【年末年始休業のお知らせ】

みなさま

レスキューストックヤード事務局です。
本年も、多方面に渡りお世話になりました。
みなさまにとって、来る年が良き年となりますよう、祈念しております。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、下記程で年末年始休業させていただきます。
ご不便をおかけいたしますが、ご了承ください。

名古屋事務所(ふくしま支援室共):12月28(金) ~ 1月6(日) 

★1月7(月)より、通常通りです。

七ヶ浜みんな家きずなハウス :12月28(金) ~ 1月7(月) 

★くわしくはみんな家きずなハウスFacebookで確認してください。

七ヶ浜みんなの家『きずなハウス通信』VOL.19

みなさま
RSYが東日本大震災の復興支援として宮城県七ヶ浜町にて運営しております、
「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」にて『きずなハウス通信』VOL.19を、
発行いたしましたので、ご案内させていただきます。

※年末年始休業を挟むため、本日付で発行いたします。


七ヶ浜みんなの家『きずなハウス通信』VOL.19(PDF版はこちら

○安城きずなプロジェクトチームによる『安城・七ヶ浜ふれあい交流サロン』が開催されました︕

12月8日(土)、9日(日)と安城市(愛知県)から5名のボランティアさんが来て、X’masやお正月飾りづくりのワークショップを開催しました。松ヶ浜、菖蒲田浜、代ヶ崎浜の各地区避難所、そしてきずなハウスでも開催し、たくさんの参加者の皆様が簡単ながらもかわいらしい手作り品づくりを楽しみました。

安城のボランティアさんは、震災後、七ヶ浜に野菜を届ける支援から始まり、現在では交流を目的として、継続して訪れてくれています。毎年、この時期になると来訪を楽しみにされている住民の皆様もおり、これからも末永く、温かい交流が育まれるよう、サポートしていきたいと思います。

かわいらしい正月飾りに、子ども達も興味津々でした。


○花渕浜地区クリスマス交流会協力

12月16日(日)、花渕浜地区でクリスマス交流会が開催されました。子ども達からご年配の方まで、100名を超える参加者となり、玉入れや食事を交えての交流など、賑やかなクリスマス会となりました。地区と婦人会、子ども会で実行委員会を組織し、主体的に企画・運営しており、この地区の結束力の強さは、お揃いの「I LOVE HANABUSHI」と描かれたTシャツからも伺えました。食事は、子どもも大好きなカレーを婦人会が作り、出来上がったカレーは子ども達が配膳するなど、微笑ましい光景が見られました。(「心の復興事業」として協力)

また、今年3月に神戸のアイドルユニット「KOBerrieS」にお届けいただいた播州赤穂の「手編みホームカバーお届け隊」の手編み靴下を参加者にお配りしました。

クリスマス交流会の様子


○ちょっとした工夫でお家をもっと快適に!仮設住宅暮らし方講習会with渡邉ご夫婦

(報告:RSY名古屋事務局/吉林奏)

9月に発生した北海道胆振東部地震から3か月が過ぎました。RSYは現在も被害のひどかった厚真町・むかわ町・安平町の支援を継続しています。

11月24日(土)、むかわ町仮設住宅にて講習会を実施しました。七ヶ浜で4年間仮設住宅の暮らしを経験した渡邉功さん(大工)・洋子さんをゲストにお招きしました。洋子さんからは収納の工夫や住まい方の心構えなどをお話しいただきました。これをきっかけに、参加者同士でも、「うちの物音とかご迷惑かけていない?」など、普段はなかなか聞きにくい話もできました。功さんには大工の腕を活かして、収納棚の取り付けを希望するお宅に、地元ボランティアと共にサポートしていただきました。その様子を見て「自分でもやってみたい」と部材のみを希望する世帯もありました。参加者からは「同じような経験をした人が来てくれるなんて嬉しいな」などの声が聞かれました。

好評につき、12月に地元ボランティアを中心とした第2弾を実施いたしました。今後は、西日本豪雨水害で被災した愛媛県にもお出でいただく予定です。

講習会の様子

仮設暮らし、そして大工の経験を活かしてサポート


RSY七ヶ浜の主な取組

12

12月4日(火) 11:00~12:00

・亦楽小学校2年生校外学習

きずなハウスに46人もの子ども達が、校外学習に来ました!

