士で海に触れる楽しさを伝え、この企画に参加する様子を見て、漁師さんも更に多くの子ども達に参加してもらうために「今度はもっとこうしたらいいんじゃないか」「いつも来てくれる子達に積極的に参加してもらえるように、初参加の子たちに教える係になってもらうのもいいかも。そしたらそれもまた子ども達の力になるしね」と、この企画をより良くするためにアイディアを出し、一緒に作り上げてくれています。
そして子ども達だけでなく、保護者の方も海に触れ、漁師さんと繋がりができ、「七ヶ浜で獲れるものをこうやって身近に食べられるのはいいよね」と、海の町で暮らすということを改めて考える機会になっているようでした。
これからも海を身近に感じ、体験したこの町の素晴らしさやおもしろさが一人ひとりの中に残るような時間を漁師さんや参加者の方と一緒に作っていきたいと思っています。
【参加者の声】
・でかいハゼを釣ることができました。今回は2匹しかつれなかったけど、師匠がカニやカレイを準備してくれたので、昼食はとてもおいしかったです。1匹大物が釣れたので嬉しかったです。次回の釣りでは3匹は釣りたいです。(小6男子・2回目)
・大きなハゼとカニがとれて嬉しかった。きずな号のイベントで釣りをしたことはたくさんあったので釣りにも慣れてきました。七ヶ浜の魚はおいしいのでまた食べたいと思いました。(小6男子・3回目)
・今回釣りをして漁師の人の大変さなどがわかりました。私は1匹もつれなかったけど、とっても楽しかったです。みんなが釣った魚はとってもおいしかったです。(小6女子・初参加)
【保護者の声】
・こうやって色々企画をやってもらって、お世話になった皆様のおかげで子ども達も私も心が温まります。ありがとう。(小5男子母)
・みんなで揚げたての魚のからあげやゆでたてのカニをいただいたことがおいしくて楽しかったです。家族ではよく釣りに行きますが、仲の良い友だちと一緒に釣りをする機会はなかなかないので、子ども達が楽しそうでした。(小6男子、小3女子母)
【第36報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(9月14日~9月22日)
▼9/17 陶器市&RSYカフェを開催しました
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▼池田活版印刷所の引越し手伝いをしました
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▼仮設住宅入居者説明会
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▼仮設住宅談話室に備品を提供しました
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▼住民の声
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・台風はこちらに来なくて良かったけど、鹿児島や四国にいる知り
・やっと談話室が使えるとね?仮設は昼間暇してる高齢者ばかりで
・さっきもらったお椀とお箸、可愛いのが入ってて子供たちが喜ん
・陶器市みんな楽しみにしとるよ。ほんとに10円でいいの?この
▼コラム:Yさんのエピソード
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【お知らせ】台風16号接近のため本日15:30よりRSY事務所閉所
みなさま
宮城県七ヶ浜町報告【第244報】きずな号宿泊企画~朝日町へ行こう8/7.8~
みなさま、いつもお世話になっております、RSY七ヶ浜事務局です。
昨年大好評だった朝日町宿泊企画!
