RSY・8月3日からの大雨への対応について(第3報)

みなさま
RSYは、8月3日から各地で発生している災害に対し、これまで石川県小松市、福井県南越前町、青森県外ヶ浜町、中泊町にボランティア活動資器材や、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)生活応援パック「うるうるパック」、衛生用品等のお届けなどの後方支援を行ってまいりました。
活動を通じてつながった地元支援団体や社会福祉協議会からの情報によると、
・水害発生からもなく1か月を迎え、山間部の一部の地域を除き、現地のニーズは泥かき・土砂撤去から、家屋の細かな清掃・消毒・乾燥に移り変わりつつある。
・本格的な生活再建に向けて、さらに長い道のりが待ち受けているが、約1か月間頑張り続けてきた心と身体は既に限界を超えている方もいる。
というお話を聞きました。これから、様々な公的制度の申請もスタートし、季節の移り変わりに応じた衣食住のサポートや、各種申請手続き、今後の生活再建に向けた不安や疑問を少しでも軽減していけるような心的、専門家サポートが長期的に必要と考え、RSYは現地に向けて以下の支援を開始しています。
私たちの活動は、日本財団「令和4年8月大雨被害に関わる支援活動」助成金により実施しています。
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足湯ボランティアオンライン講習会の開催
(青森県)8月26日(金)19:30~21:30
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外ヶ浜町と中泊町への支援の仲介を担って頂た、『(一社)男女共同参画地域みらいねっと』より、「町営住宅転居者や在宅避難者への心のケアに役立つ活動について学びたい」というご相談を頂き、足湯ボランティアの取り組みをご紹介。みらいねっと関係者、被災地域の女性消防団ら7名が参加しました。
ゲストに、佐賀県で足湯ボランティアに取り組む『被災地支援チームOKBASE』をお招きし、活動への想いやコロナ禍での工夫、活動を通じて生まれた被災者との交流や変化などについてお話頂きました。後半の意見交換では、積極的な質問や、足湯+αの活動メニューのアイデアなども飛び交い、「これなら私たちにも取り組めそう!」「学生さんの話からとてもよい刺激を頂いた」「何より被災者の声を聴くことの意義や大切さが分かった」などの感想が寄せられています。
今後も継続的に情報交換や相談の機会を重ね、地元の方々の活動をバックアップしていきたいと思います。
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あったかごはん食堂in中海・中ノ峠町
(石川県小松市)
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小松市社会福祉協議会、中海町の自治会長さんから要請を頂き、8月29日からRSYスタッフ・ボランティアを派遣しています。
現地で既に活動されている、震つなメンバーのコミサポひろしま、被災地NGO恊働センター、支援Pの皆さん、中海町・中野峠町自治会の方々とも連携し、温かく、栄養価の高い食事でホッと一息ついて頂きながら、サロンや足湯ボランティア、個別訪問を行います。これらの活動を通じて、被災された方々の生活状況や心の状態に触れながら、今後必要な支援につなげられるよう、地元の方々と共に取り組んでいきます。
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小松行き・ボランティア募集
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現在、第1陣5名が現地で活動中ですが、当面9月一杯は下記の日程でボランティア派遣を継続します。お時間のある方はぜひご協力ください。
・第2陣:9月5日(月)~7日(水)
・第3陣:9月12日(月)~14日(水)
・第4陣:9月20日(火)~22日(木)
・第5陣:9月26日(月)~28日(水)
※いずれも7:30RSY事務所発、21:00RSY事務所着を予定
★全て平日で1クール2泊3日の活動となります。
★活動内容は、炊き出し、サロン、足湯ボランティア、個別訪問のサポートが中心です。初めての方でも参加可能です。
★現地までの交通費、宿泊費、ボランティア保険の加入(コロナ・天災特約付き)、事前の抗原検査については、RSYが負担します。
★今回の派遣は現地からの要請のもとに行っています。感染症拡大防止のため、ワクチン接種(3回以上)を受けた方、事前の抗原検査に同意する方、現地での健康チェック・行動履歴作成にご協力頂ける方のみお申込み下さい。
【参加申し込み】
各陣出発の3日前までに必ずお申し込み下さい。
お申込みは下記フォームにご記入下さい。
【お問い合わせ】
認定NPO法人レスキューストックヤード(浦野)
メール:info@rsy-nagoya.com
でんわ:090-8731-0014
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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラ
ムのために活用致します。<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード

青森県外ヶ浜町へ生活支援物資を送りました!