「なんで、きずなハウスはできたの?」、「ボーちゃん焼きは1日どれくらい売れるの?」などたくさんの質問が飛び交い、あっという間の1時間でした。

みんな元気よく質問してくれました

12月8日(土) 13:00~15:30

・第2回きずなネット研修会

仙台で活躍するライター・エディターの大泉浩一氏を講師にお招きし「伝わるチラシの作り方講座」を開催。受け手の立場になって作るなど、とても参考になり、かつ楽しい研修会になりました。

12月8日(土)、9日(日)

・安城市(愛知県)ボランティアによる手作りサロン開催

12月16日(日)9:30~12:00

・花渕浜地区クリスマス交流会協力

・地区サロン新年会協力

七ヶ浜社会福祉協議会主催の各地区で行われる新年会にて、ご支援いただいた皆様からの寄贈品を提供させていただきます。


七ヶ浜みんなの家きずなハウス
〒985-0802 宮城県宮城郡七ヶ浜町吉田浜字野山5-9 生涯学習センター敷地内
TEL:090-9020-5887/Mail:info@rsy-nagoya.com
運営:認定NPO法人レスキューストックヤード

【第19報】北海道地震におけるRSYの支援活動(12/27)

皆さま

お世話になります。RSY事務局です。

北海道胆振東部地震地震から3か月半が過ぎました。RSYは現在も被災したむかわ町、厚真町を中心に支援を継続しています。
現在むかわ町、厚真町、安平町では、避難所から仮設住宅への引っ越しが落ち着きつつあり、仮設住宅の環境整備や自治会づくりなどへの取り組みが進みつつあります。
RSYは、来年も現地のニーズに応じて、生活再建を考える相談会や、仮設住宅の環境改善、北海道足湯隊による足湯と集いの場づくり、などのサポートを継続してきます。引き続きご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
11月29日~31日まで浦野・松山(震つな)、12月14日~16日まで吉林・松山が現地入りしました。以下、報告です。
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◆11/29~31までの活動
浦野・松山は、11月24日にむかわ町仮設住宅の『仮設住宅暮らし方講習会』にて、棚の取り付けを実施した方々へのアフターヒアリングと、追加希望世帯(1件)への棚の取り付け、企画第2弾となる『棚取り付けプロジェクト(12月15日実施)』のチラシポスティングをしました。当日は、技術系ボランティア『Open Japan』の谷口さんと、熊本地震でお世話になっている福岡県の『Project九州』代表の吉村さんが駆け付け、活動をサポートして下さいました。

▼被災者のつぶやき

・11月に取り付けしてもらってから、何も問題なく快適に使っているよ。自分も触発されて、これから食卓テーブルを作ろうと思って材料を用意したところ。料理も自分で全部やってるし、この間震災後久しぶりに医者に行った時も、思ったより数値が悪くなっていなくてホッとした。避難所でも体調管理は大分気を付けていたからね。あとは足の筋力が落ちないようになるべく動くようにしているよ。今一番心配なのは、水道の凍結だね。部屋は暖かいのだけど、水道が止まったらトイレも料理も何もできなくなるから。ここはマイナス15度まで下がるから、今からこんな調子で本当に大丈夫かと不安になる。(60代・男性)

・今日家の解体に立ち会ってきた。目立つ場所にあるからマスコミにもよく取材されたよ。一応大事な物は取りだせたけど、全部は無理だよね。仮設では置き場所もないし。だからちょっとした棚があると便利でいいよ。ここは若い人達が多くて、日中はほとんど働きに行ってて留守だし、仮設も2年っていうことだから、自治会を作るのは難しいんじゃないかな。もともと住んでいた場所の自治会の活動もあるしね。(70代・男性)