今年は朝日町に着いてすぐに川へ!朝日町の夏の一大イベントである渓流まつりに参加してきました。ヤマメなどの川魚が放され、捕まえた魚はその場で食べられるというお祭り。
「ほら!そこそこ!そっち行ったよ!」と声をかけますが、動きがすばやく逃げられます。みんなで作戦を考えて追い込んで捕まえるなど、協力しながら楽しみました。
思いっきり遊んだ後は、すぐ近くのハチミツの森キャンドルさんで蜜蝋キャンドル作り。去年も参加した子達はすっかり慣れた手つきでバージョンアップしたキャンドルを作っていました。「ママ、こういうの好きなんだよね。もうすぐ誕生日だし、プレゼントにしよう。」という素敵な声も!作った一つに火を灯して空気神社でキャンドルナイト。
空気神社とは…古来、万物を生成する根源は五行(木火土金水)であるとされており、この5つの働きを包容し、この世に生きるものの生命を保持、形成を促すのが空気である。その空気の恩恵を忘れないように、と空気を奉った神社で、四季折々の自然を映し出す鏡があります。
そんな空気神社でキャンドルに明かりを灯すと、自分たちの姿が鏡に映り、いつも賑やかな子ども達も穏やかに灯りを眺めていました。キャンドルの火を消してみると満点の星空と、うわうわと飛んできた蛍が映りこみ、とても幻想的な空間でした。
2日目は早起きして朝ごはん作りから。みんなで手分けして、調理から後片付けまで。
朝ごはんを済ませたらミツバチ博士の安藤さんと朝の散歩。
山の中の中を歩きながら「これは漆です。この葉っぱを見たら要注意!かゆくなるからね!」「こういう葉っぱは笛にもなるんだよ」と、今まで知らなかったことに子ども達は「あ、漆があるから気をつけて!」と声をかけたり、散歩が終わるまで笛を吹いて歩いたり。そして散歩はミツバチ観察で締めくくり。
ミツバチの巣をみせてもらって、蜂蜜を巣からスプーンですくって食べさせてもらったり、貴重な経験ばかり。いつもと違う山の楽しみを知ったようでした。
最後はBBQ!自分たちで火をつけて、野菜も切って、最後はおなかいっぱいになるまでスイカを食べて大満足。しっかり楽しんだ後は皆で一番印象に残ったこと、今度はこんなことをしたい、等それぞれ絵を添えながら振り返りを。
《参加者の声》
・川遊びや森歩きなどを通して朝日町のいろいろなことを学びました。(漆という木は触るとかゆくなる、オスの蜂には針がないから刺さないなど)次は朝日町で有名だと聞いていたリンゴについても学びたいです。(小6男子)
・川では魚を捕まえて楽しくて、キャンドル作りでは思うようにできなくて大変で、蜂蜜をなめて甘すぎて苦く感じました。次回は川で魚釣りをしてみたいです。(小6男子)
朝日町には、七ヶ浜にはあまりいない虫がいたり、朝晩の寒暖差など、1泊2日という短い時間の中で、山と海の違いを肌で感じ、興味を持ち、「朝日町ではリンゴが有名だとわかったし、次はリンゴもぎもいいなー」と今後の期待も話してくれました。
昨年から続く朝日町との交流企画ですが、震災後からたくさんご支援してくださった朝日町の皆さまとの繋がりを絶やさず、今後も交流を続けたいと思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
【報告と御礼】広島県福山市からの資器材の搬入
【第35報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(9月9日~13日)
チラシ配布やかたらんな交流館のフェイスブック、
【参加者募集】311県外避難者について考えようinしずおか
みなさま
いつもお世話になっております。RSY事務局です。
東日本大震災から5年半が経過しました。
東海4県には未だに約2,600人の県外避難者の方々がいらっしゃいます。
避難元や避難先、避難原因(地震、津波、原発事故)、家族関係などにより様々に
異なる避難者の状況は、時間の経過とともにますます見えにくく複雑になっています。
そして、その実態は世間の方々にはあまり知られていません。
そこでRSYは、タケダ・赤い羽根広域避難者支援プログラムの助成金を受け、
県外避難者の現状を知り、今後の支援について考える集いを東海各県で主催しています。
静岡県での開催を以下の通り予定しております。県外避難者の「今」を知り、
それぞれの「できること」を持ち寄って支援の輪を広げましょう。是非ご参加ください。
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311県外避難者について考えようinしずおか
~避難者(移住/保養)の声・支援者の声~
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◆日時:10月2日(日)12:30~15:30(12:15~開場)
◆会場:ALWFロッキーセンター
※静岡市葵区黒金町 5-1 静岡県勤労者総合会館3階
