月別アーカイブ: 2025年8月
【夏期休業のお知らせ】認定NPO法人レスキューストックヤード
レスキューストックヤード事務局です。
名古屋事務所(ふくしま支援室共):
8月13日(水) ~ 17日(日)
穴水拠点「ボラまち亭」 :
8月11日(月・祝) ~ 15日(木)
★★★災害が発生した場合は、この限りではありません★★★
(RSY)6日からの大雨の影響について(第3報)/石川県穴水町
※私たちの活動は、皆様からのご寄付、並びに日本財団「令和6年能登半島地震(2024年1月発生)に関わる支援活動」、赤い羽根共同募金「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」からの助成金を頂き実施しています。
みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
RSYが拠点を置く穴水町をはじめ石川県内では、8月6日からの大雨で道路冠水や浸水被害が出ています。
RSYは8月9日も引き続き高潮の影響で水の引かない川島第2仮設団地F棟や床下浸水のあった兜地区の一部(6~7世帯)を訪問しました。RSYボランティア看護・福祉チームやボランティア便の皆さんと共に、被害状況の確認と買い物や通院等の生活課題、健康状態について聞き取りし、ご希望に応じて飲用水や食料品を提供しています。
(川島第2F棟付近)
(兜地区・甲大橋付近)
川島第2団地F棟には22世帯が暮らしており、特に低い土地にある2棟周辺に冠水が集中。常にくるぶしより上程度の冠水があるため、車が潮水に浸かることを恐れて通れないという方もいます。さらに、病人や足の悪い高齢者、障がい者等がいる数世帯からは、自力での移動が難しいため、6日以降外出ができていないという話もききました。
冠水箇所はごく局所。長靴を履いて無理をすれば歩けないこともない深さで、周辺地域にもこれらの不安や困難な様子が伝わりにくい状態です。立地場所からとにかく高潮が収まらなければ打つ手がなく、住民からは「仕方ない」「どうしようもない」とあきらめの言葉も聞かれていました。
中には「認知症のある90代の母親を避難所に連れて行き、環境の変化で落ち着かないと周囲に迷惑をかける」という気兼ねからギリギリまで様子をみたいという方もおり、道路冠水後は移動困難になることや、避難所に行けば役場職員もいるため安心であることをお伝えしました。
これらの情報は穴水町と町社会福祉協議会、同地区に拠点を置くNPOらとも共有し、物理的・精神的にも孤立しないよう継続的な対応を進めていきます。
また、今回の大雨で金沢市内でも浸水があり、金沢市社会福祉協議会は8月9日(土)~11日(月・祝)の期間で災害ボランティアセンターを開設しました。
昨日、石川県社会福祉協議会の仲介のもと、震災がつなぐ全国ネットワークが作成した冊子「水害にあったときに」と飲用水をお届けしました。地元社協によれば、「水は泥を含んでおらずすっと入ってすっと出たという印象。家を見ても一見被災したか分からない。9日は70人のボランティアが活動し、この日のニーズはほぼ完了。穴水も大変な中ありがとうございます。」と言付かりました。
穴水はこれから夜にかけて、強い雨が断続的に降る予報です。九州方面でも深刻な被害が出ています。これ以上、被害が拡大しないことを切に願います。
★震災がつなぐ全国ネットワーク
水害後の対応に関するお役立ち冊子「水害にあったときに」はこちらからダウンロードできます。
https://shintsuna.org/tools/
※8月11日(月)~15日(金)までRSY穴水拠点「ボラまち亭」は閉所となりますのでご注意下さい。
穴水町へのボランティア・まだまだ募集中
★8月、9月運行の名古屋発・ボランティアカーお申し込みはコチラ
★自由日程でお越しのボランティアも大募集中!お申込みはコチラ
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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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★ご寄付:この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。
【クレジットカード決済】
https://congrant.com/project/rsy/7651
【郵便振替でも寄付を募集しております】
ゆうちょ銀行
ゼロハチキュー支店 089
当座 0126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
(RSY)6日からの大雨の影響について(第2報)/石川県穴水町
※私たちの活動は、皆様からのご寄付、並びに日本財団「令和6年能登半島地震(2024年1月発生)に関わる支援活動」、赤い羽根共同募金「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」からの助成金を頂き実施しています。
みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
RSYが拠点を置く石川県穴水町でも、8月6日からの大雨で道路冠水や床下浸水の被害が出ています。
昨日報告した仮設団地は、地震による地盤沈下と高潮の影響で、いまだにひざ下15㎝程度の水が引かない状態が続いています。潮水が長時間仮設団地の床下や倉庫に侵入している可能性が高く、今後のカビや害虫、悪臭等が心配されています。
町の担当課に報告・問い合わせをしたところ「大潮の時期であり、排水からの逆流も重なっているため今は潮が引くのを待つしかない。床下については心配な点は否めないので、業者に問い合わせ影響や対処法など調べ、状況が落ち着き次第対応する」との回答を頂きました。
被害はごく局所で、今のところライフラインの途絶はなく、町は通常通りに動いています。昨日、RSY107陣に参加している5名のボランティアさんに当該仮設を巡回して頂き、お見舞いを兼ねて飲用水の提供とヒアリングを行いました。
いつも通り出勤や外出されている方も多いことに安堵しつつ、一方で冠水の中、自力移動が難しい高齢者や病人の体調が心配されるため、今後も状況確認と見守りを継続していきます。
(住民の声)
【川島第2F団地】
※川島第2集会所、駅前にある「プルート」が避難所となっており周知はされているものの高齢者が多いため、今後は再周知や事前の避難誘導が必要。
・高潮による浸水は前から大雨に関係なく起こってた。地震の影響で土地が下がっているからなおさらひどいのだと思う。
・この辺一帯は以前から水に浸かる場所で、特に満潮時は道路が川のようになる。だからいつものことだと思って、今回も特段避難は考えなかった。
・近くに公費解体の廃棄物集積所があるのでダンプが通るたびに波しぶきが起こる。大雨の時は川と道路の境目が見えなくなり、一帯に水が広がってドキドキした。水が引いて乾いた後の土埃も大変。外に洗濯ものが干せない。
・しばらく親類の家に避難していた。
・駐車場は半分水浸。水が来てから逃げようと思ったけど、どこに行けばよいのか分からなかったので避難しなかった。
・駐車場に置いてあったタイヤのホイールが浸かり潜水艦状態になった。
【住吉団地】
※敷地内にある公民館が指定避難所だが、途中の道路が冠水し、公民館も一時孤立状態となった。避難所は高台にある向洋小学校で、町内会長等が声かけしたものの避難者はいなかった。
※8月9日(土)午前9時追記:現在、住吉団地の水は引いています。
・自宅の浸水はないが、仮設の前の道路が冠水しているので家から一歩も外にられず移動スーパーにも行けなかった。だいぶ水は引いたけど、高潮はどうにもならない。
・高潮で側溝から逆流して道路が川のようになった。こんな状況になるとは入居して初めて知った。潮水は錆びるのでやっかい。
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★ご寄付:この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。
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ゼロハチキュー支店 089
当座 0126026
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RSY令和6年能登半島地震への対応(第28報)
※私たちの活動は、皆様からのご寄付、並びに日本財団「令和6年能登半島地震(2024年1月発生)に関わる支援活動」、赤い羽根共同募金「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」からの助成金を頂き実施しています。
8月5日、第44回目の三者定期協議が開催されました。この会議は、穴水町・穴水町社協・NPO(RSY等)が互いの持てる情報を共有しながら、課題提起や課題の解決を探るため、定期的に開催されているものです。
RSYが穴水町に支援に入ったのは地震直後の1月3日。2007年の能登半島地震でもお世話になった穴水町社協を軸にした連携体制による支援がすぐにスタートします。他方、避難所や車中泊、在宅(納屋、車庫等を含む)等での避難生活支援に関しては、町との連携が不可欠になります。そこで、穴水町社協から町役場のキーパーソンをお聞きし、1月8日に栗田が穴水町災害対策本部を訪れ、定期的な協議の場の必要性を申し出ました。即決で快諾いただき、翌週1月16日より毎週火曜日17:00~1時間程度、穴水町役場で開催が定例化していきます。
議題は、当初は、避難所での「T(トイレ)・K(食事)・B(寝床)」を中心に、とにかく「生きていくだけで精一杯」の過酷な状況下での官民による支援について、協議しながら進め、進めながら協議するといった状況で、とにかく修羅場をともに乗り越えていったという印象です。