松山はその後、ルーラル地区での第2回相談会の調整および、厚真町役場主催の住民説明会にオブザーバーとして参加しました。

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◆むかわ町仮設住宅支援第2弾

12/15(土)棚の取り付けプロジェクト

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当日は5世帯が棚の取り付けを希望。そこで、地元の技術系ボランティア2名と、サブボランティア2名、収納アドバイザー3名、精神保健福祉士2名が協力し、チームに分かれ、お宅を訪問しました。

住民からの要望の中には、突っ張り棒の支えや神棚のすべり落ち防止など個別性の高いものもありましたが、ボランティアの技術を駆使して、それぞれのお宅の状況に合わせた設置を行いました。また、限られたスペースの有効活用や収納グッズの選び方は、収納アドバイザーが買い物に同行し、収納グッズ選びを手伝うなど、きめ細かく対応していました。訪問時には精神保健福祉士も同行し、棚の取り付け作業の傍らで、住民の皆さんと世間話に花を咲かせていました。中には「地震の後なかなか眠れず、昼間に寝ている」と体調面の不安を話される方もいらっしゃため、専門家の視点で注意深く対応して頂きました。

今回も、棚の取り付けと同時開催で、談話室で炊き出しと足湯も実施しました。談話室を利用されたのは8名。炊き出しは『食愛カフェMina*Hana~皆花~』と『末日聖徒イエス・キリスト教会ヘルピングハンズ』から3名、足湯は北海道足湯隊(ヘルピングハンズ足湯隊、一般社団法人北海道介護福祉士会、WellbeDesign足湯チーム他)から4名のボランティアが行いました。メニューは、野菜の煮物やお肉のような触感の大豆ミートなど、野菜中心のあたたかいお弁当と汁物を提供。また、足湯には3名が利用されました。小規模ではありましたが、ボランティアの来訪を楽しみにまっていて下さる方もおり、食べることや足湯をきっかけにして住民同士が集い、気楽に話せるあたたかい交流の場となりました。

尚、炊き出しや技術系ボランティアの調整は、『一般社団法人WellbeDesign』と、『北海道NPOサポートセンター』からご協力を頂きました。今回の取り組みは、多数の地元の支援団体と協力して行うことができました。ボランティアの中からは、「継続的に関わりたい」「同様の活動を厚真・安平町でも横展開したい」という声が上がっています。RSYは、このような地元の動きを最大限に応援していきたいと思います。

 

▼被災者のつぶやき
・手、綺麗かい?そうかい?手は仕事柄、大事にしてたよ。車の運転が出来なきゃこの辺は不便だね。  車ね、若い頃はたくさん乗ったな~色んな車に。 車好きでね。2台持ってた時期もある。乗る人は1人なのにね。(60代・男性)※足湯での会話より

