みなさま、いつもお世話になっております,RSY七ヶ浜事務局です。
夏休み真っ只中の8月5.6日、きずな号一泊二日の宿泊企画。
「普段海の側で暮らす子どもたちが2日間、
山の中で仲間と協力して過ごし、山でしかできない体験をする。」
違う地域のよさ、自分の町との違いを体験することで、
改めて自分の暮らす町の魅力について考えるきっかけになれば、と
今回は七ヶ浜町内ではなく、七ヶ浜町と友好関係にある山形県の朝日町へ行ってきました。
今回の参加者は小学4年生~中学2年生までの13名、
最初はみんな緊張気味でしたが、自己紹介をして3チームに分かれて出発です。
最初に向かったのは日本で初めての蜜蝋キャンドル製造工房“ハチ蜜の森キャンドル”
「朝日町の自然でミツバチが育ち、ハチミツを収穫し、ミツバチの巣を使ってキャンドルが作れる。
すべて自然の恵みで、蜜蝋キャンドルの灯りは東北の森の灯なのです」と店主の安藤さん。
蜜蝋ができるまでのお話を聞いてキャンドル作り。ひとつは夜のキャンドルナイトのために円錐型を、残りはそれぞれ好きな形に練って作りました。
キャンドル作りの後は、朝日町ボランティアの会の方々と交流BBQ!
仲良くなるために何かゲームを、なんて考えていましたがそんな必要まったくなし!
自己紹介をして、自分の住む町の好きなところ、いいところを話しているうちにすっかり打ち解け、
野菜を切ったり、道具のセッティングをしたり、協力してどんどんやってくれました。
準備を終えたらいよいよBBQスタートです。
今回の宿泊では何でも自分で!みんなで交代しながら焼き方もしました。
七ヶ浜の絶品海の幸、アワビも登場!
初めて見るアワビをみんなで囲んで「その貝殻もらいたい!」という子もいるほど喜んでもらえて、みんなでおいしくいただきました。
お腹も満たされたところで自分たちで作ったキャンドルに火を灯して安藤さんと一緒に空気神社へ。
空気神社には自然の姿を映し出す5m四方のステンレス板の鏡があり、
キャンドルを持つみんなの姿が映ったり、灯りを消すと一面星が映ったり。
澄んだ空気の中、みんなで『翼をください』を歌ったりもして、心が洗われるようなひとときでした。
そのあとは花火をして大盛り上がり!
たった半日でしたが、一緒に過ごした時間が今後の朝日町と七ヶ浜の交流にも繋がっていけば嬉しく思います。
2日目は早起きをして山歩き。前日行った空気神社へ行くとまた違った雰囲気。
ミツバチ観察ではひとりずつハチミツも食べさせてもらって大感激!
最後のお楽しみは川遊びにすいか割り、みんなで作ったお昼ごはんのおにぎりにサンドウィッチ!
たくさん楽しんだ後は、「朝日町にきて1番心に残ってること、ここでしかできなかったこと。(改めて考える自分の町のいいところ)」を絵や文章で書きとめてひとりずつ振り返り。
・キャンドル作り。理由は朝日町の人たちとキャンドルをてらし、空気神社で朝日町の人が歌を歌ってくれて
帰り道キャンドルの光があったけど肝試しみたいでぞくぞくしてすごく楽しかった。
七ヶ浜は魚介が美味しいので是非食べてほしい。(小5女子)
・山形の蜂の箱の所が蜂がぶんぶん飛んですごかったです。
蜂の雄は刺さないからと安藤さんが蜂を口に入れてびっくりしました。
蜂の箱を見てから箱の中から蜂蜜を出してスプーンで取って食べました。
甘くてぶどうゼリーのような味がしました。(小5女子)
・蜂の事を実際目の前で見してもらい、蜂の雄は針がなくいくらこっちから攻撃しても刺されることはない事や
東北は日本の中で蜂蜜がいっぱい採れることをなどを教えてもらいました。
最後には蜂の巣から蜂蜜をスプーンですくい食べさせてもらいました。すごくあまくて美味しかったです。(中1女子)
・朝日町には川があります、七ヶ浜は海があります。個人個人で生き物を漁るなら川がいいと思いますが、
漁となると皆で協力しなければいけないので一つの人と人との交流になると思います。
海と山では気温も道の作りも全く違っていた。(中2女子)
普段海と隣りあわせで暮らす子どもたちが山や川のそばで過ごし、
仲間と協力しながら過ごしたこの2日間がこれから成長する上で大切な経験として蓄積し、
更にそれぞれの暮らす町のよさ、違いについて考えたことで
自分の暮らす七ヶ浜の魅力について思い返すきっかけになれば幸いです。
~保護者の声~
・自分たちでご飯を作ったのがとても楽しかったと、普段家でしないことをみんなとできて本当に楽しそうに話していた
・実際にハチミツを蜂の巣から食べられるなんて贅沢だし、見て食べて、いい経験をさせてもらった
・どこにも連れて行ってやれないので、きずな号の企画で連れて行ってもらえていい思い出になった
【特別協力】サークルKサンクス