みなさま
RSYは、以前から繋がりのあった、青森市の「男女共同参画地域みらいねっと」さんの仲介で、外ヶ浜町長・町社協からの依頼を受け、本日、生活支援物資をお送りしました。
外ヶ浜町は、津軽半島に位置する人口約5000人の小さな町です。
公式発表では、町の被害は、床上浸水1件、床下浸水3件となっていますが、土砂災害による建物被害もあり、被災件数の実態はつかめていません。また、電気は一時停電したものの、現在は復旧、水道はいまだ240戸で断水が続いており、給水車による水の供給で、不便な生活を強いられています。
町社協は、県内在住の方を対象に災害ボランティアの募集を行っています。泥かき等や家財道具の運び出しは、町も社協と連携し、積極的な対応にあたっているそうです。
町は自宅での生活が困難となった方については、早々に町営住宅など、次の住まいの提供に取り組んでおり、転居時に必要になる生活物品や、継続的な見守り・ニーズキャッチのきっかけづくりに、全国災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)が提供する「うるうるパック」のご要望を頂きました。
本日は、RSY浦野・秀島に加え、生活協同組合コープあいちからRSYへ出向されているUさんと共に作業にあたりました。「うるうるパック」100セットと共に、RSYより、不織布マスク、手指消毒スプレー、フェイスタオル、栄養ドリンクなどを添えて発送致しました。
今後必要な生活支援についても引き続き、現地と情報交換をしつつタイムリーに対応できるようサポートしていければと思います。
東北北部や北海道は今夜にかけて雨の強まりやすい状況が続くようです。住民の皆さんの恐怖感や不安感はいつまでもぬぐえず、眠れない夜を過ごされている方々も少なくないと思います。
外ヶ浜町の他、鰺ヶ沢町、中泊町、鶴田町などでも被害が広がっており、ボランティアの力が、これからまだまだ必要です。
引き続きご協力の程、よろしくお願い致します。

石川県小松市災害ボランティアセンターへ 資器材をお届けしました!(第2報)

RSY事務局です。
石川県より要請を受け、RSYスタッフ・秀島が、本日小松市災害ボランティアセンターへ、ハイエース1台分のボランティア活動資器材をお届けしました。
お盆期間で大渋滞の中、往復8時間以上の運転となりそうですが、昨日、福井県南越前町災害ボランティアセンターへ搬出した資器材を含めて、現地でボランティアや資材が不足する中で、被災された方々の生活再建に少しでもお役立て頂ければ幸いです。
名古屋市では、「なごや災害ボランティア連絡会」(市・市社協・レスキューストックヤード・各区災害ボランティアグループ等)、(社)名古屋建設業協会及び名古屋市が「災害ボランティア活動用資器材の管理に関する協定」を交わし、平成12年9月の東海豪雨による災害救援のために寄贈された資機材の保管や搬出入、平常時の連携などを取り決めています。
その協定のもと、名東区にある名古屋市等が設置した倉庫(以下 名東倉庫)にて資機材の管理をしているところです。また、令和3年度には(社)名古屋建設業協会にご協力いただき、さらに市内4か所で資機材の分散管理を行うことができました。
今回は、お盆休暇中にも関わらず、中川区の株式会社山田組様、名東区の中部土木株式会社様のご協力を得て搬出をサポート頂き、迅速な対応につながりました。この場を借りてお礼申し上げます。
私たちの活動は、日本財団「令和4年8月大雨被害に関わる支援活動」助成金により実施しています。