・最近少し筋力がついてきたのか、今までできなかった膝立ちが出来るようになったんだよ。麻痺が残ってから地道に続けてきたんだけど、地震で避難所にいた頃はなかなか身体を動かすことが少なくて、どうなることかと思った。今でもイスじゃなくて座布団にしたりして、筋力が落ちないようにしているんだ。前みたいに花でも育てて、草むしりして身体を動かせたらなぁ。(70代・男性)※訪問した時の会話
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◆被災後の生活再建を考える第2回無料相談会(厚真町ルーラル地区)
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厚真町の移住者促進エリアであるルーラル地区は、地震の影響で大規模な地滑りが発生しました。これに伴い、地割れや家の傾き、地滑りなどが至る所で見られ、今後の再建に向けてどのような動きを進めて行けばよいか分からないという声が多く聞かれていました。
そこで、RSYは12月16日(日)に第2回目の相談会を実施しました。当日は21世帯23名が参加。前回(11月)の相談会で住民から「家の修繕より先に、地区全体の地盤のずれが気になっている」という不安の声が多いことが分かり、今回の実施に繋がりました。前回に引き続き増川弁護士、今回新たに地盤の専門家として上野氏にご協力いただきました。
冒頭に全体説明として、上野氏から厚真町主催の住民説明会で使われた資料の解説や、液状化の説明などがありました。いずれも住民の目線にたった分かりやすい解説をして頂き、熱心に話に聞き入る住民の姿が印象的でした。
質疑応答の時間では「地盤のずれは地震後も続いていた。いつまで続くのか。」「出来るだけ早く修復したいが地盤修復を行うタイミングはいつがいいか」等、今後の見通しについて切実な質問が多く聞かれました。上野氏は、2004年新潟県中越地震や2016年熊本地震など、過去の被災地の事例などを用いて、地盤のずれは雪解け後に進行する可能性があることや、それまでの間に出来る準備についても解説して下さいました。住民からの質問も多く、過去の事例から自らも学び、解決策を見出そうとする積極的な姿が印象的でした。
全体説明の後は、各専門家による個別相談会。ボランティアが相談の順番を待つ間の話し相手になったことで、相談したい内容を落ち着いて整理する時間に繋がったようです。今回は、精神保健福祉士協会のボランティアが参加していたため、心身の健康状態についても、気にかけて頂くようにしたところ、「自主避難所の時より食事が偏っている方もいて、集まる場の重要性を感じた。特に一人暮らしの方は災害後に皆で助け合っていただけに、今孤独を感じるのかもしれない。第三者が話を聞くきっかけには有効だった。苦労を伺うことが多かった。」というコメントが寄せられました。
その後、『災害支援ネットワーク北海道本部・チームやんじー』と『あゆみ会(厚真町内の主婦によるボランティア団体)』によるトン汁とおにぎりの炊き出しがふるまわれました。その傍らでは、『北海道足湯隊』による足湯に5名が参加。ほっと一息つける場も設けることができました。

 

◆協力
・専門家
北海道みらい法律事務所・増川拓(弁護士)
日特建設㈱技術本部・上野雄一(地盤技術士)

・炊き出し
災害支援ネットワーク北海道本部・チームやんじー
あゆみ会
・個別相談コーナー&足湯&サロン
北海道足湯隊(WellbeDesign足湯チーム)
北海道精神保健福祉士協会
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▼RSY活動支援募金について(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラ
ムのために活用致します。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【ボランティア大募集】年初めのボランティア!元旦募金@熱田神宮!!

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

来る新年を迎えた2019年元旦。
毎年恒例となっています、RSYの被災地支援活動を目的とした『元旦募金』を熱田神宮にて行います。

継続的な支援の必要性や、災害を風化させないための発信を、
『元旦募金』という形でRSYの活動支援を通して多くの方々に届けられればと思います。

新年を迎えた最初のボランティアにぜひ『元旦募金』を!
年初めのボランティア、なんだか一年いいことがあるかもしれませんよ?

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元旦募金@熱田神宮
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・日時/2019年1月1日(火)①10:00~12:00②13:00~15:00
両方参加、どちらかの時間帯、途中参加も大歓迎です。
・場所/熱田神宮東門入口前(名鉄/神宮前駅西口より徒歩1分)
・集合/基本は現地集合とします。
※物品搬出のため、9:00に事務所集合できる方はお知らせください。
・内容/大阪北部地震、西日本豪雨、台風21号、北海道胆振東部地震等、今年度の被災地支援活動募金
・連絡先/090-5000-8386(RSY林)

参加を希望される方は、下記をRSY事務局(info@rsy-nagoya.com)までご連絡ください。
当日飛び込みも大歓迎ですが、ご一報いただけると幸いです。

①お名前:
②連絡先(できれば携帯電話):
③参加時間:10:00~12:00 / 13:00~15:00 / 両方参加
④参加人数(代表者が申込む場合):
⑤集合場所:現地集合/9:00に事務所

※大雨・洪水・暴風・大雪いずれかの警報が出ていたら中止とします。

ひとりでも多くのみなさまと熱田神宮で新年のご挨拶ができることを心より楽しみにしております。

また、当日参加が難しい場合、以下の窓口でもご寄付を募集しております。
期間:2018年12月25日(火)~2019年1月7日(月)