※JR静岡駅北口から徒歩7分
◆定員:80名
◆内容:
【第1部:避難者の現状や支援について知ろう!】
〇「避難者・移住者の声」を聞く
発表者:東日本大震災により静岡県に来られた当事者の方
〇静岡県内の各支援団体活動紹介
【第2部:できることを考えよう!】
〇課題共有と意見交換
◆お申込み:
こちらからお申し込み下さい⇒【参加申し込みフォーム】
※ 東日本大震災により避難または移住されてきている方は、避難元の市町村もお知らせください。
※ 託児をご希望される方は、9月25日(日)までにお子さまのお名前、年齢、性別をお知らせください。
※メール(info@rsy-nagoya.com)、FAX(052-253-7552)でもお申込み可能です。
【代表者氏名】【参加人数】【所属】【電話番号】【お住まいの市町村】をお知らせください。
◇問合せ:認定NPO法人レスキューストックヤード
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みなさまのご参加・ご協力、お待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
【第34報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(9月6日~8日)
宮城県七ヶ浜町報告【第243報】きずな号で七ヶ浜を学ぼう第6弾七ヶ浜ってどんな町?③④⑤
みなさま、いつもお世話になります。七ヶ浜事務局槙島です。
2015年春から菖蒲田浜漁港で釣りや海苔すき体験など、体験学習を中心に実施してきた始まったきずな号で七ヶ浜を学ぼう。
2年目を迎える今年は七ヶ浜について学ぶ時間を、と~第6弾七ヶ浜ってどんな町?~を実施いたしました。
今回は単発ではなく、7月28.29日8月2.3日全4日(+自由参加で8月4日に海水浴)という行程でしたが、中学生6名、小学生13名が参加してくれました。
8/2(火)③みんなで発表練習
(前回は「七ヶ浜の特徴」「仕事」「歴史・文化」と3つのグループに分かれて調べ学習、調べてきたことをグループで共有しながらまとめました。前回の様子はコチラから!7/28①、7/29②)
この日は更に見やすいように書き加えて各グループで発表練習です。
明日の本番に向けて、お互いの発表も見合って、「少し声が小さいから、もう少し大きい声ではっきり話したほうがいいよ」などとアドバイスもしながら、発表内容についても「ボッケが有名だけど、ヒラメが1位でボッケは11位だと初めて知って驚いた」「伊達家の別荘が昔あったなんて知らなかった」「震災で七ヶ浜の面積が小さくなったことに驚いた」自分たちの知らなかった七ヶ浜について一生懸命メモを取っていました。
そして3日間の準備を経て、ついに・・・8/3④常総市・七ヶ浜町交流夕涼み会にて発表!
(夕涼み交流会の様子はコチラから)
そして、向洋中学校Fプロジェクトのみなさんも七ヶ浜を紹介するなら有名な海苔のことを、と昨年防災学習でまとめた壁新聞を持って、発表をしてくれました。
前日のアンケートに「今日はボソボソ声でしか発表できなかったから明日は大きな声で発表したいです。(小6男子)」と目標を立てこの発表に挑み、各グループ緊張しながらも、自分たちの学んだ七ヶ浜の魅力をしっかり伝えました。
4日間一生懸命七ヶ浜について勉強したので、最後にはお楽しみも。
今年は10日間のプレオープンでしたが、震災後初の海開きということで菖蒲田浜海水浴場へ行ってきました。(菖蒲田海水浴場海開き報告はコチラをご覧ください)
今回は初めての調べ学習となりましたが、宮城県漁業共同組合様、七ヶ浜町歴史資料館様にご協力いただき、震災から5年経った今、当時は幼かった子ども達が小学生、中学生になり、当時の状況や現在の復興状況を含め、七ヶ浜の魅力について直接お話をうかがうことができました。
本当にありがとうございました。
これからも子ども達が「自分たちの暮らす七ヶ浜ってやっぱりいい町だよね。」と感じられるように、しっかり体験しながら学ぶことのできるきずな号企画を実施していきたいと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
【参加者の声】
・緊張したけど、ちゃんと発表できてよかった(小4男子)
・他のチームの発表を聞いて、震災で七ヶ浜の面積が小さくなったことや津波が来たところが昔は海で、埋め立てられたところだったことなど、知らなかったことがまだまだあったので知れてよかったです(中3女子)
・七ヶ浜に引っ越してきたので、まだまだ知らないことがたくさんだけど、今回参加してみてもっと七ヶ浜のことを知りたいと思ったし、小学生と一緒にやれたのもおもしろかったし、またこういう企画に参加したい(中2女子)
・菖蒲田海水浴場は東北で1番最初に開かれた海水浴場だと今回勉強して初めて知った。そこでみんなで遊べて楽しかった。(小5男子)