今後の台風・風水害にご注意下さい

RSY事務局です。
東北北部地方の雨も続いており、東海・関東地方への台風上陸も予測され、厳重な警戒が必要です。今一度、お住まいの地域のハザードマップや、気象庁等の各種ホームページ、市町村から発令される警戒情報等にご注意下さい。
また、以前にRSYニュースレター「あるある」で掲載した、台風・風水害対策の記事や、水害後の生活再建の手順を分かりやすく伝える冊子「水害にあったときに」等(震つな発行)を改めてご紹介します。
コロナ禍での避難を考える場合は、マスク・手指消毒・体温計・スリッパ(床に散ったウイルスを拾わない)・ポリ袋(使用済みマスクやティッシュなどを密閉して共用のゴミ箱に捨てる)などの衛生用品も忘れずにご持参ください。コロナ禍であっても、河川氾濫や土砂崩れの危険区域にお住まいの方は、迷わず安全な場所にある避難所へ早めに避難しましょう。
ご自身や、ご家族、ご近所の方々の備えにお役立て頂ければ幸いです。
★気象庁・キキクル
お住まいの地域の洪水、浸水、土砂災害などの情報が一目で確認できます。
★RSY機関紙「あるある」
台風対策
★水害にあったときに冊子版(震つな作成)
冊子版では、写真やイラストを用いて、
1.まずは落ち着いて(ある程度の期間がかかるので慌てずに)
2.必要な手続き(役所や保険会社、税務署など手続きもいろいろ)
3.家屋のかたづけと掃除(何をどうすればいいのか写真とイラストで解説)
4.水害からの生活再建「私の場合」(被災者の生の声を掲載)
という構成で、水害にあった際の対応について情報を掲載しています。
★水害にあったときにチラシ版
★水害後の家屋への適切な対応
冊子・チラシを補完する「水害後の家屋への適切な対応」(A4判4頁)を作成しました。合わせてご利用下さい。

石川県小松市、福井県南越前町へのRSYの支援について(第1報)