<銀行振込>
銀行: 三菱UFJ銀行 本山支店
口座: 普通3505681
口座名: 特定非営利活動法人レスキューストックヤード
*お振込される際に、お名前の前に「ガンタンボキン」とご入力ください。
例)ガンタンボキン ○○○○

<郵便振替>
口座番号:00800-3-126026
加入者名:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
通信欄に「元旦募金」とご記入ください。

【第18報】西日本豪雨被害・北海道地震におけるRSYの支援活動

みなさま

 

お世話になっております。RSY事務局です。

RSYは現在も西日本豪雨水害で被災した岐阜県関市、および北海道胆振東部地震で被災したむかわ町・厚真町・安平町の支援を継続しています。

北海道では11月末から12月にかけて、第2期の仮設住宅やみなし仮設(公営住宅)の鍵の受け渡しが順次始まっています。

11月19日~24日に、栗田・浦野・吉林・岡田が入れ替わりで現地入りし、11月29日~31日に浦野・震つな松山が現地入りしています。

私たちは今後も被災自治体や、北海道足湯隊などの地元支援者、また震災がつなぐ全国ネットーワークで現地入りしているメンバーとともに連携協働し、継続的に支援していきます。引き続き皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

以下報告です。

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北海道胆振東部地震(むかわ町・厚真町・安平町)

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11月24日(土)10:00~12:30にむかわ町仮設住宅にて、「ちょっとした工夫でお家をもっと快適に!仮設住宅暮らし方交流会」を実施しました。当日8世帯が参加。宮城県七ヶ浜で4年間仮設住宅での暮らしを経験した渡辺功さん(大工)・洋子さん夫婦をゲストにお招きしました。洋子さんには収納の工夫や住まい方の心構えなど、浦野からは当時と北海道の仮設住宅の違いも含めた住まい方の工夫をお伝えしました。洋子さんのお話の後、むかわ町仮設の入居者にご協力いただき、事前にモデルハウスとして棚の取り付けした部分を見学させていただきました。

功さんには棚の取り付けをサポートしていただきました。主にはトイレと寝室(タンスのある部屋)の鴨居の上の2箇所に棚を取り付けました。5世帯が設置を希望され、3世帯は「自分でやってみる!」と部材の提供のみを希望されました。棚の取り付けには北海道NPOサポートセンターからご紹介いただいた道内のボランティアチーム「石狩思いやり心届け隊」や収納アドバイザー、OPEN JAPANにも協力していただきました。追加で取り付けて欲しいという希望の声もあるため、12月15日に第2弾を計画中。好評につき、他町でも展開できないか検討中です。

他に北海道足湯隊による足湯や、七ヶ浜でも炊き出し経験のあるBOND&JUSTICEによる秋鮭の炊き込みご飯と肉厚豚汁が振舞われました。

講習会参加者からは「棚の取り付け以外に、冷蔵庫や洗濯機の配置を工夫すると限られたスペースでも広く使える」「実際に取り付けた棚を見られてイメージしやすかった」などの声が聞かれました。また取り付け以外にも参加者同士で「うちの物音とかご迷惑かけていないかしら?」「うちは気になったことないよ」など、普段なかなか聞きにくい話題もあがりました。「仮設で住める環境にはしてあるけども、たまにある余震が怖くて住む気になれていない。知り合いの家に行ってるの。今日は様子を見に来たの。ご近所さんの顔も見ておきたかったから。」という声もありました。

当日の運営にはRSYスタッフだけでなく、一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンターや北海道NPOサポートセンター、北海道足湯隊の事務局も担っている一般社団法人Wellbe Designにもご協力いただきました。

現地入りしている浦野・震つな松山は、棚の取り付けの追加ニーズの対応、第2弾の棚の取り付け講習会の調整、厚真町ルーラル地区での第2回相談会の準備を進めています。

 

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西日本豪雨水害(岐阜県関市)