3月からは毎週を隔週に変え、現在に至っています。
今日の議題は、仮設住宅入居者の状況や社協主催による在宅訪問事業の進捗報告等がありました。震災から1年8か月が経過し、今度は「日々の暮らしで精一杯」の現実の中、いかに孤立・孤独を防ぎ、今後の恒久的な暮らしの再建を果たしていかれるかが、大きなテーマとなっています。
今後も三者の得手、不得手を補い合い、一人ひとりの復興に向けて、一番いい選択肢をともに模索していきたいと思っています。(報告:代表理事・栗田)
(RSY)6日からの大雨の影響について/石川県穴水町
※私たちの活動は、皆様からのご寄付、並びに日本財団「令和6年能登半島地震(2024年1月発生)に関わる支援活動」、赤い羽根共同募金「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」からの助成金を頂き実施しています。
8月6日からの大雨の影響で、RSYが拠点を置く石川県穴水町にも6日夕方~7日午後にかけて大雨・洪水警報等が発令されました。
これに伴い町は4カ所(プルート、向洋小学校、兜公民館、諸橋公民館)に自主避難所を開設。RSY現地スタッフは、7日朝から地元社協職員と共に浸水が心配された仮設団地を中心に巡回し、道路状況の確認や個別訪問による声かけを行いました。
特に大雨が降るといつも冠水する川島第2団地の一部と住吉団地を巡回したところ、川の越水で川と道路の境界が曖昧になっていました。また、排水設備からの逆流でひざ下10㎝程度まで浸水が進み一時外出できなくなるなどの孤立状態となっていました。
正午頃に満潮を迎えることから、さらなる浸水が心配されましたが、天候の回復と共に少しずつ水が引き、ギリギリで家屋被害は免れたという状況です。
町社協の最終報告によれば、兜地区で5世帯が床下浸水したものの、いずれも家族や近所で対応するとのことでボランティアの要請はありませんでした。
当該エリアの道路冠水は、これまでも大雨の度に発生しており、都度役場にも報告されていますが、「雨量が川の許容範囲を超え逆流して浸水する内水氾濫については、現状すぐに対応できる手立てがない」とし、車の移動や早めの避難を呼びかけるにとどまっています。
★気象庁:キキクル
大雨による土砂災害、浸水、洪水の危険度を地図上でリアルタイムに確認できます。
https://www.jma.go.jp/bosai/risk/#zoom:11/lat:37.256839/lon:137.007408/colordepth:normal/elements:land
★ウェザーニュース:雨雲レーダー
最新の雨雲の動き、12時間、24時間と最大で60時間先の予想を確認できます。
https://weathernews.jp/onebox/radar/
(住民の声)
・80代・女性
こんな水、あの時の地震と比べたら何も怖くない。オタオタしても仕方ない。でしょ?でも困ったね。昼から病院にいかなければいけないんだけどなぁ。
・70台・女性
川っていっても、塩が混じった海水が上がってくるから、車にかかると錆びちゃうの。駐車場がいつも冠水するので今回も車を先に安全な場所に移動させて様子を見ています。冠水には慣れてるけど、こんなに水が来たのは初めて。
・80代・女性
6日の19時頃、雨がひどくなると聞いたので山間部にある自宅に車で友達と一緒に避難したの。家は半壊だったけどとても涼しかったので一緒に話しながら一晩過ごした。夜中に1回ドンッて突き上げる短い揺れがあった。(近くの避難所に行かなかった理由を聞くと)避難所は駐車場が一杯で入れないと思って。。でも今話を聞いて、家の倒壊や土砂崩れの危険があったと反省しました。次はまず避難所に行くようにします。
・80代・男性
電気、ガス、水道はいつも通り使えています。これじゃぁ、買い物にも病院にもいけない。今日は水が引くまで外出はせず家にいるようにします。声をかけてもらえてホッとした。ありがとう。
・60代・女性
うちのエリアは防災無線が入らず、防災ラジオの電波状況も悪いので電源を切ってしまっている人もいます。いつ避難すればよいのか分からず戸惑いました。
・40代・女性
これまでも大雨が降ると水道の水が濁ることが度々あった。キッチンの排水溝からボコボコと音がして水の流れが悪くなることもある。役場を通じて業者にも何度か見てもらったけれど、建設時の不備はないとの回答で原因不明。今回も水が濁るかもと不安。
RSYはこれらの声を町・社協に届けると共に、本日冠水エリアを再訪問し、今一度避難所の場所や避難手順を確認すると共に、必要に応じて飲用水の配布等を行う予定です。
穴水町へのボランティア・まだまだ募集中
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★ご寄付:この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。
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