RSY事務局です。
昨日、8月11日(木・祝)、7日(日)に続き、小松市災害ボランティアセンターからの要請を受け、常務理事・浦野、事務局スタッフ・秀島を現地派遣し資器材の提供等を行いました。
また、その足で福井県南越前町災害ボランティアセンターにも立ち寄り、地元社協、県社協、支援PのYさんらと共に、今後必要な支援について意見交換しました。以下、浦野からの報告です。
※なお、スタッフについては、ワクチン3回摂取、当面2週間の健康状態良好、抗原検査陰性を確認した上で派遣しております。
1.石川県小松市の状況
市災害VCから要望のあった、ダクトファンやサーキュレーター、栄養ドリンクや、N95マスク等の生活物品をお届けしました(資材は震つな協力)。大まかな泥は片づけられつつあり、床下の泥かきや、家屋の乾燥・消毒・カビ対策のフェーズに入ってきています。水害発生から1週間以上が経ち、住民や社協職員、ボランティアスタッフの方々にも、疲労の色が見られ、週末から来週にかけての雨に不安を感じる声も多数ありました。しかし、地区の中に在宅避難者の支援拠点ができるなど、住民同士の主体的な助け合いの姿も見られています。
(被害状況)
・被災家屋は、床上262世帯、床下655世帯(8月10日・県発表)
・断水箇所は依然として61戸(山間部)、給水車対応
・避難所は小松市内のホテル避難者7名を除き、県内全て閉所
(小松市災害ボランティアセンター)
・10日までの約200件のニーズに対し、1,013名のボランティアが対応
・1日平均300人~400人が活動(11日は428名)
・運営は地元ボラで回されており、近隣社協や市、こまつ災害ボランティア連絡会からの応援も入っていて、落ち着いた雰囲気で、きめ細かい対応が展開されている。
(被害大きかった中海地区の様子)
・災害ボランティアセンターからの派遣に加え、消防団も家屋や側溝のが泥かき、災害廃棄物の撤去などを行っており、前回訪問時から道路の泥やがれきは随分減り、床板を上げて乾燥させている世帯が増えた印象。災害廃棄物の道路上の山積も見られず、きれい。
・乾いた泥が細かな砂となって舞い、目の炎症や吸い込みによる体調不良が心配される。
・床上浸水の一部は漏電の危険があるということで停電中の箇所あり。一部2階で生活している方もいるが、通電してない場合は親戚縁者区宅で生活を継続している模様。
・電気・ガス・水道等のライフラインは基本的に使用可。
・地区の中心にある公民館が復旧し、「救護所」という看板を掲げ、地区住民(各種団体、住民ボラ)が中心となり、食料・冷たい飲料水・生活物品(洗剤、タオル、軍手など)の配給、住民・ボランティアの休憩スペース、ひとり暮らし高齢者の見守り、相談等を行っている。実質的な在宅避難者の支援拠点として機能。女性が多く、「何をすればよいか分からないが、まずは来てみてやれることをしている」とのこと。他地域でも学ぶべき取り組みと感銘。
・アルファ化米、タオル、飲料水、カップ麺類などは奥の部屋にストックされており、各所から支援も届いている様子。
・地区独自で、やきそばやピザ、かき氷など、キッチンカーによる炊き出しも受け入れており、温食・冷食の提供が行われている。
(住民の声)
生まれてからずっとこの地区に住んでいるけど、こんな経験は初めて。ものの10分で水がきた。つくづく水を甘く見てはいけと思った。昨年のちょうど今頃夫が亡くなり、今は一人暮らし。もし生きていたらこんな時頼れたのにと思うと悲しい。あの日は気づいたら前の川(梯川)が溢れて、道路に水が流れてきた。怖くなったので近隣市にいる息子に電話し、迎えに来てもらった。10:30頃、すでに膝丈まで水が来ていて、家の前まで車が止められず、水の中を息子に手を引かれながら車まで歩いた。怖かった。ずぶ濡れで着替えもなくガタガタ震えていた。通行止めも多く道も混んでいて、ようやく息子の家にたどり着いたのは20:00頃だった。
自宅に戻ると玄関のすぐ下まで水の跡があり、床下は泥だらけ。息子が片づけに来てくれていているので、災害ボランティアセンターには頼んでいない。私よりもっと大変な被害にあっている方がすぐ近くにいると思うと申し訳なく、自分は頑張らなくてはと思う。知っている方ばかりがひどい被害にあい、お宅の前を通ることすら、申し訳ない気持ちになってしまう。公民館に行くのは、コロナの感染を心配した息子から「人が一杯いると危険」と止められていたが、ひとりでいるのが心細く、少しでも気分転換になればと思い、さっき思い切っていってみた。地区の方が何人か声をかけてくれてとても嬉しかった。温かいやきそばやピザも頂き、ありがたかった。今、こうして声をかけてくれただけでも、本当に嬉しくて涙が出て来る。(80代・女性)
うちは床下浸水だった。ライフラインは普通に使えるし、床上の物は特に被害もないので、今のところ困ることはない。床下の泥も気になったので、ボランティアさんに確認してもらった。でも対岸の床上浸水のお宅の一部は、夜電気がついていないところもある。2階で生活している人もいる。(50代・女性)
床上の泥や家財道具等の廃棄は随分進んだ。これからは、床下や側溝の泥の撤去が中心になりそう。床下の断熱材の撤去も大変。来週から雨がふることもあり、側溝のつまりを心配する声も聞かれている。とにかく目の前の泥をまず片づけることに精一杯で、その後の細かい作業が続くことまでは、皆さんも僕らも頭が回っていない状況。住民の方々にはアルファ米なども提供されているようだが、水も電気も復旧している家屋が多いため、サトウのごはんのような、味付けなどの加工のない普通の食事の方がありがたいと言っていた。住民の疲労もかなり大きく、買い物や1回の食事の用意も大変そう。(地元ボランティア)
これらの活動は、日本財団「令和4年8月大雨被害に関わる支援活動」助成金により実施しています。
2.福井県南越前町の状況
県のボラバス100名を含め、1日500名近いボランティアの受け入れに奔走。近隣社協職員等合わせ、総勢40名程度でセンターを運営。RSYからは、水害にあったときにチラシ・冊子、床下消毒チラシ、栄養ドリンク、水、N95マスク、タオル等をお届けしました。現地によれば、床下の泥撤去ニーズが今後増える見込みだが、資材不足が心配とのこと。断水エリアの生活状況も心配されていました。
3.RSYの対応について
★南越前町災害VCへボランティア活動資器材を発送しました!
本日、現地からの要請を受け、6名のボランティアさんと共に、一輪車やスコップ等のトラックへの積み込みを終え、昼過ぎに現地に出発しました。4トントラック一杯分の資器材は、本日16時頃には、現地に到着予定です。昨夜のよびかけにも関わらず、二つ返事でお答え頂いた頼もしいボランティアの皆様。いつも助けて頂き、本当に感謝しています。ありがとうございました!
★今後の生活再建に向けたサポートを検討中
大まかな泥かきの目途が着くと、その後は数か月にわたり細かい作業が続きます。また、今後も心配される台風や大雨で心は休まらず、心身の疲れもさらに大きくなることが予想されます。
安心して一息つける居場所の継続や、各種支援制度、家屋修繕、健康やお金等に関する具体的な相談・助言機能も必要となることが見込まれます。RSYは過去の経験と、ネットワークの協力を得ながら、被災された方々のペースに応じたお手伝いを必要に応じてタイムリーにお届けできるよう、地元キーパーソンらと連絡をとりつつ、今後の対応を検討していきます。
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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラ
ムのために活用致します。<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード

夏期休業のお知らせ

レスキューストックヤード事務局です。
新型コロナ感染症拡大の第7波のただ中であり、
連日街中で救急車を見かけることが多いです。
そんな中でも自然災害は待ったなしで
山形、新潟、石川、福井が水害となっており、
水害冊子や資機材貸し出しの問い合わせが入っておりまして
本日は、急な呼びかけにもかかわらず、
6人のボランティアさんが協力してくださり
無事に南越前町に資機材を搬出しました。ありがとうございます。
台風の接近、上陸の予報もでており
スタッフ一同緊急体制でおりますが
通常業務は、下記の日程で夏期休業させていただきます。
ご不便をおかけいたしますが、ご了承ください。

名古屋事務所(ふくしま支援室共)

8月13日(土) ~ 15日(月) 

★8月16日(火)より、通常通りです。

【急募】福井県南越前町への資機材搬出ボランティア

RSY事務局です。

福井県南越前町の災害ボランティアセンターより、資機材貸出の要請がありました。
ついては、下記の日時で搬出ボランティアを募集します。
急な募集となりますが、ご協力お願いいたします。
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南越前町への資機材搬出ボランティア
====================
●日時:8月12日(金)11:00~ 今日です
●場所:名東倉庫(名東区香南2丁目1301-1
 アクセス:https://goo.gl/maps/yGIfj
●作業内容:4トントラック1台分の資機材搬出(一輪車・スコップ・バケツなど)
●当日連絡先:090-5000-8386(担当・RSY林)
▼ご協力頂ける皆さまへ
お手数ですが、info@rsy-nagoya.comまで
①お名前、②携帯電話の番号 をお知らせください。
当日連絡先まで、直接お電話いただいても構いません。
・各自で飲み物を用意するなど、体調管理をお願いします。
==============