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11月25日(日)上之保温泉ほほえみの湯で開催された「上之保ゆず祭り」にて陶器市&足湯コーナーを担当。ボランティアが7名(一般:2名、愛知淑徳大学学生3名、名古屋芸術大学学生2名)、RSYスタッフ2名が活動しました。また10月関市社協主催の「足湯DE災害ボランティア講習会」に参加した地元ボランティア6名も合流しました。足湯と陶器市は2手に別れ、実施。足湯は5名が利用されました。中には今年7月の被害を受け、災害ボランティアに参加された方も足湯を利用され、地元ボランティアとの交流が生まれました。地元ボランティアからは「災害ボランティアに来てくれた人が今回も来てくれた。お祭り楽しんでいってほしい」と笑顔で話していました。

また陶器市コーナーでは、「私の家は被害は無かったけど、停電が4日間も続いたからお風呂に入れなくて、このほほえみの湯に通ったんだよ。」と当時の慣れない生活を笑顔で話してくれた小学生や、「この前の豪雨で陶器がダメになってしまったから、思い切って捨てた。家も、生活するところは大丈夫だったけど、昔お店をやっていたところはここ(顔が半分隠れるくらい)まで水が浸かってしまって大変だった。」と胸の内を話してくださる上之保在住の女性など、多くの方が陶器市を利用されました。他にも「テレビを見てゆず祭りに来た。」と他県から来られた方々や、「はじめて参加した。」という関市周辺にお住まいの方々が多くいらっしゃいました。「7月の豪雨があったから今年こそは来ようと思った。」「大きな力はないが、このお祭りで地元の名産品を買って上之保に還元できればなと思う。」などと、上之保を支えたい、盛り上げたいというお話もお聞きすることができました。陶器市の売り上げ(11,209円)は関市社会福祉協議会へ寄付させていただきました。

お祭り終了後には、初めて被災地を訪れた名古屋芸術大学の学生2名を、被害がひどく今も家屋の修理が終わっていない川合地区を案内していただきました。関市社協の職員や当時活動していた災害ボランティア2名から、水害発生直後から現在までの住民の様子、地区の被害状況を確認しながら歩いて時の印象、災害ボランティアを通して関わった住民との交流についてお話しいただきました。学生からは「こんなに被害が大きいとは思わなかった。さっき見たお祭りのにぎやかな感じとは全然違う」「これから自分たちに何ができるのか考えたい」と話しました。その声に対し、関市社協の職員や当時を知るボランティアからは「私たちからだけではなく、被災した住民たちからも話を聞いてほしい。辛い記憶であることには変わらないから勇気がいるが、私たちの話には支援した自分の想いや想像が含まれている。違いがあると思っている。」というお話がありました。

次回は年明けに実施予定の関市社協が実施している「ふれあい・いきいきサロン代表者   連絡会」に参加予定です。

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▼RSY活動支援募金について(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

七ヶ浜みんなの家『きずなハウス通信』VOL.18

みなさま
RSYが東日本大震災の復興支援として宮城県七ヶ浜町にて運営しております、
「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」にて『きずなハウス通信』VOL.18を、
発行いたしましたので、ご案内させていただきます。


七ヶ浜みんなの家『きずなハウス通信』VOL.18(PDF版はこちら

○『菖蒲田浜地区ぼっけ汁祭り』が開催されました!

11月17日(土)、菖蒲田浜地区避難所にて『ぼっけ汁祭り』が開催されました。この祭りは、震災後、町にボランティアに来てくれた皆さんに、菖蒲田浜の漁師さんが御礼として「ぼっけ汁」を振る舞ったことから始まり、3年前から、地区の行事として開催されています。町の特産魚を使ったぼっけ汁の振る舞い、同じく菖蒲田にお店を持つ方による出店のほか、きずなハウスも「ぼっけのボーちゃん焼き」の販売等を行いました。

開催にあたっては、地区の子ども会の協力や、災害公営住宅をはじめ、菖蒲田地区全戸にチラシを配布したほか、当日は向洋中学校の生徒さんが各お宅にお招きに伺うなど、より多くの方に来場いただけるう工夫しました。これからも、震災後の新たなコミュニティづくりや地区が盛り上がるようなイベントを応援していきたいと思います。(『心の復興』事業として協力)