加賀地方を中心とした記録的大雨に関するRSYの対応について

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
RSYは昨日、以前に「こまつ災害ボランティア連絡会」の講座をお手伝いした
ご縁でつながりのある、石川県小松市へ、常務理事・浦野を派遣し、被災後の
生活再建の手引書「水害にあったときに」(震つな発行)等のお役立ち資料
や、栄養ドリンク・水などをお届けしながら、地元の方々と情報交換しました。
以下、現地から戻った浦野の報告です。
1.小松市内の被害
・半壊:1、一部損壊:10、床上浸水:181、床下浸水:168(7日・県発表)
※他、白山市、能美市にも数十件の被害。
★家屋被害の状況
・梯川が氾濫し、その支流・鍋谷川が決壊。川沿いの中海(なかうみ)・古府
(こふ)・平面(ひらおもて)町が大きく被災。
・梯川はくねくねと蛇行しており、視察に入ることができた中海町の川沿い
200~300mぐらいの範囲に、泥を多く含んだ水が150㎝程度入り、泥が堆積。
鍋谷川沿いの古府町付近は、50㎝程度の浸水・泥はほとんどなく、サラサラと
した水が入った印象。
・中海町は、被災付近の道路幅が狭く、大型車両などの往来も多かったため、
全体をくまなく巡回することは控えた。途中降車し、歩ける範囲を視察。ボラ
センボラ、親戚縁者、消防団、地元ボラグループ等が、泥かきや家財道具運び
出しを行っている様子が見られた。
(住民の声)
・ここは酒屋で私は遠い親戚。家主は今不在で被災した工場の方にいる。冷蔵
庫もひっくり返り、泥だらけでここまでひどい状況になっているとは思わなか
った。まだ水が出るからありがたい。いったいいつになったら元に戻れるの
か…。家主は少し離れた親戚の家にいて、食事・風呂などは不便ない様子。親
戚みんなで助け合っているので何とかなると思う。
・車のガレージで休憩中。暑い中、やってもやっても終わらないよ。(地元ボ
ランティアさんの軽食・ドリンク差し入れ)こういうのが本当にありがたい。
★ライフライン・災害廃棄物
・視察できた中海・古府町では、水道・電気の供給あり。高圧洗浄機やホー
スで泥を洗浄。断水地区は、中ノ峠、麦口、上麦口町計61戸。給水車対応。
・災害廃棄物は、市のごみ処理施設や小松ドームを町の仮置き場として指定。
しかし「一本道でもともと渋滞しやすい。1時間以上並ばなければならない」
などの声も聞かれている。(7日・北國新聞より)
被災エリア道路周辺道路の廃棄物はある程度撤去されている印象。
★生活実態
・1階部分が大きく被災しているため、食事・トイレ・入浴・洗濯等は自宅で
はできないと見込まれる。
・被害は局所的で、車で5分程度離れた場所のコンビニ・スーパー・ドラッグ
ストア・病院・飲食店等、通常営業中。
★避難所
・昨日の段階で、県内避難所はほぼ閉所(小松市内はホテル避難者6名を残し
全て閉所)
★罹災証明書
・本日8日より申請受付開始。
2.小松市災害ボランティアセンターの様子
ボラセン立ち上げ2日目を迎えた災害ボランティアセンターを訪問し、今後必
要な支援についてお話を伺いました。
・近隣市町からの応援社協職員、こまつ災害ボランティア連絡会(事務局市社
協)メンバーらとの協働で、ニーズの電話受付・ボラ送り出し機能はスムー
ズ。日ごろの活動の積み重ねの賜物。受付は女性協議会、送迎はJCメンバー、
マッチング・資機材は、石川県災害ボランティア協会小松支部、こまつNPOセ
ンターなどが分担。
・ニーズ件数95件、ボラ数は、7日180名程度、8日200~250名程度。ニーズ1
件に対し、4~5名のボラを派遣。現状では需要と供給はある程度賄えている
が、平日のマンパワー確保が課題。コロナを考慮し、市内・県内のNPOに声を
かけて協力してもらおうと検討中。
・地縁・血縁が強い地域なので、食事や入浴等は、ほぼ親戚縁者がサポート。
一人暮らし高齢者は民生委員が対応。コミュニティが強いので、地域の助け合
いで皆さんよく頑張られている。
・ボランティア活動資器材は、県・県社協、民間からの寄付等を通じて調達で
きる見込み。
・がなくなった後の、乾燥・消毒・修繕の過程における家屋保全のやり方につ
いては、今後個別に相談が上がってくる可能性あり。
3.RSYの今後の関わりについて
市社協を中心とし、地元ボランティアの方々が協働して懸命に対応されている
姿が印象的でした。一番被害がひどかった地域の泥かき、家財道具の運び出し
の進捗は3割程度の印象です。今後も県内からの多くのボランティアの協力が
必要です。
一方で、過去の災害では、災害後1週間ぐらい経った頃は、お互いへの気づか
れで、親戚等宅から被災した自宅に戻られたり、5分の距離の買い物・食事調
達ですらしんどくて行けないという重い疲労感、1日数百・数千円のお金がジ
ワジワ家計を圧迫する不安感、近くの人だから話しにくいという繊細な心の
揺れ、鬱憤などが溜まるなどの声が増え、心身共に限界を感じるほど辛くな
る時期でもあります。
これらの状況をサポートする形で、被災エリアの中にある、お寺の境内やちょ
っとした広場スペース、家のガレージなどで、地域とボランティアが協力を
して、冷たい飲み物やお弁当などの軽食、物資提供を行う休憩所ができたケー
スも数多くありました。ここが結果的に、住民同士の結束を高める心の拠り所
となり、看護師・保健師の専門職が巡回し、健康相談や、災害ボラセン新規ニ
ーズをキャッチする場としても機能していました。
小松市の本来の地域力を考えれば、被災していない地域の方が協力すること
で、今後もこれらの対応も十分可能ではないかと感じています。
RSYとしては、引き続き現地キーパーソンの方々と連絡を取り合い、時間の経
過と共に移り変わる、家屋保全関連(資材貸出、相談会の開催サポート等)
や、生活物品の提供、生活支援プログラムの実施サポート等のニーズに随時協
力できるよう、体制を整えていきたいと思います。

RSY主催 「災害ボランティア研修会」参加者募集のお知らせ

RSY事務局です。
この度、RSY主催事業として、下記の研修会を開催することとなりました。各地で災害が発生している状況の中、いざという時に困っている人のために役立つスキルを一緒に身に着けましょう。ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
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RSY主催
「災害ボランティア研修会」参加者募集のお知らせ
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〇目的
災害時に被災者の困りごとを早期発見すると共に、心身の健康と活力を守るための、コミュニケーションツールとして効果的な、「炊き出し」「足湯ボランティア」「サロン」の3つのプログラムについて学び、実践力を身に着けます。コロナ禍でも安全に活動するためのポイントも学びます。
〇日時/場所
・日時:2022年8月22日(月)~24日(水)の3日間
・場所:RSY事務所(〒461-0001名古屋市東区泉1-13-34名建協2階)
〇募集人数
10名程度
〇参加条件
・参加条件:災害が発生した際に、可能な限りRSYボランティアとして現地(名古屋市内外)で活動する意思のある方(現地入りの際は、交通費・宿泊費はRSYで負担を検討します)
・下記のいずれかのパターンで参加可能な方
パターン1:8月22日・24日参加
パターン2:8月23日・24日参加
パターン3:8月22日~24日参加
〇参加費用
・無料
〇スケジュール・プログラム内容
※社会情勢に応じて、一部内容が変更になることがあります。
【8月22日(月)】
9:30~10:00 自己紹介・アイスブレイク
10:00~12:00 講義①「炊き出し&場づくり」について学ぶ
12:00~13:00 休憩
13:00~15:20 演習①「炊き出しを作ってみよう!(炊き出し実践)」
15:20~15:30 休憩
15:30~16:00 ふりかえり・まとめ
【8月23日(火)】
10:00~10:30 前日の振り返り・アイスブレイク
10:30~12:30 講義②「足湯ボランティア」について学ぶ
12:30~13:30 休憩
13:30~15:20 演習②「やってみよう!足湯ボランティア」
15:20~15:30 休憩
15:30~16:00 ふりかえり・まとめ
【8月24日(水)】
9:30~11:45 炊き出し・足湯&サロン準備
11:45~13:00 演習③「あったか食堂(実践)」
※実際に周辺地域住民の方を招いて、食事と足湯&サロンを提供します。
13:00~13:30 食事・休憩
13:30~14:00 片づけ
14:00~14:15 休憩
14:15~15:00 ふりかえり・まとめ
〇参加申し込み
8月15日(月)までに、下記の申し込みフォームよりお申込み下さい。
〇問い合わせ
認定NPO法人レスキューストックヤード(RSY)/担当:浦野
〒461-0001 名古屋市東区泉1-13-34 名建協2F
TEL:052-253-7550   FAX:052-253-7552
Mail info@rsy-nagoya.com
※この研修会には、愛知淑徳大学「災害時活動支援演習」の一環として学生も参加します。