ぼっけ汁祭りの様子

秋晴れのもと、七ヶ浜の誇る味に
老若男女、舌鼓を打ちました


○被災地学習・交流日帰りバスツアー

11月18日(日)、宮城県南及び福島県相馬市を巡るバスツアーを催行しました。(NPO等の絆力を活かした復興・被災者支援事業として実施)

名取市では、『閖上の記憶』のガイドにより、震災当時中学1年生だった息子さんを津波で亡くされたお母さんから、お話を伺いました。仮設住宅での暮らしの後、再び閖上に戻り、家を建てた際、息子さんを想って子供部屋を用意したこと、好きだった週刊少年漫画雑誌を毎号買っていることなど、今でも大切に想われている気持ちが、ひしひしと伝わってきました。また今年4月に、新たに小中一貫校として開校した閖上小中学校そばには、この息子さんを含めた14人の生徒の名が刻まれた慰霊碑があり、訪れた人たちに撫でてもらえるよう、手で触れられる高さに造られ、将来、震災を知らない子供たちへの、伝承の役割を担っています。

被災地学習・交流日帰りバスツアーの様子

慰霊碑を撫でる参加者たち

 

山元町では、今後震災遺構として公開が予定されている旧中浜小学校などを巡り、地元で教員を務める阿部広力氏から当時のお話や現在の復興の様子を伺い、また、その息子さんで、震災後地元の復興のため、山元町に帰郷し、まちづくりの推進を図る活動をされている『ふらっとーほく』代表・阿部結悟氏からお話を伺いました。

また、震災による原発事故の影響が未だ残る福島県相馬市では、「原発ゼロ」を目指し、再生可能エネルギー100%達成に向け、市民レベルで取り組む「ふくしま市民発電」を訪れ、新妻理事長のお話を伺いました。フィールドワークでは、広大な土地に設置されたソーラーパネルを見て、原発に頼らない発電の普及拡大を実感した半面、沿岸部のため住宅を建てることを禁止されており、「ここはかつて、多くの人が住んでいた場所」、「故郷の風景はなくなってしまった」との新妻氏の言葉が印象に残りました。

このツアーを通じ、七ヶ浜町民が他地域での東日本大震災による被災状況や復興状況を知ることにより、お互いに刺激し合える関係づくりや、改めて自分たちの町の復興について考える出会いと学びの場となりました。


RSYの主な取組

11月

11月3日(土) 10:00~15:00
・第1回きずなネット研修会
きずなハウスの『七ヶ浜ファームガーデン』で採れる果実などで、保存食づくりや植物の管理について勉強会を行いました。秋晴れのなか、みんなで楽しく学び、かつ美味しくいただきました!

11月17日(土)11:00~14:00
・菖蒲田浜地区ぼっけ汁祭り

11月18日(日)8:00~17:30
・被災地学習・交流日帰りバスツアー

12月

12月8日(土) 13:00~15:30
・第2回きずなネット研修会
きずなネットを中心として、学びや活動の幅を広げる研修会の2回目!今回は講師をお招きして「伝わるチラシの作り方講座」。皆さんも想いが伝わる、素敵なチラシの作り方を学びませんか?参加申し込みはきずなハウスまで。

12月8日(土)、9日(日)
・安城市(愛知県)ボランティアによる手作りサロン開催
つまみ細工やミニX’masツリーなどの手作りサロンを松ヶ浜、代ヶ崎浜、菖蒲田浜にて開催。きずなハウスでは9日10時から開催します!是非ご参加ください!

12月16日(日)9:30~12:00
・花渕浜地区クリスマス交流会協力


七ヶ浜みんなの家きずなハウス
〒985-0802 宮城県宮城郡七ヶ浜町吉田浜字野山5-9 生涯学習センター敷地内
TEL:090-9020-5887/Mail:info@rsy-nagoya.com
運営:認定NPO法人レスキューストックヤード